憲法九条2項

護憲の立場から発言する。特に九条2項の交戦権否認を守る仲間を拡大する。

もうひとつの日本は可能だを読む

2006-09-06 13:55:54 | Weblog
内橋克人・経済評論家「・規制緩和・市場原理主義・世界市場化」に警鐘!

小泉政権誕生で・規制緩和・市場原理主義・グローバル経済へと動いた。小泉に媚びる者が大手を振って登場し・それに反対するを抵抗勢力のレッテルを張る世の中が出現した。批判の声を上げる、政治家・経済学者・経済評論家・財界人は、政官財界マスコミ界から追放される危うい世の中になった。そして5年小泉時代が終わる。
内橋克人氏は、その間も小泉路線に追従することなく自説を展開した骨のある経済評論家である。1年前のある日・『もうひとつの日本は可能だ』・内橋氏の著書を手にした。通読して、この視点からの政治の見直しを期待した・・が、政治家は見向きもしなかったようだ。
小泉政治が終わるこの機に再読整理することにした。◎国民が最も緊要なる課題とする『経済格差是正』の回答があるように思うからである。それに人間復興の論点は戦争の無い地球作りにも通じるとも考えられるからである。

*ス-ザン・ジョ-ジ・『地球上に存在するもののすべてを利潤追求のビジネスチャンスとみるような「グロ-バリズム」の思想と行動、その貪欲で本能的な行動に抗して「世界は商品ではない」と叫び、現代世界の宿命とさえみられる「世界市場化」の波に翻弄される世界のあり方を批判する女傑である。
*人間生存にとって不可欠な公共財のすべてを、貪欲な利潤追求の対象に変えてしまうような世界経済のすさまじい奔流、むき出しの資本主義ではなく、またその結果として生まれた激しい貧富の格差に覆われた『いまある世界』ではなく、それとは全く異なる・・・人間をこそ主人公とする「もうひとつの世界」に作り変えるべきである。

*引用文が長くなったが・・・
◎小泉政治の5年が作り出した日本を断罪しているが如き文意である。じっくり味わうべきと思う。

つづく