赤井嶽薬師 常福寺

夕刻、間に合うだろうか？と不安を抱えながらだめもとで車を走らせた。
どうしてもたどり着きたかったお寺であった。何故だかわからないがご本尊とご対面が出来ればいいなと思って山道のくねくねも必死に・・・。
「ここだ！」山の中腹にお堂が見えた。車を降りて本堂を探した、石段の上にそびえ立っていた。
堂々たる出迎えであった。やっぱり遅かった！
日が落ちぬ前で夕日が心地よく外気も下がる前で待っていたようにさえ感じたくらいだったけど扉は閉まっていた。
ご本尊をお参りすることは出来たなったが本堂とくるりと一周はでき回路になっていたのを幸いにお参りした気になった。
山の中腹とはいえ景色は気持ちのよい程海まで見渡せ素晴らしかった。
早くしないと真っ暗になりそうで駆け足で境内を回り、明るい時にいや又来れたらいいな～と思った。
なんていうか抜けるような空気を夕方で冷えてきてはいるのだけど気持ちがよく感じ懐かしい寺のようだったのが印象的だった。
それにしても趣きのある見事な本堂。いつになるかはわからないがお薬師さんのお顔を拝見したいなと強く思い、その時がきっと来ますようにと願いました。
ご対面が出来なかったのは残念だけど来れてよかったです。

ちなみにご本尊の説明は・・・
本尊薬師如来尊像は印度龍智菩薩三七日の祈請により示現し給えるを模写し、後閻浮檀金を以て三尊を謹刻し奉ると伝えられる。
この三尊中阿弥陀尊は南天竺霊宝山真如大阿弥陀寺に、釈尊は大唐霊水山清浄光院に安置、残り一体薬師尊こそ三国を伝来し当山に奉安されているのである。
本尊薬師尊を守護眷属し日光・月光両菩薩がある。

両菩薩同様に本尊薬師尊を守護し十二支を象徴している十二神将がある。
この外七千夜叉が本尊如来を守護すると同時に参詣する善男善女を守護する。