茶雅馬茶道教室 ~MIHO企画~

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調べて下さって有難う

2009年11月11日 | Weblog
先月月例で掛けていました与謝野蕪村の掛軸のことを調べて下さった方がいらっしゃいました。
嬉しいことに推理小説のようなメッセージつきでした。
葉書に掛軸の写真と物語の写真を載せてくれていてそしてタックシールで「詳しくは八郎潟の諏訪神社へGO!」。
殺人事件のような怖い~メッセージが添えられていました。
ということで、八郎潟の諏訪神社のことを調べてみました。中々八郎潟までは今は行けないのでなにか掛軸のことがわからないかな~なんて思って!
調べてわかったことは、確かにその場所に蕪村が訪ねていることと、掛軸に詠んでいた句の石碑があることでした。

「涼しさに 麦を月夜の 卯兵衛かな」 蕪村

すご~い!どうやってここまでたどり着いたのだろうかと、少々感激しました。
そもそも八郎潟の諏訪神社とは・・・。
諏訪神社の創建は千数百年前神功皇后が三韓征伐の際、蝦夷ヶ港(夜叉袋)に漂着し、諏訪明神を祀り、武運を祈願したことから始まるそうです。
与謝蕪村や菅江真澄なども訪れていたり、境内には多くの石碑や句碑があり、かなり信仰が深い感じがしました。
大樹に囲まれた社殿は宝永4年(1707)に建立したもので、八郎潟町最古の建物だそうです。

ここまで調べて下さったのは「この掛軸を二つにぶった切ってしまったら?」と斬新なご提案してくださったこわ~い男子組先輩のお一人です。ことごとく駄目だしをして行かれたのに何だか優しいではないでしょうか?
素敵!!!
駄目だしをされて本来なら元気がなくなるはずなのですが、何だか元気を戴いようで楽しかったひとときでした。
嵐がさったから元気になった?なんちゃって、それにしても掛軸が可愛く思えて手放すのをやめました。勿論二つにするのもやめました。
いつか八郎潟の諏訪神社へ足を運びたいと思っています。殺人事件のメッセージのようなこわ~いメッセージが何だか優しい心のある言葉に感じられました。
先輩優しいではありませんか!もしお嫌いでなかったら、あの掛軸のだらだら部分の全部訳がわかるともっといいのにな~!
宜しくお願いします。
とはいえ本当に有難うございました。