茶雅馬茶道教室 ~MIHO企画~

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日蓮聖人と妙見菩薩

2009年11月26日 | Weblog
日蓮上人で切ってもきれないのが妙見菩薩と思います。
やはり展示会にも妙見様が何体か展示されていました。
それぞれですが、ぐっとくる顔立ちをしていました。

そもそも妙見菩薩(みょうけんぼさつ)とは、仏教における信仰対象である天部の一つで、妙見尊星王(みょうけんそんしようおう)、北辰(ほくしん)妙見菩薩とも呼ばれています。
「菩薩」とは、「悟り(真理)を求める者」の意であり、十界では上位である四聖(仏・菩薩・声聞・縁覚)の一つだが、妙見菩薩は北極星を神格化したものであることから、通常は大黒天や毘沙門天・弁才天と同じ天部に分類されている。
「妙見」とは「優れた視力」の意で、善悪や真理をよく見通す者ということです。
妙見菩薩信仰には星宿信仰に道教、密教、陰陽道などの要素が混交していて、像容も一定していない。 他に甲冑を着けた武将形で玄武(亀と蛇の合体した想像上の動物で北方の守り神)に乗るもの、唐服を着て笏を持った陰陽道系の像など、さまざまな形があります。

日本で重要文化財に指定されている妙見菩薩の彫像は、読売新聞社所(よみうりランド内聖地公園保管)にあり、もと伊勢神宮外宮の妙見堂にあったものとされます。

また、千葉氏や九戸氏が妙見菩薩を一族の守り神としており、千葉氏の氏神とされる千葉市にある千葉神社では今日でも妙見菩薩と同一と見なされている天之御中主神を祭神としています。
岩手県奥州市にある日高神社や九戸氏の氏神とされている岩手県九戸郡にある九戸神社、大阪府の星田妙見宮の例など少なくはない。
千葉神社(当時の「千葉妙見宮」)は源頼朝や日蓮からも崇拝を受けており、この縁により妙見菩薩が日蓮宗の寺院に祀られることが多いといわれています。

市川の法華経寺にもやはり千葉一族の妙見様といわれる妙見様が祀られています。
千葉一族は守り本尊なのでどこへいっても妙見様を祀っているといわれています。
日蓮様だけではなく妙見様の魅力に取り付かれた方々は多いのですね?私も気がつけば妙見様をお参りしていますし・・・。
盛り沢山の展示会の中で一番引き寄せられたのは妙見様だったのかもしれません。
沢山の仏像が集まっていて見ごたえは充分だったと思います。
また、妙見様にはお会いしたいかな?そう思った展示会でした。
良かったらどうぞお出かけ下さい。