茶雅馬茶道教室 ~MIHO企画~

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不忍弁天堂・・・弁財天!

2008年03月26日 | Weblog
春ですよ~。櫻の花がニコニコと膨らんでいます。
誰しもが桜色に頬せめてにっこりとなる季節ですね~。
上野の弁天様はお人が大勢いらしてました。
寛永寺の弁天堂ですが、いわれは次のようです。
島の端に古いお堂があります。
江戸城内にあったといわれている神様です。
小さいながらも不思議と存在感があります。
良かったらお参りに行かれてくださいませ。

寛永2年(1625)天海僧正は、比叡山延暦寺にならい、東叡山寛永寺を創建した。天海僧正は、松山藩主水谷伊勢守勝隆とはかり、不忍池を琵琶湖に見立て、竹生島(ちくぶしま)に因んで、池中に中之島(弁天島)を築き、のち竹生島の宝厳寺の弁財天を勧請し弁天堂を建立した。
ちなみに、水谷伊勢守勝隆は竜泉寺町にあった下屋敷の池に同じように弁天堂を祭った。
西の方にある不忍池を夕日といい、東の水の谷を朝日天弁財天といった。この池は現在は無くなっているが、公園となった跡地にその一部が残り、堂宇は再建され朝日山弁天院として、地元の信仰を集めている。大祭は9月の巳の日で、巳成金(みなるかね)という。

弁才天は、仏教の守護神である天部の1つ。
ヒンドゥー教の女神であるサラスヴァティー(Sarasvatī) が仏教あるいは神道に取り込まれた呼び名である。経典に準拠した漢字表記は本来「弁才天」だが、日本では「才」が「財」の音に通じることから財宝神としての性格が付与され、「弁財天」と表記する場合も多い。本来、仏教の尊格だが、日本では神道の神とも見なされている。弁天とも言われ、七福神の一員である。
仏教においては、妙音菩薩(みょうおんぼさつ)と同一視されることがある。
なお、弁才天(弁財天)を本尊とする堂宇は、弁天堂、弁天社などと称されることが多い。
弁才天信仰は神道と日本土着の水神である市杵島姫命(もしくは宗像三女神)や宇賀神(出自不明。日本の神とも外来の神とも。)と習合して、神社の祭神として祀られることが多くなった。
近世、いわゆる「七福神」の1つとして祀られる弁才天像は、農業神・穀物神である宇賀神と習合して、頭上に宇賀神像(人頭蛇身の老人像)をいただく形の像が多く見られる。また、元来、インドの河神であることから、日本でも水辺、島、池など水に深い関係のある場所に祀られることが多い。
「日本三大弁才天」と称される神奈川県江の島(今は宗像三女神を祭っている)・江島神社、滋賀県竹生島・宝厳寺、広島県宮島・大願寺はいずれも海や湖に面している
もともと弁財天を祭神としていたが現在は市杵島姫命として祀る良く知られた神社として、奈良県の天河神社がある。弁天信仰の広がりとともに各地に弁才天を祀る社が建てられたが、神道色の強かった弁天社は、明治の神仏分離の際に多くは神社となった。

この弁才天が日本では人気があった為にもともと七福神のメンバーだった吉祥天が外されてしまったと聞きます。
日本人の心を打った弁財天の魅力はなんだったんだろうか?
ちょっと考えてしまいます。
何はともあれ、春はお散歩日和です。