茶雅馬茶道教室 ~MIHO企画~

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大本山 善導寺は「筝曲発祥の地」

2008年03月09日 | Weblog
浄土宗 大本山の一つである善導寺は「筝曲発祥の地」でもあります。
境内には琴の碑やいわれが・・。
和宮さまの琴を先般「夜咄の宴」に展示しましたのでそのご縁もあり興味深く思いました。
ここ久留米は有馬氏が納めていたところ。
名残を探しつつ町ののんびりした雰囲気はこころ穏やかになりますね。
善導寺について書いてみました。
よろしかったらぜひ・・・。

■ 筑紫筝碑

   (ちくしそうひ)

 善導寺は「筝曲発祥の地」です。


 英彦山の唐が谷に、昔唐の李氏の裔尊が渡来して十三弦の筝を伝えていた。後に鎮西上人がこの筝を当山に伝え、仏事音楽に用いられたので、当山は筝曲発祥の地と呼ばれている。
 のちに善導寺の僧、賢順(1534~1623)が善導寺楽や寺院歌謡を譜に整理して筑紫筝を編み出した。その孫弟子に八橋検校を輩出し、この源流から生田流、山田流として受け継がれている。

善導寺の縁起は・・・。

ここは福岡県久留米市東部。境内の北には九州最大の筑後川が流れ、南には耳納の山々が望めるたいへん空気のすんだのどかなところです。
 このお寺、昔は井上山光明寺と申しておりましたが、聖光上人はこの地で、浄土宗の開祖、法然上人の念佛の教えをひろめられました。
 源平争乱の後、中世への転換期に、筑後の在国司兼押領史であった草野氏を外護者として、聖光上人が開山となり、13世紀初頭に浄土宗寺院として歩み始めました。
聖光上人によって念佛興隆の基礎がつくられ、現在では浄土宗の大本山として、また九州の浄土宗の教化の拠点、念仏の根本道場として位置付けられています。
 聖光上人は、応保2(1162)年5月6日、筑前香月(現在の北九州市八幡西区)に香月城々主の甥として誕生されました。
 母上は出産のため落命され、上人はのちに産屋の跡に吉祥寺を建立されています。幼少にして出家され、やがて法然上人との出会いにより師事すること8ヶ年、その後九州に下って48ヶ寺を創建されました。

■ 聖光上人は・・・
 鎌倉仏教は念仏の元祖、浄土宗開祖法然上人による立教開宗で幕を開けました。
 その法然上人の直弟子がこの聖光上人であり「淨土宗の第ニ祖上人(浄土宗二代様)」ともいわれています。
 また、聖光上人の呼び名の他に、「鎮西(ちんぜい)上人」、「弁長(べんちょう)上人」などがあります。

筑後川沿いの菜の花

 上人はさらに浄土宗の本義を第三代然阿記主良忠上人に授け、嘉禎4(1238)年2月29日、77歳で示寂された。
滅後仁孝天皇より「大紹正宗国師」の号を賜わりました。