長尾景虎 上杉奇兵隊記「草莽崛起」<彼を知り己を知れば百戦して殆うからず>

政治経済教育から文化マスメディアまでインテリジェンティズム日記

能年玲奈から“のん”へ転身、テレビ業界から猛烈に干されている現状

2016年10月26日 06時57分24秒 | 日記




























能年玲奈から“のん”へ転身、テレビ業界から猛烈に干されている現状








© messy 提供

 今年7月に芸名を能年玲奈から変えて芸能活動を続けている“のん”(23)。NHK朝ドラ『あまちゃん』の主役がハマり全国の視聴者に愛される若手女優に飛躍した彼女だが、事務所との確執、「洗脳」騒動などで一気にテレビ・映画・CMなどの大きなメディアから姿を消すこととなった。この6月で前事務所との契約が終わり、11月12日全国公開の劇場用長編アニメ『この世界の片隅に』で主役声優を務めるなど、本格的な活動再開を期待されているが、いまだにテレビ業界からは“干されている”ようだ。

 現在のんは、2006年のデビューから所属していた事務所「レプロエンタテインメント」と決別し、自身が代表取締役を務める事務所「株式会社non」に所属して芸能活動を続けている。とはいえ、レプロエンタテインメント側は「現在も協議中」と主張しており、事務所との対立が完全に解消しているとは言えない。いわゆる“事務所パワー”が圧力としてはたらいているかどうかは不明だが、いずれにせよ、事務所との対立が表面化して以降、彼女の仕事は激減したままだ。能年玲奈として仕事をしていた2014年には映画2本にドラマ1本、それらの宣伝を兼ねたバラエティ番組に至っては30番組、くわえて多くのCMに出演するなど、テレビで見ない日はないほどの露出だったが、昨年は沈黙。のんとして芸能活動を再開してからはメディア出演がほとんどゼロという状況だ。

 再出発後、「いわて若者文化祭」に審査員・ゲストとして参加したり、岩手県・弘前大学学園祭のチャリティートークショーに参加して、台風10号の被害に合った『あまちゃん』の舞台・久慈市と岩泉町のために義援金を集めたりといった活動もしているが、ワイドショーをはじめとしたテレビニュースではほとんど取り上げられていない。彼女の動向を伝えてはいけないかのようである。

 しかしLINEのオフィシャルブログ開設、公式Instagramを頻繁に更新するなど地道な活動を続けるのん。映画情報やイベント情報も自ら発信するほか、プライベートの様子や私服姿などを投稿している。LINE LIVEでは「のんちゃんねる」という無料の映像配信もスタート。今後定期的に配信されるとのことだが、10月17日に公開された第1回目の配信にはすでに約98万もの「いいね」がついている。民放テレビへの出演はないものの、SNSを駆使することで芸能活動をおこなうという、新スタイルで闘っている。

 そしてついに、10月19日に放送されたNHKの朝のニュース番組『おはよう日本』に、のんが登場した。映画『この世界の片隅に』の告知である。同作は太平洋戦争末期の軍港である広島・呉を舞台したこうの史代による漫画『この世界の片隅に』をアニメ映画化したもの。のんは主人公・すずの声を担当している。2009年文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞受賞作品の映像化であり、さらに監督の片渕須直は宮崎駿監督作品にも参加歴のある国内外で実力を認められているクリエイター。注目映画ということで、普通なら民放テレビ各局でも取り上げて良さそうなものだが、NHK以外には雑誌で特集やインタビューが掲載されているだけにとどまっている。公開まで1カ月を切るも、民放ではほとんど取り上げられていないことから、のんがテレビ業界から締め出しをくらっていると見る向きが強まっている。

 ではNHKだけがなぜ彼女を出演させたのか。朝ドラ『あまちゃん』をきっかけにのんがブレイクしたことや、監督・片渕須直と原作・こうの史代がNHKの短編アニメ『花は咲く』でタッグを組んでいた縁があるためだろう。もし映画『この世界の片隅に』がヒットすれば、NHK以外のテレビ局も否が応でも同作の話題に触れることになるはずだが、どう転んでもスルーを貫くのだろうか?

(ボンゾ)
この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« いまさら聞けない、IT担当者... | トップ | 【大河ドラマ真田丸撮影クラ... »
最新の画像もっと見る

日記」カテゴリの最新記事