緑川鷲羽(改名、上杉(長尾)景虎) 上杉奇兵隊日記「草莽崛起」<上杉松下村塾>

政治経済教育から文化マスメディアまでインテリジェンティズム日記

【TK・小室哲哉不倫引退劇】側近・商才・知恵者に恵まれなかった小室さんの不幸

2018年01月29日 20時30分45秒 | 日記



































小室哲哉 宇多田ヒカルの登場に引退がよぎった 何もかもが新しく「かなわない」
宇多田ヒカルの登場で引退がよぎったと明かした小室哲哉
 音楽プロデューサーの小室哲哉(59)が10日、TBS系の「マツコの知らない世界」に出演し、引退を考えさせられるほど衝撃を受けたアーティストを明かした。1998年にデビューした宇多田ヒカル(34)で「何から何まで自由だった」と感慨深く話した。
 宇多田が現れた当時の自身について小室は「自分の実績に追いつけなくなった、どうしようかと思った矢先に出てきた」と振り返った。「お正月。98年だったかな。CMに異常な数の出稿数があった」などと記憶をたぐった。
 宇多田のデビュー曲「Automatic」を耳にした時を「あったらしいなと思った」と話し、同曲のプロモーションビデオで宇多田が低い姿勢を保っていたことにも「歌いにくいだろうけど、新しいなと思った」と述べた。また、「ネイティブというのか、生まれた時から英語を使っていたとも聞いて、これ、かなわないなと」と苦笑いで話した。宇多田は米ニューヨークで生まれている。
 小室は続けて、「最初のAutomaticという言葉が、何がAutomaticなのか。何回、詞を追っても分からなかった。何が自動なんだろう。っていうくらい作詞の概念を変えられてしまった」と受けた衝撃の深さを語った。
 「とにかくボクにはAutomaticが出て来なかった。出ないってこと自体、クリエイターからすると『出て来ないんだ、自分は』ってなるんです」とここでも苦笑を浮かべた。
 小室はまた「詞のはめ方。ラジオの時のしゃべり方。何から何まで自由で。いいなあ、うらやましいなっていう。こんな好きにしゃべっていいんだ」と「自由」という言葉を何度も使い、宇多田の表現の広さを称賛し、「この業界に入ってこれほどのやられた感はない」と宇多田に打ちのめされたことを明かした。




小室哲哉さんの不幸は「側近に恵まれなかった」ということ。引退会見も「不倫の責めから逃れるための引退」で、しかないし。 新聞、週刊誌で大騒ぎになった音楽プロデューサー、小室哲哉(59)の“不倫引退会見”。いろんな人がいろんなことを言ってるが、結局は、側近に恵まれなかった、知恵袋に恵まれなかった、という小室さんの不運ですね。
大金をあれだけ稼いだのに、資産管理ができなかった。いろんな大人に手を突っ込まれ、投資話に乗り、すっからかんになって詐欺罪で有罪。引退の会見内容も、直前まで一部の関係者以外には知らされてなかった。小室というバリュー(存在)に、どれだけの人間が関係して生計を立てているのか、まったく分かっていない。才能が枯渇して、ネタ切れで、新曲が作れなくても、過去の音楽遺産で引退ライブをやれば、きちんとビジネスになるのに、そういう発想が小室さんにはない。不倫の責めから逃げるための引退としか思えない。
 歌手のエルトン・ジョン(70)がツアーからの引退を発表したが、2018年9月から始まる引退ツアーは2021年まで約3年間も続くという。そういった商才が小室にあればよかったがないからみんなに騙されて丸裸にされて捨てられた。
 北野武には森昌行プロデューサー、宇多田ヒカルには宇多田照實プロデューサーがいて、財布をがっちり握っていた。側近や知恵袋やプロデューサーの存在がショービジネスの成功には必須なんですよ。音楽のプロデュースはできても、セルフプロデュースは無理なんです。(レコード会社幹部の意見参照)



【2018年度NHK大河ドラマ『西郷どん』】第三話「子どもは国の宝」より

2018年01月21日 19時22分52秒 | 日記




































 2018年度NHK大河ドラマ『西郷どん』第三話「子どもは国の宝」が2018年1月21日放送された。
 いわゆる主なテーマは「お由良(由羅)騒動」「お由良(由羅)崩れ」である。





 西郷吉之助は下僕の熊吉とともに山でイノシシをしとめる。しかし、下級武士の西郷家は貧しい。
祖父も病気、吉之助の弟でのちの西郷従道(信吾少年)も病気である。食う飯さえない。医者代もない。貧しさで困窮する薩摩藩のために東奔西走する吉之助の嘆願書を読むのちの名君・島津斉彬。
西郷家は豪商から百両を借りて、白い飯を食い、一段落するが、この借金は明治維新後まで続いた。
「このままではいかん」斉彬は薩摩藩主の父親・斉興から藩主の座を奪おうと幕府の重臣・阿部正弘に斉興の密貿易や琉球への出兵のとがをかそうとする。だが、薩摩藩の財政を立て直した調所は、すべての罪を自らかぶり毒薬で自決する。怒ったのは斉興である。「斉彬の子供らが次々と死んだのはお由良(由羅)の呪詛(じゅそ・のろい)じゃ」という”斉彬派”の一掃を斉興は命令する。
いわゆる「お由良(由羅)騒動」「お由良(由羅)崩れ」である。
”斉彬派”の家臣達は島流しや斬首されていく。その中には西郷や大久保たちの師匠・赤山先生の名も……。名君・島津斉彬が藩主となる前の騒動であった。この回にはのちの「人斬り半次郎」こと中村半次郎の姿も。薩摩藩に大打撃を与えた「お由良(由羅)騒動」……。西郷どんが斉彬の側近となる前の騒動であった。第四話の「新しき藩主」に続く。西郷どん、まだまだ!
維新の英雄・西郷吉之助(隆盛)よ、きばりんしゃい!!!

NHKBS番組『文豪ファミリア 家族は見た!父・藤沢周平 元祖イクメンの日々』

2018年01月19日 16時25分48秒 | 日記





























NHKBS番組『文豪ファミリア 家族は見た!父・藤沢周平 元祖イクメンの日々』より。
昭和五十四年(1979年)真夏。小菅展子(こすげ・のぶこ・現在・遠藤展子・夫・遠藤崇寿)は人気大衆時代劇作家・藤沢周平(小菅留治・こすげとめじ)の娘。展子は理髪店で「どうする?展子ちゃん?」「思いっきりカーリーで!」「ふふ。いっちゃう?」「うん!」
カーリーヘアで自宅に戻ってきた愛娘・展子に周平は驚く。「わっ!」
「なんだその髪型は??!!!」「カーリーだよ。今はやってるの。」「すぐに元に戻してきなさい!」「なんで?いまかけてきたばかりなのに。」「明日から田舎に戻るんだ。戻してこい!」時代小説の文豪・藤沢周平(小菅留治)。しかし、こわい父親ではない。愛娘を叱ったのは後にも先にもこの一回だけ。藤沢周平(1927~1997)は歴史小説家で市井の人や下級武士たちをエンターテインメント小説として作品(小説)を次々と出して人気作家の仲間入りを果たしていた。人生の機微(きび)、人の世の哀感(あいかん)を描いた作家です。
父を亡くした下級武士が真実の愛をもとめてさまようことを描いた『蝉しぐれ』。牢獄での医者として働く下級医師の話『立花登青春手控え』(原作・立花登手控え)『清左衛門残日録』(原作・三屋清左衛門残日録)。藤沢周平の作品は何回も映画やドラマになった。
亡くなって二十年以上経つ今も多くの読者に愛される作家です。昭和38年2月、展子生まれる。同じ年の十月、展子を生んだ母親は、展子を生んで八ヶ月後になくなりました。そのために家事や育児も父親の留治の仕事になりました。そう、いまでいうイクメンです。保育園への連絡ノートにも周平の几帳面な文章がならぶ。
イクメンの周平は食事をたどたどしくつくる。その当時、藤沢周平は小説を小説雑誌に投稿していましたが、業界新聞のサラリーマン記者でした。
“片親しかいないというのはとても難しいものだと思います。特に父親などというものはたいてい家事オンチに近いものですから、ずいぶんと見当違いなことをやっているに違いありません。すべて万事そつなくするなどというのは不可能です。気のついたことをやっていくしかありません。”
祖母・たきゑ(たきえ・70才)は山形の田舎から上京し子供の展子をあやしている。しかし、周平の母親(展子さんの祖母)は目も腰も悪く、半分病人であり、留守番くらいしかできない。
「留治!はやぐすねど会社さおぐれっど!(早くしないと会社に遅れるよ)」
「かあちゃん、わがっでるず!今、保育園の連絡ノードかいでるどごだべした」
保育園に暑い中、急ぐ藤沢周平……保育園につくと「あ、小菅さん。もう少し早くお迎えに来ていただけるとありがたいのですが…」周平は保育園の女性先生にあやまる。
「すいません!」「ほら、のぶこちゃんのパパきたよ~」「はいはい、パパだよ~」
小説『たそがれ清兵衛』の定時で急いで帰り、子育てをする主人公は留治(周平)のこと。でもそれは病気の妻を世話するためだったのです。
“洋楽のレイ・チャールズの歌「愛さずにはいられない」を歌うと展子も口ずさむ。展子は歌が好きなようです”
藤沢周平(小菅留治)の娘・遠藤展子「レイ・チャールズの歌で父親の気持ちがわかります。」展子さんが昼から夜まで眠っていると心配する周平。
「かあちゃん。展子さすけねえ(だいじょうぶ)が?」
「さすけね。昼がら夜までねでる」
「昼がらねでる??!!おがしべした!昼からこげな夜遅くまでねでるんだなして!」
「さすけね。おまえも同じだっだ」
「んだげんども!母ちゃん、展子にお菓子ばっがりたべさせで夜遅くまでおきでっがらだべしだ!」「さすけねえ!子供はねるもんだすけ。」「んだども…」
藤沢周平は保育園の先生と話した。
「展子ちゃんはさみしいんだと思います。」「さみしい?」「無理に寝かせてはいませんか?眠くないなら無理に寝かせなくてもいいんですよ。」「……はあ。」
“ふだんいないことで愛情不足になっているんだと思いはっとしました。考えてみれば母は半分病人であり、ぼくは朝と夜しかいないわけです。そんなぼくがひとなみにしつけをしようというのがまずまず無理なわけで。展子に甘えるだけ甘えさせることも必要何だと思いました”藤沢周平は山形の湯四川(現・鶴岡市)での中学校教師時代、わずか二年で肺結核になり、東京東村山で六ヶ月療養。退院後、東京の食品系新聞の記者時代の昭和三十四年(周平三十二才)同郷の三浦悦子と結婚、昭和三十八年展子誕生。これから幸せな生活が送れると思いきや、悦子は昭和三十八年六月に入院……展子を田舎にあずけて病院内で周平は文学賞への原稿を書く。妻が入院して死ぬまでの期間で短編九作品も書いた。
それは小説を書いているのを見るのが好きな女房への周平からの愛だった。
昭和三十八年十月、小菅悦子病死、享年二十八才(展子生後八ヶ月)。
周平は友人に手紙を書く。“西海浄土までは十万キロの旅だそうです。方向音痴で何かにつけてぼくにきいていたアレにはそんなながい旅は出来るだろうか?そんな馬鹿げた考えでいまだに胸がきりきり痛むのです。ぼくも何一つ知らないあの世というものにひとりでやるのはかわいそうで、一緒に行くべきではないか?と真剣に考えました。子供がいなかったら、多分ボクはそうしたでしょう。それが少しも無理なくたやすく感じたほど、アレがなくなるとぼくは死というものにはなんの恐れもない気がします。”
幼児の展子を寝かしつけ、皿を洗う周平。タバコをふかす。サラリーマンの周平は小説を書く時間は夜と祝日と日曜だけ。妻を亡くし疲れ果てる周平。原稿用紙にむかう。この当時の気持ちを藤沢周平は晩年のエッセイで打ち明けています。『千年の紀』より“人の世にある不幸と不平等な社にたいする憤恨(ふんむ)。妻の命を救えなかった無念の気持ちは、どこかへ吐き出さなければならないものだった”
元・「オール讀物」編集者鈴木文彦(当時の周平について語る)「まさか!っていうか。一種の業(ごう)みたいなね。で、かなしかったのかも知れません。昭和三十八年になってからの“読み切り小説の”藤沢周平の生き様「忍耐生活」。これは応募原稿じゃなく雑誌の方からのオファーを受けて書かれた。それが年間で九本でしたね。しかも、業界新聞のサラリーマンとして働きながら。原稿料は医療費の少しのたしになったと思う。よくそのときにお書きになれたなあ、と。ある意味、強靭な精神というか。生まれながらの作家というか。」
昭和四十二年。展子四才。周平四十才。周平はサラリーマンの仕事を続けながら文学新人賞に応募をくりかえしていた。深夜、おきてしまった展子に草稿(書き損じ)のうらなどに展子に絵など悪戯書きをさせる周平。五才となり展子は幼稚園へ。運動会の朝、周平はカッパ巻を弁当につくる。「パパ、おむすびつくってるの?」「いや。カッパ巻だ」
「おめ、そだなものつぐれんのが?」「ああ、かあちゃん。つぐれる!ほれ展子、たべでみろ。」「おいしいー!」「んだが?」
また、幼稚園でトートバックをつくらねばならず周平は母親に「おめ、そげなものつぐれんのが?」ときかれ「つぐれる!」と不器用な針仕事で地味な背広の生地でバックをつくった。愛娘・展子が小学生になるとき、藤沢周平(小菅留治)は高橋和子という女性と再婚した。昭和四十三年のことだった。知り合って三ヶ月の電撃結婚だった。
昭和四十五年、団地から一軒家に引っ越した。この年に藤沢周平の代表作『猽(くら)い海』(晩年の葛飾北斎が主人公の小説。VS若き歌川広重)で第38回オール讀物新人賞(第64回直木賞候補→落選)を受賞して職業作家デビュー!最初の藤沢周平作品は暗い陰鬱とした文体と世界だった(『負のロマン』)が、江戸ものの大衆作品で明るい文体へ開花。第69回直木賞(『暗殺の年輪』作品により)(昭和四十八(1973)年三月)を受賞した。
周平四十六才展子十才。受賞を期に執筆の依頼が増えて、サラリーマンとの二足のわらじが難しくなり、周平は十四年つとめた会社をやめて作家一本に。昭和五十一年にはマイホームへ引っ越し、『隠し剣』シリーズ『用心棒日月抄』シリーズ。展子十三才。大衆小説家になる藤沢周平。この時期、展子は父親に始末書を書かせている。お菓子を友達が食べているから「この学校ではお菓子を食べていい学校だ」と思ったら先生が来て怒られた、という。遠藤展子(周平の娘)「父はいつも『普通が一番』といっていましたね。嘘をつかない。挨拶をきちんとする。正しいことをする。悪いことをしない。」
展子高校生の時に『立花登』シリーズスタート。登のいとこのちえは展子がモデルである。
藤沢周平作品・短編227作品長編31作品……小説家になったのはずっと家にいれて、展子と一緒にいられるから……と。展子さん「親ばかだなあ、と。(笑)」
思春期になっても展子さんは父親が好きで好きでたまらなかった。
ふたりはよく近所の道を散歩したという。
「展子はどんな男がタイプなんだ?」
「う~ん。……お父さんみたいなひと……っていったらうれしい?」
「この。(笑)」
「わたし……将来小説家になろうかなあ。」
「展子みたいにのほほんと生きてきた人間には小説は書けないよ。」
「え?……そうか。そうだね」
「そうだよ。」
ふたりは笑った。
1997年1月26日藤沢周平(小菅留治)死去。享年六十九才。タンスの中に遺書のようなもの。“展子をたのみます”……展子さん「普通、逆じゃないの?って母親と笑って。普通はわたしにお母さんをたのみます……ってのが普通で。最期まで親ばかだったんだなあ、と(笑)」


【ソニー革命外伝】対談①丸山茂雄×黒川文雄「すべては凡人出井の失敗から…」

2018年01月15日 16時44分47秒 | 日記

































ソニーは、なぜおかしくなってしまったのか 丸山茂雄氏「ちょっとソニーの話をしよう」






黒川 文雄

2人で記念撮影(筆者撮影)© 東洋経済オンライン 2人で記念撮影(筆者撮影)
 1967年にCBS・ソニーレコード設立と同時に入社し、EPIC・ソニー、ソニー・コンピュータエンタテインメント(現:ソニー・インタラクティブエンタテインメント)、ソニー・ミュージックエンタテインメント(SME)などの創業立役者として活躍した丸山茂雄氏に現在の音楽産業、日本の産業のこと、そしてソニーのことなど、広範な話を聞いた。ロングインタビューを3話に分けてお届けする。現在のソニーの経営についてもズバリ直撃した。

ちょっとだけソニーの話をしよう

 黒川:ちょっとソニーの話をお聞きしてもいいですか。この期に及んで、というと失礼ですけど、ソニーはいわゆる「アイボ」といった、かつてのプロパティを今になってまたやろうとしたりしています。

 いわゆる20年のブランクみたいなもの。出井(伸之)さんから始まって中鉢(良治)さん、(ハワード)ストリンガーさん、平井(一夫)さんまでの期間というのは大きなブランクであり、損失であったと僕は思うんですが、それはソニーにとって致し方なかったというか、そうならざるをえない流れというものがあったのでしょうか。もちろん、大賀さんが出井さんを指名したっていうのがあるんでしょうけど。

 丸山:大賀さんはソニーに大変大きな貢献をしたけど、出井さんを指名した時に理由を聞かれて「消去法です」って、つい言っちゃったんだよね。それはなんでかっていったら、後継社長にと思ってた人がスキャンダルっぽいことに襲われて……あれも『週刊文春』の記事だったよね。それで、その人が候補から落ちちゃったんだけど、今度はその対抗馬が「あ、俺に回ってきた」ってんで振る舞いが極めて、横暴になってしまったんだよ……。

 それで、その有力候補もいなくなって、しようがないっていうんで出井さんになったわけだけど、その「消去法で選んだ」ってのが出井さんのプライドをいたく傷つけて。それが大きかったんだけど、でも俺から言わせれば……そもそもトップになる準備をしてなかった人が社長になっちゃったから、そのあと迷走したってことだよね。

 そこで「あ、やっぱり俺は大ソニーの社長の器ではないな」って考えてくれればよかったんだけどね。早めに次に渡さなきゃいけないなって。ところが、やっぱりソニーの社長の座っていうのは……。

 黒川:手離したくないと思ってしまうものなんでしょうか。

 丸山:そりゃ気持ちいいもん。その座にずっといたくなるよ。でも、そこが単なる凡人たるところだよね。自分がなんにもできてないことに対する反省っていうのがないんだから。それをずーっと続けて、ソニーはおかしくなっちゃったんだよね。

 結局、ストリンガーさんに代表取締役の座を持っていかざるをえなくなったのも出井さんのせいだし。ただ、平井さんの代表取締役就任は意外とよかったかもしれないと俺は思っているんだよね。多分、平井さんは、自分がめちゃくちゃ優れてるとは思っていないんだよ。だから、よかったんだと思う。

 黒川:自分のことをわかっているという。

 丸山:部下の意見を聞くっていう部分で言えばね。出井さんみたいにちょこちょこっと何かの本を読んで、それをあたかも自分のアイデアのように振り回すみたいな、下の言うこと聞かずに、その付け焼き刃のアイデアを実行するっていうことはしてないからね。

 基本的には出来のいい下のヤツの言うことをちゃんと聞く。こう言うと自分のことをすごくほめることになるんだけど俺もそうだよ。俺も自分がそんなに利口だと思ってないから、出来のいい若いヤツ集めてそいつらにやらせる。俺が決めるのは方向だけ。まあ、俺の取り柄はカンがいいってことだけだな(大笑)。そういう意味では平井さんもカンはいいのよ。

平井さんが社長になったのは軽率?

 黒川:そういえば、丸さんが別のインタビューで平井さんがソニーの社長受けたのはちょっと軽率だったんじゃないかっておっしゃっていた記憶があるんですけど。

 丸山:うん、言った。

 黒川:それはどのように解釈すればいいんでしょうか。

 丸山:ソニーっていう会社は世界で名前が売れるようになってから優秀な頭のいい連中が毎年どんどん入るようになるわけよ。でも、一方でソニー・ミュージックには、お利口サンとか頭のいいヤツはエンターテインメントビジネスにはまったく向かないっていう考え方があってね。アホだけど面白いヤツだなっていうのを採用してたのね。

 だから、ソニー・ミュージックっていうのは「頭は悪いけど面白いヤツの集団」っていうふうにソニーからは見られてるわけ。その二等グループの社員が頭のいいソニーの人たちの上に立つってことになるとね。コントロールが難しくなる。人っていうのは、基本的にアタマの悪い人に支配されたくないって気持ちがあるし、反対に、その人に人徳や経験があれば「あの人の言うことだから聞こう」っていうのがあるでしょ? 正しいことを言ってるかどうかじゃなくね。

 そうなると旗を振っても、フッと後ろを見たとき誰もついてきてないっていう苦労をすることになる。だから、ソニー・ミュージックの社員がソニーのトップになるのはいかがなものかっていうのが俺にはあった。ソニーの人たちは、ソニー・ミュージックのアホな連中がって、という感じに思っているだろうなっていうのがわかっていたからね。

 黒川:なるほど。

 丸山:俺はなるべくソニーの土俵には乗らない。違う論点で親会社と戦うわけよ。当然のことながら向こうは、やれPLだBSだ、資本効率がどうのこうのみたいなことを言ってくる。そんなことしかわかんないから。この新人のこの曲が当たるかどうかなんてことはわかるワケないからね。

 だから、そういう攻め方をしてくるんだけど、こっちはそんなモン関係ないんだよって。あのミュージシャンはどうしようもない不良で、もしかしたら事件を起こすかもしれない。でも、アイツは今ね、純利益を毎年50億円を出しているんだと。アイツにはクスリやってるってウワサがあるとか、コンプライアンスがどうのこうのとか言ってクビにしていたら、エンターテインメントビジネスは成立しないんですよっていう。

 黒川:アハハハハ、でも確かにそのとおりですね。

 丸山:でしょ? そうやって俺たちはこっちでとても幸せな関係を築けているわけよ。そういうのが好きなヤツはこっちに入るんだし、そうじゃないヤツ、頭のいいヤツは向こうに行けばいいわけだからさ。で、俺は平井さんもこっちだと思っていたのよ。だから、平井さんがソニー・ミュージックの社長をやるっていうんだったらもう全然オーケーよ。

 黒川:あ~、なるほど。そういうことだったんですね。

平井さんが苦労するのは見たくなかった

 丸山:それに、俺は平井さんをかわいがってたから、苦労するのは見たくないなっていうのもあったよね。ソニーはホントに人材不足になっちゃってて、その極め付きが出井さんの社長じゃない。だから、あいつがソニーに行くことになったとき、「ヘタするとお前でも(社長で)いいって言いかねねえぞ」って。そこまで言ったんだよ。「ややこしくなるから、そうならないようにしろ」ってサジェスチョンした。

 黒川:すごい言い方をしたんですね(笑)。にもかかわらず、そこに手を出してしまったと。

 丸山:だから、やっぱりソニーの社長っていう肩書はすごい魅力的なんだろうね。

 黒川:そりゃあ魅力的でしょう。

 丸山:でもまあ、アイツは鈍感だからよかったんだろうね。

 黒川:ええ? 平井さんは鈍感なんですか?

 丸山:そうそう、鈍感なの。社長になった直後の何年間か、平井さんはボコボコにやられたじゃない。ソニーのOBたちからガタガタ言われ、アナリストやら日経新聞やらも「バカだなんだ」と、みんながたたいた。俺だったらあんなの耐えられない。普通の人間には耐えられないって思うよ。でも、あいつは耐えられたんだよ。それは鈍感だってことじゃない?

 黒川:鈍感と言っていいのかわからないですけど(笑)。

 丸山:もちろん、いい意味でだよ。いい意味で鈍感なんだよ。だから、そういう周囲の雑音なんかヘッチャラだっていうんだったら、(ソニーの社長も)できないことはないかなと。

 日経のインタビューでも俺はそういうふうに言った。鈍感っていう言葉は使わなかったけどね。けっこう胆の太いところがあるから、やれるかもしれないと。

久夛良木さんが社長になれなかったワケ

 黒川:ちなみに、久夛良木(健)さんを次期ソニーの社長に、といううわさが上がった時期もあったと思うんですけど、なぜなくなったんでしょうか。

 丸山:だって、大ゲンカするんだもん。久夛良木さんはこういう人間で、こういう言い方をしたらダメっていうのがわかってない。だから、みんなカッとくるわけよ。ただ、大賀さんやCFOだった伊庭(保)さん、徳中(暉久)さんとか俺とかは簡単に言うと人間の器が大きいから(笑)。

 久夛良木さんがどんな生意気なことを言っても、平気で聞き流せるっていうかね。やっぱり、そういう繊細さと鈍感さと両方を持ってないといけないわけで、久夛良木さんの言うことにいちいち反応してたらダメだよな。

 黒川:そうですね。

 丸山:久夛良木さんはミュージシャンと同じようなクリエイターなんだよ。でも、やっぱり久夛良木さんは変わっていて面白いよなっていうのもある。結局、ステージが違うんだろうな。ステージというか立ち位置と言えばいいかな。売れっ子ミュージシャンがすごい生意気なことを言っても、俺とはいる場所が、仕事が違うんだからと思えば腹も立たない。

 ミュージシャンとかクリエイターってさ、自分が考えているイメージや理想を一般人やファンに言ったりするだろ。単なるサラリーマンが独りよがりで、自分はすごいとか言っているのとワケが違うんだよ。そういう意味で言えば、器が大きいとかじゃなくて、ステージとか役割が違うからっていうふうに思えるかどうかだね。久夛良木さんが、自分と同じステージにいる人間だと思ったら価値観が違うんだから、そりゃあ大ゲンカになるよね。

 黒川:久夛良木さんには実力もあるし知識や経験もあると思いますが、渇望感のようなものを感じるんですが……。

 丸山:まあね……久夛良木さんはソニーでは、そんなに恵まれたところにいなかったから。

 黒川:もともとは音源チップの開発責任者でしたよね。

 丸山:そうそう。情報研っていうところにいたんだけど、そこはソニーがウンと儲かっていたとき、変わりものを集めて遊ばせとこうっていうところだったんだよ。だからかどうかわかんないけど、いつも見るからに戦闘態勢に入っているっていう顔をしてるもんなあ。

 黒川:そうですね。何かこう……人を寄せつけない感がありますよね(笑)。

 丸山:ダハハハハハ(爆笑)。

 黒川:お話をお聞きしたいっていう提案をしても「いや、もう話すことないから」「もうゲームと関係ないから」とけんもほろろなんです。それはそうでしょうけど、後進の人たちに何か語っていただけることがあると思うんですよ。

 丸山:でも、それはアナタにだけじゃなく全員そうでしょ。久多良木さんはこれまでプレイステーションとかソニーに対する発言をほとんどしてないじゃない。

 黒川:していないです。それは事実そうですよね。

 丸山:いったんタガが外れたら、ものすごいたくさんのことがダーッと出てきちゃうから、あえてストップしているんじゃない? だとしたら、そりゃあ取り付く島ないよね。

 黒川:なるほど、そうかもしれませんね。

公式の立場は「久夛良木さんのマネジャー」だった

 丸山:その点、俺は基本的に当事者マイナス0.6ぐらいの立場じゃない。当事者が1だとすれば俺は多分0.4ぐらい。そうだよな?

 黒川:0.4ですか(笑)。

 丸山:だって俺は久夛良木さんのマネジャーっていうのがオフィシャルな立場だったじゃない、アッハハハハ。

 黒川:確かに、ずっとそう言われていますよね。

 丸山:久夛良木さんの作ったプレイステーションの本丸の家老っていう立場じゃなくてね。俺は自分ができることといったらマネジャー役くらいだし、そういうふうに決めちゃったほうがわかりいいし。だから、コトが終わった後も平気な顔して、こうやってインタビュー受けて気楽にしゃべれるわけだけどね。

 黒川:ありがとうございます(笑)。

 丸山:まあ、俺が自分でアレをやったんだとか言うと自由度が失われるからね。やってねえって言ってるから自由度があるわけでさ。

 黒川:でも、すごく大きな功績だと思いますけどね。

 丸山:ずう~っと引いて見ると、大きいって思ってくださる方が中にはいるけどね。じゃあ俺がどんなすごいことやったのかって考えてみたら「思いつかない、ねえよな」ってなるよな。

 黒川:いやいや、そんなことはないでしょう。

 丸山:いや、そうなのよ。それはソニー・ミュージックなんかのときも同じで、俺がやったのは仕組みを作るとか人員配置とかで特別なことは何もしてない。いちばんヤバいのはいろいろ取っ払うと、俺には専門的な何かがなんにもないんだよ。

 黒川:だからこそプロデューサーなんだと僕は常々感じているんです。

 丸山:プロデューサーだなんだっていうふうにアナタが定義してくれればそうかもしれない。でも、ホントに何もないからね。むいてもむいてもなんにもない、タマネギかなぁ、みたいな(笑)。

 黒川:そんなことはないでしょう。何にもない人のところに誰も話を聞きにこないですよ。そもそも日本はプロデューサーってものに対する周りの人の意識が足りなさすぎると僕は思ってるんですよ。ハリウッドだとキャスティングして、ファイナンスして、システムを作って、ライン管理をして、最後の製作なりプロダクトに対して責任を持つ人がいるわけじゃないですか。でも、日本はそれが個別になっちゃってるから、プロデューサーってあまり表立って評価されないんですよね。

 確かにプレイステーションは丸さんだけでは生まれなかったかもしれませんが、久夛良木さんだけでも生まれなかった。丸さんの仕立てやサポートがあったから生まれたと僕は感じています。音楽のシーンで言っても丸さんは新しいジャンルを作ったし、新しいコンテンツや人も作ったし、レコード会社も作ったわけじゃないですか。その意味では壮大なプロデューサーだと僕は思いますし、そこにすごくあこがれるんですよ。しかも、1982年ぐらいから変わっていない。僕がオリコンで読んでいた頃からスタンスが変わっていないから、余計にすごいなって思うんです。

 丸山:こんな出来の悪い管理職をそういうふうに評価してくださるのはありがたいことです。まあ、俺の力じゃないけど関係したもの、手掛けたものはけっこう実績があるってことだよね。

 黒川:いやいや、僕は丸さんのお力だと思いますよ。

 丸山:いやだって俺の力だなんて一瞬でも思った途端に、こういう俺の像は崩れるちゃうじゃない。だからつねに自戒してないとね、ハハハハハ。

 黒川:やったのは俺だって言った瞬間に「そうじゃないですよね?」って言われちゃうかもしれないと。

 丸山:「そうじゃないでしょ」って声が、わーって沸き起こるから。

 黒川:でも、そう言っちゃうところが丸さんの東京生まれらしさというか、いさぎよくてカッコイイところですよね。

「ちゃんと育てられた」

 丸山:まあ、東京生まれで……俺のウチはカネはなかったけど、ちゃんと育てられたっていう気はするよね(丸山氏の父は丸山ワクチンの開発者である故・丸山千里氏)。「ちゃんと育てられた」っていうのがどういうことかというと、あなたが言うように一応礼儀とかマナーなんかを踏まえているっていうこと。でも、今はちゃんと育てるってことが難しくなってるよね。

 たとえば、ちょっと前に話題になった女性の議員さんは、子どものときから受験勉強して、私立の名門受験校に入って、東大法学部に行ったわけじゃない。それが「あのハゲー!」だからね。でも、アレがなければ、ああいう育ちの人は基本的にはよしとされてるわけじゃない。

 黒川:そうですよね。あと、ふたつだけ伺ってもいいですか? eスポーツの理事をおやりになってますよね。

 丸山:それはもう辞めた。

 黒川:え、辞めたんですか?

 丸山:そう、eスポーツは協会がいくつかあって、そのひとつが、俺が(理事を)やってたJeSPA(一般社団法人 日本eスポーツ協会)ね。JeSPAはオリンピック種目を目指すっていうのが基本的な目的だった。それで、実際にオリンピック参加を前提にするならば協会を統一する必要があるという話になった。

 黒川:正式種目になるかならないかで話題になりましたよね。

 丸山:そうそう。で、日本国内にある協会を一本化しなきゃいけないって話になったんだけど、統合するという方向性のなかで、JeSPAがほかの協会と融合することによって、オリンピックを目指すという目的が薄らいでしまったことが、俺がJeSPAを辞めようと思った動機だね。

 JeSPAは本来はアスリートのための協会だろう……。たとえば、陸上でいうと陸連の会長がマラソンランナーとして活躍した瀬古利彦さんとかだったらわかるよ。だけど、アディダスの社長が会長っていうのはおかしいだろ。

 黒川:そうですね。それはちょっと構成としておかしいですね。

 丸山:まあでも、俺は命を懸けてやってるわけじゃないからね。協会の皆さんがそうしたいと言うんならいいけど……いいけど俺の気分はそうだから。ハッハッハ。

 黒川:じゃあ、辞めたのは本当に最近のことだったんですね。

 丸山:だから、東京ゲームショウ2017のちょっと前のタイミングで理事は辞めたんだ。

 黒川:なるほど……わかりました。最後にゲームについて聞いてもいいですか? 先ほどはもう語らないと言われてましたが(笑)。

 丸山:もう言うことはねえよ、ゲームは(笑)。

 黒川:そうおっしゃらずに。ゲーム業界はいろいろな人が出てきて、もちろん大きな成功もあれば、失敗している人もいるとおっしゃってましたが、家庭用ゲームについて今何か思われることはありますか?

 丸山:家庭用ゲーム機であったり、あるいはスマホであったりとかいう部分はあるけど、多分俺はどのプラットフォームが生き残るかっていうのは、ほとんど意味がなくなってくると思ってるんだよね。

 黒川:あ~、なるほど、なるほど。

半導体の進歩は止まらない、これだけは間違いない

 丸山:プラットフォームからビジネスを立ち上げるっていう……任天堂、セガ、ソニーはそうやってきたんだけど、それがどんなふうになっていくのか、何かに集約するのかは俺にはわからない。ただ、どう考えても半導体の進歩は止まらないよね。そうすると、何もプラットフォームを変えなくてもいいというか。どんなプラットフォームでもできちゃう、OSやなんかも軽々とクリアしちゃう時代が来る気がするんだよね。だからグーグルとか、ああいうのだけがプラットフォームになっていくんじゃないかな。

 黒川:そんな感じはしますよね。アップルとグーグルだけとか。もしくはアマゾンですかね。

 丸山:そう、アマゾンとかね。このあたりがプラットフォームっていう意味になっちゃって、それ以外は簡単に言ったらアプリになっちゃうんじゃないかな。

 黒川:貴重なお話ありがとうございました。2018年も引き続きよろしくお願いいたします。

【2018年度NHK大河ドラマ西郷どん】第二話『立派なお侍』まるで…龍馬伝・デジャブ?

2018年01月14日 21時37分42秒 | 日記
































  NHK大河ドラマ西郷どん第二話『立派なお侍』が2018年1月14日日曜日に放送された。



  第一話『薩摩のやっせんぼ』(少年時代)から6年後。西郷小吉から西郷吉之助と名を変えて成長したのちの西郷隆盛(鈴木亮平役)は、薩摩藩への農家からの年貢を仕切る役人の下っ端の役人として汗にまみれていた。だが、薩摩藩の農家は等しく貧しく、役人の不正や搾取も横行していた。
正義感あふれる西郷吉之助は我慢がならない。だが、身分は下から二番目の立場であり、禄高(給料)も極めて安い。あるとき、吉之助は貧農の少女が借金の形に遊郭に売られ連れていかれそうになるのをみかけ、藩からのわずかな給与を借金取りに渡してしまう。「藩は民・百姓あっての藩でごわす。百姓が死んだら藩も死にもうす!斉彬様ならわかってくれもんそぞ。次の藩主を斉彬さまに!」だが、正義感だけではどうしようもない。「吉之助さんは甘か!藩の重役でお殿様のご意見番の勘定奉行・調所さまはお世継ぎの斉彬さまを嫌っちゅう」大久保は西郷を諫める。吉之助は懸命に東奔西走するが、努力も空しく、やがて貧乏農家の娘・ふきは遊郭に奉公させられるため男達につれていかれる。ふきはそのさい「ありがとうございやした。うちはこげな立派なお侍さんのことを一生わすれもはん」と西郷に泣きながら礼を言う。とめられず、自分では何も出来なかった吉之助は道で号泣して、「おいは……立派なお侍……なんかじゃなか!……たったひとりのおなごも救えん……やっせんぼ(出来損ない)じゃ!」のちに吉之助の三番目の妻となる岩山糸・イト・はそんな西郷隆盛をみて、ただ頬をつたう涙をとめられずに立ちすくむ。
 結局、西郷吉之助は江戸にたつ島津斉彬への嘆願書は渡せなかった。
だが、第二話では会えずしまいの西郷と斉彬だが、今後、西郷はその正義感と政策立案能力で、数年後、斉彬の懐刀となるのだった……。

 

 全体として話が悲しく泣ける二話目だった。だが、何となくストーリーテーストが大河『龍馬伝』を観ているような「あれ?デジャブ??」と思うような作りだった。
確かに江戸時代だけでなく、昭和中期まで東北地方や北陸や四国・九州の貧農の少女がわずかな奉公の賃金や、借金の形に遊郭に売られていくのはけしてめずらしいことではなかった。
現代だって『男女平等』とは名ばかりで、セクハラやマタハラや女性蔑視や女性差別は多い。
いまだに日本国は『男尊女卑』がまかり通り、女性の社会的成功例は男性にくらべて一握りのみ…
まさにいまこそ女性が声をあげるべきだ!「差別をするな!男性と同等に扱え」、と!
大河ドラマ西郷どんは、第三話『子どもは国の宝』に期待。まだまだ!ガンバレ、西郷どん!

【一攫千金後の貯蓄と現実?】億万長者になるも散財破産する馬鹿たち。

2018年01月14日 19時37分19秒 | 日記






























 メジャーリーグ(MLB)をはじめ、米国のスポーツ界は近年、年俸高騰が著しく、毎年オフになるとスター選手が大型契約を結んだことが日本でも報道されることが少なくない。しかし、一般人には考えられない大金を手にしている選手が多くいる一方で、そのお金を散財し、破産する選手があとを絶たないことが問題となっている。

 昨年6月には、米メディアのMSNが「自己破産した元スポーツスター」という特集を配信したことがあった。米プロフットボール(NFL)のビンス・ヤング、テレル・オーウェンス、MLBのジャック・クラーク、米プロバスケットボール(NBA)のデリック・コールマン、ボクシングのマイク・タイソンといったビッグネームが数多く含まれていたことに驚いた人もいるかもしれない。

 2012年には、ESPNが引退後に自己破産するプロアスリートのドキュメンタリーを放送して話題になったことがあった。番組のタイトルは「破産(Broke)」。そんなフィルムができてしまうこと自体が、米国のスポーツ選手たちが身を滅ぼすケースがいかに多いかを物語っていると言えよう。


マイク・タイソンも巨額を稼ぎながら破産したアスリートのひとり(写真:Getty images)© dot. マイク・タイソンも巨額を稼ぎながら破産したアスリートのひとり(写真:Getty images)
 2009年にスポーツ・イラストレイテッド誌が伝えたところによると、NBAプレイヤーの60%が引退から5年以内に自己破産するという。また、NFL選手の78%は引退後2年を持たずに破産するか、経済的に困窮する。

 統計によると、NFLプレイヤーは平均3.5年のキャリアを過ごし、年俸約190万ドル(約2億円)、生涯報酬は665万ドル(約7億円)。NBA選手は平均4.8年のキャリアで1年約550万ドル(約6億円)を稼ぎ、生涯報酬は約2640万ドル(約29億円)強に及ぶ。一般人には想像もつかない巨額を稼ぎながら、多くのアスリートたちはなぜ破産の末路を辿るのか。

 一般的な散財の原因はやはり浪費、離婚、投資の失敗など。中でも特筆されるのは、“アメリカンドリーム”を叶えた選手たちの遣いっぷりの激しさである。

「ヨット、マンションに加え、何台かの車を買った。それだけで700万ドル(約7億7000万円)は使ったな。つまり、俺は稼いだ金をすべて吐き出したんだ。また、家族や友人たちも平気で金をせがんでくる」キース・マッキャンツ(NFLプレイヤー)

「ジュエリーだけで100万ドル(約1億1000万円)は使ったと思う」アンドレ・リソン(NFLプレイヤー)

 前述の「破産(Broke)」というドキュメンタリーの中では、元選手たちが多くの赤裸々な証言を残している。これらのコメントにある通り、プロスポーツ選手としてのキャリアの短さを自覚せず、まるで“宵越しの金は持たない”とでも言うように派手な散財を続ける選手は今も昔も珍しくない。

 中でも有名なのは、現役時代に稼いだ約1億1000万ドル(約122億円)をすべて遣い切ってしまったアントワン・ウォーカーのケースだ。1996年にNBA入りしたウォーカーは、オールスターにも3度選出。しかし、ギャンブルで負けを積み上げただけでなく、ベントレー2台、ベンツ2台、レンジローバー、キャデラック・エスカレード、ハマー、マイバッハなど盛大な車のコレクションに多額をつぎ込んだことが喧伝された。さらにビジネスの失敗、取り巻きへの気前良すぎるサポートなどが重なり、2010年についに自己破産。そんなウォーカーのアップ&ダウンに溢れたライフストーリーは米国内で盛んに語られてきた。

 こうした失敗談はスポーツ界には他にも溢れ返っているにもかかわらず、破産するアスリートはそれでも後を絶たない。破滅を避けるためのスポーツ選手向けのセミナーなどは数多いが、大きな効果を発揮しているとは言い難い。

「若くして大金を手にしたプロ選手が金銭面での謙虚さを保ち続けるのは容易ではない。ロッカールームはミリオネアばかりで、そんな同僚たちと付き合えば支出も自然と大きくなる。特に彼らはもともと負けず嫌いの性分だから、散財の面でも張り合おうとしたがるんだ」

 NBAの某チームで働く職員のそんな言葉は真実を言い当てているようにも思える。アメリカンドリームを成就させたヤング・アスリートは、手に入れた金を使うことで成功を噛み締めようとする。選手としての向上を助けた負けず嫌いの精神が、ここでは良くない方向で発揮されてしまう。遊びにしろ、投資にしろ、金の費やし方を学習しているわけではないから、減っていくのも早い。こんな真実は、華やかな米スポーツの闇の部分を示していると言えるのだろう。(文・杉浦大介)

GREENEAGLE緑鷲直2伝説の天才ウィザード級ハッカーVSファイヤーウォールとパンドラの匣

2018年01月12日 11時30分10秒 | 日記

































小説<GREEN(グリーン)EAGLE(イーグル)2>season2
 ~伝説のウィザード級天才ハッカーVSファイアーウォールとパンドラの匣~
                       
                       
                ~新たな真実!渾身の書き下ろし続編
                『伝説の天才ハッカー』の真実が甦る!
                 total-produced&PRESENTED&written by
                   UESUGI KAGETORA
                   上杉(長尾)景虎
 
          this story is a dramatic interoretation
         of events and characters based on public
         sources and an in complete historical record.
         some scenes and events are presented as
         composites or have been hypothesized or condensed.

……人は望むとおりのことができるものではない。望む、また生きる、それは別々だ。
 くよくよするもんじゃない。肝心なことはねぇ、
  望んだり生きたりするのに飽きないことだ。………
     ロマン・ローラン作『ジャン・クリストフ』より

   この物語は漫画テレビドラマ『BLOODYMONDAY(ブラッディマンデイ)』(龍門諒原作・恵広史漫画 TBSテレビドラマ三浦春馬主演)と漫画テレビドラマ『BLOODYMONDAY(ブラッディマンデイ)season2』(同)、日本テレビドラマ『怪盗 山猫』のオマージュ作品です。物語の模倣ではなく、引用です。盗作ではありません。裁判とかは勘弁してください。


** 『小説<GREEN EAGLE>天才ウィザード級ハッカー緑鷲直 続編』あらすじ
 主人公は高校生の美少女・緑鷲直(みどりわし・なお)である。高校ではいじめられっこだったが、裏のネット社会では天才・ウィザード(魔法使い)級ハッカー“GREEN EAGLE”である。その天才少女は中学生の時、米国国防総省(ペンタゴン)や米国情報局(CIA)やイギリスの情報機関・MI6、イスラエルの情報機関・モサドにハッキングして逮捕・補導された過去を持つ(現実社会では公安や警察組織等しか知られていない)。いじめっこに復讐する為にいじめっこのスマホをハッキングしたことで日本の警察庁対テロ組織2SEELDZに依頼されることになる。こうして日本へのウイルス・テロのテロ集団と戦い見事に撃退したが、その二年後、緑鷲直は新たなテロ計画に巻き込まれる。伝説の天才ウィザード級ハッカー緑鷲直VSテロ集団魔界の鬼手&セモールラ民主主義人民共和国との最後の決戦はいかに!!!……。   *******

「ハッキング」は不正アクセス禁止法違反の犯罪です。
けして模倣や行動に起こさないで下さい。この物語はフィクションです。人物名・団体名・機関名等すべて架空のものです。


1  天才・ウィザード(魔法使い)級ハッカー緑鷲直「GREEN EAGLE」


あの事件から二年後の世界である。
  確かに美少女では、ある。
主人公は浪人生の美少女・緑鷲直(みどりわし・なお)である。
直は美少女である。細い脚腕に華奢な身体で、丸い顔、白い肌、大きな瞳にまつげがびっしり生えている。背はあまり高くはない。芸能人で言えば“広瀬すず”、というところか。
 但し、性格は暗い、というか。ネクラ、である。
ちょっと鬱病気味でもある。いじめられっこである。
高校ではいじめられっこだったが、裏のネット社会では天才・ウィザード(魔法使い)級ハッカー“GREEN EAGLE(グリーンイーグル)”である。その天才少女は中学生の時、難攻不落の米国国防総省(ペンタゴン)や米国情報局(CIA)やイギリスの情報機関・MI6、イスラエルの情報機関・モサドにハッキングして逮捕・補導された過去を持つ(現実社会では公安や警察組織等しか知られていない)。
 日本は安全で治安がいい、とよくいわれる。
だが、全然、安全なんかじゃない。安全で治安がよく見えるのは密かに誰かや組織がサイバー攻撃やテロを未然に防いでいるからでしかない。
最近は日本政府や省庁のホームページが“サイバー攻撃”を受けることもけっして珍しいことではなくなった。大企業のホームページにDDos攻撃(多くの情報ネットワーク・パケットを一斉にあらゆる踏み台のPCらからそのサーバーに一斉送信してサーバーをダウンさせるサイバー攻撃)を仕掛ける輩や集団も、最近は手口が巧妙になってきている。サイバー攻撃による個人情報機密情報漏えいとか。
標的型サイバー攻撃(トロイウイルス等)、水飲み場的サイバー攻撃(HPを観ただけで“エムディビ”という新型コンピュータウイルスにより)軍事機密や企業の特許情報や政府などの機密情報が盗み取られるという。日本の被害は一年に二万件(わかっているだけで。氷山の一角)である。
ひとりでも多くサイバー攻撃に備える“ホワイト・ハッカー(正義のハッカー)”が必要だが、現実は悪質な“クラッカー(悪いことをするハッカー)”ばかりが多い。
最近の子供は、スマホは持っているがパソコンに触れたこともない、という。
まあ、スマホ(スマートフォン)は“小さなネットワークパソコン”みたいなものだからわざわざネット回線や電話線を自室にひく若い者も少なくなった、というのがどうやら結論のようである。
パソコンも操れず、スマホだけで暮らす……、どうにも創造性が見いだせない。
だから駄目なんだ、というのは簡単ではあるが。
“タダの安全”等、この現実世界に存在はしない。
誰かが汗や血を流して、この現実世界の“安全”は保たれている。金も人もいる。
この世の中の安全は“ガラスの城”に過ぎないのだ。






 いわゆる魔界の鬼手の東京都内でのウイルステロ阻止の戦いで、緑鷲直が活躍して(と言ってもマスコミには箝口令が敷かれ、関係者以外直が日本を救ったことは知らないのだが)それから二年が経過した。
一年前に緑鷲直の父親・緑鷲健太は癌で病死していた。
あれから二年が経過していたが、サイバー関係はどんどん日進月歩で発展していたが、犯罪者との戦いは“いたちごっこ”の体を示していた。
物語は極東ロシア・ウラジオストクから始まる。
白人系ロシア人の集まる教会で、休日の正午のミサにウイルス・テロ事件がおきた。
いや、起きた、というのは正しくない。
テロ集団がウイルス・テロリズムを仕掛けたのだ。真冬の最中である。
白人系ロシア人がロシア正教の教会で祈りの後、椅子に座ったりしてわいわいやっている。
「"Я на самом деле делать?"(本当にやるのか?)」
椅子に座ったニヒルなサングラスの中年男が隣の男に訊いた。
「"Ох. Это план мирового перезагрузка"(ああ。世界再起動計画だ)」
「"Разве это не шутка?"(冗談ではないのか?)」
「"Это не шутка."(冗談ではない)」
アジア系の怪しげなスーツ姿の男がいうと、事件は起こった。
だが、白人系ロシア人の子供が急に鼻血を流し始める。
そして、パンデミック(大感染)!
大人も次々に血を吐き、苦しみ始める。サングラスのロシア人男も、である。
顔や手などに天然痘のような赤い疱瘡が出来、血を流し、息絶える人物が続発する。その致死力は天然痘やエボラ的に強大だと、素人にもわかるほどである。
「"Гуа"ぐああ」
「"Uu"ううっ」
教会内は血だらけのまさに地獄絵図である。
ロシアの教会の光景は見慣れたものだったが、血だらけのウィルス騒ぎは尋常でない。男や女性や子供が疱瘡のような顔になり、血を吐いて続々と屍だらけになる。まるで本当に血だらけの地獄絵図である。防ウィルス警察隊らは息を呑んだ。遺体は血色をなくした、泥のような顔であったが、見覚えのある顔まであった。間違いなく近所の知り合いの死体である。警察隊は頭部から爪先まで、冷気が滝のように駆け抜けた。手足が目に見えて震えて、思うように筋肉に力が入らず、指は、おののきながら宙を泳いだ。
教会は隔離され、ガスマスクや防護服の警察官たちが銃を持ちながら実況見分をする。
明らかに毒ガスか毒性の強いウイルス・テロ事件である。
地元の防ウイルス服の警察機関は累々と連なる屍をみて、恐怖におびえた。
「"Тянуться к небу! Арестовать!"(手を挙げろ!逮捕する!)」
姜正日こと鈴木良純はすでに抗ウイルス剤を摂取している為か死ぬことはなかった。
だが、密告で、ロシアの警察部隊が銃を向けた。
「"KAN JONG IL"(姜正日)!」
「"Преданная Do !!"(裏切ったな!!)」
姜正日はストレスの為か病気の為かわからないが髪が白く、次第ににやにやしだした。
精神がやられているのかも知れない。
あの東京でのウイルステロのとき、日本上等医学大学で鈴木良純として緑鷲直に接触した青年であった。そう、この人物こそ魔界の鬼手の手下であった。
とにかく、二年前に日本から国外逃亡をした鈴木良純こと姜正日(カン・ジョンイル)は囹圄のひととなった。姜は朝鮮系の人種であったが、国籍が日本にあったために身柄確保後の行く先は日本となった。その手筈はまたも2SEELDZがおうことになった。
そののち、ロシアの地元政府のサーバーにはロシア語で、
「毒性ウイルス“ドロポスZ”の実験成功"Экспериментальный успех вирулентного вируса" капли Z ""」
「“魔界の鬼手”より"" Макай kishu ", чем"」
という犯行声明とも呼べる書き込みがあった。
『魔界の鬼手(まかいのきしゅ)』とは世界的に有名なテロリスト集団のことである。
一時期の『オウム真理教』のような宗教団体の狂信者たちではなく、どちらかというとIS(イスラミック・ステート・イスラム国)に近い。極めて危険な狂信者揃いのテロリスト集団である。本体は極東のある国との関連性とも疑われるが、詳しくはわからない。
“スパイ天国日本“にも拠点があるものと思われるが、いまだに詳細を、日本の公安はその尻尾を掴んでいない。二年前から有力な情報があまり集まらなかった。
日本が毎日のようにサイバー攻撃を受けて機密情報が盗まれたり、クラッキングで政府資金が盗まれているのは誰もが知るところ、だ。
この日本は恰好のターゲットである。
スパイを取り締まる法律もまともにない有様だから、だ。
そんな中、2SEELDZは日本の東京への「核爆弾テロ」を察知した。だが、どこから核ミサイルが撃たれるのか?国内か?海外のテロ国家の可能性はまだつかめていなかった。
華奢な身体に艶のある短いショートボブの髪をもった緑鷲直の、大きな黒目がちの瞳の直は、見た目では十代後半くらいだ。そんな空間の静寂に抵抗するように緑鷲直は大声を出そうとした。が、声は喘いで途切れ、目の前が紫色になり、全身から汗が噴出した。

ウラジオストクには2SEELDZの松重と松形と桐野が派遣されていた。
姜正日こと鈴木良純の身柄確保・護送の為だ。
日本の警察庁公安三課対テロ対策組織2SEELDZ(ツウ・シールズ)の背広にコート姿の課長・桐野清二、眉目で痩身な男と日本人部下は気づいた。
「お前は二年前のウイルステロ事件で上等医学大学にいた…」
「はははは、まずは2SEELDZがアドバンテージを握った訳だ。だが、チェックメイトするのは僕らだけどね」
桐野たちは鈴木を保護した。
精神を病んでいるのか姜正日こと鈴木良純はにやにやしている。
確かにインターポール(国際警察局)の「L」、LEE GABAL捜査官のいったとおりだ。
鈴木良純が姜正日(カン・ジョンイル)という朝鮮名で年齢は二十六歳と判明した。
彼は不思議な印象を与える人物だった。年は成人だが、少年のようにも見えた。精神が幼稚という話ではない。がっちりとしていない肩幅は弱々しい感じもするが、すらりとした手足が白鳥のようで翔ぶが如く、である。瞳だけが老成しているみたいな。
「ですが、課長。この男を日本に連行してどうなるというのです?」
部下の疑問ももっともである。
桐野は「それは私にもわからないが、あのLの指示だ。何かあるのかも知れない」
こうして桐野や鈴木は日本行きの飛行機に搭乗した。
飛行機の客室に爆弾が仕掛けられているとも知らずに。
見るといつも穏やかな表情を崩さない桐野の顔色がどす赤く変わっている。桐野の背筋に冷たいものが走った。重苦しくなった胸に、早鐘のような鼓動がひとつ打つごとに蓄積していく。
だが、桐野は無理に微笑みを見せた。すべてはミッションのためだ。
桐野は腹部に急激な収束感を感じた。続いて胃がキリキリ痛んだ。嘔吐感だ。足首が何故か震えている。彼の本能が危険を予見しているような不思議な感覚だったが、本人には何故震えるのかわからなかった。これが霊感というものなのか……?頭を軽くふった。

ここでもう一度日本の警察庁公安三課対テロ対策組織2SEELDZ(ツウ・シールズ)について説明せねばなるまい。文字通り対テロ対策組織である警視庁公安三課にあるのが2SEELDZであるが、なぜ2なのか?当たり前ながら防衛省の対テロ対策武装部隊組織SEELDZのサイバー的な第二の組織だからだ。SEELDZは東日本大震災の際の2011年にテロ組織“魔界の鬼手”のテロ作戦を防いでいる。
2SEELDZのオフィスは警視庁の地下であり、白い壁に一面デカイモニターが何台も設置されている。当然ながらセキュリティも厳しく、オフィスへの出入りも金属探知機とIDカード認証である。「Lの指示通りに姜正日こと鈴木良純をあの国から日本へか…」
「この平和ボケ国家日本にね」
白髪頭の長篠麻里男室長は「日本は決して“平和”なんかじゃない。平和に映るのは誰かが我々のような組織がひとしれず血や汗を流しているからさ。これは例のグリーンイーグルにまた頼む事になるかなあ」
「グリーンイーグル?何じゃそりゃ?」
防衛省からの出向の高橋秀雄一等陸尉は顔をクエスチョンマークにした。
「伝説の天才ウィザード級のハッカーですよ」
「ウィザード??ハッカー????」
高橋は中年男で、キカイは苦手である。同僚は「ウィザードとは“魔法使い”で、ハッカーとはコンピュータのハッキングをするものです」
「何だ、パソコンヲタクか。」
赤いフレームの眼鏡をかけたSEの女性・宝田は大きなパソコン画面数台から目をそらして、「それがただのパソコンヲタクじゃないんですよ。我々が6年前本当に驚きました。この2SEELDZや難攻不落の米国国防総省(ペンタゴン)や米国情報局(CIA)や英国情報局MI6やイスラエルのモサドにハッキングした日本人が逮捕・補導されて……それが何と当時中学生の少女で、当時の緑鷲健太本部長の長女で。彼女のネット上の通称がネット上で畏怖されたGREEN EAGLEでして」
「え???じゃあ、グリーンイーグルってのは?」
「そうです。当時の緑鷲本部長の娘さんです。緑鷲直。報道規制が当時かかりましたし」
「なんだって?宝田。そんなガキがそんなにすごいのか?」
「まあ、高橋さんはまだここ(2SEELDZ)に出向に来る前でしたから信じられないでしょうが。二年前の東京でのウイルステロを阻止したのも彼女のハッキングの力でした。パソコンの世界では彼女の右に出る者などいません。わたしたち経験豊富なSE(システム・エンジニア)のさらに上。まさに魔法使い級です!」
「ふん!おいおい、ガキの出る幕かよ。お遊戯会じゃねえんだ。ガキになにができる??」
「昔の松重さんと同じ事をおっしゃられるんですね?それは見ればわかります。パソコンやネットワークの進化はドックイヤーですから」
「ガキがね。ガキの遊びじゃねえんだぞ?」
「わかってますよ。」
「なあにがグリーンイーグルだ???ガキの遊びじゃねえんだ」
武闘派でPCオンチの高橋には理解出来る訳がない。



その頃、その伝説の天才ウィザード級ハッカー『GREEN EAGLE』はというと、東京都内のコンビニでバイトをしていた。
『GREEN EAGLE』つまり、緑鷲直、である。
高校は無事卒業したが大学試験に落ちて浪人生になっていた。誰も、直のことを知らない。
本当は“伝説の天才ウィザード級ハッカー『GREEN EAGLE』”である、等知る訳もない。
ただ、ただ、バイトと勉強に明け暮れていた。
惨めな浪人生であるが、数学以外はまるで駄目なんだから仕方がない。
その頃、少しだが話し相手になっていた麻倍信子は高校卒業後、東京大学に進学していた。
緑鷲直より遥かにIQの高い信子は余裕で、トップクラスの成績で東大生になっていた。
緑鷲直は馬鹿ではなかったが、パソコンの能力と数学と創造力を除けばたいした人物でもなかった。つまり、日本の学歴主義だけでいえば「たいした人物」ではない、と言えた。
しかもアスペルガーめいていて他人と懇篤に話すのが苦手ときている。
緑鷲直はあらゆる意味で障害を抱えていた。
緑鷲直の吐息に震えが混じった。黄土色にかわった自分の顔が、目に見える気がした。直は微かな望みを捨てきれずに、頭をふった。
直はもどかしさを隠しきれずに、唇を軽くかんだ。誰にもわかってもらえない。眠れない夜。つぶった眼の網膜の血管の朱色が見えるかのようだ。耳元になにかの足音が近づいて聞こえるようだ。全身は金属のようにこわばったままだ。思考さえ停止しかける。
信子は女盛りというか美女になっていた。
確かに、緑鷲直も美女ではあったが、難しい性格、であり、素敵な恋人、とは無縁である。
「お客様、長時間の立ち読みはご遠慮願えませんか?」
コンビニの本棚の所で立ち読みしていた麻倍信子に、コンビニのアルバイト店員の緑鷲直が冗談めかして言った。
ギャグのつもりだった。まだ平日の午前中であった。
「直ちゃん、待ち合わせしているだけだって」
信子はにやついた。
「まさか、デート?信子さん?」
「うん」信子は照れた。「大学の同期で…この前告白されて…」
「どんな男?イケメン?」
「うん。まあまあ、イケメン」
「まあまあ」
ふたりは顔を見合わせ微笑んだ。
相手は東大生のイケメン相田翔哉という。
頭がよくイケメンで、性格もいいと評判の青年であった。
相田翔哉は二十歳。端整な顔立ちであるが顔の彫りが浅い、いわゆるしょうゆ顔というか。がっちりした体格は男らしく、瞳だけが老成しているような不思議な感覚を与える人物だった。まあ、イケメンであり、貧乏ながらエリートでもある。
「のぶちゃん、お待たせ!」
そんなイケメン彼氏がやがて歩いてやってきた。
確かに、イケメンであった。「紹介するわ…」
そんなとき、バイト仲間の女子大生の森田明日香(20)が、「控室のPCでトラぶってPCフリーズしちゃった!緑鷲さん、パソコン直してくれませんか?!」と焦ってやってきた。けっこう可愛い顔の女性である。
だが、緑鷲直は意外なことを言った。
「ごめん。森田さん、前にも行ったけど私、コンピューターとか詳しくないの。ごめんね」
「………ださ。」
「ごめんね!」
緑鷲はいった。明日香は店舗内の控室に戻った。
信子は「…直ちゃん、あなたまだパソコンを………?」
といい、緑鷲直ほどのウィザード(魔法使い)級ハッカーだった人間が「PCのことは詳しくない」ことに、驚く、とともに、可哀想な気分にもなった。
………あれだけの事件を経験して、PCやハッキングで活躍したが……事件のことをトラウマ(心的外傷ストレス障害)にまでなったのね…。
怒りに声は震え、直は支離滅裂な言葉を叫びそうになった。逃げなければ、と焦れば焦るほど足の力は抜けもつれるばかりだ。その瞬間、直は心臓に杭を打たれたような感覚に、立ちすくんだ。山積する問題は解決できそうもない。恐怖に押しつぶされて声も出ない。
まさに、恐怖、トラウマ、であった。
「じゃあ、いこうか?」
「………うん。」信子たちはデートに出かけた。
緑鷲直はもうPCやハッキングをやめたのか????
あれだけのスキルがあったのに……??
だが、すべて嘘だった。
緑鷲直はその時も、PCはやっていた。
 バイトがおわり、狭いビル街の一畳もないようなアジトに帰ると、アジト自室の大きなパソコンでかたかたと操作を始めた。この数台のディスクトップパソコンで「振り込め詐欺」や「フィッシング詐欺」などのパトロールをひとりでしていた。
この物語の主人公緑鷲直は、ネット上の悪辣サイト摘発(内部リーク)を匿名でやっていてパトロールまでしていた。警察サイドから金をもらっている訳ではなかった。すべてはボランティである。また、2SEELDZの情報にも精通していた。
「コンピューターの事はあまり詳しくない」どころか、PCスキル、ハッキングスキルは益々磨かれていた。まさに天才ハッカー、ウィザード級ハッカーで、ある。
「ごめんね、明日香ちゃん。PCがフリーズしたらブートアップすればいいのよん」
緑鷲直はUSBをパソコンに接続した。いわゆるUSBブートといって、USBにハッキングソフトやハッキングOSが入っているUSBを起動させるのだ。
USBブートを起動させると『GREEN EAGLE』のアイコンというか双頭の緑色の鷲にGREENEAGLEと描かれたフラッシュが写る。
すぐにコマンド打ち込みの窓が出来る。
後はコマンドプロンプトでハッキングプログラムを組むのだ。
root@kali:/# find / -type f –perm –u+s- ¥;maki aratame
-twxr-sr-x 1 root utmp 432580 1月 16 2017 /usr/bin/screen
-twxr-sr-x 1 root mail 1876775 3月 24 2018 /usr/bin/lookfile
-twxr-sr-x 1 root tty 18678/fail/ntt/whois…
実は、緑鷲直は恐ろしいことに米国のPCエンジニアが何年もかかって構築した米国のスパイ情報収集システムソフト『エシュロン』の日本語版をひとりで完成させていた。スノーデンで有名になった『PRISM(プリズム)』の更に上の諜報プログラムである。
いわゆる『GEE(グリーンイーグルエシュロン)』である。
また、普通のウイルス防御システム『ファイヤーウォール(防火扉)』の数百倍の威力のいわゆる『GEFW(グリーンイーグルファイヤーウォール)』まで完成させていた。
まさに「敵に回すと怖い」人物。それが緑鷲直、であった。
そのいわゆる『GEE(グリーンイーグルエシュロン)』で怪しげな情報を検索した直は匿名でインターポール(国際警察機構)に通報した。
それが前述したウラジオストクでの姜正日こと鈴木良純のテロ計画であった。
またも直がテロリスト逮捕に貢献したのである。


 緑鷲直の父親は一年前に癌で病死していたことは前述したと思う。
また、二年前のウイルステロ事件で弟も死んでいるから直はひとりぼっちである。
確かに親戚は北海道や東北地方にいるが、直は東京を離れる気にはならなかった。
カネなら公務員だった父親の遺族年金があるし、だからアジトまで用意できたのだ。
実家も留守がちになった。
寂しいのだ。
風呂と眠る為にだけ帰るようなものだった。
実家に帰ると直はテレビをつけた。
大型のディスプレイで、父親が生前に「直が活躍した記念だぞ」と奮発して買った高額な8Kテレビだった。今では観るのは直ただひとり、である。
緑鷲直はリモコンで、テレビをつけた。
すると報道番組をやっている。
麻倍信子の祖父・麻倍晋作法相は現在、民自党の総裁・内閣総理大臣にまでなっていた。
その麻倍首相の日本国に、数日後に米国のウエリントン大統領が訪日して日米首脳会談を軽井沢のホテルで開くのだという。
また、別のニュースではセモールラ民主主義人民共和国がまた日本海にミサイルを数発発射したんだという。大きなニュースだった。
「日米首脳会談か………また事件が起きなければいいけど」
直にはひっかかる感覚があった。
いわゆる『GEE(グリーンイーグルエシュロン)』での検索結果、である。
どうも不審人物や団体がある種の危険団体が秘密裏に日本に潜伏してテロ計画を練っているような情報がわずかだが『GEE』で検索がヒットした。わずかな情報で、当然、暗号化されているメール送受信だが、これは「なにかある」と経験でわかった。
勿論、緑鷲直程ではないにしろハッキングやクラッキングの上達者もいる。
敵にだってクラッカー(悪いハッキングをする者)はいるだろう。
直には、二年前の『魔界の鬼手』といわれたテロ集団が全て壊滅したのではないことぐらいわかっていた。まだまだ“伏兵”はいる。
用心にこしたことはない。
そんな夜、アジトの防犯センサーが鳴った。
侵入者が階段をあがってくる。
………魔界の鬼手か???!!
緑鷲直は強烈なフラッシュの光を眉間に喰らった気がした。ドミノ倒しの駒が倒れるように、冷たい血が全身の血管を流れ、震えに全身がやられていく。鼓動の早鐘のような動悸が耳にきこえる気がした。そんな筈はない!そんなはずは……震えた指は宙を泳いだ。
だが、直はにやりとなった。
疑惑の情報を圧縮ファイルにして匿名で、何台ものサーバーを経由させて、警察署に送信した。これで、テロ計画もおわりであろう。
すぐに警察がやってくる。
直はアジトの物置に隠れた。
すぐに警察や2SEELDZが来る。
怪しげな男たちは姿を消した。
だが、私服警察官に拘束された。
「なんだよ!離せよ!」
「緑鷲直。警察にいい情報をありがとう。さあ、いこうか?」
「2SEELDZですか?なら渡したいものが」
「いいからこい!」
直は覆面パトカーで連行された。
直は女性なので女性警官が拘束していた。
そこは警視庁公安三課対テロ組織2SEELDZ本部だった。
「なつかしいなあ。二年ぶりかあ」
「緑鷲直。いや、グリーンイーグルといったほうがいいかな?」
やがて、2SEELDZの尋問室の椅子に座らされた。
「すべての君が握っている情報を教えて欲しい。すべてだ!」
長篠麻里男室長は直に尋ねた。
それにしてもどうしてこうも自分の前ですべてのことがバラバラに崩れ落ちるのだろう。
すべては完璧な筈なのに何故……何故に自分の前ですべてが崩壊して、消え失せるのか?
とにかく糞食らえだ。こんな馬鹿馬鹿しいことでビジネスマンのケツを悩ますかわりに、クジラを助けるとか、原子力のメルトダウンを防ぐとかしたらどうなんだ。
いったいどうして彼が、厳しい厳格な親に育てられて一流大学を卒業した高級官僚が、何故、ピンチや危機的状況に見舞われなければならないのか?そうだ、思い出した。
室長は壁に書いてあるであろう答えを見つけようとした。
“お前の負けだ”そう書いてある気がした。
そんな馬鹿な!頭を激しくふった。だが、そう簡単には答えが見つかりそうにもない。
「急がば回れ」か?本部長は足を急いだ。このままではとんでもないことになる。そうさ。それくらいはわかる。俺は馬鹿じゃないんだ。そうさ。そうなのさ。
「黒田室長は?」
「黒田前室長は数か月前に定年でやめたよ。私は新室長の長篠麻里男だ」
「よろしく。松重さんはどうしてますか?あ、宝田さん。」
宝田は直に挨拶をした。そして「ところで直ちゃん、エシュロンの日本語版プログラムをひとりで構築したっていうのは本当なの?」
「え、あ、はい。少し時間がかかりましたが『GEE』は完成しました。また『GEFW』もです」
「あいかわらず凄いのね、直ちゃん。いや、グリーンイーグル!」
「私は『GEE』も『GEFW』も政府に売りますよ。ただで」
直はにやりと笑った。「すべては『GEE』の検索結果なんです。ウラジオストクでのことも、謎の言葉『世界再起動計画』『パンドラの匣』も」
長篠は「確かに姜正日こと鈴木良純を逮捕し旅客機で護送中だ。だが、二年前に逮捕した総統・金成正(キム・ソンジョン)こと金城徹も監獄で病死してしまった。もはや、姜正日こと鈴木良純しか我々の情報源がない」
「そうでもないでしょう?『GEE』と『GEFW』があればたいていのテロは防げます。最高の矛と最高の盾………矛盾ですけどね」
「それプラス伝説の天才ウィザード級ハッカーグリーンイーグルか。頼もしい!」
一同は渡りに船だと思った。
いや、寄らば大樹の陰、か???
何にせよ、また大規模なテロルが起きる気配だ。
「それにしても連中は二年前に旅客機に核爆弾をしかけたんですよね?今回もということはないのでしょうか?二度ある事は三度ある、といいますし…」
「それもそうだな。直くん。松重に連絡をとれ!スマホに電話だ。」
長篠室長は部下に命令した。直は「松重さんもウラジオストクに?」と聞いた。
「ああ、あいつは行くときかなかった。何か感じるものがあったんだろう」
鈴木良純は席でとなりの桐野清二に「桐野さん部下の敵討ちってこと?」とにやにや挑発する。「いや、部下じゃないや。フィアンセだっけ。えーと、名前はなんとか亜衣…」
「……鈴能亜衣だ。貴様!」
「じゃあ、持ってる銃でぼくを殺しちゃいなよ?」
「………」
良純は狂ったように笑う。
緑鷲直の端正な顔に少女っぽい笑みが広がった。少女っぽいと共に大人びてもいる。魅力的な、説得力のある微笑みであった。だが、そのときは見たひとにとっては彼女の片棒をかつぐのだけはごめんだ、と思わせた。しかし、直は天才的なハッカーであることにはかわりない。正直に評価できる天才であることにはかわりない。
やがてスマホがつながった。圏外ではなかった。
最近、基地局が大量に増えたからだ。
「はい。どうも松重です。」
「長篠だ。姜正日こと鈴木良純はちゃんとおとなしくしてるか?」
「はい、室長。両手に手錠をかけて拘束しています。精神を病んでいるのか……にやにや笑っていますが…」
直は思い切って声をかけた。「松重さん?」
「ん?あ!緑鷲直か??」
「はい!元気でしたか?松重さん」
「ああ。あのガキがね」
「いやいや、もう私は二十代ですからガキじゃありませんよ」
「二十代前半なんて俺には立派なガキだ。すまねえな。お前ももう普通に暮らしていただろうに。俺たちはお前を巻き込みたくなくて「あいつを放っておいてやれ。もうちゃんとした生活に戻っているはずだ」って反対したんだが」
「いいですよ。わたしは女版正義の世界一のホワイトハッカーですから」
「それ。自分でいっちゃう?」
「はい。」
ふたりは笑った。しかし、良純は機内に時限式爆弾があり、それはネット回線で操れるタイプだと白状した。このままならこの飛行機はシベリア上空で爆発するとも。
ネットで操れるが、腕の鈍った緑鷲直なんかに爆破を止められない、とも。
緑鷲直は2SEELDZの建物で新・室長と話した。
「犯罪を犯さなければ逮捕するなんて言われたのは二度目だわ」
「直くん。すまない。君を巻き込むつもりはなかった」
「あなたがたはいつもそう。勝手で仕事のことばかり…」
「私達は日本をテロから救っているんだ」
「それを手伝え、ってこと?」
「すまない。君のハッカーとしての腕が必要なんだ」
「でも、わたしが中学生の時逮捕補導された時、父さんはわたしを殴ったわ」
「…君の父親も混乱していたんだ。でも、嫌なら無理強いはしない。ただな、この東京に今日の夜にも核テロが起きるっていう確証をわれわれ2SEELDZは察知した」
「そういえば私もそういう情報はハックしたわ。それと怪しい団体か個人かわからないけどジャパンエアフライトに何回か不正アクセスのログも見た」
「ジャパンエアフライト?航空会社か?」
「ええ。今夜東京羽田に到着の極東からの便にアクセスが集中していたわ」
「……まさか…?爆弾テロとは…ミサイルではなく…飛行機にまた核爆弾なのか!」
「そこまでは…知らないわ。でももう誰も失いたくない!」
「直くん、これは危険だぞ!」
「日本が今夜核爆弾で壊滅する!」
 緑鷲直は驚いて息を呑んだ。
その後、お偉いさんに直はいわれた。
「君のハッカーとしての才能が必要なんだ!いいかい?今夜東京上空で爆弾が爆破したら君も君の親戚も君の友達もすべていなくなってしまうんだよ」
「でも……わたしはもう関係ない!かかわりたくないのよ!」
だが、直は高橋には胸ぐらをつかまれ、「このガキ!いいか?!!才能を神から与えられた人間はその神業をつかって歴史を動かす役割があるんだ!逃げるな!お前が東京を救わないで誰が東京を救うんだ?!!」
「…………くそっ!わかりましたよ!やりゃあいいんでしょう!」
「そうだ!二年前の奇跡を!もう一度奇跡をおこすんだ!!!」
緑鷲直は眉をひそめたが、またパソコンの画面に眼をうつした。直はその場で凍りつき、一瞬、眼をとじた。やるしかない!覚悟をきめた。震える手を何とか動かした。
直のみぞうちを占めていた漠然たる不安が、驚異的な形をとりはじめた。彼女の本能のすべての赤い警告のランプがついていた。「どういう意味なの?」思わず声をあげようとさえした。だが、理性が勝った。「ちくしょうめ」そういう汚い言葉まででかかった。だが、それにも理性が勝った。肩をいからせぜいぜいしたい気分だったが、それも理性が勝った。
警察にばれたら弟や父親の命はない。危険だがやらないよりはマシだ。そうさ!
彼らは片手をさしのべ、自分たちがついているのだと思い出させてくれた。やさしく、彼女の肩に触れた。直は「週末がだめになった」と言った。
「週末?」直の言葉があまりにも場違いだったために、一同は耳を疑った。
「緑鷲直……」直は視線をさけた。そして「弟はいじめられていたわたしの救いだった」
正直な感想を吐露した。一同は気の毒がった。
直はその後、泣き続けた。
何にしても漫画やドラマのように数分で解読できる訳がない。
しかも、相手は『時限爆弾』である。
#endif
Int rt_throttled;
U64 rt_time
U64 rt_runtime;
/* Nests inside the rq lock: */…
「くそっ!暗号が数百もある!」
直はキーボードをばん!と叩いた。
「…無理なのか???」
直はまたも速攻でキー入力を始め、「いいえ。要は金庫師と同じです。どんな頑強な金庫でも金庫の専門家なら開けられる!そのパソコン版です!」
「できるか?」
「…出来ないこともありません。時限爆弾を止めるだけなら!ですが、調べてわかったんだけど時限爆弾はある人工衛星のGPSが装置を止めてもGPSが極東にある限り…爆弾は爆発します。自衛隊のスクランブルはかかっているんですよね??」
「ああ。現在内閣総理大臣の勅命で、航空自衛隊の戦闘機二機がスクランブルをかけて飛行機に伴走している!最悪、撃墜して日本海内で爆発させる!それでも数千万人が犠牲になる!」
「じゃあ、二年前の奇跡を!人工衛星の管制所のNASAやペンタゴン(米国国防省)にハッキングして爆発解除のパスワードを入手するしかないわね!」
「でも、ペンタゴンやNASAのセキュリティの高さは世界一よ。どうするの?」
「確かにペンタゴンやNASAのセキュリティは堅牢でも管理者まで堅牢かはわからないわ!管理者のパソコンかスマホにアクセスして必ずハックしてみせる!二年前の奇跡を!」
緑鷲直は、やるしかない、とパソコンのキーボードを高速でかたかた叩き、ハッキングしていく。
その頃、日本国の内閣でも国家安全局会議が開かれていた。
「どうする?このままじゃ日本は壊滅だ」
「本当に政府に責任があるのか?テロだぞ」
「堺大臣、今更ご自分の保身を考えている場合ですか?」
「ふん。さすがは総理お気に入りのおんな防衛大臣だ。余裕じゃないか。もうすぐ日本上空で大爆発がおこるかも知れないのに」
「ですから、日本海上で旅客機を墜落させて海の中で爆発させるしかない」
「乗客は?」
「犠牲は仕方ない。日本が爆発するより旅客者の死の方がリスクが少ない」
「やれやれ。」
「あ!麻倍首相!」麻倍晋作は内閣総理大臣となっていた。
画面の地図上では飛行機は現在、シベリア上空を東にむかっている。
政府の命令で飛行ルートを変更したのだ。何も知らない乗客たちは「おかしい。町の明かりがみえない」「変だなあ」と動揺し始めた。
確かに凄い!まさに天才ハッカーである!驚愕する程の速さで暗号解読がすすむ。
だが、時限爆弾の時間はあと数分!二年前の奇跡をもう一度!!頼む!!!
凄い勢いで暗号が解読されていく。流石は天才ハッカーで“伝説”にまでなる女性である。
飛行機内では桐野がパイロットと話しているところだった。
パイロットは「わたしには乗客の命を守る使命があります」
「それはわかります。しかし日本上空で爆弾が爆発するのは困る。われわれは国民のために爆弾ごと海で死ぬしかない。だが、われわれは最期まであきらめない!」
「ひとの命の重さってなんですかね?」
「大勢が助かれば少数は死ぬべき、とは…」
「安心してください。こんな同じような状況で二年前…奇跡を起こした天才ハッカーがいます!今度も必ず彼女ならやってくれます!」
「……彼女?女性なんですか…??」
そんなとき、スパイ容疑で連行していた男(鈴木良純)が騒ぎ出した。
「大変だー!この飛行機内に核爆弾がある!テロリストが日本の国内の空上で爆発させる気だー!」などと手錠のまま騒ぎ出した。
猿芝居であり、乗客たちをパニックに陥れるためだ。「あいつがテロリストだ!」
桐野らを指さす。乗客たちはもうパニックだ。
「落ち着いて!落ち着いて!」桐野や松重は銃を構え、警察手帳を見せた。
「わたしたちは警察官です。正直にいいます。その男の言うとおりです。この飛行機内しかも飛行機内に小型爆弾があります。タイマーもカウントしています。ですが、われわれが必ずみなさんも日本国民も救って見せます!安心してください!」
パイロットも「このかたたちがきっと守ってくれます。しんじましょう!」
そこで直はハックしたパスワードをスマホ越しにつたえた。
「パスワードは………、爆弾の察知場所は客室です!」
「暗号は解読できても……接続のパソコンが駄目では…」
天才ハッカーは指を止めた。そしてハッと気づいた。
解読は出来るが…こんなシーンを二年前に体験した!!二年前と同じでいいのか??。
速攻でキー入力をしていく。二年前とはプログラムは違うが状況は同じ………賭けだわ!
時限爆弾…三分前…二分前…一分前……
松重は「くそう!まだ飛行機は日本海沖だ!」
内閣はNSC(国家安全保障会議)で、外相が「総理!撃墜指示を!」
「まってください!今、天才ハッカーがやっています!」
30秒前…20秒前……。「いけー!」直はエンターキーを、祈りを込めて押した。
ピー………。
地図上の飛行機のマークが消えた。撃墜???いや、また点滅しだした。無事だ!
核爆発は???「桐野です!核時限爆弾のタイマーが数秒前で止まりました…」
ほっ。NSCでも2SEELDZでも飛行機の客室内でも歓声が上がる。
緑鷲直はほっと肩を落とした。額の汗をぬぐう。
「いったいどうしたんだ???」
確かに疑問ももっともである。
直はにやりとなって、「二年前と同じですよ」と言った。
「二年前も私が人工衛星をハックしてGPS信号を改ざんしましたよね?それをもう一度出来るんじゃないか?って。プログラムは違いましたが…二年前に一度やってますし。」
室長は「しかし、二年前とは爆弾のシステムは難解になっていただろう??」
「ええ。でも、まだまだわたしのハッキング能力に比べたらまだまだです。」
松重も「この糞ガキ、二年前の奇跡を本当に再現化したって訳かあ。」とえらく納得した。「うまくいったからいいけど失敗したら日本はおわっていたぜえ」苦笑した。
……これが天才ハッカーの底力か!
一同は危機回避に安堵し、感謝の拍手喝采で祝った。
だが、誰も気づかなかった。
直は絶頂の中にいた。「二年前の奇跡の復活だ!」
陰謀の陰が忍び寄っているとも知らずに…。
それを聴いていた姜正日こと鈴木良純はにやにやと笑い、「グリーンイーグルこと緑鷲直か。はははは、君には二年前にも計画を止められたね?でも、今度はそううまくいかないよ。『世界再起動計画』はけして止められないよ」
「黙れ!姜正日!拘束されて仲間もいない空の上でお前に何ができる!」
松重は我鳴った。
それでも姜正日はにやにや笑っている。
「それはどうでしょうかねえ。魔界の鬼手が、こんな厄介な僕を生かしておくと思う?」
「何?まさか手前も核爆弾を…?!!!」
「いや。核爆弾ではないよ。只の爆弾………」
「何っ?!」
そして姜正日こと鈴木良純が手錠された両手を掲げた。
その瞬間、右手の時計が光った。信号が送信される……
ドォオオン!
日本海沖で松重や鈴木良純らを乗せた旅客機は空中爆破し、その破片は四散した。
2SEELDZのデジタル地図上のポイントから松重や桐野や護送中の姜正日こと鈴木良純の乗る旅客機のポイントが消えた。
やられた!まさに自爆テロ!旅客機に仕掛けられていた爆弾が爆発したのだ。
……まさか!!!!やはり、二年前の方法では奇跡は二度も起こせないか……
2SEELDZの一同は凍りついたように沈黙した。
しばらくして、長篠麻里男室長は「くそったれ!」とゴミ箱を蹴った。
「……『世界再起動計画』って……何?」
直は茫然としてから涙を流し、呟いた。
只々、一同は戦慄した。
「もう誰も失いたくない!もう誰も失いたくない!」
緑鷲直は号泣した。それは恐怖、であった。



 2 最後の晩餐『魔界の鬼手』暗躍!日本国・世界の終りか?
絶望の果てにひとは何を見るのか?



「その方が信子のフィアンセ(婚約者)なのか?」
東京都内の高級住宅街田園調布の豪邸で、背広姿の麻倍晋作は椅子に座り、背広姿の眼鏡の男に訊いていた。次の日の早朝である。
窓側の席である。珈琲をお手伝いさんがだしたのか、テーブルにはカップがある。
だが、珈琲どころじゃない。
「初めまして、麻倍総理。私は東大生の相田翔哉と申します」
相手は眼鏡の科学者の卵の相田翔哉である。イケメンだった。
「そうか、君が信子がうれしそうにうわさしていた相田くんか」
「…はい。」
「なら、数日後に軽井沢で開かれる首脳会談のパーティに信子と一緒に参加せねか?」
「…え?でも、私如き只の東大生がよろしいのですか??」
「かまわんよ。なんせ信子のフィアンセなんだ。もうすぐ家族になるのだろう?」
流石は強く言った。
「はい。ありがとうございます。」
「君はパーティ用の燕尾服は持っているかね??」
「あ、いいえ。そのようなものは…レンタル洋服店から借ります」
「……レンタル?」
「はい。貧乏なもので。上等な服はもっていませんで…」
「ははは…」麻倍晋作は笑った。
「気に入った!まあ、わしも貧乏サラリーマンから一代で代議士、内閣総理大臣までになった。男は少し貧乏な方がサバイバル能力が高い。しかも東大生、学歴は立派な武器だよ」
「………ありがとう。おじいちゃま」
「いや。信子がいいというなら相田くんにわしの地盤看板カバンを託して後継者にしてもよいよ。わしももう歳だからね」


*****続く(刊行本または電子書籍に続く)続く********

【2018年度NHK大河ドラマ『西郷(せご)どん』】第一話から上々の展開!今後に期待

2018年01月09日 13時17分28秒 | 日記


















































今年のNHK大河ドラマ『西郷どん』の第1話が2018年1月7日、放送された。
舞台は1840年の薩摩藩で、第1話では西郷隆盛の少年時代が描かれた。



 小吉(のちの西郷)は仲間たちと“お菓子”を盗むために薩摩藩主の別邸に忍び込む。が、見つかってしまい逃走中、すすまみれになって砲撃を開発中の天狗のような出で立ちの男(渡辺謙)に出会い、「お前は一番幼い仲間を見捨てて逃げた。弱い者の身になれん奴は、弱い者以下のクズだ。そういう奴のことを、薩摩では“やっせんぼ”って言うのだ」と叱責される。その晩、自宅で小吉は家族を前にして「おいは、自分より弱か者を守りとうございます。そんために、もっと強くなりたか」と宣言する。
 そして後日、妙円寺詣りで小吉たちの郷中が一番となり褒美の餅を頬張っていると、薩摩藩主・島津成興(鹿賀丈史)の子、島津久光(青木崇高)が馬に乗って現れ、一同が地面に正座し頭を下げる。そして、なんと久光の後ろには先日出会った“天狗男”が甲をかぶり立っており、その男が藩主の“お世継ぎ様”島津斉彬であることを小吉は知る。
 斉彬の魅力に引かれた小吉は、将来斉彬の“お側に仕える”ことを決心し、ますます剣術の稽古に精を出していたが、道中で襲ってきた相手と格闘中に真剣で肩に大きな傷を負い、武士であるにもかかわらず一生刀を振れない体となってしまう。
 絶望して林の中で泣いていると、狩りをしていた斉彬に再び遭遇。小吉は「おいは、いつか斉彬様のお側で忠義を尽くしとうございます。じゃっと、こん右手で二度と刀を持てなくなりました」と訴える。すると斉彬は、「死んではならん。侍が重い刀を2本も差してふんぞり返る時代は終わるんだ。これからは弱き者の声を聞き、民のために尽くせる者のみが真の強い侍となる。お前はそういう侍となればよい」と言い残し、去っていく。そして小吉はますます将来斉彬に仕える決心を強くするところまでが放送された。


 第1話を見た感想としては、ほぼ全編にわたり小吉の少年時代が描かれていたが、川で子ども同士がケンカをしたり、藩主の別邸に忍び込んだりと、「まあ、歴代の大河ドラマの初回ではありがちな第一話」と感じた。
 主人公の少年時代を大河『おんな城主直虎』みたいに一ヶ月間もみせられるのは勘弁してほしいが、そうではないらしい。島津斉彬を神のようにみせるのは大河ドラマ『天地人』の上杉謙信(阿部寛)と同じパターン。また、西郷隆盛の三番目の妻・糸・イト・が最初に上野の西郷像を、「違う。うちの旦那さんはこげなひとじゃなかとよ。こげなひとじゃなか」というところからはじまるのは30年前の日テレ歴史ドラマ『田原坂』(杉山義法脚本)のいいところどり。また原作小説は、大河ドラマ『翔ぶが如く』や原作小説や他者著作本からの盗作が散見されたりした。
 これは脚本家の中園ミホ先生というより林真理子(原作者)先生の盗作のせいだろう。
 薩摩言葉が難しくて「何を言っているか分らない」という声もSNSなどでみられた。
 字幕でもつければいい。その程度の瑕疵である。わたしは全部わかったが、勉強不足の人間にはわからないんだろう。
なら大河ドラマ『龍馬伝』の土佐言葉にも字幕をいれるの?みたいな話だ。
 ナレーションの西田敏行(大河ドラマ『翔ぶが如く』へのオマージュ)も気持ちがはいっていていい。
 鹿賀丈史の演技もいい。何より主人公の西郷吉之助役の鈴木亮平さんが役作りで体重を大幅に増大させたのはいい。
あの演技上手の鈴木亮平さんなら大河でも充分やっていける。
あとは脚本家の腕のみせどころだ。大河ドラマだからと特殊に描く必要はないが、うまく西郷の内面も描くこと。
男にも女にももてただのだけではない、女性目線での西郷隆盛を描いて欲しい。
ひな型は大河『翔ぶが如く』があるのだから失敗はないだろう。輝くような西郷隆盛を描ききれ!!!!




 上杉(長尾)景虎  臥竜

【2018年度大河ドラマ西郷どん】勝海舟役・坂本龍馬役・木戸孝允役・徳川慶喜役

2018年01月04日 17時02分22秒 | 日記

























いよいよ2018年度NHK大河ドラマ『西郷どん』(主演・鈴木亮平さん)がスタートしますね。

そこでここではまだクレジットのない勝海舟役・坂本龍馬役・木戸孝允役・徳川慶喜役の予想と願望を書きます。

NHKさんよろしく(笑)

まずは勝海舟(勝麟太郎)役は小日向文世さん、です。か、北大路欣也さん。か、武田鉄矢さん。

無名な俳優の勝海舟はむしろ危ない。もっと若い俳優でも。東出昌大さんとか高橋和也さんとか。

そして勝海舟役は遠藤憲一さんに。坂本龍馬役は年末ドラマで蛇のような演技で光った新井浩文さん。逆に龍馬役にアイドルは危ない。龍馬は出ない可能性もある。か、背中だけとか(笑)

木戸孝允(桂小五郎)役はディーンフジオカさん。か、高橋一生さん。木戸はイケメン枠ですから(笑)
そして桂小五郎役は玉山鉄二さんに。
徳川慶喜役はいまはまだわからない。予想もつかない。
そして徳川慶喜役は松田翔太さんに。
堺雅人か原田泰造か筒井道隆か????正直、わかりません。

だいたいにして決めるのはNHKサイドだし(笑)
皇女和宮役は芳根京子さんか有村架純さんか?。
高杉晋作役と沖田総司役にイケメンをそろえるのも視聴率対策ですね。ジャニタレとか(笑)

高杉や新撰組は出ないか(笑)

維新三傑は絶対出る。なら、木戸はディーンさんクラスじゃないと。

維新三舟(海舟・鉄舟・泥舟)も出さなきゃ駄目。ここは無名俳優でも我慢。庄内藩とのエピソードも。

あまりイケメン大河みたいなF層へのこび売りみたいなキャスティングはむしろ大河『花燃ゆ』の二の舞だ。

鈴木亮平さんが西郷なら勝も若くないと。おじいさん俳優と江戸無血開城ドラマ場面はむしろ危ない。

NHKは大河『花燃ゆ』で学んだはずだ。過去の失敗を未来に生かせ!!!





上杉(長尾)景虎   臥竜


【村本大輔氏幼稚園児レベルの知識】”朝生”後炎上 無知な痛いおっさん芸人

2018年01月04日 04時34分46秒 | 日記
































ウーマンラッシュアワーの村本大輔氏の発言を中国・環球時報が報道 「中国に尖閣を侵略されたら白旗を挙げて投降する」の見出しで





ウーマンラッシュアワーの村本大輔氏の発言を中国・環球時報が報道 「中国に尖閣を侵略されたら白旗を挙げて投稿する」の見出しで: 笑いコンビ・ウーマンラッシュアワーの村本大輔氏=東京・豊洲(今井正人撮影)© 産経新聞 提供 笑いコンビ・ウーマンラッシュアワーの村本大輔氏=東京・豊洲(今井正人撮影)

 中国共産党機関紙、人民日報系の環球時報は2日、お笑いコンビ「ウーマンラッシュアワー」の村本大輔氏(37)が、元日にテレビ朝日系で生放送された討論番組「朝まで生テレビ! 元旦スペシャル」で、沖縄県石垣市の尖閣諸島が侵略された場合、「白旗を挙げて投降する」などと述べた発言を掲載した。

 2日の環球時報インターネット版では「日本の芸人、釣魚島(尖閣諸島の中国名)が『侵略』されたら、白旗を挙げて投降する」との見出しで、村本氏の発言を報じた。

 「中国が沖縄を欲しいと言ったらあげるんですか」との龍谷大の李相哲教授の問いに「だって中国から取ったんでしょ」と述べたことを紹介。

 村本氏の「尖閣諸島を守るために人を殺すくらいなら、(尖閣は)いらない」「僕は(尖閣諸島を)取られてもいいです」「なぜ中国や北朝鮮が日本を侵略するという話になるのか、私、分からない」という発言も報じた。

 さらに村本氏が昨年12月17日のフジテレビ系番組「THE MANZAI」に出演した際、沖縄県の米軍基地に関して「日本全体の問題をなぜ沖縄に押しつけるのか」「(日本政府は)見て見ぬ振りをしている」と発言したことも掲載した。

 一方で日米関係については「大量の兵器を買ってくれる日本は、米国にとって『友好国家』ではなく『便利な国』にすぎない」との村本氏の発言を引き、一連の村本氏の発言の結果、自身のツイッターが炎上し「日本の教育の失敗だ。小学生以下の知識だ」などという非難であふれた上、テレビ朝日に「今後、村本氏を使うな」という声が殺到しているとした。

 村本氏のツイッターには「沖縄は中国から取った」発言などを非難するものが今もあふれている。(WEB編集チーム)

【村本大輔氏馬脚を現す】「非武装中立」「尖閣あげる」「沖縄は中国からとった」笑´

2018年01月01日 18時39分17秒 | 日記



































ウーマンラッシュアワーの村本大輔氏、テレ朝の「朝生」に出演 「侵略されたら降参する」 「沖縄はもともと中国から取ったんでしょ」





 お笑いコンビ「ウーマンラッシュアワー」の村本大輔氏(37)がテレビ朝日系討論番組「朝まで生テレビ元旦スペシャル」(1日午前1時から同5時50分)に出演した。

 村本氏は、尖閣諸島問題に議論が及んだ際、「非武装中立論」を説き、「(尖閣が)侵略されたらどうするの」との問いに「白旗をあげて降参する」と主張。「なぜ中国や北朝鮮が日本を侵略するのか、意味が分からない」などと述べた。 また「尖閣諸島は人を殺して国を守るなら、(尖閣を)取られてもいい」と答えた。龍谷大の李相哲教授が「沖縄をくださいと言ったら、あげるわけですか」と問いかけると「もともと(沖縄は)中国から取ったんでしょ」と答えた。

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 尖閣諸島の部分の主な討論内容は以下の通り

 井上達夫・東京大大学院教授「村本さん、非武装中立が多くの人は何を意味するか理解しないでいっているわけね。じゃあ、攻撃されたらどうしますか」

 村本氏「なぜ攻撃されるんですか」

 井上氏「侵略されないに越したことはない。じゃあ、もし侵略されたらどうするの。白旗を挙げて降参するの」

 村本氏「僕はそっちかなと思います」

 井上氏「そしたら侵略者に対して、侵略者に侵略のインセンティブを与えちゃうよね」

 村本氏「なぜ、侵略されるのか、意味が分からないです。なぜ、中国や北朝鮮が日本を侵略するという発想になるのか、私、分からない」

 井上氏「それは君が問題を避けているの。君の良いところは問題を逃げないことだと思ったけど、今までの非武装中立論は皆、そうやって…」

 村本氏「手を挙げて言います。白旗を挙げて…」

 司会の田原総一朗氏「例えば具体的に言うと、もしも日本が、米軍と自衛隊がいなかったら、尖閣は、中国は取るよ」

 村本氏「分かりました。じゃあ、僕は逃げずに答えますけども、僕は…僕の意見は…」

 田原氏「取られても良いわけね」

 村本氏「僕は取られても良いです。僕は明け渡します。僕はですよ」

 田原氏「何で」

 村本氏「だって、だって…、もし皆さんの身内に自衛隊とか軍隊がいて、その身内が人を殺して国を守ることって…」

 井上氏「じゃあ、自分の身内が殺されるってときに、敵を殺さないで自分が殺される状況に置かれたらどうする? 」

 村本氏「じゃあ、殺されます」

 井上氏「何で」

 村本氏「だって、誰かを殺すわけでしょ」

 井上氏「そういうこと、言う人は多いの」

 村本氏「分かりました」

 李相哲・龍谷大教授「尖閣諸島をよこせと言ったら大丈夫だと言ったけど、じゃあ、沖縄を下さいと言ったらあげるんですか」

 村本氏「もともと中国から取ったんでしょ」(WEB編集チーム)