長尾景虎 上杉奇兵隊記「草莽崛起」<彼を知り己を知れば百戦して殆うからず>

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『天才かも知れないひとが集団行動や組織に向かない訳』「天才」は独立してこそ輝く!

2018年08月19日 19時34分43秒 | 日記




















天才かもしれない人が組織になじめないワケ




2018年8月19日 8時0分
東洋経済オンライン(参考文献より引用)



組織で順応できない人も、いったん自分の才能に気づき独立すると、あっという間に大活躍してしまうタイプもいます(写真:Gearstd/iStock)

都内の大手広告代理店に15年以上勤めるHさんは、会社では1人浮いた存在で社内の人間関係に悩んでいました。彼が提案する独創的なアイデアは、大手企業の保守的なスタイルに合わず上司や同僚からは空気を読むことのできない人間として扱われていたそうです。

生産性の感じられない会議や、何人もの上司の許可を得ない限りプロジェクトが進まないことなど、自分の実力を発揮しきれないことでフラストレーションを抱えていました。ついには体調不良を起こし、精神的にも追い詰められていました。

個性、個性と叫ばれる現代ですが、その個性が強く、突出した才能があればあるほどに、周囲から理解されず社会から孤立してしまう、という矛盾を抱えている人は多いものです。一方、組織で順応できず、ゴミ社員扱いをされていた人のなかには、いったん自分の才能に気づき独立すると、あっという間に大活躍してしまうタイプもいるのです。

言葉では表しにくい「違和感」

拙著『『天才』の教科書』でも詳しく述べていますが、一般的に、発達障害と呼ばれる「特質」を備えた人が社会に出ると、さらに巨大な壁が目の前に立ちはだかります。当然のように収入を得るためには職場の決まり事に従い働く必要がありますが、そこでも私はさまざまな決め事(ルール)に疑問を持つことをやめられず、なぜそうした決まりがあるのかが理解ができずにいたのです。

「なぜ、1+1=2 なのか?」

「なぜ、朝礼であいさつの練習をしなければならないのか?」

「なぜ、上司に確認をとってからでないとアクションしてはいけないのか?」

など、「そういうものだ」ということを受け入れることができず、「なぜ?」と考えてしまうのです。

私がこれまで関わってきた3万人以上のクライアントの中にも、発達障害と診断された方や、その傾向があるが発達障害まではいかない「グレーゾーン」と呼ばれる特徴を持つ方が多くいらっしゃいました。

彼らに共通していることは自分の頭の中にあることを言葉にして表現するのが難しいということでした。また、常識や規則を理解するのに時間がかかりルールに対して納得のいく解説がなければどんなに頑張ってもそのルールに従うことができないということが挙げられます。例えば、ほぼ毎日会社を遅刻してしまう人や、コミュニケーションがうまく取れず常に人を怒らせてしまう方、仕事を一定期間持続するのが難しい人など、自己実現において多くの問題を抱えておられました。

そのため既存のルールを理解することが難しく、まだ誰も見たことのない自分の中に内在する世界をうまく言葉で表現することができずにいます。それでもゼロから新しいものを生み出すための想像力が豊かで、自分の感覚に正直にしか生きることのできない意志の強さを併せ持っています。

冒頭のHさんは、大手企業の働き方に不満を抱えながらも、企業という組織のなかで思うような結果を残せない自分に自信を失い、私の下に相談に来られました。会社はつらいけど、独立できるほど仕事ができる人間ではないと思い込んでいたようです。

私が「創造脳」と「受動脳」の仕組みを詳しく解説しその活用方法についてお伝えすると、Hさんは一瞬にして理解し、キラキラと目を輝かせながら私にこういったのを覚えています。

「私は雇われて誰かの仕事の一部を担うより、独立して自分がリーダーになるほうがよっぽど向いているのかもしれない!」

彼自身のコンプレックスでもあった、人と馴染めず、組織の中で共感を得られなかった独自の視点こそ、社会で勝負するための最も優れた才能であったことに気づき、独立を決意し行動に出ました。

起業に踏み出した瞬間、結果を出すケースが多い

さらにみずからの才能を思う存分を活かしウェブマーケティングおよびエンターテインメント系のイベント運営を行うベンチャー企業を立ち上げました。独立してから短期間で世界規模のプロジェクトに携わるなど業績は今も伸び続けています。

発達障害などの特徴を持つ「創造脳」が発達している人は、誰かに決められた業務をこなしている間は才能が発揮できませんが、独立起業に踏み出した瞬間、これまで弱点だと感じていた性質を見事に強みに変え驚くほどのペースで結果を出すケースが多くあります。

「好きなことで生きていく」などのキャッチコピーがもてはやされるように、一昔前には夢のような話だったこともインターネットが発達した今、誰もがほんの少し知恵を絞れば可能な時代となりました。




ですが、このような恵まれた時代にあっても「何をしたいかがわからない」「好きなことがわからない」という人が増えています。それは与えられた環境に従うことに慣れ、みずから創造的に発想することができない受動脳の人がほとんどだからです。特に日本においてはその傾向が強いかもしれません。

そんな中、創造脳を使いこなし、既存の世界に適さない新人類が増えているのは、ある意味社会に新たな風潮を投げかけているようにも感じます。

適さなくていい。自分から始まるコンセプトを伝えていくことで、自らが社会での居場所そのものになるということは、すべての人にとって幸福へと繋がる重要な考え方であり、これからの時代、そうした生き方や考え方は、ますます広がりをみせるのではないかと感じます。


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