長尾景虎 上杉奇兵隊記「草莽崛起」<彼を知り己を知れば百戦して殆うからず>

政治経済教育から文化マスメディアまでインテリジェンティズム日記

戦後賠償問題 「謝罪」と「賠償金」の問題(池上彰著作本参照引用)

2023年08月10日 20時01分11秒 | 日記














戦後賠償問題 「謝罪」と「賠償金」の問題(池上彰著作本参照引用)

古くから経済的にも深いつながりのある日本と中国、韓国。その一方で、政治的には冷めた関係が続いています。戦争賠償金の問題が発端となっています。
最近「徴用工問題」、「慰安婦(従軍慰安婦)」である「戦後賠償」に関して、戦争被害国と日本との間で、国際的な問題となっている。確かに謝罪の問題は「心の問題」で、足を踏んだ側が「謝罪」をし、足を踏まれた側が「賠償を求める」のは当然の心理である。
しかし、たしかに私も、昔、「日本は侵略戦争を起した被害国に謝罪をし、賠償金を払うべきだ」と煽ったのは反省をしています。(日本軍=悪、侵略・虐殺は自虐史観。確かに悪いこともしただろうが、戦争下のことであり、すべて悪の東京裁判史観だけでは甘い。むろん戦争を美化する気はさらさらない。が、自分で資料に当たって「日本軍=侵略戦争を犯した」というみかたが正しいのか自分の頭で考えて貰いたい。例えば「南京大虐殺で30万人」も、「数が例え百人でも人を殺せば虐殺」とか。死者数が30万人でなければ間違っているということ。当時、南京には20万人以下しか中国人はいないのに、どうやって30万人殺したのか?従軍慰安婦の強制連行は正しいのか?「連行がなくても強制性はある。」とかふざけるな!数十年前の、「日本軍が何もかも悪かった」という嘘はもう通用しない。なら原爆や大空襲の米軍の虐殺行為は悪ではないのか?頭を使って考えて!自虐史観などに騙されないで!)
しかし、1972年、日本と中国が国交正常化したとき、戦争賠償金の問題が早期提起された。その後、1978年になって「日中平和友好条約」が結ばれました。このとき、中国は日本に対して「戦後の賠償金を請求しない」ということで合意しました。なぜなら日本が中華民国(中国国民党・現在の台湾)と「平和条約(日華条約)」を結んだとき、中華民国が、日本に対する戦争賠償金を放棄したからです。
つまり、中国共産党政権になる前の、中国を支配していた中国国民党の中華民国が、そのトップの蒋介石氏が、戦争賠償金を放棄したからです。これによって国共内戦で勝利した中国共産党の中華人民共和国が、その当時、当事者が「賠償を戦争賠償金を請求しない」といったので現在の中国が請求するわけにはいかなくなったという背景があります。
日本としては、中国から、「賠償金を請求しない」と言われたから、その代わりとして何らかの形で罪を償わなければならないと思いました。そこで、日本は 1978年から ODA(政府開発援助)という形で、 1978年から 2018年までの40年間で、中国に無償給与という形でODA総額 3兆6500億円ものカネを、中国に渡しました。
これが、日本からの戦後賠償金と同じことになります。しかし、日本としては中国が賠償しなくていいといったから賠償はしていないが、代わりに援助金を渡してきたという思いがあり、一方で、中国の若者は「日本は戦争の責任を取っていない! 賠償金を払え! 謝罪しろ!」という、経緯を知らない中国人の若者が、反日活動にいそしむようになりました 。
これは、歴史を知らないことへの教訓なんだと思います。
日本としては、戦後賠償という形でODAを3兆6500億円も払ってきたわけですが、その経緯を知らない中国の若者が、「日本は謝罪しろ! 賠償金を払え!」と言っているわけです。つまり、日本の戦後賠償ということを提起するならば、賠償金は、中国政府に払った ODA 3兆6500億円の中から、中国政府が肩代わりとして払えばいいだけの話なんです。
しかし、中国とは「戦略的互恵関係」で繋がっています。友好関係であり大事なパートナーといっても過言ではありません。ただし戦略的互恵関係といっても、要は、「嫌いだけれども、ビジネスで重要な関係にあるから、仲良くやっていこう」と云うような話しです。
また、尖閣問題で日中関係が冷ややかになったこともありましたが、今は落ち着いていると言いえます。
また、日韓関係もあまりうまくいっていません。「戦後賠償」の問題。「徴用工問題」「慰安婦(従軍慰安婦)問題」。これに関しても、中国の若い人たちと同じように、韓国の若い人たちも「日本は謝罪をしろ! 賠償金を払え!」というふうに主張しています。
つまり反日活動です。
しかし、日本と韓国は 1965年六月に「日韓基本条約」を締結。同時に「日韓請求権並びに経済協力協定」その後「日韓国交正常化協定」を結んでいます。これは、日本が韓国に経済援助することで、「両国間では請求権の問題が解決された」ことを確認したというものです。
「韓国が「戦後賠償」を個人的にも政府的にも請求しない」ということに伴って、日本は賠償しない代わりに 1965年にまず無償給与という形で 3億ドル(1080億円・当時)と、低金利での貸し出しという形で 2億ドル(780億円・当時)を韓国政府に供給しました。また、日本の民間企業が、韓国政府・韓国企業に 3億ドルの資金融通もしました。当時の価格で5億ドル(1860億円・現在の価値で約7500億円(韓国の国家予算3.5億ドル・約5300億円))また韓国は過去50年間の内で今、経済が一番低迷しています。反日の運動での被害は33億円くらいなのですが、文在寅政権(第19代2017年~2021年・後任・尹大統領)の失策『最低賃金の引き上げ』(2018年16.4%増2019年10.9%増)でです。経済学のイロハで、最低賃金を一挙に上げすぎると不況になる……という常識的な知識ですがそれがわからなかったという。それで韓国の若年層の失業率(15~24歳までOECDデータを元の算出)は10.4%、日本3.9%です。韓国の知識人層で、『反日種族主義』という本がベストセラーで、韓国人の中にも〝反日教育の間違い〟に気付きはじめたひとも多くなっているそうですが、現状はお寒い限りです。
この資金援助によって韓国は『ハンガン(漢江)の奇蹟』ともよばれる経済発展を遂げたのです。しかし、そうしたことを知らない韓国の若い人たちは「日本は謝罪をしろ! 賠償金を払え!」と、何度も何度も蒸し返し、ゴールポストをそのたびに移動してきたのです。
政治的には、1965年の「協定」において、日本は「完全かつ不可逆的に請求権問題を解決した」という立場です。
だが、韓国大統領府は強引に『慰安婦財団(2015年末の日韓慰安婦合意に基づいて、日本政府が10億円を拠出し、韓国政府が設立した「和解・癒やし財団」を解散するというのだ)』の解散を実行してしまいました。これは日韓首脳会談で合意して、(韓国国内の)慰安婦への賠償と謝罪という意味ですでに10億円も拠出していました。だが、また韓国が一方的にゴールポストを動かした、という事です。
また、韓国国民内でも、「請求権問題」「賠償金問題」というものが何度も何度も蒸し返されていますが、日本政府が韓国政府に渡した5億ドルのうちから、韓国政府が日本政府に代わって賠償金を 5億ドル渡したうちの中から、肩代わりして払えばいいだけの話しだと思います。また、竹島(韓国名・ドクト)領有権をめぐって対立しています。が、これは国と国との問題です。しかし、国際的には竹島は「韓国が実効支配」をしているのですから、外野から何を言っても「負け犬の遠吠え」と同じことです。また難しい「慰安婦問題」ですが、確かに、風俗業としての慰安婦、というのは存在したのでしょう。
しかし従軍慰安婦と呼ばれる、まるで「ナチスのユダヤ人狩り」のような、当時の日本軍人が、トラックで街に何度も繰り出して、美女や若い女性をトラックに詰め込み「従軍慰安婦」と呼ばれる「性奴隷」にした、というような事実はありません。
もし、そのようなことを行ったのであれば「証拠の資料」があるわけで。もちろん、すべて焼き払った、みたいな反論もあるでしょうが、「ナチスのユダヤ人迫害」のような「資料」が、「従軍慰安婦としての資料」がゼロであることは、おかしいとしか思えません。
確かに慰安婦・従軍慰安婦問題が本当におこったことであるならば、きちんと謝罪をし、賠償金を払うのは当然です。が、これもまた難しい問題です。確かに風俗業としての慰安婦は存在しましたが、「強制連行」という形の「従軍慰安婦」は信ぴょう性が低いのではないか? と。
またこの問題について「日韓基本条約などで解決」というのが日本の認識です。一方、韓国では、日本政府に謝罪と賠償を求める声が何度も何度も上がっています。
2015年「慰安婦問題に関する合意」がなされ、慰安婦支援の財団を設立することが決まりました。しかし、2018年になって韓国側が「2015年の合意は、真の解決にはならない」と表明するなど、問題はくすぶり続けているというわけです。また、北朝鮮の問題では「拉致問題」というのも大きな問題です。もちろん、北朝鮮の「核ミサイルの問題」「軍事独裁」
そういったものも問題なのですが、日本人が「人さらい」にあって被害を受けた「拉致問題」というものの問題解決が、まず第一でしょう。今から40年前、中学生の少女であった横田めぐみさんが、新潟県で拉致された事件なども、悲惨な、シンボリックな事件でありました。
この拉致問題解決も、日本政府にとって非常に重要な問題であることは間違いありません。
また、2019年8月、日本政府が韓国を『ホワイト国』から除外することを閣議決定しました。難しいことを簡単に説明すると、いままで自動車の免許がゴールド免許だったのが事故を起して、普通の免許になるようなものです。
韓国の〝ホワイト国〝認定は2004年の小泉政権のときで、北朝鮮のこともあるので日本との貿易を優遇するというもの。ですが、日本からの輸入品を第三国に流出させているのではないか? と、日本側は「第三国への輸出管理を厳格化してほしい」というお願いというか。
韓国が半導体メモリィ(サムスン電子・SKハイニックス)や有機ELパネル(サムスン電子・LGディスプレイ)などスマートフォンやパソコンやテレビをつくるとき、日本からの輸入品(レジスト JSR、信越化学工業、東京応化工業)(フッ化水素 ステラケミファ、森田化学工業)(フッ化ポリイミド JSR)の化学物を使用していました。
その化学物質は猛毒サリンやVXガスなど、化学兵器にも転用されるものなので、韓国には、「その管理を徹底して厳格化してほしい」というのが日本の主張なんですね。
それがなされていないから〝ホワイト国〝から除外する……ということなんです。
でも、東南アジアとか普通の国は〝ホワイト国(輸出管理の優遇対象国)〝じゃあないから普通に戻すだけなんです。実際は輸出規制ではなく、韓国の企業も国民もわかっています。
騒いでいるのは韓国や日本の政治家や文在寅大統領(当時)だけ(後任・尹大統領)。韓国人は日本が好きだし、日本製品も好き。日本に観光にいきたいんですね。徴用工問題や慰安婦問題……さまざまな課題はありますが、日本は『惻隠の情』で、対応して欲しいですよね。
1965年の日韓国交正常化協定・日韓請求権協定において、日本国は5億ドル(1860億円・現在の価格で7700億円)を事実上の戦後賠償金として韓国政府に支払い、国家としての謝罪もおわっています。
何度も言いますが、韓国人が正しい歴史を学んでいないというか、韓国人に都合のいい歴史しか学んでいない。勉強不足だから、未だに1965年の事実も知らず、「日本政府は謝罪しろ! 賠償金を支払え!」みたいなトンチンカンな発言やデモになるんですよ。
韓国政府も協定を認めていたのに、大法院(最高裁判所)の判決で、また〝ちゃぶ台返し〝をする。その後の時系列を2019年だけで観てみると、*(1月3日)、韓国の最高裁で元・徴用工(当時、日本へ強制的に連れて行かれ強制労働をさせられた韓国人たち)の裁判で、賠償金の支払いが認められた。(日本企業の資産差し押さえ)。
*(1月10日)、文大統領「(最高裁の判決に)政府は介入できない。日本は大法院の判決に従え」と無責任発言。
*(1月21日)、韓国軍、日本の自衛隊機にレーダー照射問題。韓国は「照射していない」「照射は遭難船の捜索のため」「(日本の自衛隊機が)低空飛行で威嚇してきた」「日本が謝罪しろ!」
*(2月7日)、韓国・文喜相・国会議長「日本の天皇が謝れば問題解決」発言→辞任。
*(2月8日)、日本側「二国間協議提案」韓国応じず。
*(2月22日)、「竹島の日」を廃止しろ、と韓国。「独島は韓国領土」と。
*(5月1日)、日本企業の資産を現金化(元・徴用工裁判で)
*(6月19日)、韓国「両国の企業が資金を出し合って、問題解決を(1965年の協定無視)」日本側、「応じられず」拒否
*(6月28日)、G20大阪会議、文在寅大統領と安倍晋三首相、握手だけ。
*(7月3日)、慰安婦財団、正式解散(日本側が10億円を払って慰安婦問題を〝最終的克つ不可逆的に解決〝したのをすべてなかったことに。金は返さず)
*(7月4日)、日本製品の不買運動
*(7月24日)、日韓国際会議で泥沼化。日本側「もう愛想が尽きた」「相手にしてもいられない。馬鹿馬鹿しい」
*(8月2日)、韓国を「ホワイト国」から除外。日本製品不買運動。両国交流中止。
(グループA「ホワイト国」27ヶ国)(ベルギー・ブルガリア・チェコ・デンマーク・フィンランド・フランス・ドイツ・ギリシャ・ハンガリー・アイルランド・イタリア・ルクセンブルク・オランダ・ノルウェー・ポーランド・ポルトガル・スペイン・スウェーデン・スイス・イギリス・カナダ・アメリカ・オーストラリア・ニュージーランド・アルゼンチン・(韓国)*アジアでは一ヶ国だけであった)
(グループA「ホワイト国」アメリカ、イギリス、など)(グループB、トルコ、南アフリカなど。韓国ここに)(グループC、ロシア、中国、インドなど)(グループD、北朝鮮、イラン、イラクなど)
文在寅政権では「反日」を叫べば支持率があがるが、日本と悶着して経済が悪化したことで、「日本を敵視して、愛国を訴える前に両国の話し合いや関係改善を!」という世論がでてきた。これは大きい。韓国人もわかってきた層が増加したのだ。
2010年の中国の尖閣諸島領海侵犯では、中国を日本がWTO(世界貿易機関)で訴えて、中国が日本へのレアアース禁輸に踏切った。が、日本側が「中国以外の国からもレアアースを買おう」という行動で、結果的に中国のレアアース市場は減り、中国は大損した。
日本の〝フッ化水素〝の純度は9.99999999999%(トゥエルブ・ナイン)だが、中国の〝フッ化水素〝の純度はわずか9.99%(スリーセブン)と、純度が恐ろしく低い。
韓国が中国から輸入して、半導体をつくるのは無理。日本製が無い限り、品質のいい製品は出来ない。韓国人は「韓国だけでやっていける」というが土台無理な話だ。非現実的だ。
強く輸出規制をすると、制裁が制裁を呼ぶというのがセオリーとして過激化もする。
韓国は何度も何度もゴールポストを移動させますが、怒るのは大人げない。
もっと冷静にいきましょう。歴史的にも近い国同士ですから話せばわかり合えるはずなんです。
河野外相(当時)みたいな駐日大使を一喝するようなのが一番駄目ですね。もっと冷静に。
反韓活動で、「韓国が日本のためになっていると語るのは、韓国を認める行為、すなわち国益に反する行為だ」「韓国を否定しない者は敵だ」というのがある。他人にまでヘイトを強いる発想に、心が寒くなる。ネットや一部の雑誌には韓国を敵視して、ヘイトを煽る記事でいっぱいになっている。前に、愛知県での表現展で、「展示をやめろ!」と抗議と危害行為の恫喝や脅しが相次いだ。これは、日本国に対する名誉棄損(きそん)であり、国益に反するものだ。危害行為による脅迫自体が、威力業務妨害であり、放置しては法治国家の根幹が揺らぐことになる。
もちろん、「嫌韓」を声高に叫んでいるのはごく一部だろう。だが、黙認するひとも賛同しているのとかわりがない。「犯罪行為はいけないが、韓国の味方のような展示はいかがなものか」「最近の韓国は国際法を守らない。もう、反日デモは限界! 韓国に強く抗議し、容認すべきではない!」いじめを〝見て見ぬふり〝をする連中と、どこが違うのか?
「いうべきことを言う」というのは、相手を罵倒したり、馬鹿にしたり、憎み、ストレスを発散させるものではない。それはただのいじめでしかない。
他国を憎んで、罵倒しても意味がない。「嫌韓」を声高に叫んでいるもの、「黙認」しているもの、「共感」しているもの、すべて同罪だ。
交渉とは〝武器を持たない戦争〝〝スーツを着た戦争〝である。戦争に必要なのは、情報、であり、頭脳、であり、冷静な判断、であり、お互いの利益と意見を調整する調整力だ。
外交交渉は〝昨日の敵は今日の友〝ですよ。恨んでも憎んでも意味がない。
〝兵は詭道なり〝ですよ。

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『妖怪の孫の死』悪辣政治家・安倍晋三元首相の暗殺による影響

2023年08月07日 15時04分55秒 | 日記











   『妖怪の孫の死』悪辣政治家・安倍晋三元首相の暗殺による影響


  もう安倍晋三元首相はこの世にいない。どこにもいない。
 だが、これほど親安倍派(+ネトウヨ)VS.反安倍派で、わかりやすく言うと右派と左派で、こんなに日本という国の分断を深めた政治家がいただろうか。
 よく安倍シンパは、「この日本の歴史の中で、戦後、これだけ日本国の為に働いて成果を出した政治家は安倍晋三元首相だけではないか! 少なくとも岸信介に匹敵する」という過剰な評価をする。だが、僕はそのような高評価には組しない。
 そんな素晴らしい政治家ではなかった。何の成果もなく、日本を悪くしただけの政治家。
 殺されるのは違うとは思うが、それだけ憎まれていた、ということ。
 アベノミクスだか改革や戦後レジームからの脱却……だの「やっている感」だけ。
 社会の分断をもたらして、日本の貧富の差を拡大させた元凶であり、頭の弱い、常に自分が一番じゃないと納得しない悪辣・復讐・独裁・おぼっちゃま。六人に一人が貧困という『分断社会の元凶』―――例えば、彼の祖父・岸信介(妖怪)は東大を首席で卒業して、『国民皆保険・国民年金・生活保護制度』という社会保障の基礎を生み出した。
 しかし、安倍晋三がやったことは生活保護の給付金の削減に、集団的自衛権の創設、など社会保障の削減だけ。自民党の〝生活保護バッシング〟は酷すぎた。
(世耕弘成「問題は生活保護の給付水準が高額であることだ」片山さつき「生活保護というのは日本の恥です」石原伸晃「ナマポ(生活保護の蔑称)」)
 官僚の人事権を握り(とくに菅義偉官房長官・当時)、そのことで官僚を意のままに操ることが出来た。逆らったのは財務局の赤木さんだけ……。だが、赤木さんは自殺(自死)に追いやられた。
 野党に転落した自民党はネット戦略(通称・T2)を打ち上げて、ネットでマスコミ対策をして、政権を取れば大手マスコミをも操った。(ツイッター(現・X)やブログなど「どうしたらマスコミが取り上げるか?」を研究し、戦略を練り、政治家に回答マニュアルまで配り対応させた)→そこで生まれたのが若者向けネット番組である。これでネトウヨも取り込んだ。
 スマホ無料ゲーム『あべぴょん』まで。アメリカの大統領が、例えばニューヨークタイムズの会長と会食することはあり得ない。だが、日本では大手マスコミのトップと安倍が会食をしたりして、自民党政権と大手マスコミの蜜月が続いた。
 自民政権に忖度して、政治報道が激減、得したのは組織票が盤石な自民党であった。
 しかも、総務大臣であった高市早苗氏(当時)はマスコミに「停波」の脅しをかけるほどである。(安倍自民の圧力で、時の政権に物申す、テレビ朝日の古館キャスター、TBSの岸井キャスター、NHKクローズアップ現代の国谷キャスターなどが交代させられた。)
 世界での報道の自由度は日本では過去最低まで落ち込んだ。(第一次安倍政権)51位(福田政権)37位(麻生政権)29位(鳩山政権)17位(菅政権)11位(野田政権)22位(第二次安倍政権・2013年~2016年)53位・57位・61位・72位――――
 安倍政権でトリクルダウンなどは起きず、日本の格差が拡大。日本はGDPは三位だが、一人当たりのGDP比は27位である。(日本の自民党への大口献金は、一位・自動車産業(17.3億円)二位・電気機器産業(12.8億円)*減税・一位・自動車産業(1兆5000億円)・二位・化学・8000億円・三位・電気機器・5500億円)
 太陽光パネル産業は、30年前は日本企業が世界一であったが、今では圏外。トヨタなどの自動車産業も世界の潮流であるEV(電気)自動車ではなく、ハイブリッドで行こうとし、世界から取り残されている。
 もう安倍さんはいないが、〝安倍一強〟といわれた時代は、とにかく選挙で勝ち続けた。
〝選挙に勝てば正義〟とばかりに。しかし、自民党の投票率が高かった訳ではない。
 2017年度の選挙では、自民党(1854万)に対し、野党((立憲民主党・1107万)+(希望の党・960万)=2023万。……野党の方が200万票も多かった)
 安倍の独裁を許したのは、野党の体たらくとマスコミとの機能不全―――あまりにも東日本大震災などの、当時の民主党の体たらくがあり、「もう民主党系はいらない」と国民に見捨てられたことが大きい。安倍に戦略などあろうはずもなく、わかりやすいキャッチフレーズとインフルエンサーの利用と満面の笑顔……つまりそれだけだった。
 虚偽答弁118回→首相は謝罪。そして、2020年8月20日辞任表明……皆大喜びした。それで、内閣支持率が36%から56.9%へ跳ね上がった。
 安倍晋三元首相は悪辣な政治家であった。
 憲法改正でも、九条の「必要最小限の武力行使」を、なんと「必要な武力行使」と書き換え、いくらでも際限なく武力行使ができるように書き換えようとした。
 自衛隊員のお母さんが「自衛隊の憲法違反状態を改正してくれる。安倍さん、ありがとうと年配のお母さんがわたしに泣いて感謝した」と大嘘。反論されると「嘘じゃない。嘘なんかつくわけがないじゃありませんか!」と逆ギレ。本当に悪辣な政治家であった。
 彼が死んだことで、『森友学園疑惑』『加計学園疑惑』『桜を見る会疑惑』も無罪。
 これは妖怪の孫の死、によって仕方がない?? 彼が日本を「戦争への道」へ突き進もうと画策したのも、仕方がない??
 我々は、妖怪の孫の死、によって救われたのか?? 天の恵みだったか??
 ひとの死を喜ぶことはあまりいいことではないが、日本国民は『妖怪の孫の死』によってすくわれた。独裁から解放され、国の危機は去った。だが、まだおわりではない。
 我々自身が、この国の方向性をみんなで考えて、よりよく動かし、日本国をよくしていかなければならない。政治家任せ、官僚任せではなく、我々が、やるのだ。
 まさに、時は、今、である。
      (参照・引用映像・映画『妖怪の孫』サンズより)  おわり

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【戦後78年大東亜戦争・慰霊の特別寄稿】戦争論(長尾景虎史観)参照・『戦争論1,2,3,新1』小林よしのり著作・幻冬舎

2023年08月06日 08時56分24秒 | 日記
















   戦争論(長尾景虎史観)

 まず、戦争を「ゲームか何か」と勘違いしてはいないか? 湾岸戦争やイラン・アフガニスタン戦争での米軍によるピンポイント爆撃や、無人兵器による爆撃・ウクライナ戦争――――「よくこうもうまくピンポイントで爆撃できるなあ」と感心する前に考えなければならないのは米軍が映像で見せているのは「うまくいった爆撃映像」だけ、であるということ。無論、その何倍も誤爆もある。ピンポイントで敵基地を爆破……といったって、そこに敵兵だけがいるだけではなく、その子供や女房や民間人の親戚だっているかも知れない。
 だが、公開映像ではゲーム感覚で爆破される建物だけである。
 だからこそ、過去に、そういう映像を見て、「おもしろい」と抜かした国際ジャーナリストがいた。呆れまくるとはこのことである。
 さて、「平和」の反対は「戦争」であろうか? そうではない。「平和」という(状態)の反対は「混乱」という(状態)。では、「戦争」の反対は? 「戦争」という(手段)の反対は、「話し合い」という(手段)である。戦争は外交の延長にあり、話し合いで何回も話してもどうしても折り合いがつかぬ場合にやむなくもちいる手段である。
 「混乱」という状態。一時的に秩序が乱れる。そう、平和とは秩序にほかならない。
「かつて日本は侵略戦争をした!」「朝鮮や中国などを植民地にした!」「日本はアジアに迷惑をかけた!」「日本は加害者だ。悪だ! 心から反省し、無辜の民を犠牲にした侵略や虐殺を謝罪せよ!」――――これは米国による洗脳(WGIP:ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム・戦争責任洗脳)である。わずか20年前は日本人のほぼすべてがこの洗脳に騙されていた。
 一度負けたくらいで自国がすべて悪い? 昔は疑問をいうと「右翼!」「戦争美化!」「悪魔!」と罵られた。だが、燕雀安くんぞ鴻鵠の志を知らんや、である。
『太平洋戦争=大東亜戦争』の敵は、支那(中国大陸)の毛沢東率いる中共軍や蔣介石率いる国民党軍やアメリカ・オランダ・イギリスなど。今の日本人の若者はかつて日本軍がアメリカと戦ったことさえ知らない。無知すぎる!
 それでも有色人種を下等なサルくらいにしか思っていなかったアジア諸国を植民地にしていた差別主義諸国の欧米列強の白人どもに、日本軍は目に物を見せてくれた。
 けして、戦争を美化するのではないが、アジア人は白人に勝てるなどとは思ってもみなかった。奴隷だった。日本人が白人を追っ払ったからこそ、インドのガンジーもチャンドラ・ボースもインドネシアのスカルノもミャンマーのアウンサンも大喜びした。アジア人が白人に勝てるんだ、と。
 もちろん残念ながら日本軍が勝っていたのは最初のうちだけで、最終的にはアメリカ軍の圧倒的な物量作戦には勝てず……惨敗に次ぐ惨敗。ソ連が裏切って参戦するわ……放っておいても負ける状態でも欧米が共産主義勢力への威嚇の為に広島・長崎に原爆を落とし……一般人三十万人を大虐殺。―――とうとう負けてしまった。昭和二十年(一九四五年)八月十五日、終戦。
 なら何故、あのような戦争をしてしまったのか? 軍部が悪かった? 狂っていた?
 ならお前がその当時の日本国のリーダーであったら、日本を守れる策が出せたのか?
(日韓併合・盧溝橋・通州事件・オレンジ計画・排日移民法・ABCD包囲網・石油禁輸・ハル・ノート……)戦後の日本人の公の戦争論といえば、「あの戦争は侵略戦争。英霊は犬死。戦争は嫌だ。絶対に戦場に行きたくない。命が惜しい。死にたくない!」でしかない。
 まあ、「戦争は楽しい。戦争になれ。早く殺したい。早く死にたい」などと思う訳はないのだが。誰だって軍国主義など嫌いなのだ。誰だって戦争は嫌なのだ。
 だが、戦争になれば戦うしかない。殺しが好きなのではなく、殺されない為に敵を殺すしかない。それが戦争だ。
『八紘一宇』『大東亜共栄圏構想』というのも、昔は、わたしも日本軍が戦争をするための単なる言い訳用のプロパガンダ(大衆操作)のキャンペーンだと思っていた。だが、日本軍はある程度は本気だったようだ。日本軍がアジアで戦ったのは同じアジア人ではなく、アジア諸国を植民地にしていた欧米列強の白人たちであった。
『南京大虐殺』というのも大嘘である。虐殺数は三十万人と言うが、当時の南京の人口は二十万人。しかも、三十万人を虐殺するには銃や刀では何十時間もかかる。原爆を二回落とさなければそんなに殺せない。当時、南京に住んでいたひとで、〝大虐殺〟を目撃したひともいない。中国のプロパガンダなだけである。
 中国での『(日本人軍人風の男が)中国人を虐殺している写真』の数々も、とても信用できない写真で、何のために誰が何処で、どうして撮影したのか? 誰が犠牲者なのか? 何の証言も証拠もない第五次資料・第四次資料ばかり―――すべてプロパガンダなだけだ。
 従軍慰安婦や徴用工のペテンもすでに暴かれている。
 吉田清治という故人だが、詐欺師が、講演料目的で大嘘をアジア諸国で話したこと……。
 日本人がWGIPで騙されていたこと……。中国も韓国も、そんな日本人の『自虐史観』を突いていたこと……。最近では神風特攻隊で散った英霊まで、侮辱するような発言があったこと……。英霊たちを「犬死」「無駄死に」と断罪する発言……。
 これらの戦争論は、明らかに間違っている。
 けして、過去の戦争を美化するわけではないが、過去の戦争世代のおじいさんたちが「悪魔」「殺戮魔」「強姦魔」―――という侮辱だけは許すことが出来ない。
 過去に無知なものは未来からも見捨てられる運命にある、ということが至言である。
 そして、我々、日本人が過去の戦争に対する覚悟を決めるときだろう。
 ただ、「ひたすら謝罪し、頭を下げればいい」というのはもはや通用しない。
 覚悟を決めるのは、まさに、今。ときは、今、だ。
                     おわり
(参考文献『戦争論』1,2,3新1小林よしのり著作・幻冬舎より)




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【2023年女性天皇容認論】愛子さまの天皇陛下即位待望論「愛子皇太子・天皇誕生」が日本を救う道!天皇論の集大成!!

2023年08月05日 10時55分38秒 | 日記





   『愛子さま天皇即位』待望論

 ここからしばらくは今の今上天皇陛下(徳仁新王)と皇后雅子さまのご息女の愛子さまが皇太子、そして未来の天皇陛下になられることを夢見つつ、持論を展開したい。
 わたしは直系女性天皇論者というよりは、男系固執論者を「国民や政治家を騙してきた者」として憎む者である。右翼でも左翼でもなく、中道保守だ。
 皇位継承が男系男子にだけしか認められず、しかも、側室ではなく、正妻からの子でなければならないとする今の現状では、いずれ皇室は消滅してしまう。
 男系男子に皇位が継がれるようになったのは明治維新以後で、それまでは男系も女系もない「双系制度」であったという。
 過去の天皇のうち、側室の子どもは全部の天皇のまさに半分。明治天皇も大正天皇も側室の子である。昭和天皇から平成天皇(上皇さま)、今上天皇(徳仁新王)と男系が続いたのはまさに奇跡でしかない。それから四十年以上、女系が続き、秋篠宮さまの悠仁さまが誕生するまで女系天皇論が活発に議論されていた。
 愛子さまが皇太子や未来の天皇陛下になられるのは必然というか、愛子さまは天皇陛下の直系子であり、男系の天皇となられる。
 もし、愛子さまが皇太子になり、天皇になる過程で民間から旦那さんをもらったらその男性も皇族になるが、「その子供は女系だから駄目だ」みたいなことらしいが馬鹿馬鹿しい。
 だが、国民の自由や権利が奪われるというのに、愛子さまが皇太子になり、未来の天皇陛下になるなら誰がご結婚の決断をするのか? これは悠仁さまについてもいえる。
 このままでは皇室には悠仁さましかいなくなる。
 そんな皇族に、自由も権利も奪われるのに悠仁さまと結婚し、男の子を生む、と決断する女性は将来現れるのか? 相当のストレスやプレッシャーであろう。
 たんなる希望やポピュリズムが愛子さまへの想いではない。直系が皇位を継ぐのは自然な流れだ。イギリスだってそうだ。
 また、歴史的にも、八人十代の女性天皇もおられる。
 皇祖神は天照大神(女帝・これは存在しない。神話の人物)であり、日本で最初に「天皇」を名乗ったのは推古天皇(女帝)だし、天皇を法的に認めさせたのは持統天皇(女帝)だし、「日本」という国名を決めたのも持統天皇である。
 明治天皇が皇室典範を制定するまで、皇位継承は双系的(双方的)に男子でも女子でもよかった。それまで千二○○年も有効だった。
 さらに愛子さまは大変に聡明であり、カリスマ性もあり、博愛に満ちた方で、国民の八割も『愛子天皇誕生』を支持している。愛子様が天皇になられる下地はすでに出来ているのだ。
 女性天皇八人十代も、「すべて男系天皇で、父方をさかのぼれば必ず神武天皇にいきつく」と、男系固執派はいう。はたしてそうだろうか。
 よくいわれるのは「旧宮家から男系の養子をとれば、皇位の継承問題はすべて解決する」という主張である。だが、なにか勘違いをしてはいないか?
 旧宮家は準皇族でもない。我々と同じ一般人なのだ。
旧『宮様』、元『宮様』だから高貴な家柄であろう、というのは勘違いである。
 八十年前の敗戦後に、宮家は廃止され、その後は一般人であり、その子孫は一般人のまま育った。そんなひとたちが自由も権利もない皇族に婿養子とか養子に行くはずはない。
 ましてや「赤ん坊のうちから皇族の養子にしたらいい」というのも馬鹿げている。
 ある元・宮家のジャーナリストは「旧・宮家の中で「皇族になってもいい」という候補が二十人はいる」と主張しているそうだ。だが、なら記者会見を開いてください。
 だけど、そんな奇特な人間などいるわけがない。
 いないから、十年以上たっても誰だかひとりもマスコミも把握できていない。
 旧宮家には該当者がいない。養子をむかい入れる皇族がいない。門地(家柄)による差別は憲法違反(憲法十四条)……である。この日本は天皇陛下や皇族以外は、下にも上にも階級もない平等社会である。旧・宮家を準皇族のように思っているひともいるようだが、彼ら彼女らはまったくの一般人である。日本には貴族も華族もいない。天皇・皇族以外はすべて平等の一般人である。特権階級の家族など存在しないのだ。
「旧・宮家は高貴な家柄で、神武天皇の男系の血をひいている。二千年の伝統の血を受け継いでいる」
 それは違う。旧・宮家の男系なら六百年遡らなければ天皇に繋がらない(「旧・宮家」は男系では北朝第三代・崇光天皇の皇子・榮仁新王にしか繋がらない)。
 しかも、旧・宮家の男子で「皇族になっても天皇になってもいい」などという候補者はひとりもいない。自由も権利もすべて奪われるからだ。
 旧宮家が伝統と血統……なら自分の親は二人、祖父母は四人、その前の代が八人、十六人、三十二人……一代三十年としても二千年で六十六代。二千年遡った祖先の数は73786976294838206464人となり日本人全員が親戚! 日本人全員が天皇とつながっている可能性はある。だから、それを踏まえて大宅壮一は『一億総天皇家』と言った。
「愛子さまの子どもはY染色体を持たない!」?
「男系固執! 女は生理で穢れている」?
 果たしてそうだろうか?
 生理だとしても、今ならピルで生理日をずらすことなどオリンピック選手でもやっている。生理だとしても宮中祭祀や公務を翌日にしたり、公務を誰かに代行させればいいだけ。
 女性は(生理で)穢れている。だから、天皇にはふさわしくない。??
 タリバン政権のアフガニスタンか!
 男系固執派は天皇のY染色体は神武天皇からの血統と称するが、天皇のY染色体(DNAの男性の染色体)など天皇でなくとも、小学生でもホームレスでも酔っ払いでもひきこもりでも男性なら誰でも持っている。
 しかも、天皇のY染色体なら高貴で、一般人のY染色体は価値がない、など差別であろう。過去八人の女帝(女性天皇*推古天皇・皇極天皇(斉明天皇)・元明天皇・元正天皇・持統天皇・孝謙天皇(称徳天皇)・明正天皇・後桜町天皇)もきちんと公務や祭祀はやっておられたし、八人十代の女系は「中継ぎ」なんかではない。
 母から娘への皇位継承(つまり女系天皇)もあった。
 天照大神は存在しないというか『神話』なので、神武天皇まで遡ってもY染色体なるものは欠史(けっし)八代の天皇の中で、百三十歳とかいるので、そこも男系できたのかもわからない。だが、人類を遡ってみたら、Y染色体の先祖は『ラミダス猿人』になるしかない。
「女はXXの染色体しか持たないので、愛子さまの子どもは女系になる。女から女へ受け継いだら日本は滅ぶ!」
 果たして、本当にそうか? 日本が滅ぶとは? 日本が沈没でもするのか?
 また、女系天皇では(中国の)『易姓(えきせい)革命』に繋がる! という主張もある。
 だが、何王朝が何王朝にかわるというのだ?
(易姓革命とは? シナでは、前王朝を武力で倒したら「姓」を「易(か)」える。「揚」(隋)→「李」(唐)のように。なかには別民族の統治もあり、「元」に至ってはモンゴル人である。男系派は女系を認めると、結婚相手の「氏」に王朝が替わると度が外れたことを言っている)
「女系天皇が誕生したら、別王朝になる。愛子さまが天皇になって、山田さんと結婚したら「山田王朝」、鈴木さんと結婚したら「鈴木王朝」になる!」
 馬鹿げたことだ。シナ・中国の『易姓革命』と、日本の男女が結婚したら(おおむね女性の)姓が替わる制度は何の共通点もない。
 そんなこともわからないとは……。
 まず、皇室には苗字も姓もない。しかも、皇族と婚姻したら、姓も抹消される。
 女が男の姓を名乗るのが本当に普通なのか? 
 例えば、中国では今も夫婦別姓だ。だが、それは男女平等などではなく、むしろ逆で、「男の伝統のある苗字の家系に、女なんか入れるか」という男尊女卑で、である。
それで自民党も夫婦別姓制度に反対しているのか? 男系固執派の女性は『男尊女卑に賛成し、女は料理や洗濯や子育てのサポート』という習慣を伝統と勘違いしていないか? 
そんなものは1950年代からの欧米のテレビ番組で観たからの新しいもの(専業主婦)で、戦前は子供も主婦も家族と共に働いていたのだ。
男系固執派は「男系は日本の伝統」というかも知れない。だが、男尊女卑は中国の儒教の影響であり、それまでは女性天皇(八人十代)や女性の大名だっていた。
 また、「男系の皇位継承は日本の伝統である」「女系天皇になったら日本が滅ぶ」というのは違うんじゃないか。第43代の女性天皇・元明天皇から、第44代の女性天皇・元正天皇への皇位継承はいわゆる女系天皇。母親から娘への皇位継承だった。
 それで日本は滅んだだろうか? まだ日本国はあるようだが……
「元明天皇の旦那さんは草壁皇子だから男系ですね」
 そういうひともいる。だが、違うでしょ? 草壁皇子は天皇にならずに死んでいる。皇位継承が問題になり、母親の元明天皇から娘の元正天皇へ皇位継承があったんだから、これは間違いなく女系天皇である。なら、もう女系天皇は〝先例〟がある、ということ。
「乳幼児の死亡率が格段に下がった医療体制の下なら、側室云々は影響ないと思う」
 ?? 男女の産み分けと乳幼児の死亡率は関係がない。
 現に、皇室には文仁親王の次には悠仁さましかいない。後は全員が女性だ。
「天皇かどうかではなく、血統や家柄の問題です。男系皇位継承は日本の伝統です。神武天皇の血を引くのは男系のみの皇族様です」
 血統って。皇位継承の話で、何で血統や家柄なの? 血統が大事なのに男系の血統しか守っていない。話をすり替えている。もう、女系の〝先例〟もあるのに、なんで駄目なの?
男性の血統は大事で、女性の血は穢れだから無価値?? ただの男尊女卑ですよ!
 また、すでに述べたが歴代の天皇の約半分は側室の子どもである。なら、天皇だけ側室を復活させるか?? と聞かれたら「絶対にダメ」と国民はいうだろう。
「正妻の子ども以外は駄目だ」、と。
 そうなると、皇室には最後には悠仁さましかいなくなる。
 果たして、それで殿下とご結婚をするというお嬢さんが現れるのか?
 相当のストレスやプレッシャーです。自由も権利もすべて奪われて、「男子を生め」と国民から願望される。そんな存在になりたい奇特なお嬢さんはいない。
 だからこそ、愛子さまの皇太子化、未来の天皇陛下化、なのだ。
 むろん、お相手が決まるのか? それも相当難航するだろう。
(お相手の男性は皇族にならず、一般人のままで、などできる訳がない。相手の男性が風俗通いやギャンブル中毒になったり、暴露系ユーチューバーになったりすればどうなるか?)
 愛子さまほどの聡明で、カリスマ性があり、頭脳明晰なうえに庶民的な風貌な方なら、未来の天皇陛下にふさわしい。何故、女性天皇・女系天皇は駄目なのか? 国民の八割は賛成なのに…。
「男性が先、女性だから駄目」だと、いうならそれは男尊女卑の差別である。
 この日本の皇室を天皇制を救うのは『愛子さまの天皇即位』しかない。
 その実現を祈りつつ、この項をおわりとしたい。
     参考文献『愛子天皇論』小林よしのり著作・扶桑社(2023年)

そして、ポスト・スクリプトである。
 旧宮家は「準皇族」的な身分であるかのように世間を錯覚させて、これを皇族の養子にしてから愛子さまと結婚させる。そして、旧宮家の夫を当主、愛子さまをその妃とする宮家をつくり、男系男子継承を維持させようというキャンペーンを、三誌もの週刊誌を連動させて展開したのだ。もうそれしか男系派には手がなかったのだろう。
「愛子さまが旧宮家の男子と結婚されれば、皇位継承問題は一段落つくのではないか」
「旧宮家の子孫には少なくとも10人の未婚男性がいて、御年齢が愛子さまと近い方もいらっしゃいます」
「愛子さまが旧宮家の男子と結婚成されて、旦那さんが皇族になられて、愛子さまは一旦皇籍を外れても、男子を生めば、「天皇の母」として皇族に復帰するのがいいのでは?」
 つまり、天皇のお子様で、直系でも、愛子さまが女性であるから駄目で、男子を生んだ時にだけ認める……という男尊女卑の極みのようなことを男系派は言っているのだ。
 しかも、週刊誌では匿名の「宮内庁関係者」が、「愛子さまが旧宮家「準皇族」の男子(賀陽(かやの)宮家の次男とか池坊専宗らしい)と真剣に交際している」というガセネタみたいな報道をする。
 しかも、「最近、愛子さまがお綺麗になられたのは恋人ができたから―――」
 とか、「女がきれいになったのは男が出来たからだ」というゲス男みたいな記事だ。
 だが、旧宮家というが「一般人」である。宮様だったのは九十歳以上の老人だけで、その下の世代の子孫は一分一秒たりとも皇族であったことはない。
 しかも、それらを「準皇族」扱いして、結婚などを強いたり、御養子だか新宮家だか知らないがそういうのは「門地(家柄)による差別・強要」を禁じた憲法十四条に違反している。
 愛子さまが恋愛しているかは知らないが、ガセネタのような印象を受ける。
 それは、故安倍元首相が「「旧皇族系男子の皇籍取得案」に関して、該当者は「今はいわば民間人としての生活を営んでいるというふうに承知している」として「まったく考えていない」」と国会答弁でハッキリ否定したことでわかる。
 まあ、旧宮家に打診し、その結果、皇族になりたい該当者も、愛子さまと婚姻したい該当者も、皇族の養子になりたい該当者も、そういうのがひとりもいなかった……ということだ。
 愛子さまが旧宮家の男子と恋人で逢瀬を重ねている、というのは眉唾以外の何物でもない。くだらん、というか。そこまでして男系派は「男系固執」「男系皇位継承」を守りたいのだ。そして、その男系派はあとがなくなった。
 だから、そのようなデマを流してでも「男系皇位継承」を守りたかったのだ。
 こういうひとたちにはそろそろ引導を渡す時期なのであろう。
 時は、今、だ。



   『天皇論』(長尾景虎史観)

 我々の天皇観が重要だと思う。天皇を「やらせている」のか、「やってもらっている」のか? そこは漫画家の小林よしのり氏と同じ意見ですね。
 天皇には皇族には自由がない。反論の権利などもないし、誹謗中傷されても訴訟騒動なども起こせない。
こんなに自由がない存在なのに、昔、ネット荒らしで有名で軽度知的障害の疑いがあるとかの愚か者が、私の「天皇や皇族の皆様には自由がない。本当に可哀そう」という発言に、「皇族や天皇はあれだけの広い皇居に住んで税金で贅沢しているだろ? なら、お前が金払って(天皇や皇族を)食べさせろ!」とか逆ギレして書いてきた。
さすが荒らし、と思った。
天皇や皇族の方々が国民にはある基本的人権や自由などがないのは馬鹿でも知っているというのに、荒らしにはわからないという。
ちなみに、どれだけ権利や自由がないかを書いておく(*天皇にない、または制限される人権。〇選挙権・被選挙権〇公務就任権〇財産権〇名誉棄損等を告発する権利〇国籍離脱の自由〇移住・転居の自由〇婚姻の自由〇職業選択の自由〇表現の自由〇信教の自由)。
また、平成28(2016)年8月8日には全国放送で『平成の玉音放送』があった。
その当時の今上天皇陛下であられた明仁天皇陛下(現・上皇さま)によるテレビ会見であり、上皇様は『(皇太子・現天皇陛下に)生前譲位』の想いを公表された。
上皇様は「疲れたから…」「もう嫌だから…」といって天皇を辞めると言ったわけではない。お年を召して、「天皇は死ぬまで天皇」という因習を批判し、生前退位を特例ではなく、皇室典範を改正してほしいというお考えだったのだ。
母上様の香淳皇太后の認知症や寝たきりでの最期のことも頭におありであったであろう。
その年の『参与会談』での議題で、陛下は「生前退位」と「女性宮家」に熱心であられたという。そして、非常手段の『平成の玉音放送』は公表された。
このお言葉を受けて、陛下の願いを実現しようと考えなかったら、尊皇心のある愛国者とは決して言えない。だが、故安倍晋三元首相はその公表を受けて、亀井静香(当時・元・政治家)に「サボタージュしろ」と耳打ちされて、「生前退位」「女性宮家」を潰しにかかった。
尊皇心など安倍晋三元首相にはなかったのだ。
上皇さまや上皇后さまの覚悟は、皇太子時代からの「国民への奉仕心」である。
有名な話だが、当時の皇太子時代の上皇御夫婦は沖縄に『慰霊の旅』に行かれた。
むろん、先の戦争で沖縄では地上戦で県民が二十万人以上なくなっており、それを「天皇のせいだ!」といって訪問を反対する人たちもいた。
だが、殿下は「慰霊が先だ」といい沖縄訪問を強行した。
那覇空港に降り立った皇太子ご夫婦は、屋良朝苗知事に挨拶をすませると、まずは南部の戦跡・ひめゆりの塔へと向かわれた。
炎天下のもと、流れる汗もおふきにならないで、ひめゆり同窓会の源(みなもと)ゆき子会長の説明に聞き入っていた。
そんな中、壕の奥に潜んでいた過激派学生が出てきて、御夫婦に火炎瓶と爆竹を投げつけた。火炎瓶はおふたりの二メートルほど離れた献花台に直撃し炎上した。
すぐ近くで炎があがり、次に何があるのかもわからないのに、御夫婦は自らの身より源さんの安否を案じて、「源さんはどうした」「源さんを助けてあげて」と言い続けていた。
警視庁は沖縄県警に「壕の中を調べろ」とは国民感情を意識して言えず、それで過激派が壕の中に潜んでいたのを見逃したのだった。
その後も、殿下は何事もなかったように、その他の慰霊碑に献花しておまいりした。
殿下はその後、天皇陛下となられた後にも、サイパン島に行き、「バンザイクリフ」の前でも献花し、頭を深々と下げて慰霊成された。これも「国民への奉仕」「慰霊」である。
 話を皇后・雅子さまの話に移そう。
 皇后となられた小和田雅子さんは、昭和38(1963)年12月9日、東京に生まれた。
 父親の恆(ひさし)氏が外交官であったため、家族と共に一歳でソ連(ロシア)へ、四歳でアメリカに渡り、七歳で日本に帰国。十五歳のときに、父親の米国赴任に伴い再び渡米。州立のハイスクールを経て、ハーバード大学に進学された。
 雅子皇后はありとあらゆるバッシングを受けてきたが、そのほとんどすべてが嘘や憶測に基づくものやいわれのない批判や嫉妬からのものであった。
「雅子さまは外交官として海外で育ったので、皇室の生活には合わなかった。だから、精神的なご病気になられた」ともっともらしく言った人も多かったが、逆に、海外生活が長かったからこそご自身のアイデンティティーを確立して日本国を俯瞰することが出来た。
 ハーバード大学でも、日本文化を紹介する会の会長にまでなっている。
 雅子さまの性格は控えめで自己主張は強くないが、責任感と使命感が物凄く強い努力家であり、こうと決めたら目標に向かって努力を重ね達成するような並外れた集中力がある。
 この性格は現在もおかわりになられていない。
 当時は日米貿易戦争などもあり、人種差別も酷かったが、雅子さまは日本人として「天皇のこと」や「日本文化」に対して情報発信をしており、その結果、大学では「日本人の評価」があがったという。雅子さまは大学卒業後、日本に帰国して東大に学士入学。その後、40倍の難関を突破して外交官試験を突破、外務省に入省し、外交官になる。
 当時は男女機会均等法の初めころで、女性は『腰掛け』『社員の花嫁候補』でしかなかった。そんな中、雅子さまはキャリア官僚として順調にキャリアを積んでいく。
 そんな魅力的な〝出来る女性〟に、当時の皇太子徳仁さまが惚れ込んだ。
「(結婚相手は)小和田雅子さんではだめでしょうか?」
 皇太子は宮内庁関係者に尋ねたという。
 その後、マスコミにばれないように軽ワゴン車に座席に隠れるなどして皇太子さまは雅子さまと秘密裏に逢瀬を重ねられた。千葉県の宮内庁新浜鴨場で、皇太子さまは告白をする。
「雅子さん。ぼくと結婚してはいただけませんか?」
「……わたしで…よろしいんでしょうか?」
「確かに、皇太子のぼくと結婚するということは将来、皇后となり、自由のない皇族としての生活です。でも、雅子さんのことはぼくが全力でお守りしますから」
 こうして、皇太子殿下(当時)と雅子さまはご結婚! だが、ここからが地獄の始まりであった。皇太子妃として、〝世継ぎの男子〟を願望される。
 いじめや重いストレスもあり、自由がないことでも雅子さまのお心は厳しい状態になる。
 一度は流産までなされたという。それでも嫌がらせやマスコミからの攻撃も続く。
 それで、精神的に落ち込むような適応障害やうつ病になると、宮内庁の主治医は適当な診断ばかりする。昔なので、今のような精神医学の知識やカウンセリングもなく、なんと「散歩などの気分転換をするのがいい」とか「落ち込むのは気の持ちよう」という精神論ばかり。
 しかも、宮内庁は世継ぎの男子、のことばかり注文してくる。
 これには雅子さまもほとほと参ったことだろう。
 不妊と言うのは女性だけに問題があるのではなく、男性側にも問題がある場合が多い。
 だが、そういうことは一切関係なく、マスコミも国民も宮内庁も雅子さまを責めた。
海外公務をしたいという雅子さまのご意志を取り上げ、宮内庁は「嫡男懐妊」という重いストレスを雅子さまにかけ続ける。雅子様こそ世継ぎを望んでいらしたこと、望めば懐妊するわけではないということも宮内庁も国民もマスコミも理解もしていなかった。
未だ詳細は明らかではないが、宮内庁のある人物がその時の感情に任せて、雅子妃を激しく叱責するという事件がおきたという。そのことで、雅子さまは激しく動揺し、ひきこもりのような状態になられ、食欲もなくされた。必死に保ってきた心を折られ、すっかり自身の存在意義を見失い始めたといわれる。
それでも平成13年12月1日、雅子さまは第一子である女児を出産した(のちの愛子様)。
 だが、女児であったことで、宮内庁は落胆し、「次は男児で」とすぐに動き出した。
 物凄いプレッシャーとストレスで、雅子さまは具合が悪くなることも多くなられた。が、救いはすくすくとお育ちになる愛子様の存在であったことだろう。
 流産しても同情もされず、第一子を産んでも女児だからと無視され、ひたすら〝子供を産む機械〟と見られ、元外交官のキャリアを生かした海外訪問も取り上げられ、悪口や誹謗中傷の嵐を受け続ける。自由な発言権も権利も行動の自由もない………
こんな環境で、病気にならないひとがいるだろうか?
 雅子さまには精神疾患の症状が現れだす。朝だるくて起きれない。一日中、頭がぼうっとする。哀しくなって夜眠れない。突然、激しい動悸に襲われる。怖い夢を見て、激しい動悸に襲われる。
「雅子のキャリアや全人格を否定する動きがあった」
 皇太子(当時)さまはある会見で苦言を呈された。
 本当に、そのような動きがあったわけである。
 雅子さまを攻撃していたのは、宮内庁やマスコミや国民だけでなく、ネトウヨ(ネット右翼)もそうだった。ネトウヨは「たまたま日本に生まれた」ことだけが自慢のどうしようもない連中であり、そんなくだらない存在に媚びを売るのがネトウヨ女子、である。
 ネトウヨは雅子さまのような「頭脳明晰な優秀な女性」が大嫌いであり、韓国や中国を嫌悪し、ヘイトスピーチに熱狂する。そんな連中もまた『雅子さまバッシング』に加担した。
 現在は、雅子皇后さまは大分、お元気になられ、御病気もよくなられたようだが完全にお治りになられるのは愛子様が皇太子に、そして女性天皇になられたときであろう。
 こういういじめというか身分差別のようなことは、現在の上皇后さまの美智子さまのご成婚のときにもあった。もう当時でも廃止されていたが、天皇・皇太子・皇族の結婚は旧宮家や華族から候補者を選ぶ……というような慣習がまだあった。
 それでも、上皇様は皇太子時代に、民間出身の正田美智子さんをお妃に選んだ。
「家柄が…」だの「皇太子の妃が、民間人の女性などとみっともない」とかいったのは大勢の知識人や松平信子や柳原白蓮などの皇族・宮家・華族関係者であったという。
 雅子さまのがデジャブのように考えられるほどの、いじめや差別や誹謗中傷の嵐――――といった嫌がらせが続いたのだという。
 国民は〝ミッチーブーム〟だかでお祭り騒ぎであったが、美智子さまに近いところではそういういじめや嫌がらせはあった。上皇后さまが失語症になられるまで追い詰めて、国民に反発されて、やっとこさいじめをやめる、という酷い有様であった。
 だが、美智子さまは男児をお産みになられた。
 「浩宮(ひろのみや)」(称号)「徳仁(なるひと)」さま(皇太子・現在の天皇)であり、「礼宮(あやのみや)」(称号)「文仁(ふみひと)」(現在の秋篠宮・皇嗣)であり、長女が「紀宮(のりのみや)」(称号)「清子(さやこ)」(現在の黒田清子さん)である。
 愛子様は天皇の子どもなので称号があり、「敬宮(としのみや)」殿下、という。
 秋篠宮さまの子どもは天皇の甥や姪なので、称号はない。
 眞子内親王(現在・小室眞子さん)、佳子内親王、悠仁親王殿下、である。
 なんにせよ、当時の雅子さまや美智子さまへのいじめや嫌がらせや誹謗中傷は許せない行為だ。しかも、我々は国民の為に「(天皇を皇后を)やってもらっている」という観点からすれば逆臣行為である。今は、雅子さまもだいぶ健康になられてなによりだが、陛下や皇后さまを蔑ろにする逆賊こそ〝日本の敵〟である。
 こういう問題は根が深いが、過去のことだからと忘れて許す訳にもいかない。
 よく考えて欲しい。我々には天皇や皇后を、当時の皇太子や皇太子妃や秋篠宮さまらを批判する資格があるのか? 天皇を戴く資格があるのか??
 国民としてこういう天皇論を、よくよく考えて欲しい。
 この言葉で、この項はおわりにしたい。
   参考文献『天皇論 平成29年』小林よしのり著作・小学館




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