長尾景虎 上杉奇兵隊記「草莽崛起」<彼を知り己を知れば百戦して殆うからず>

政治経済教育から文化マスメディアまでインテリジェンティズム日記

核兵器廃絶と広島・長崎の原爆被害の悲惨さと(The abolition of nuclear weapons. No more Hiroshima and Nagasaki)

2024年03月23日 19時58分59秒 | 日記













  核兵器廃絶と広島・長崎の原爆被害の悲惨さと(「新秩序」より)


 あの悲惨な太平洋戦争敗戦からもうすぐ八十年―――大戦後、生産は再び開始された。そして人々は再び幸せな世界が到来すると夢見た。だが、それは表面的にはそうであったが、その戦争での我が国・日本国の広島・長崎での原爆・核兵器の悲劇は今なお語り継がれている。
 だが、世界はその重大な悲劇を忘れていたのだ。私は高校生の秋、広島の原爆資料館を訪れた。確かに、悲惨であり、あまりの被害の状況に私は驚き、怒りで身が震えた。
1945年8月6日午前8時15分の広島、そして、同じく1945年8月9日午前11時2分の長崎―――――その日、広島市民や長崎市民の頭上で、原爆・核兵器はさく裂し、戦闘員でもない非戦闘員の女性や老人や子供たちがその一瞬で、皆殺しにされました。
 この事実は、けして日本人が―――いや、世界市民が忘れてはならない歴史の事実です。
 実は、原爆・核兵器の投下都市は広島や長崎だけでなく、その他に、新潟や京都府、北九州の小倉なども候補地でした。ですが、その日に、雲が立ち込めていたため、晴れている広島と長崎が原爆投下に選ばれたのでした。
 前に、アメリカのハリウッド映画で『オッペンハイマー』という伝記映画がありましたが、広島や長崎で無辜の民が三十万人も殺されたことに配慮するシーンは残念ながらありませんでした。また、原爆投下の後の、放射能による火傷や後遺症で、更に死者は増えました。
 その当時、私自身は生まれていませんでしたが、当時の、被害者の方やそのお子さんといってももう七十歳以上の方たちですが、どれだけ辛かったのか?
 中には語り部として、歴史を継承なされた方もおりました。おりました、と過去形で語るのは、その方たちもご高齢で次々に亡くなられているからです。今は高校生などが語り部の弟子として、若いのに頑張っています。もうすぐ、戦争経験者はすべてあの世の人になってしまうでしょう。ですが、それで、戦争の歴史の継承が絶えてしまう訳にはいかないのです。
 原爆・核兵器の悲惨さを訴えていく。核兵器を廃絶するような勢い―――これこそが大事だと思います。むろん、世界から核兵器をなくすのは簡単なことではありません。
 今のままでは世界から核兵器はなくならない。
 アメリカからもロシアからもフランス、イギリス、インド、イスラエル、パキスタンや北朝鮮……そのような国から核廃絶を訴えても所詮はごまめの歯ぎしり、です。
 ですが、我々は諦める訳にはいかないのです。核兵器はスマホと同じ。発明され開発されてしまったら、なくすことは出来ない。すべての原爆・核兵器をなくすのは不可能かも知れません。ですが、すべて諦めて、立ち止まって、何になるというのか?
 我々はそれほど賢くはないから、未だに、核兵器を削減は出来ても、なくすまでにはいかない。これは歯がゆい。だが、我々は諦める訳にはいかない。
 私は信じている。
 いつか、世界から大量殺りく兵器の核兵器がなくなり、世界の市民が手を取り合う未来を。
 私は信じている。
 いつか、世界中が核兵器のない世界を夢見ることを。
 私は信じている。
 すべての世界人が核兵器の被害の悲惨さを実感し、恐れることを。
 私は信じている。
 すべての世界人が核兵器の不要を実感し、削減に取り組むことを。
 確かに、核兵器をこの世界から、すべてなくす……ゼロにするのは容易なことではない。だが、もう「おわり」にしなければならない。もう、核兵器はいらない。
 これから一度でも核戦争にでもなれば、この世界というより、この地球はおわりになってしまう。使ったらおわりだから、〝抑止力〟? そんなものはそもそも不要な兵器なのだ。
 もう少し頭や、心を使い、核兵器をなくしていく努力をしてほしい。
 もう広島や長崎の被害を、もうどこの国でも繰り返してはならない。
 ノーモア・ヒロシマ! ノーモア・ナガサキ! あのきのこ雲の下でどれだけ大勢の女性や老人や子供が地獄にのたうち回りながら死んでいったのか?
 そのことを是非に、考えて欲しい。
〝戦争を早期に終わらせる為に原爆は必要であった〟――――そのセリフを広島の原爆資料館を見た後にも言えるだろうか? それとも黄色い日本人が被害者だから関係ない、とでもいうのか? もう核兵器はいらない。必要ない。核兵器はなくさねばならない。
 まずは広島や長崎に来て欲しい。広島・長崎の原爆資料館を訪ねて欲しい。原爆被害の悲惨さを知って欲しい。話はその後だ。まずは、神に、恒久平和を、祈ろう。
                       おわり


The abolition of nuclear weapons and the misery of the atomic bomb damage in Hiroshima and Nagasaki (from "New Order")


Almost 80 years have passed since the tragic defeat in the Pacific War.After the war, production began again. And people dreamed of a happy world again. However, although this may be superficially true, the tragedy of the atomic bombings and nuclear weapons in Japan's Hiroshima and Nagasaki during that war is still being talked about to this day.
However, the world had forgotten that grave tragedy. In the fall of my high school year, I visited the Atomic Bomb Museum in Hiroshima. It was certainly a tragedy, and I was shocked and shaken with anger at the extent of the damage.
Hiroshima at 8:15 a.m. on August 6, 1945, and Nagasaki at 11:02 a.m. on August 9, 1945 --- On that day, the atomic bomb and nuclear weapons exploded over the heads of the citizens of Hiroshima and Nagasaki. It exploded, and in an instant, all non-combatants, including women, old people, and children, were slaughtered.
This fact is a historical fact that the Japanese people --- no, the citizens of the world -- must never forget.
In fact, the cities where atomic bombs and nuclear weapons were dropped were not only Hiroshima and Nagasaki, but also Niigata, Kyoto Prefecture, and Kokura in Kitakyushu. However, on that day, clouds were gathering, so sunny Hiroshima and Nagasaki were chosen to drop the atomic bombs.
Previously, there was a biographical American Hollywood movie called ``Oppenheimer'', but unfortunately there was no scene that considered the 300,000 innocent people killed in Hiroshima and Nagasaki. Furthermore, after the atomic bomb was dropped, the number of deaths increased further due to burns and after-effects caused by radiation.
I wasn't born at that time, but the victims and their children were over 70 years old, so I can't help but wonder how painful it must have been for them.
There were also people who inherited the history as storytellers. The reason why I say ``I was there'' in the past tense is because those people were also aging and passing away one after another. Nowadays, high school students and others are working hard as disciples of storytellers, even though they are young. Soon, all those who have experienced war will become people of the other world. However, this cannot mean that the inheritance of the history of war will cease to exist.
We will appeal to the misery of atomic bombs and nuclear weapons. I think that momentum to eliminate nuclear weapons is what is important. Of course, eliminating nuclear weapons from the world is not an easy task.
If things continue as they are now, the world will never be rid of nuclear weapons.
The United States, Russia, France, the United Kingdom, India, Israel, Pakistan, North Korea... even if such countries appeal for the abolition of nuclear weapons, all they end up with is gnashing their teeth.
However, we cannot afford to give up. Nuclear weapons are like smartphones. Once something is invented and developed, it cannot be eliminated. It may be impossible to eliminate all atomic bombs and nuclear weapons. But what is the point of giving up everything and standing still?
We are not that smart, so even though we may be able to reduce nuclear weapons, we cannot eliminate them. This is frustrating. However, we cannot afford to give up.
I believe.
One day, the world will be free of nuclear weapons, weapons of mass destruction, and the citizens of the world will join hands.
I believe.
I hope that someday the world will dream of a world without nuclear weapons.
I believe.
I hope that all people in the world will realize and be afraid of the devastation caused by nuclear weapons.
I believe.
We hope that all people in the world will realize that nuclear weapons are unnecessary and work to reduce them.
It is true that eliminating all nuclear weapons from this world...reducing them to zero is not an easy task. But now I have to call it an end. We don't need nuclear weapons anymore.
If even one nuclear war were to occur from now on, this world, or even this earth, would be over. Once you use it, it's over, so it's a "deterrent"? That kind of thing is an unnecessary weapon in the first place.
I want people to use their minds and hearts a little more and make efforts to eliminate nuclear weapons.
The damage caused by Hiroshima and Nagasaki must never be repeated in any other country.
No more Hiroshima! No more Nagasaki! How many women, old people, and children died while writhing in hell under that mushroom cloud?
I would like you to think about that.
``The atomic bomb was necessary to bring the war to an early end.'' Can you say that line after visiting the Atomic Bomb Museum in Hiroshima? Or are you saying that it doesn't matter because the yellow Japanese people are the victims? We don't need nuclear weapons anymore. unnecessary. Nuclear weapons must be eliminated.
I want them to come to Hiroshima and Nagasaki first. I would like you to visit the Atomic Bomb Museums in Hiroshima and Nagasaki. I want people to know the tragedy of the atomic bomb damage. The story comes after that. First, let's pray to God for everlasting peace.
end

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【世界経済のしくみと基礎2】シン・マネー革命の一部公開2「経済の基礎の基礎と最新の経済情報」

2024年03月14日 08時08分54秒 | 日記












*アメリカ政府は、EV(自動運転含む)車の〝動くスマホ(インターネットやスマホに接続できる)〟『コネクテッド・カー』での中国製品のカーナビやドライブレコーダなどをアメリカ国内で使用禁止にする政策を実施した。(運転データなどが中国に抜かれるから)
*新NISAをはじめるコツ ①積み立てインデックスファンドで(今からでも遅くない)
②積み立てのインデックスファンドをコアに、サテライトとしてアクティヴファンドや外国株で勝負してみて(投資は自己責任で)③〝金の卵〟の有力株はプロでも難しい。狙わないで積み立てを頑張って。(若い人は後20~40年も投資できるからやはり積み立てのインデックスファンドで)(ファーストリテイリング(ユニクロ)やキーエンスやスタバの株を最初にもっていれば二百倍だった。だが、素人に見極めて先行投資をするのは無理)
*日経平均株価は大台の4万円台以上に。これはFOMO(フォーモ)(FEAR OF MISSING OUT)「取り残される恐怖」ではないか? NVIDIA(米国会社)の半導体などの好調で、買わざる得ないのではないか? 『AI半導体祭り』バブル崩壊の時は、売るから下がる、下がるから売る。今は32年後の、上がるから買う、買うから上がるの〝FOMO〟。今回もバブルか? ちょっと違う。しかし、生成AI革命へのシフトであるが少し過熱気味。調整要因でそろそろ〝上がり止め〟しないとマズイ。
*アップルは自動運転事業から撤退(アップル社の自動運転事業(開発企画「タイタン」は2014年度からスタート)アップル・カーから2024年度で完全撤退)(原因・EV車の低迷)(レベル4を目指すもレベル2で撤退(6万2千キロ))(アップル・カーから→生成AIへ人材シフト(Siri(iPhone)を生成AI化か?))GAFAの中で、アップルだけ生成AIをやっていない。
『自動運転の区分け』「レベル1」運転支援(衝突被害軽減ブレーキなど)(ドライバー)
 「レベル2」高度な運転支援(自動運転など)(ドライバー*運転主体)
 「レベル3」特定条件下で自動運転。運転継続が困難な場合はドライバーが対応(システム・ドライバー)「レベル4」走行ルートなど特定条件で完全な自動運転(システム)
「レベル5」完全な自動運転(システム)(「レベル5」は神レベル・人間レベル*わかりやすく言うと南極でも砂漠でも運転できるというもの。普通は「レベル4」を目指す)
『自動運転レベル4 主なサービス』(フランス)(バス:イージーマイル)(中国)(タクシー:バイドゥ・上海汽車集団)(日本)(バス:ティアフォー)(アメリカ)(タクシー:ウェイモ)
*伊藤忠とソフトバンクが、核融合新興(ブルー・レーザー・フュージョン)に出資。
(核融合=地上の太陽)(2030年をめどに商用化を目指す・核融合発電)
【核融合スタートアップで先行する米英】①コモンウェルス・フュージョン・・システムズ(米国)(20億ドル以上・ビルゲイツ・グーグル)②TAEテクノロジーズ(米国)(12億ドル以上)(グーグル・住友商事)③ヘリオン・エナジー(米国)(5.7奥ドル・サムアルトマン(生成AIのCEO))④トカマク・エナジー(英国)(2.5億ドル・古河電工)⑤京都フュージョニアリング(日本)(9100万ドル・三菱商事・三井物産)⑥ブルー・レーザー・フュージョン(日本)(3750万ドル・伊藤忠・ソフトバンク)⑦エクスフュージョン(日本)(1300万ドル・ニコンなど)
*地震(これから三十年以内に起こる地震の確率)(北海道沖65%)(首都直下型地震70%)(南海トラフ(九州の端から伊豆半島までの断層にての地震)70%)
【これまでの関東地区での地震史】(A)1985年1月18日茨城県南部の地震(M7.2))(B)1921年12月8日茨城県南部の地震(M7.7))(C)1987年12月17日千葉県東方沖の地震(M6.7))(D)1922年4月26日浦賀水道付近の地震(M6.8))(E)1703年12月31日元禄関東地震(M8.2))(F)1894年6月20日明治東京地震(M7.0))(G)1855年11月11日安政江戸地震(M7.0-7.1))(H)1984107東京湾付近のやや弱い地震(M6.7))(I)1782年8月23日天明小田原地震(M7.0))(J)1923年9月1日大正関東大震災(M7.91))
(H)1853年3月11日嘉永小田原地震(M6.1))
【「南海トラフ地震」半割れになる可能性も】「全割れ」広い範囲で一度に割れる。(過去の南海トラフ地震)(1707年)宝永地震(全割れ)
「半割れ」東側と西側で部分的に割れる(過去の南海トラフ地震)(1854年)安政東海地震(半割れ)➡3か月後(1854年)安政南海地震。(1944年)昭和東海地震(半割れ)二年後➡(1946年)昭和南海地震―――――
 *地震は〝正しく〟怖れる。デマに騙されない。
 *スウェーデンNATO加盟(2024年3月)(32か国目の加盟国へ)
 *仮想通貨 ビッドコインが1ビット7万2000ドル台へ急上昇(3万円→1060万円)。
 (2017年にはコインチェックのハッキング事件(仮想通貨ネム)があり、仮想通貨の信用失墜)しかし、ビッドコインの価格は急上昇した。
 要因は、『ビッドコイン上昇の理由』(ETF上場)((2024年)1月米市場に提物ETF(上場投資信託)が上場→資金流入)。(半減期)2024年4月 4年に一度の半減期(過去は価格上昇)を迎える。(利下げ)FRBの利下げ規制が強まる→リスク資産選好。
【アメリカで11のビッドコインETFが承認】その中には米資産運用会社ブラック・ロック運用や、米投資信託運用会社フィデソティ・インベストメンツ運用や、米資産運用会社アーク・インベストメンツ運用も。(計572億ドル(約8・4兆円))
【ビットコインETFの次は?】(アメリカ)イーサリアム運用ETF申請中(2024年3月)
(イギリス)暗号資産対策のETN(上場投資証券)新鋭受け付け(2024年4~6月)
(日本)では2つのハードル①日本の証券会社に米ETF取り扱いは?・米ETF会社から、金融庁へ届け出が必要(投資法)②日本版ETFは?・仮想通貨は投資信託に組み入れ可能な「確定投資」に入っていない(投資執行令)。
*アメリカCPI(消費者物価指数)は急上昇(物価高)(FRBはまた金融政策と財政政策か?)



政治刷新改革「繰り返される「政治とカネ」」
    『小石河連合』で奇跡を起こせ!

政治資金パーティー制度が出来たのは1975年であり、その当時は企業献金から政治家個人への献金への転換を目指すものだった。だが、リクルート事件(1988年)の時に、社員数よりも多い枚数のパーティー券を購入するなどの悪用もみられた。これを受けて92年に100万円超(94年の改正で20万円超)の購入者は名前を公表するなどの改正で、落ち着いた。だが、99年の改正で政治家個人への献金が全面的に禁止になるとパーティーが増加した。政治家や献金したい企業には、パーティーは双方に都合がいい。赤字企業や外国人などの規制と違い、制限がない。公開基準も5万円超の寄付より甘い。政治家にとっても、パーティーの対価としてのパーティー券は売りやすい。
 94年に政党助成金制度が出来てから、献金も集まらなくなったが、パーティー券は献金の枠外ということで、便利だし、企業は献金と思っているが対価だが献金ではないという建前だ。
(『振出しに戻った自民党 政治刷新改革の主な流れ』「国民感覚とのズレをふかく反省」(1989)『自民党政治改革大綱決定』→(1992)『政治資金パーティーの規制強化』→(1994)『政党助成金導入』→(1998)『政治家個人への企業・団体献金禁止』→(2007)『国会議員が問われる政治団体の領収書原則公開』→(2009)『自民党下野』『党再生会議 自民党再生の提言』(敗因の分析)「国民感覚とのズレをふかく反省」→(2012)『政権復帰 長期政権(安倍独裁)』→(2019)『(森友・加計)「桜を見る会」問題』→(2023)『パーティー券裏金問題』→(2024)『政治刷新本部初会合』(池田議員・安倍派議員逮捕)(1月26日)『通常国会』→(3月)『予算成立』→(4月)『衆議院島根選挙区補選』→(9月)『政治刷新本部全体取りまとめ』『自民党総裁選挙』→(2025)(夏)『参議院選挙』(10月)『衆議院議員任期終了』……)
チェックする仕組みがないことが最大の問題だ。政治献金やパー券規制制度も、「泥棒に泥棒を捕まえさせるようなもの」であり、規制はすすまない。
 強制力を持ったチェック機関をつくるべきだ、というが実際につくるのは簡単ではない。
 政治献金の透明性の為に、収支報告書の原本を電子化し、ネット上に公開し、誰でも閲覧・チェックできるように――――――というが個人情報とかで〝のり弁状態〟になるだろう。
 政治とカネの問題は深刻で、リクルート事件以前から、「田中角栄が……云々」と口が酸っぱくなるほど言われてきた。その政治家は「政治にはカネがかかる」「後援会の維持費」「事務所の維持費」「選挙の費用」云々、なんたらかんたら――――言い訳ばかりだ。
(飲み会に政治資金は必要ない。ポケットマネーでやれ。政党助成金だけで間に合わせろ。助成金の上に裏金や献金では「泥棒に追い銭」だ)
(パーティー券の問題は、参加人数とは別に全員参加ではなく、参加以上の数の献金が集まること。企業は政党(本部、支部)、政治資金団体以外には寄付できない。派閥のような政治団体にはそのために寄付できない。だから、パーティー券を買い、それが事実上の派閥への企業献金になっているのだ)
2024年1月23日のことだが、自民党による政治刷新会議での『中間とりまとめ案』が発表された。【政治資金の透明性徹底】*政策集団の政治資金パーティー全面禁止*政策集団の収支報告に外部監査を義務づけ など。【派閥の解消と党のガバナンス強化】*「派閥」から脱却し、本来の政策集団に生まれ変わる。→お金と人事から完全に決別。*法令違反の場合、党が活動休止や解散を要求 など。(岸田派・安倍派・二階派・森山派の派閥は解散(麻生派・茂木派(平成研究会)(派閥は解散し、政策集団として存続)は協議中))
(【清和政策研究会(安倍派)98人】【派閥側】「在宅起訴」(会計責任者)
  【議員側】「逮捕」池田佳隆+秘書(衆議院)「在宅起訴」大野泰正+秘書(衆)
   「略式起訴」谷川弥一+秘書(元・衆議院議員・議員辞職)
【志師会(二階派)38人】【派閥側】「在宅起訴」(会計責任者)
   【議員側】「略式起訴」二階元・幹事長事務所(秘書)
【宏池政策研究会(岸田派)46人】【派閥側】「略式起訴」(元・会計責任者)
【麻生派56人】【茂木派53人】【森山派8人】【無派閥(菅氏・小泉氏・石破氏)79人】 
*派閥幹部は立件されず。
 個人献金は申告が5万円以上だが、パーティー券は20万円以上。しかも、記名は14%で、匿名が86%。これがブラックボックス化していた。
【改革案】*企業・団体献金の禁止*政治資金・パーティーの透明化*「連座制」の導入(議員も処分の党則改正)*政策交付金の廃止*政策活動費の廃止*第三者監査の導入)
(選挙制度の在り方・国会運営の在り方・官僚との距離感の在り方まで今後も改革努力を継続)(【政治家には3つの財布がある】『政党交付金(国民一人当たり250円の負担)』『献金(企業・団体・個人)』『パーティー収入』→(*政党支部*資金管理団体*後援会))
政治資金規正法自体が、いわゆる『ザル法』で、抜け道が大量にある。
まさに「泥棒を泥棒に捕まえさせるようなもの」であり、このままではまた第二第三の政治家不祥事・逮捕、が繰り返されるだけである。
 政治家も身を引き締める時期だが、政治家の若手は何をしているのか?
 ここで声を上げて、改革案を示さないで、いつ示すというのか?
 派閥をなくすよりも、党議拘束をなくしたらいい。自由に議論させるのだ。若手が何も言わないのはなぜだ? 党の公認を得られなくなるから口を噤んでいるのか?
 長い物には巻かれよ、と。雉も鳴かずば撃たれまい、と。出る杭は打たれる、と。
 昔の若手はバックに後藤田正晴さんがいて、「若手は自由にものを言え」と守ってくれた。
 自民党は2009年の下野後、民主党の大失敗で、2012年に政権復帰。安倍独裁長期政権を許してしまった。だが、それでも、今は、自由意見表明の壁、癌、である安倍晋三元首相が殺されていないのだ。暗黒の時代は去った。時代は変わったのである。
 それでも口を噤むのか?
 安倍さんが殺されたことはいいことだとは思わないが、もう『独裁後』である。
 ここで、立たなくて、いつ立つのか?
 
ーー日本国内では自民党の政治資金パーティーのキックバック問題で大騒ぎになっていますが。
池上 岸田総理にしてみれば、安倍派を一掃できるわけですから、絶好のチャンスでしょうね。例えば、逮捕までいかずとも略式起訴をして、罰金100万円という形で処理する可能性はあるわけです。すると過去の例で言うと、3年間から5年間の公民権停止。つまりこれから3年間は安倍派の幹部が選挙に出られず、国会から追放できるというわけですよ。もちろんその反面、岸田内閣の支持率は落ちるし、自民党全体の支持率も落ちます。でも、安倍派が力を失えば、やりたいようにできるわけです。
ーー諸刃の剣ですね。今後さらに内閣支持率は下がりそうです。
池上 はい、何しろ増税メガネですからね。元総理大臣の竹下登が政権を放り出す直前の支持率は5%ぐらいになりました。その時は消費税並みの支持率になったと言われました。
 (中訳)
池上 お金といえば、日銀の植田総裁が、2023年は3%ぐらい給料が上がったので、2024年の春の給料の上がり方を見て、金融緩和をやめるというか、マイナス金利、ゼロ金利をやめる可能性が非常に高くなってきたわけです。昨年の12月19日には「年末から来年にかけて一段とチャレンジングになる」と発言したことでも注目を浴びました。植田総裁にとって「チャレンジング」と言えば、金融緩和をやめるということしかないわけですよ。投資家からすれば金利を上げようとしているとみたわけです。これまで日米の金利差によって、日本が円安になってきたけれど、この発言により「日米の金利差がこれから縮まるんじゃないか」と期待されて、いきなり円高になりました。今後も少しずつ、円安が解消されていくということになると思います。
ーーそうなると、少し景気がよくなりますか?
池上 景気はよくなる可能性がありますし、円安で物価高になっている部分には歯止めがかかる可能性もあります。今、スーパーマーケットに買い物に行くと、あれもこれも値上げでしょ。皆諦めの境地ですよ。今は全般に物の値上げがしやすくなっていますが、連動して社員の給料を上げるという好循環が起きつつあります。これで3月の春闘で大企業の給料が大幅に上がり、中小企業まで行き渡れば、これはかなり明るい話になります。為替も、春先には1ドル=130円くらいまで円高に進む可能性もある。そうなればゴールデンウイークの海外旅行も行きやすくなるかもしれませんよ。
ーー期待したいところです。ちょっとだけ明るい希望が持てました。
    (池上彰著作から引用)


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【経済のしくみと基礎】今、日本経済で起こっていること。シン・マネー革命の一部特別公開

2024年03月06日 09時50分12秒 | 日記








     日本国の今後は『観光立国』ビジネス。インバウンド需要による救国の策を体感せよ!

  日本国は安すぎる国になった。だが、まだまだ希望はある。
 昔からいわれているように日本は治安が良い。安全だし、食も安全、地方にも観光資源が豊富である。日本人のネックは英会話力の欠如であるが、これも対策はある。
 まずは『観光立国』ビジネスで日本国の復活を策謀するしかない。
 温泉やスキーに春のお花見、沖縄や北海道などの風光明媚な地域、美味しい日本食―――
 よく日本人は意地悪、ともいわれるが相対的なことで、親切な人も多い。
 よく、海外からの観光に携わる人材で、「日本語を話せること」という条件があると思うが、日本語はわかるに越したことはないが逆に、英語や中国語やアラビア語・韓国語、などが流暢な人材であれば日本人の「英語苦手」をカバーできる。
 そして、インフルエンサーに日本のことを紹介してもらうのだ。
日本の観光目標として年三〇〇〇万人……というのがあるが。要は宿泊所とタクシーなどの移動手段の確保である。それが問題点である。
 だが、移動手段はライドシュアやオンデマンドタクシーや自動運転タクシーなど幾らでも可決手段がある。宿泊も、ホテルの拡充だけでなく民泊や、空き家や公共施設などの宿泊場の改革――――まずは頭を使うことだ。
 観光大国のフランスやイタリアは観光客が年間四○○〇~六○○〇万人であるから、日本もそれくらいを目標にしないと。オーバーツーリズムも問題だが。
 それ故に、観光庁ではなく、観光省という組織が必要だ。
 日本が安い国になったからこそ、「値段の安さ」「安全」「観光資源」「日本食」「安い日本製品」「移動手段の正確さ」という資源が日本国の新たなバーゲニングパワー(国の売り)となる。
 これからはインバウンド(訪日外国人)需要による『観光立国』ビジネスがメインとなる。
「漫画」「アニメ」なども日本の強みであるが。これからは日本でなく中国になるかも知れない。どんどん中国に好待遇で日本のアニメクリエイターが引き抜かれている。
 日本のアニメーターは安い給料で、中国の十分の一の賃金でしかない。
 これでは、いずれ、日本のアニメーターは(中国の)〝下請け〟にならざる得ない。
 もう、少子高齢化で、新たな高度経済成長は見込めない。
 なら、観光こそ、これからの日本国の一大産業だ。
 逆に言うなら、もうこれしかない。


 また、ここでは日本の労働と賃金体系や労働組合などについて、考えてみたい。
 今年(2024年)初頭のニュースにUSJ(ユニバーサルスタジオジャパン)がワーキングホリデー(一定期間、就労も可能なビザを利用できる制度)での外国人200人就労を目指すという。つまり、「韓国」「台湾」→「人材派遣会社」→USJ、ということだ。
 まあ、問題は時給千円という安さ。だが、USJなら魅力会社だからそれでも来るだろう。だが、他の地方企業なら来ない(円安も問題)。
(『賃上げ変動ない企業』【労務費の上昇分をどれだけ価格転嫁できたか?】「10割3.3%」「7~9割12.9%」「4~6割18.5%」「1~3割32.7%」「転嫁できず26.7%」)
 最近の賃上げと景気好調というのはあくまで大企業でのベースであり、中小企業で、ではない。だから、大企業に勤めたこともない、経済のことを何も知らないプア日本人らが「景気回復ってどこが? 賃金など上がっていない」とSNSで書き込む理由なのだ。だが、今、デジタル人材は給料が上がっていて「取り合い」になっている。
給料の伸びに賃金上昇が追い付かない。今、コスト・プッシュ(費用を押し上げる)のインフレ。ディマンド・プル(需要を引っ張る)のインフレこそがいいのだ。(『消費者物価指数(23年12月)3.0%』『名目賃金(23年11月)0.7%』『実質賃金(23年11月)-2.5%』)
*『労働組合』は企業ごとの終身雇用での話。中小や若い人は組合も終身雇用も信じていない。春闘も賃上げも大企業での話。社員が、キャリアアップの為に転職して、流動性があり(+リカネント学習)がよい。
(中小企業の6割超が赤字(2021年)→【従業員の勤務先】『大企業31%』『中小企業69%』【中小企業の業績】『赤字62%』『黒字38%』)
*ゾンビ毎年赤字企業は潰れるか、大企業にM&Aとかで吸収され、流動性が増すほうがいい。企業や勤務労働者の新陳代謝が活発になり、潰れるところは潰れ、別なところで新しい産業が興るのが資本主義のダイナミズムだ。
(『人材不足倒産』過去最多(23年)→158件(人件費高騰59%)(従業員退職11%)(求人難58%))
*『自動車輸出(での儲け)』→100兆円に!(2023年)
*『中国の景気環境は?』ニデック永守会長「悪い。成長感は止まっている」。
*日銀は「長期金利が上がり」、今年(2024年)マイナス金利をやめるだろう(大半のエコノミスト予想では)。
*東京23区の新築マンション初の1億円超*初診料の窓口負担(数円~数十円上乗せ(厚労省))
*『イオングループ→『ツルハ』(ドラッグストア2位大手)をTOBで買収か』ドラッグストア大手の売上高(23年度)のうち一位はウエルシアHDで1兆1442億円(イオングループ傘下)。そのイオンが業界2位のツルハHD(9700億円)を買収し2つの買収会社で売上高2兆円を目指すのだという。ちなみに3位はマツキヨココカラ&カンパニー(マツキヨとココカラが統合した)の9512億円。4位はコスモス薬品(8276億円)5位はサンドラッグ(6904億円)6位スギHD(6676億円)7位クリエイトSDHD(3809億円)8位クスリのアオキHD(3788億円)*セブンアンドアイなどのコンビニ大手は、ドラッグストアを買収するよりコンビニで(規制緩和で)薬を売りたいだけだから、ドラッグストアの買収はやらない。
*日野・ダイハツ・豊田織機のグループの不正を受けてトヨタ社長は謝罪した。この問題は、ビッグモーターのような悪質性があり、影響は深刻だ。
*米国のFRB(の総資産)はQT(量的引き締め=お金の引き締め)を実施中だ。(まだ8兆ドル以上の総資産がある。余裕である)
*日立・ソニー副業人材を相互副業受け入れ(対象・AIや半導体など最先端。期間・2024年1月~(3か月)人数・数人規模)*副業の主な種類①個人で副業②社内副業③相互副業
*インバウンド(訪日外国人)(23年11月から消費(日本国内で)失速気味)
*中国の自動車輸出が、日本の自動車輸出を抜きナンバーワンへ(2007年ぶり)。EVシフトや中国車の競争力強化が要因か。
*個人消費とともに設備投資は景気のバロメーター。しかし、人手不足が影響で、設備投資も滞っている。日本の企業の設備投資はどんづまり。〝人材〟がいない。〝英会話〟や〝ITスキル〟がない。
*FRB(米国連邦準備制度理事会)は(2%のインフレターゲットまで)自信がつくまで利下げをしない。米国のインフレは収まってきた(2025年より普通に戻るだろう)。
 米国の政策金利は3.07%でもバランスシートはOK。金利を3.3%に上げても米国経済は好調を維持している。(賃金よし・株価よし・住宅需要よし)(*ただし、米国製造業は22年ぶりの長期低迷)→「金利はそんなに下げられないだろう、と。債務や米国株など下がっているがでもドル高でもある」(S&P500のPER((株価収益率)×1株当たり利益=株価)2020年で金利を上げて米国株価は上昇し、その後、下落。そして、金利下げで持ち直し(20.2倍))
(*1番のサプライズは〝利下げなし〟。ないとは思うが。リスクは米国VS.イランのホットウォー(戦争)。この戦争でイランの石油が入らなくなり困るのは日本(米国にはシェールガス・シェールオイルがあるから))
*相次ぐ業績下方修正 なぜ?(パソコン、スマホ、EV車など)山高くして足踏み多し。
*新型NISA好調→リスク許容で〝バイ&フォゲット〟でもっている。人気は外資系インデックスファンドで、バランス型は(「6資産(購入・資金手続き無料)(ニッセイ・インデックスファンド)」「8資産(eMAXIS Slimバランス)」)*アメリカの決算は「アメリカの利上げ」に注目している。
*セブンアンドアイ→国内でスマホセルフレジの1/4小型店舗(工場の中や企業内)サービスを展開
*デジタル海外人材(デジタル・ノマド)を受け入れへ(年収一千万円以上・日本承認50カ国の人)*アメリカの景気動向(労働者(農業以外)+35万人)(失業率▲3.7%)(自給率▲4.5%)*GPIF(日本の年金運用)→+7.6兆円の過去最高の運用利回り、へ。*ホンダ4-12期(2023年)過去最高益1兆円越えか(牽引は北米)+(経営改革もうまくいった)+(二輪車好調)+(円安で儲かった)
*ホンダ・トヨタG・日産など日本企業業績好調。*日本大手銀行4-12期(2023年)も好調(三菱UFJ・三井住友・みずほ・りそな・三井住友トラスト)*日本企業の業績好調は、牽引がアメリカの賃金上昇(物価高を上回っている)。(東証プライム企業二割上方修正(5社に1社))(決算が「予想を超す利益」だった割合(先週(2024年2月))(日経平均構成企業→49%)(TOPIX構成企業→55%))だが、純利益の伸びは2024年度は下方修正へ。ネックは為替。アメリカ経済はまだまだ好調だが、不安は中国経済――――
*トヨタGで起きた主な不正(
   ①日野自動車→燃費・排ガス試験で不正発覚(22年3月)
         →不正対象のエンジンと車種が出荷(22年8月)
   ②ダイハツ工業→側面衝突試験で不正発覚(23年4月)
          →25項目の認証試験で174件の不正発覚(23年12月)
   ③愛知製鋼→規格外の部品を出荷(23年5月)
   ④豊田自動織機→産業用エンジンの排ガス試験で不正発覚(23年4月)
          →自動車用エンジンでも不正発覚(24年1月)
   トヨタの業績大好調→つくれば売れまくる。(年一○○○万台企業)
   ダイハツは小型車(軽)製造が得意。トヨタは不得手。
➡(不正の原因の主な指摘事項)*硬直的な開発目標(ダイハツ・織機)
     *モノを言えない空気(日野・織機)*体制の不備(ダイハツ・日野)
 ちなみにトヨタグループ17社を次に紹介しよう。
 (*トヨタ自動車〇日野自動車(50.1%)〇ダイハツ工業(100%)〇豊田自動織機(24.7%)〇愛知製鋼(23.9%)*デンソー(24.2%)*ジェイテクト*トヨタ車体*豊田通商*アイシン*トヨタ紡績*トヨタ不動産*豊田中央研究所*トヨタ自動車東日本*豊田合成*トヨタホーム*トヨタ自動車九州)
 トヨタグループの従来の自動車開発・製造は以下の通りである。
 (従来)(開発設計業務)―――――→(認証業務)―――→「自動車」(ミラ)
 (時短開発)(理想)(開発…)→(認証業務)→「自動車」(ミライ―ス)
     (現実)(開発…+(不正)認証…)―→「自動車」(ミライース)
 不正・トヨタG以外にも……
  *フォルクスワーゲン(ドイツ)2015年(排ガス試験)*三菱自動車2016年(燃費不正)*SUBARU 2017年(完成車検査)*日野自動車2017年(完成車検査)*スズキ 2018年(燃費データ)
*トヨタ4.7兆円の過去最高益(4-12月(2023年))時価総額50兆円。+(生産台数増など+9450億円)(値上げ効果で+8700億円)(円安で+5400億円)(減価償却その他で+約2000億円)。マイナスは(経営費や原燃料費・資材高・ローンなど金融資産)。
 だが、トヨタはTSMC熊本半導体工場(Jasm)に出資するという。
*日本の賃上げを見てみよう。賃上げは「中小企業(働く人の七割)も賃上げ」でないと、本当の賃上げにはならないといわれている。((2023年)は群馬県(一位+0.6%*コストコ時給1500円・IKEA時給1300円)と大分県(二位+0.4%)だけ賃上げ*残りは賃上げならずかマイナス)
(首都圏中小企業 賃上げは分水嶺)「賃上げする27.7%未定37.3%賃上げしない35.0%(原資がない69.7%)」➡(「中小企業の価格転嫁状況」23年3月結果・転嫁率47.6%→23年9月・転嫁率45.7%つまり、下がっている。これでは中小企業は賃上げできない)
 ちなみに中小企業が賃上げできないのは、〝地方の人口減少〟〝少子高齢化〟〝地方のマーケットの縮小〟などリスクが多いから。地方になるほどにそのリスクが高くなる。
 しかも、中小企業の労働者はほぼ労働組合に入っていない。
*貿易(対中国貿易の二極化)→日本・韓国は中国よりアメリカへの輸出が増え、アメリカも中国からの輸入(首位陥落)は少なくなって一位輸入国が中国じゃなくなった。中国からの輸入は資源国・新興国(グローバルサウスに中国は貿易シフト*ASEAN・ロシア・ブラジル・豪州・メキシコ・アフリカ・インド)で増え、先進国(日米韓ドイツ英国)などで少なくなった。
*日本株を買っている外国人投資家はがっかり(1300億円程度)。その他の海外投資は2兆円。新NISAは買っているけど、ポートフォリオでがっかり。*日本企業の改革がない。*円安が続いている。*多分、日本株はもっと下がる。
*日本製鉄がUSスチールを買収しようとしている。それに対してトランプ前大統領が大反対。(日本製鉄はUSスチールの4倍の企業力)約2兆円で完全子会社化(社名はそのまま)→米国の製鉄会社は〝利ざや〟で稼げる。
 日本製鉄の橋本英二社長は剛腕で、カリスマ性があり、強いリーダーである。
 では、「日本製鉄 USスチール買収の三つの壁」
〇USスチール株主総会での承認(40%のプレミアを払っているので多分、OK)
〇対米外国投資委員会(CFIUS)の審査(対中国ではないからOK)
〇全米鉄鋼労働組合(USW)の合意(トランプ氏は大反対(80年代のマインド))
      (USスチールはペンシルベニア州(ラストベルト)。しかし、買収はメリットが多くOKだろう)
      【日本製鉄(日本)】 【USスチール(米国)】
 「売上高」 9兆円(2023) 180億ドル(2兆5000億円)
 「当期利益」4700億円        8.9億ドル(1250億円)
 「従業員」 10万6068人       2万2470人 
 「製品技術」EV向けモーター     自動車向け鉄板・高性能な製鉄技術
       CO2削減の高い製造技術 鉄鉱石の鉱山も保有
 「粗鋼生産能力/年」6600万トン   2000万トン
【日本企業による主なアメリカ企業の大型買収】
1989年   ソニー コロンビア・ピクチャーズ(映画)   6700億円
2005年   セブン&アイHD 米セブンイレブン(コンビニ) 
2006年   東芝  ウェスチング・ハウス(原子力発電)  6100億円
2012年   ソフトバンク  スプリント(携帯電話)    2兆円
2014年   サントリーHD ビーム(発泡酒)       1兆5000億円
2021年   パナソニックHD ブルーヨンダ―(ソフトウェア)8600億円
2023年   アステラス製薬  アイベリック・バイオ(製薬) 8000億円
       日本製鉄     USスチール        2兆円

*日銀 内田副総裁→マイナス金利を解除しても、それからの金利利上げ続きへの「パス捌き」はない。
*ソフトバンク(2023年度決算)→9500億円の黒字(アーム買収も要因)
*(日経平均株価 34年ぶりの高値更新)←海外のニワカ外国人投資家が買っている。3万2000円→3万8000円(バブル期)や4万円台もみえてきた。だが、国内の日本人投資家は「(株価が)上がったら売る(逆張り)だけ」(なぜなら日本株はダメダメだという30年に及ぶ心理があるから)
*(フリーター・パートタイマー・アルバイトの賃金問題)正社員とフリーターの「賃上げ幅」に差。→日本の製造業は短期期間労働者に支えられている。パートタイマーやフリーターやアルバイトに支えられている部分が多く、まだまだ「伸びしろ」が大きい。パートタイマーやフリーターやアルバイトの労働者は主婦や学生で、社会保障費の上昇(最低賃金)を越えないことを決めて働いている人も多い。〝年収の壁〟が存在し、それが賃上げの壁となっている。それで政府は2023年9月に、年間103万円以上働いても社会保障に加入出来たり、〝年収の壁〟の対策をする企業には補助金を出すと決めた。パートタイマーやアルバイトのときの課題は〝最低賃金〟と〝年収の壁〟これを解決しないと賃金は上がらない。
*ファンダム(日本で言う〝推し活〟)→米歌手・テイラースウィフトの経済効果『スウィフトノミクス 日米席巻』スウィフト効果はスーパーボウルでの10億ドル(1兆円)。アメリカ大統領のバイデン(当時)を応援(?)か?→トランプ氏は反発している。
*アメリカの歴史的株高→AIブームというより〝AIバブル〟(これがリスク)
*気象変動関連の投資が75%減(SDGsなど綺麗ごと)
*KDDI(au)がコンビニ・ローソンTOB(約5000億円で2024年4月にTOB(敵対的買収)か?(KDDIのデータでDX革命→コンビニリアルで経済圏(楽天もTOBするかも*楽天がこれ以上も弱くなれば可能性大)))(ローソン一株1万360円)総額4965億円
(成立なら)三菱商事50%―――――+――――――――KDDI 50%
ローソン(完全子会社化)

携帯電話契約数                会員数
  NTTドコモ  8918万人   dポイント  9600万人超 16%
KDDI 6691万人   ポンタ    1億人   8%
ソフトバンク 4011万人   paypayポイント6200万人 18%
楽天     600万人超   楽天ポイント 1億人   46%
(KDDI・楽天・ソフトバンクは、*金融*EC*オークション*モバイル*電子マネー)
(NTTドコモは他社に出遅れ。本業のiモードに注力している)

*日本の株価(日経平均株価)→バブル(1989年)以来、39年ぶりの3万8000円の史上最高値を更新。中国リスクの回避なだけじゃない。(日本企業の業績好調)。アメリカは『AI祭』。日本株は〝バブル〟ではない。40000円台もあり得る。リスクは〝もしトラ〟いや〝ほぼトラ〟(トランプ氏米国大統領再選確実)。
*日本の歴史的な株高の動きが、円安を誘導している。〝株高・円安スパイラル〟
*経済産業省は従業員2000人以上の「中堅企業」を重点支援――――――(現在の定義(製造業)従業300人以下または資本金3億円以下は「中小企業」→これ以降は分類上「大企業」として一括り)(「中堅企業」対象企業は約9000社を見込む)→中堅企業による値上げ・設備投資・M&Aを税優遇などで後押し→国内経済(地方経済)の底上げへ。
(政府の「産業競争強化法(改正案)」を2024年に国会成立)
*今、EV(電気自動車)より〝ハイブリッドシフト〟が鮮明に?→アーリーアダプターという新しもの好きの富裕層がハイブリッド自動車を買っている。
「欧州の新車シェア(2017年~2023年)」
エンジン車(ガソリン+ディーゼル)94.3%→48.9%(▼45.4%)
ハイブリッド車(HV→PHV)2.8%→33.5%(▲30.7%)
EV車(電気自動車)1.5%→14.6%(▲13.1%)
トヨタのHVシェア世界で6割。EVは政治問題。〝笛吹けども踊らず〟ドイツやフランスでEV補助金続々打ち切り。EVは補助金漬け。
*HV車売上好調(アーリーアダプタのおかげ)*EV車3つの壁①価格②インフラ③性能
(*ヨーロッパの自動車工業会がまとめた統計によりますと、2023年のEU27カ国の新車登録台数は、前年比13.9%増加の1054万7716台と4年ぶりに1000万台の大台に乗りました。ハイブリッド車が前年比29.5%増加となり、けん引したものですが、一方でEVの伸びは鈍化しており、各国政府による補助金の打ち切りなどが要因と見られます。
 私は以前から言っていますが、ハイブリッド車が最もリーズナブルであり、そしてEVの今後には期待できないと思っています。EVで使われる電気の7割はCO2排出をしながらカーボンを燃やして生み出されたもので、つまり正確にはEVはカーボンニュートラルとは言えません。そんなイカサマなものに、これまで各国政府は補助金を出していました。私は従来の3分の1程度のガスを燃やせばよいという、トヨタCHRのようなハイブリッド車のほうが、よほどリーズナブルであると思いますし、世界でもハイブリッド車が今また見直されています。欧州での新車登録台数の割合は、ハイブリッド車はEVの倍近くであり、そうなるとトヨタなど、日本勢の強さが際立つことになるでしょう。
主な次世代自動車にはハイブリッド車とプラグインハイブリッド車があり、私もプラグイン車を所有しています。しかしプラグインハイブリッド車の仕組みは、充電された電力が終わるとガソリンに切り替わるというもので、走りながら充電してガソリン使用量を減らすといったハイブリッド車がやはり主流になるのではと思います。*大前研一先生談)
アメリカは――――EV販売数31.7万台。EV販売伸び率80%→40%(17年→23年)
 【主要自動車メーカーEV販売数】BYD(中国)31.2万台・テスラ(米国)16.2万台
   GM(米国)14.3万台・VW(ドイツ)9万台・日産ルノー(日本+仏)2.2万台
   トヨタ(日本)1.5万台
 『株価(2023年12月~2024年2月)』GM▲121.2・トヨタ▲121.1・BYD▼91.0テスラ▼76.7➡〝テスラ離れ〟〝テスラ嫌い(EV)〟アーリーアダプターも〝テスラ離れ〟「EVよりもまだまだハイブリッドシフト」
【イノベーションの普及の過程】*イノベーター2.5(山のすそ野)*アーリーアダプター(新規採用者)「死の谷」13.5(山の五合目)*アーリーマジョリティ34(山のてっぺんまで)*レイトマジョリティ34(山のてっぺんから降りていく)*ラガード16(下山)
 
*日本はGDPでドイツに抜かれ4位へ。さらに、日本はG7で最下位に(2022年)。
 GDP(日本4.21兆円)(ドイツ4.46兆ドル)
【一人当たりの名目GDP(前提為替レート(1ドル=131.4円))】(アメリカ)17万6291ドル(ドイツ)4万8718ドル(イタリア)3万4733ドル(日本)3万4733ドル
(日本下落の原因)*物価高*円安*設備投資が失敗*成長戦略の失敗*ゾンビ企業の延命*デフレスパイラル*不況

 *物流2024年問題→『物流2法改正案のポイント』(*大手事業者は運転手の負担軽減に向けた計画を作成。実施状況を報告*必要に応じて国は是正命令。違反すれば最大100万円の罰金*荷主企業は物流統括管理者を選任*荷造りや仕分けなどの「付帯業務」や燃料サーチャージなど運送業外の業務・コストの対価を明記した書類契約を義務付け*元請け業者は下請け状況がわかる管理簿を作成)
 ➡*〝荷待ち〟問題*高速道路費自腹問題*夜勤当たり前問題*残業代少ない・二次三次下請け問題➡労働基準法80%違反➡残業代がなくなると「副業」→ウーバーイーツや白タク(過労死リスクが高まる)➡〝昔は長距離トラックは稼げる職だった(年収一千万円以上)〟改革案「運賃を上げる」「賃金を上げる」(配送のドライバーが激減。2030年にはいまの半分の人数に(だが、外国人ドライバーや移民は反発が大きい))

*「「H3」(国産宇宙ロケット)打ち上げ成功 雪辱果たす」
 日本のロケット(年5~6発)アメリカのロケット(年59発)
日本の大型宇宙ロケットの歴史
【1990年代】H2(1994年)初の「純国産」開発 98-99年に二度失敗
【2000年】H2A(2001年)H2改良型 成功率約98%
【現在】H3(2024年)30年ぶりに新しい工学ロケット打ち上げ成功

全長  費用    実績    搭載重量(宇宙空間での重量)
『H2A』53m 100億円  48(失敗1)4トン
『H3』 63m 50億円   2(失敗1)6.5トン
   (新規開発)(一段(初))・試験は難航も初号機で正常に飛行。
   (改良)(第二段)・H2Aと共通点多い・点火できず初号機の失敗要因に。
(2020~23)『世界のロケット打ち上げ実績』
『打ち上げ実績』     『全長』
 日本・H3 2             63m
米国・ファルコン9 215           70m
 米国・アトロス5 18 60m
欧州・アリアン6 0 63m
インド・GSLV 2 49m
中国・長征5号     68 57m

『宇宙事業の主なメーカー』
(ロケット)*インターステラテクノロジーズ(堀江氏関与)*将来宇宙輸送システム*スペースウォーカー*スペーススワン*三菱重工*IHIエアロスペース*PDIアロスペース
(衛星)*アークエッジスペース*アクセルスペース*アストロスケール*テレスぺクティヴ*三菱電機*NEC*QPS研究所
 ➡〝時間がかかるビジネスだから、早く実績を積んで大金にするビジネスが戦略〟

*相次ぐインバウンドを狙った価格設定→〝福島の3000円喜多方ラーメン〟〝和牛3000円牛串〟〝ミキハウスの40万円コート〟〝吉野家3800円牛丼〟〝6000円マグロ丼〟〝素ホテル(日本人一泊1万円)(外国人一泊2万8000円)〟(インバウンド(訪日外国人)が高い店に並び、日本人は安い店に並ぶ)二重価格は導入すべし!(飲食店は難しい)
『海外の観光地 二重価格の例』
ハワイ ダイヤモンドヘッド
観光客 5ドル(7500円)   現地 (無料)
          ハワイ 公営ゴルフ場
           観光客 86ドル(1万9000円)現地28ドル(420円)
          タイ  バンコク郊外  クット・ポー
           観光客 300ドル(1万2500円) 現地人 (無料)
          タイ  ティクティク
           観光客 300ドル(1万2500円) 現地人(200ドル(855円))
【観光施設料金 日本と海外  こんなに違う(入場料)】*東京スカイツリー(2100円)・エンパイヤ―ステートビル(79ドル(1万8000円))*大坂城(600円)・ヴェルサイユ宮殿(21ユーロ(3400円))*金閣寺(500円)・ウェストミンスター寺院(29ポンド(5500円))*東京ディズニーランド(8400円)・(カルフォルニア)ディズニーランド(169ドル(2万5800円))
 日本人は1000円以上だとやめたりする。【対策】①価格に価値を追いつかせる②定価を上げて、日本在住者向けの割引を設定する。

*AI大手『NVDIA(エヌビディア)』業績・決算・好調(生成AIは大きく株価を伸ばすほどの影響を与えた)
*トヨタやソニーGなど円安で儲けの〝グローバル企業〟の決算好調。その一方で、内需が弱く、一般の庶民や消費者・日本国民が好調を実感できていない。賃上げに続くのか?
*生成AI大手(半導体)などの半導体やらがやたら強い。〝生成AI・半導体バブル〟。2024年2月22日は、バブル以降の歴史的な30年ぶりの東証株価最高値を更新!
*ツルハとウエルシア経営統合
*「日経平均株価最高値」1989年の株価3万9000円は借金をして日本企業が株を買っていたもの+財テク(民間)。だが、現在の30年ぶりの3万9000円はちゃんとした株高(身の丈に合った価格)。(日本企業はやっと三十年ぶりに成長をはじめた)(日本はバブルの清算がおわった)
*新NISAはインディックスファンドですぐにはじめるべき(日経平均株価最高値)。(2024年の年末には4万2000円か?)
*量子コンピュータを日本企業がオールジャパンで開発する。量子コンピュータの実力は「スパコンで一万年かかる計算を三分で解けるほど」。しかし、計算ミスも多く、それを克服するのが今の課題である。
*2023年出生率は過去最少(75万人・出生率は5%以下)。これで2030年の生産人口の大減少は確実になった。【問題解決の鍵】(女性のワンオペ育児の解消)(ベビーシッターのギャラの高さの問題)(男性の育児休暇の少なさ)(育児手当の少なさ)(行政・民間のサポートのなさ)
*ROE(%)(自己資本利益率)→当期純利益/自己資本=(効率よく稼ぐ力)*このROEが会社の未来を決める*ROEが高いと投資に有利ないい会社*ROEが高いと「稼ぐ力」が高い。(投資家のウォーレン・バフェット氏も「高いROEを維持できる会社を探す」と)
ROE改革➡「株価上昇が続く条件」*投資家目線で株を売っていく。*有言実行
*「日本版(7人の侍)」①トヨタ(自動車)②スバル(自動車)③三菱商事(商社)④SCREEN(半導体)⑤DISCO(半導体)⑥TEL(東京エレクトーン)(半導体)⑦ADVANTEST(半導体)
*「アメリカ版(7人の侍)」(『Magnificent(マグニフィセント)7』)(アップル・アルファベット(グーグル)・マイクロソフト・アマゾン・メタ(フェイスブック)・テスラ・エヌビディア)
*ソニーG、ゲーム関連の人員900人リストラ(PS5の販売の不振と今の内の人員削減)
*「NVIDIA(エヌビディア・生成AI半導体大手)旋風」時価総額一時2兆ドル超。
【アメリカ市場 時価総額ランキング(2024年2月)】(一位)マイクロソフト(3兆280億ドル)(二位)アップル(2兆7970億ドル)(三位)エヌビディア(1兆9770億ドル)(四位)アマゾン・ドット・コム(1兆8140億ドル)(五位)メタ・プラットフォームA(1兆590億ドル)【GPU売り上げシェア】エヌビディア96%インテル2%AMD2%【CPU売り上げシェア】インテル65%AMD24%その他11%
*『半導体大手 エヌビディアの強み(1993年設立)(ジェンスン・フアンCEO(台湾人))』①パソコンや家庭用ゲーム機などに内蔵するGPU(画像処理半導体)を設計・開発
②顧客企業の開発者が使いやすいソフトウェアを提供③生産は委託し開発に特化(生産は台湾の会社・TSMCなど)
「エヌビディアの課題は?」①消費電力(GPUサーバーは発熱量・消費電力量が格段に多い)②自社開発のAI半導体を発表(グーグル・マイクロソフト・アマゾン)③生成AIブームはいつまで?(生成AI祭、この先しばらくは続く)
➡NVIDIA日本社三兄弟(東京エレクトーン・アドバンテスト・ソフトバンクG)(株価急上昇(半導体・生成AIバブル))

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【侵略戦争や太平洋戦争の戦争での謝罪と反省】ドイツと日本の違い。無辜の民への損害と被害に対する贖罪とは?

2024年03月05日 22時37分54秒 | 日記











戦後79年、戦争賠償ドイツと日本の違い
もう先の戦争からもう少しで(来年で)80年にもなる。当然ながら、日本国は国家としての謝罪も賠償金(北朝鮮には独裁体制が崩壊してから)もきちんと払った。だが、ドイツはもっと苦しんだ。よく無知な人は「ドイツはナチスやヒトラーのせいにすればいいから楽だよね」というが、とんでもない。確かに、独裁者で軍事独裁などでナチスドイツ政権が出来たら、日本人のように「軍部が全て悪かった。戦争犯罪も虐殺も知らなかった」で逃げられるだろう。だが、ドイツは民主選挙でヒトラーのような怪物を生み、彼の虐殺に加担してしまった。知らない筈もない。むろん、ドイツ人はナチスやヒトラーの蛮行を知っていた。だから、それがトラウマになって、戦後のドイツは日本とは違って、戦争犯罪教育と国民としての反省・謝罪に力を入れた。
二度と再び、アドルフ・ヒトラーのような残忍無慈悲な怪物をドイツに生まない為に。
ナチス式敬礼も、ナチスの旗や腕章や服もヒトラーを賛美することも、ユダヤ人大虐殺を否定することもドイツ国内では犯罪である。翻って、日本国はどうか?謝罪も賠償金も終わっているが、馬鹿な日本人政治家が「カネを払ったからいいだろう」「謝罪はもうしたからいいだろう」との態度で、すぐに開き直り悪態をつくもんだから「謝罪の気持ちがない!反省していない!」とアジア諸国などから激昂されまくる。確かに、殆どの人には、自分が生まれてくる前の先人達が犯した戦争犯罪であろう。だが、だからといって「自分には関係ない」「生まれていない」では済まされない。加害者側の国家の国民としては、それでは駄目なのだ。
まず、信用して貰うためには、こちらが相手側に懐の深さや慈愛と真摯さと誠意を見せなければ、如何ともしがたい。だが、そうやってわかり合い、お互いに理解を深めなければ、何百年でも「日本は謝罪しろ!」「謝罪しろ!」「賠償金を払え」といわれ続ける。何の事件や戦争でも、被害者と加害者とはそういうものだ。そういうものだと思って、深く反省し、何度でも、誠意を見せるしかない。だが、それこそが人の道・人道的姿勢で、あるので、ある。


臥竜  長尾景虎  2024年3月5日22時37分

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