ピアノの先生の生活

ピアノ講師、ブライダル奏者としての日常と
その都度のはまりものへの情熱を綴るくだらな雑記

初仕事

2012-02-14 00:14:40 | 日常
家の電話にはいろんなところから勧誘の電話なんかがかかってくる。
多いのは証券会社、墓、エステ、畳なんか。一時期は電話回線も多かったな。正直ウザったい。
で、今日もお昼頃かかってきて「絶対この電話は勧誘だ」と諦めて「はい○×です」って名乗って取ったの。
そしたらどうやら相手はこの仕事(テレフォンオペレーター)初めての奥様らしく、
「…こ、こちらはF県にあります会社のKと申しますが、○×様のお宅でしょうか?…こちらはF県にあります
会社のKと申しますが、○×様のお宅でしょうか?」と二回も言ったよ。しかもアワアワしつつ。
いや、すでに出たときに名乗ってますがと突っ込みたかったが、とりあえず耐えてみた。
目的はまとめて言えば「先日送ったパンフレットのお試しセットの購入をおススメする」とということなのだが
そこまで辿り着くのも大変だった。明らかに虎の巻を読んでいるのだが、アワアワつっかえつっかえ。
そんなんで「いかがですか?」と言われてもねえ。
もしもこちらが買うと言ったとしても、アンタその先の手続き出来んのか?と心配ですらある。
私のいつもの常套手段で「母がいないのでわからない」と逃げたら、
明らかにホッとした声を隠そうともせず「そうでございますか!」と簡単に切らせてくれた。
多分、本人もこの先を勧めるのが不安だったのだろう。
勧められない正当な理由が相手にあるなら売れなくても怒られないかって。
まあいいんですけど。
でもこういうのってノルマ販売とか、売った分だけ本人の売り上げになるとかじゃないの?
多分この奥様、この仕事どころか外で働くのが初めてなんじゃないかなあ。
ということは、専業主婦で済んでいたのが働かざるを得ない状況に陥ったとか?と哀しい想像をしてしまう。
それなら売り上げに協力するのもやぶさかではないが、本人が押して来ないんじゃねえ。
などと考えてきたら直後もう一度電話が鳴った。
「絶対あの人だ!」と思って出たらその通り。
おんなじことをまた言って、やっと自分で気がついたらしく「ああ!申し訳ありません!」と謝っていた。
初めてとは言えどんだけ失敗してるんだって笑ってしまった。
私は面白いとガマン出来たけど、こんな調子の電話なら怒る人だって多いと思う。
この奥様はきっと今日一日でこの仕事を辞めてしまうんだろうなあと思ったり。
頑張って続けたとして、立派になれる日が来るものなんでしょうかねえ?
また電話がかかってくる日を待っているよ。