ピアノの先生の生活

ピアノ講師、ブライダル奏者としての日常と
その都度のはまりものへの情熱を綴るくだらな雑記

神興行

2009-02-07 00:30:34 | プロレス
先日チケットを取った全日本プロレスの後楽園ホール大会に行って来た。
ネットでのチケットの捌け具合から満員は予想していたがそれどころじゃなかった、超満員!
両バルコニーは開放してビッシリだし、南側の後ろには四重に重なった立ち見が。
プロレス界は冬の時代と言われて久しい。冬の時代どころかカツカツだ。
この不況でヲタだって厳選しているし、地上波放送が無いから新規ファン開拓は無理と来ている。
そんな中この入りは奇跡、いや企業努力の賜物であろう。
自分は功労者であるヤッシー選手の東京最終試合へのおひねり的な意味で見に行ったのだが
なんと言ってもメインに他団体に奪われたジュニアベルトの奪還試合が組まれたのが大きい。
その他のカードもどれも本当に魅力的であったし、勤め人も来れる19時開始というのも絶妙。
さて蓋を開ければどの試合もおもしろく外れなし。
新日を離脱したばかりの稔選手のまさかの悪の軍団参戦もあり、大型新人外人のお披露目あり、
ヤッシーのちょっと切ない試合あり、高山選手まで出れば武藤社長が霞むほどの充実振り。
その上メインがなかなか素晴らしい試合内容の上、ベルト奪還とあればファンの満足度の高さったらない。
「これだけ充実した興行を行っていればもう大丈夫なのではないか?」と思ったが
私の後ろにいた彼氏に連れられて初めて来た女性は浜ちゃん(去年デビューの元力士。超アンコ型)の
試合しか楽しめなかった様子。メインも「なんだかわからなかった」とこぼしていた。
そう、プロレスは技一つとっても「この選手のこの技はこういう時に出すもので、
それをこう防ぐとはやるな!」みたいな、見る側の知識と想像力に委ねられている部分が多いのだ。
それが出来るようになると楽しくなるんだけどなー。
いや、難しくないよ。三回くらい見れば誰でも出来ます。
とりあえず、今の全日は楽しめると思う…けどテレビ中継が無いから勧められないのが残念です。