2011年新年を迎えて宣伝行動スタート
2011年は、争議を解決させるべき特別の年にと心した気持ちで迎え、1月18日、毎日が真冬日という厳しい寒さのなかを出勤する明治製菓と明治乳業のそれぞれの社員に向け、早朝8時から9時までの時間帯で、明治製菓本社に10名、明治乳業本社前には6名で宣伝行動をスタートさせました。
宣伝の一つは、4月1日に設立する「株式会社明治」と「Meiji Seikaファルマ」 の2つの事業体にする「事業再編」によって発生する問題点を整理し、これまで明らかになって来ている新資格制度に移行する「役割給」の本質は、すでに他の企業が導入した「成果主義賃金」であり、「技術を教えない」「勤労意欲の低下を招く」などの矛盾から見直しを手がける企業も現れてきている問題などを内容とした宣伝。
二つは、都労委全国事件証人調べの中で、会社証人は、事実無根なども含めた「作業ミス事例」の書証などを大量に提出し、如何にも「無能力者」であったとし、当然の人事考課評定であったと印象づける証言を繰り返している。中には、「休日で出勤してない」にも関わらず「ミス報告書」が…。余りにも悪意に満ちたデッチ上げだ。「嘘偽りなく証言することを誓います」と宣誓しながら、偽証を平然としてのける会社の態度を報告宣伝。
明治乳業は、社名を改変前に長期争議の全面解決をはかれ!
「事業再編」の犠牲を労働者に転嫁するな!と呼びかけました。
上記二ヶ所の宣伝から、明治乳業より明治製菓の社員の方が、年間給与平均値から見て120万円も高く、「役割給」一本にならして行く矛盾が顕著に表れているように強く感じるところです。