明治乳業争議団(blog)

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2011年迎え「浅野社長」宅へ新年挨拶訪問してきました

2011年01月02日 11時50分04秒 | レポート
 2011年を迎え、毎年恒例にしてきました浅野社長宅へ、新年の挨拶に争議団有志8名で行ってきました。しかし、洗濯物が干してありガラス戸に燦々と新年の陽射しが降り注いでいましたが、インターフォンには何ら応答がありませんでした。
面会出来ず仕方なく挨拶文をポストに入れてきました。是非とも社長読んでくださよ。
 ここ数年同様な状況が続く中で、新年挨拶は、浅野社長への挨拶文を持参のみでしたが、参加者の一人が、今年は違う年にせねばならないと云う気持ちを強く表したいと酒を一本持参してきました。浅野社長にはこの団員の気持ちを是非汲み取っていただきたいと思います。
 本日持参した浅野社長への挨拶内容は以下のものです。


                            2011年 1月 2日
明治乳業株式会社
代表取締役 社長  浅野 茂太郎 殿
                       明治乳業争議支援共闘会議
                          議 長  松本  悟
                       明治乳業賃金昇格差別撤廃争議団
                          団 長  小関  守
要 請 書
謹んで新年のご挨拶を申し上げますと共に
年頭にあたり争議全面解決への決断を強く求めます
経営統合によるシナジー効果の早期実現を目指しての「事業再編」など、明治グループの歴史的な節目となる2011年を、浅野社長にはいかがお迎えでしょうか。
 私たち、争議団と支援共闘会議は、「事業再編」によって社名が「株式会社 明治」と改称されることを重く受けとめ、長期労働争議の一方の当事者である浅野社長に対し、「事業再編」に向けて避ける事のできない課題として、全面解決への道筋を早期に開くための決断を、年頭にあたり改めて強く求めるものです。

私たちは、市川工場事件への最高裁「不受理決定」以後、全国労働組合総連合(全労連)の全面的な支援も頂ながら、二つの角度から解決交渉の必要性を示し、明治乳業及び明治HDに要請を行っています。
第一は、司法判断として確定した東京高裁の内容です。結論は控訴棄却ですが、事実認定では、① 控訴人らの集団性、②集団間の「有意な格差」。さらに、③不当労働行為意思についても、「控訴人らの主張を妥当するとみる余地はある」と判示するなど、同種事件の判断要件を満たす認定がされたことです。残念ながら、「除斥期間」など救済制度の枠組みによって、救済に必要な審理・判断が放棄されましたが、しかし、当事者間には「除斥期間」の壁はありません。古い時期の格差が累積して救済年度に存在している事実に対し、経営陣として責任ある対応が求められているのです。

第二は、明治グループ「2020ビジョン」との関係です。一昨年の経営統合を踏まえ、10年後の明治グループを展望しての「事業再編」が始動する新年ですが、食品大手各社も、まさに、生き残りをかけた経営施策を次々と打ち出す状況にあります。
「安全・安心」など、消費者の信頼に応え得る健全な企業イメージこそ、厳しい企業間競争を制するキーワードではないのでしょうか。私たちは、長期労働争議の全面解決が、明治グループ飛躍の確かな道筋につながるものと確信しているのです。

 年頭にあたり、2011年こそ長期労働争議の全面解決を果たすために、首都圏でも全国的にも総力を結集し、全力で奮闘する決意を改めてお伝えするものです。
                                     以上
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