海外のニュースより

政治・経済・社会の情勢について書かれた海外の新聞や雑誌の記事を選んで翻訳しています。

「プロペラ機は、評判よりはずっと良い」と題する『ヴェルト・オンライン』の記事。

2010年04月29日 | 教育と科学技術
火山灰がヨーロッパ中部を覆ったとき、あらゆる航空機は地上に留まっていた。本当にあらゆる航空機か?それは全く正しいわけではない。フォン・グッテンベルク防衛相や他の政治家達は、飛行禁止にもかかわらず、飛行機で遠い国から帰国した。彼らはプロペラ機に乗っていたのだ。このことは問いを投げかける。このタイプの航空機は、火山灰に対してあまり危険ではないのだろうか。ジェットエンジン機は、まだ空路でどんな役割を演じるのか。今日のプロペラ機は、塵埃許容度においてジェット機よりも優れているわけではない。グッテンベルク防衛相は、単に、低い高度で飛ぶように設計された飛行機で火山灰の下を飛んだだけだ。
半世紀の間、プロペラ機は、空を飛ぶための唯一可能なエンジンだった。いすれにしても、1900年にツェッペリン伯爵の飛行船は、初めてプロペラの助けでボーデン湖の上を飛んだ。その50年後、新しいジェット機が民間航空に参加した。それは飛行時間を約半分に短縮した。
多くの飛行機ファンにとって一番美しいプロペラ機は、ロッキード社の「スーパー・コンステレーション」であるが、それは時速500キロだった。カーチス・ライト社の星型エンジン機は、非常に改良された「世界の最善のスリーエンジン機」であった。最初のジェット旅客機の「ボーイング707」はこれに対して、対して苦労せずに、時速800キロを出した。
その上に新しいエンジンにはもっと多くの長所があった。新しい推力エンジンは、それまで使用されたピストン・エンジンと比べると、動く部分が少なかった。だから、より速くより安全なジェット・エンジンがピストンエンジンで動くプロペラ型航空機に取って代わったのは不思議ではない。
このものすごいテンポ向上した際に、ゆっくりしたプロペラ機には、地域交通しか残っていなかった。そこでは、最高速度は、大陸間の結びつきほどは、大きな役割を演じていなかった。だが、間もなく、地域飛行でも、ピストンエンジンでプロペラを動かすことはやらなくなった。ジェットタービンがそれに代わったのだ。(後略)
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