高橋まゆみ・創作人形「まゆみの気まぐれ日記」

農道をかっぽして歩く笑顔のおじいちゃん。姿が見えなくなるまで手を振るおばあちゃん。やさしさはいつもそばにいた。

出雲、そしてお客さん

2006-05-02 08:53:44 | まゆみのつぶやき室
26日私は人形展の為、島根県、出雲市へと旅立った。
前に松江一畑百貨店での展示会をやったことがあるので、その時お世話になった皆さんに逢えるので楽しみだった。
会場はホテルの二階の空間を使い、一階は商品売り場となっていて、今回ほど楽な会場はなかった。
松江の時もそうであったが、なかなか出来ない観光を短時間ではあったが、仕事の合間にさせていただいた。観光案内は山口から来ていた陽さん。神主でもある陽さんだが、何度も来たという出雲大社。夕方であった為、人も少なく、ゆっくりと境内の中を散策。お参りをして、小吉のおみくじ。陽さんは良いくじが出ても、皆縛って置いていくんだよね。良い運は家に持ち帰るんだよ・・・・と。
確かにと、そこまでは良かったが、「神主が掃除するのに楽なんよ」と・・・・どっちなんだよ!
でも私は前書を信じ、これから良いおみくじが出たら持ち帰ろうと思った。
仕事に行きながら、翌日も開店前に陽さんの知人、多久さんに案内され、日御崎灯台に登り、目の下で産卵するウミネコの群れに驚きながら出雲から眺める日本海に酔いしれた。

そんな出雲での観光や接待にあやかりながら、飲んでる席でも知らないお客さんにまで人形展の宣伝をしている私がいた。

出雲から帰り翌日29日は、千葉のキャプションを書いてくれているグランパの伊藤御一行6人が飯山に遊びに来た。
今年で3回目の飯山春の満喫ツア~。
まだ少し、残雪が黒山になって残る飯山で、見ごろの菜の花も、アスパラも楽しめないが、桜は満開で、天気も良く阿弥陀堂たよりのロケ地や三水村にあるサンクゼールワイナリーなどに連れて行った。
しかし、一番恐くもあり、楽しかったと思うのは我が家の裏山散策。
のびろ、あさつき、つくし、たらの目、菜の花新芽など、自然豊かというのはありがたい事で、採ろうと思ったら何でも採れる。
枯葉だらけの道などない山の坂を、良く都会の人達は登ってくれたと思う。
恐い思いもしながら、収穫ありで、皆満足したようであった。
食事も毎日山菜ずくし。でも彼らの食べっぷりが大好きだ!

今回、お茶屋の伊藤御夫婦らも来ることを楽しみにしていたが、都合でこられなくなり残念だったが、これから、もっといい季節になります。
楽しみは後がいいかも。

 




最新の画像もっと見る

10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
そのうち行くぞ! (ドタキャンおじさん)
2006-05-02 09:33:01
私事で恐縮ですが、松江はうちのルーツなんです。父方の祖父母は松江出身で、先祖は伊藤村の出だから、この名前になったそうです

でも、私は一度も松江に行った事がありません。そのうち行こうと思っています。おみくじですが、悪縁は、縛る、良縁は結ぶ、のだそうでおみくじを結びつけて帰ってきますが、別に持って帰ってお守りにしても構わないと思います。飯山にもそのうち必ず・・・
返信する
びっくり (ひろゆき)
2006-05-05 15:18:28
出雲市駅待合室で汽車待ちをしていたら、人形展のポスターの掲示がありました。待ち時間解消の為、何気なく人形展に入場しました。村の祭り、縁側のてるてる坊主、農作業などを観ているうちに、40年前の自分を思い出しました。また、酔っ払いの夫婦、家出等の人形の表情の豊かなこと。入場してほんとうにビックリ!心地よい時間をすごせました。

返信する
Unknown (まゆみ)
2006-05-05 21:04:19
ひろゆきさん、人形展見てくださったのですね。ありがとう。正直、私が行ってた時はあまり人が入ってくれなかったので、残念でした。一人でもこの世界を見てくれれば、感動してくれるのでは・・・という思い上がりがあったりして。でも、人が入るからとかは入らないとか・・・そういうことを気にしたらきっと私の作品作りは小さくなってしまう。そんな気がしています。人の人数ではない。人の心に響いた心の深さなのだと思います。



頑張って、自分の創りたい物をこれからも創ります。

ありがとう。
返信する
Unknown (月と)
2006-05-07 21:17:19
こんばんは、御神籤ですが「大吉・中吉」等は引く楽しみがあるからだという意味で本当は内容にメッセージがあります。また、御神籤実はどんな御神籤でも持って帰るのが正解なのだとか・・・。今から御神籤をひきますからね?どうぞお言葉を下さい。の参拝から答えとして御神籤に還って来るといいます。島根の人は出雲大社の町「だんだん」という方言からも人間の持つあったか~い感情の沢山詰まった方が多いのにびっくりです。山菜美味しそうですね?
返信する
Unknown (まゆみ)
2006-05-08 20:51:52
そうですか。意味も良く解らず引いていたおみくじですが、やはり、持ち帰って、言葉を噛み締める・・・と言う事なんですね。

田舎にとっては今が一番の季節だと誰もが思っている事でしょう。菜の花満開です



アスパラも出始めました

幸せ!田舎暮らし
返信する
Unknown (月と)
2006-05-08 21:09:34
はい私も最近知りました・・・・おはずかしい。でもいつも持ち帰ってました、だって厳しい言葉の方が大切ですからね。

アスパラ毎日楽しみですよね収穫。出てる~。て言いながらにやけながらぽっきんと折る自分が好きです。笑。お店で買うより野菜の味が強いのが田舎暮らしの特権ですよね?笑。
返信する
不在 (ゆっこママ)
2006-05-14 18:50:03
一畑百貨店出雲店に5/12にお義母さんと見に行きました。私は今年30になりますが、私たちの世代あたりがギリギリあの田舎風景に懐かしさを感じる世代かもしれません。小さい頃祖父母の家にはまだ水道もなく、井戸やら五右衛門風呂やらをぼんやりとですが思い出します。もう少し若い世代になってくると、ぼんやりと思い出す小さい頃の懐かしい風景も、私たちからすれば十分に近代化されたものばかりなんでしょうね。

私の記憶が確かならば、人形たちにお爺さん、お婆さんはいても、お母さんお父さんが登場していなかった気がします。なにか意図があってそうしているのだろうか・・・。お父さんお母さんは、共働きで働きに出ているのかな?夏休みに子供たちだけで遊びに来ているのかな?とか考えてしまいました。
返信する
Unknown (まゆみ)
2006-05-14 21:43:24
ゆっこママさん、そうなんですよ!

私の人形には親世代が少ないのです。それは自分自身、働き盛りの世代。何か余裕が無くて、目一杯であまり作りたいと思わないのです。それに比べ、お年寄り達は全てを許してきた優しい目で、生きる事に感謝して暮らしているでしょ。そういう人の顔っていいよね。子供も無垢だし。だからそういうものを創っているのかな。私は作りたいものを形にしているだけなんです。
返信する
うれしい♪ (ゆっこママ)
2006-05-15 23:25:29
お忙しいのに私のコメントに返事をしてくださるなんて感激です。

実際に私もそう思います。今は小さいわが子の子育てに四苦八苦で、本当に心から安らぐ時間なんてないですから(笑) 高橋さんの創られるお爺さんお婆さん達は、そんな多忙な時期を一生懸命に乗り越えてきたからこそ、あんなにも深みのある素敵な笑顔ができるのかも知れません。私もいつかあの風景の一部に登場しても違和感のないおばあちゃんになれるよう、一生懸命頑張りたいと思います。

子供とお年寄りは、歳は大きく差があっても、皆を温かい気持ちにしてくれるところは共通してますよね。



これからもたくさん素敵な作品を創って温かい気持ちにさせてください。

返信する
感動しました、また来てください (みくちゃん)
2006-05-16 15:20:52
出雲一畑百貨店で見ました。

田舎の表情をする人形たちに、心癒されました

どうもありがとうございました。
返信する

コメントを投稿