あんだーせぶん

まゆ子「……異常気象なんじゃないの? 太陽が増えてるとか」
ニア  「その発想が異常だと思うよ」

萌え萌えじゃんけんをする

2006-09-24 02:48:25 | Diary_7
今日、東京に遊びに来ていた大学時代の友人と秋葉原の「@ほぉ~むカフェ」に行ってきた。かねてより「行ってみようぜ」て話し合っていたんだが、今回それを実現した形だ。俺は以前一人で行ったことがあったのだが、その時はアクシデントがあっての想定外の出来事だったので、今回が事実上の初体験になる。ちなみに連れの方は文字通りの初体験。

朝、10時30分ごろに家を出る。前日の夜中から7時近くまでだべっていてたので疲労でかなり体が重い。前日段階では「メイドさんと写真なんか撮っちゃう?」なんて言ってかなり盛り上がっていたのに、当日になると眠けと疲れでテンションダウン。正直、「家を出るのだりぃー」って思ってました。それでもなんとか「せっかくだから」を胸に歩を進める。

11時過ぎに秋葉原について、一路店まで。開店前にもかかわらず、すでに大勢の人が待っていた。まぁそれについてはある程度予想していたので、別段驚きとかそういうものは無かったけど、うれしい誤算がひとつ。俺はてっきり開店まで店の前で行列をするものとばかり思っていたのだが、この店では待合ロビーがあって、そこで順番までの時間を快適に過ごせるというシステムを採用していたのだ。ロビーでは色々なグッズが売られていたのだが、中でもお歳暮みたいなセット(¥4,800)は圧巻だったな。

ロビーで30分ほど待ち、「ご帰宅」の順番が回ってくる。残念ながら通された席はあまり良い場所ではなかった。メイドさんが注文を聞きに来たので、俺は無難にアイスコーヒーをセレクトする。前回の体験ではメイドさんがシロップとミルクを入れてくれたので今回もその心積もり。前回同様ちょうど良いところで「ストップ」って言えばいいんだよなって考えていた。…と思ったら違った。

「シロップを入れますのでちょうど良いところでニャンって言ってくださいね♪」(猫のポーズ付)

進化してやがる…。向こうが可愛らしく「ニャン」とか言うのは、ありそうだなとは思っていたが、まさか俺がやることになるとはね…。ちょっとびっくりしたよ。ちょっと動揺しながらもメイドさんの指示通り「ニャン」って言いましたよ。「ニャン」をやった辺りから眠気は完全に飛んだね。やってみたらなんか楽しい気持ちになってきた。すごくこそばゆい気持ちになるんだけど、それが結構心地よいのよ。これは幼児プレイの一種と言えるかもしれん。

その後しばらくはこれといったイベントも無く普通にメイドさんにハァハァしていたのだが、突然「よろしくおねがいします」とメイドさんにタンバリンを渡される。何事かと事態の推移を見守っていたら「おたのしみ会をはじめま~す」との事。「萌え萌えじゃんけん」の始まりだ。

「萌え萌えじゃんけん」とは要するに普通のじゃんけん大会なのだが、店独自の作法があって、単に「じゃーんけーんぽーん」とやるだけではないのだ。以下、その作法…

@ほぉ~むで
(左手に右手をのせてゆっくり大きく左右にふる)【@のポーズ】

萌え萌え
(両手にコブシを握り、顔の両側で上下にふる)【猫さんのポーズ】

じゃんけん
(両手はチョキのカタチで、顔の両側で二本の指を上下に動かす)【カニさんのポーズ】

じゃんけん
(頭の上でウサギの耳を作って両手を上下に動かす)【ウサギさんのポーズ】

ポン!
(片腕を突き上げてジャンケン)

レクチャーを受けた後、一回練習をやってからいざ本番。勝つと景品がもらえるようだった。俺は勝つ気満々だったのだが、結果はあいこ。あいこは負け扱いなので、つまりは負けてしまった。「ホントはチョキを出すつもりだったんだよぉー」とまるでガキのような言い訳をする。「ニャンコーヒー事件」に加えて今回の「萌え萌えじゃんけん」で、妙なテンションになっていた。俺は元々大人っぽい方ではないが、あの店内では精神状態が完全に子供だったね。

その後もなんやかんやといろんなイベントがあったのだが、書くと長くなるので割愛。

今回の体験で理解したのだが、「@ほぉ~むカフェ」の真髄はそういう恥ずかしいノリにあると思う。普段だったら絶対出来ないような恥ずかしい行為があの店では割と平気に出来る。で、それが面白さの肝なわけよ。そういう意味じゃ楽しみ方はディズニーランドと同じだ。大人が幼児化するという部分では共通する。方向性は違うが本質的なところは変わらない。

ディズニーランドがテーマパークの王として君臨しているのは、徹底的に現実を廃して、完全なファンタジー空間を作ったからだ。@ほぉ~むカフェがメイド喫茶界の王として君臨しているのも、やはりファンタジーを追求した結果なのだろう。その徹底した恥ずかしさが受けているのだと思う。「完全メイド宣言」は伊達じゃないってか。

追記:
今回一緒に行った友人。ありがとう。また何か面白いことをやりましょう。あと次こそは美味い物を食べに行きましょう。