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アイドルと演歌

2012-07-21 00:37:10 | アイドル
たまたまNHKEテレの「Rの法則」という番組を観た。
「地方アイドル特集」と称して、地方で地元密着な活動をしているアイドルを紹介していたわけなんだけど…。

それを観ていて気づいたんだけど、アイドル業って現代版の演歌だったんだな。
よく考えてみたら似ているわ。

アイドルブームをデフレカルチャーの象徴と分析している人がいるけど、
演歌が流行っていた頃の日本も貧しい時代だったものな。
やっぱり世の中が貧しくなると、演歌的=アイドル的な癒やしが求められるのだろうか。

アイドルと演歌の類似点:

類似点1.
みかん箱ドサ回りから、いつかはトップスターへという物語。

類似点2.
平易でお約束な楽曲。初めて聴く曲でも、なんとなく乗れてしまう感じ。
意図的に隙を作り、観客の合いの手を誘う。

類似点3.
タニマチ的なファンを狙う営業手法。「俺が支えてやるんだ」って気持ちをベースにしたビジネスモデル。
それに伴う「チャート順位」や「賞レース」「紅白歌合戦」への強いこだわり。

他にも作詞作曲プロデュースは自分で行わず、外部の「先生」に委託したりするところなんかも同じだよな。
それぞれ業界の基本的な世界観は共通している。

さてこんな感じで似ている「演歌」と「アイドル」だけど、そこには大きな違いもある。
演歌は「負ける」んだけど、アイドル歌謡は「負けない」んだよな。

これはやはり大衆の未来への展望が映し出されているのかね。

デビューして、経験を積み重ねるほどに価値が高まる演歌歌手が、苦しみを歌い上げる。
デビューして、年齢を重ねるほどに「劣化」するアイドルが、明るい未来を歌い上げる。

それぞれが受け入れられる時代背景を考えれば、なるほど合点が行く。
演歌時代は「右肩上がり」なのに対して、アイドル時代は「右肩下がり」。

うーん、現代を生きる俺としてはちょっと辛い結論。
日本の未来はウォウウォウウォウウォウなのかな(笑)。


http://www.youtube.com/watch?v=k4_1-7qvNQ0
http://www.youtube.com/watch?v=9uSZ3-g-6XY

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