あんだーせぶん

まゆ子「……異常気象なんじゃないの? 太陽が増えてるとか」
ニア  「その発想が異常だと思うよ」

CLANNADを観る

2007-09-24 18:12:32 | Diary_7
「鍵っ子」なんて言葉もあるぐらい信者が多いKey作品。「感動」「泣ける」などの絶賛の声が多く聞かれる同社の作品だが、俺、ダメなんだわ。どうしても合わない。合わないと言いつつも、ONE→KANON→AIRと一連のシリーズをやってきているんだけどね。「今回の作品はたまたま好みじゃなかっただけだ。次こそは…」ってさ。実際はそのたびに裏切られてきたんだけど…。しかし「仏の顔も三度まで」ってやつで、とうとうCLANNADはやらずに終わった。

さて、そんなCLANNADだが、先週ぐらいから劇場版が封切られた。一般的にこの手の劇場版って原作ファンが観るものなんだが、観に行ってきましたよ。いろいろ理由はあるのだが、一番大きな理由はCLANNADの筋が知りたかったから。さきほど上で、「Key作品は合わない」と書いたが、別に嫌いってわけじゃないんだ。合わないストーリーを俺好みに再解釈して楽しむって方法があるんだよ。ま、そのためには何はともあれストーリーを知る必要があるんだけどさ。で、今回の劇場版が良い機会だったってわけ。

で、観た感想だけど、抜群のイタさが最高に良かったね。途中、くじけそうになるところもあったけど、一度入ったら出られない映画館ってシチュエーションが俺に最後まで観る勇気をくれた。これがゲームやテレビアニメだったらこうは行かなかったと思うよ。

さて、ストーリーだけど大雑把に説明すると
「重度の中二病患者(主人公、劇中で最初は高三、後半から社会人)が、頭の少し弱い少女との間に子供をもうけて、周りに迷惑をかけまくる」という話。「中途半端なピーターパン症候群」というキャッチコピーを考え付いてしまった。Key伝統の「意味が良く分からないポエミーな心象風景」。分かったような分からないような名言風なセリフ。どれも健在だったのがちょっと嬉しかった。

映画が終わった後、周りからは「原作とは違う」というような言葉が聞こえてきたが、まぁ俺の感じたあらすじとは大きく違わないだろう。観終わったあとの「なんだったんだろう…」っていう空虚な感じがなんともいえなかったね。最後は不覚にも涙が出てきてしまったよ(あくびで)。

そんな感じでした。
最後にマジメなフォローを入れるけど、実際この作品を思春期時代に接することができたら、感動するかもね。逆に言えばそういう心を持っていないとちと厳しい。毎度のことだけど…。

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