あんだーせぶん

まゆ子「……異常気象なんじゃないの? 太陽が増えてるとか」
ニア  「その発想が異常だと思うよ」

お釈迦様もみてる

2008-08-03 21:13:24 | Diary_7
マリア様がみてるのスピンオフ、「お釈迦様もみてる」を読んだ。

…初めて神に逆らう。これはアカン…。
さすがの今野緒雪先生にも得手不得手はあるんだな。
いや、本来コバルト文庫は女の子向けの読み物だから、メインターゲットである10代女性にはウケるのかもしれない。
しかし男である俺には正直キツかったっす。

今回の作品は男子校が舞台の物語で登場人物も全員男。
…ではあるんだけど、キャラのノリが女子っぽいのよ。
派閥があってお互いに牽制しあっている感じとか、トイレがサロンになっている感じとか、友達関係や先輩後輩で悩む様子とか…。

マリみて世界ならそういう要素が程よい「悶え感」を作り出すわけだけど、
同じテイストを男キャラに当てはめるとすげぇ痛く感じるわけ。
あえて差別的な表現を使うとしたら登場人物が「女の腐ったような奴」になってしまうんだ。
元々女っぽいという設定のアリスとかならまだマシなんだけど、
「ザ・男」として描かれているキャラクターでも女っぽさが隠し切れないんだよなぁ。それがキツイ…。
その辺のニュアンスって、もしかしたら男にしか分からないのかも。
今野先生は現人神ではあらせられるけど女性だからね…。

ま、これを読むとジェンダーフリーってのはありえないなってことだけは分かるよ。

あとがきで、このシリーズも続けて行きたいと意気込みが書かれているんだけど辛いなぁ…。
マリみてファンとして「外伝も押さえておきたい」って気持ちと「あんまり続き読みたくない」って気持ちが交じり合っている。

…そんなことで悩んでいるなんて俺も女々しいな。

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