あんだーせぶん

まゆ子「……異常気象なんじゃないの? 太陽が増えてるとか」
ニア  「その発想が異常だと思うよ」

少林少女を観た

2008-04-27 03:01:55 | Diary_7
少林少女を観た。
「踊る大捜査線」の本広克行・亀山千広と、「少林サッカー」のチャウ・シンチーがタッグを組んだ作品。個人的にそういう宣伝手法は好きじゃないんだけどね…。そうは言っても面白そうだったので封切初日の今日、近所の劇場まで観に行って来ましたよ。

あらすじは

中国、少林寺で九年の修行を終えたりん(柴咲コウ)は、日本へ帰路に着く。しかし、そこで見たのは廃墟となった道場だった。必死にあるものを探しながら、訪ねた中華料理店で、師匠の岩井(江口)に出会う。彼の元にいたミンミンに誘われ、国際星館大学、女子ラクロス部に入る。そこで、驚異的な身体能力をみせるりん。現れたのは田村(岡村)、そして岩井だった。道場の事、ラクロス部のコーチになった理由の解らないまま、りんは初試合に臨む。しかし、彼女はある理由からスタメンに入れず、チームの一員・あさみの怪我で後半から入るも個人プレーをしてしまう。ばらばらになるラクロス部。その数日後、りんは、少年サッカーの輪に入る。「チームワーク」という言葉を理解していく時、バラバラになったチームに一体感が戻っていく。道場も、チームも再建出来そうになった時、車の窓越しにすれ違っていた大場(仲村)との因縁が訪れる。道場を自ら破門にした岩井の「心」を理解したりんは、大切な仲間を守る為に最後の戦いへと、大学に向かう。そこで待つ結末とは?!
(wikipedia)

とこんな感じ。

「アニメっぽい作品だなぁ」って思ってたら、案の定脚本は十川誠志。バリバリのアニメ畑出身者。13話物のベタなアニメを、ダイジェストで2時間にまとめたみたいな展開だったよ。ただ、ダイジェストっぽくはあるんだけど、あまりにもベタな展開だから、作中で多少話が飛んでも内容が理解できちゃうんだよ。日頃から培われた「アニメ脳」の力は偉大だ。全体を通して、ストーリーはあってないような物だけど、ベタな展開には安心感がある。あとはじっくりと演出を楽しめば良い。カンフー映画の醍醐味ってやつが堪能できるよ。

今回、テーマを「ラクロス」にした点は素晴らしい。女の子の美しさ・可愛らしさとカンフーアクションを同時に表現できるスポーツだと思う。これは個人的な趣味もあるんだけど、「女の子が長物を振り回す」っていうのにグッとくるんだよ。ラクロスのクロスを武器っぽく振り回すからカッコイイんだ。イメージ的にはソウル・キャリバーの「ソン・ミナ」みたいな感じか。

正直なところ、時間に対して内容を少し詰め込みすぎている気がするのだが、基本的には終始楽しめたよ。演者がアクションを本業にしている人じゃないので、多少の甘さはあるんだけど、そこはご愛嬌ってことで。その代わりに、斎藤環の言うところの「戦闘美少女」的な楽しみがあるな。

俺の中の総合評価は「当たり」。観て良かったですわ。