あんだーせぶん

まゆ子「……異常気象なんじゃないの? 太陽が増えてるとか」
ニア  「その発想が異常だと思うよ」

なかなかテレビが見れない

2005-07-11 10:12:42 | Diary_7
NHKスペシャル「日本の群像 再起の20年」を観る。第一回から観ているお気に入りのシリーズだったりする。視聴料収入が未払いにより減少しているといってもさすがNHK、民放を圧倒する資金力と取材網をバックに豪華な番組作りには変わりがない。「新・シルクロード」なんていくら使ってるんだ。

まぁそれはともかく、この「日本の群像」は俺の年代にちょうど合っている番組なんだよね。まだ社会や経済についてイマイチ理解できていないときに突然「フキョウ」ってやつになって、それ以来ずっと続いている。俺らの世代は不況期に生きているということは分かっていても、何で不況になったかのスタートラインについては結構知らないことが多い。「戦争を知らない子供たち」なんて歌があるけど、俺らは「好況を知らない子供たち」なわけですよ。

======(歌詞)
バブルが終わって 僕等は生まれた 好況を知らずに僕等は育った おとなになって 歩きはじめる 不況の歌をくちずさみながら 僕等の名前を 覚えてほしい 好況を知らない子供たちさ 高すぎるからと 許されないなら ローンが長いと 許されないなら 今の私に 残っているのは 涙をこらえて 歌うことだけさ~
======

ちなみに俺はこの歌、詳しくは知りません。ごめんなさい。ついでにいうとバブルが終わる前、どちらかというとバブル絶頂期に俺は生まれてますな。

脱線したが、実際問題、山一証券も日産自動車も「知った頃にはやばかった」って状態だった。良い時代なんてしらねぇよって感覚。そんなわけでこの番組は「知られざる不況のスタートライン」を確認するうえで俺らの世代にちょうど良いわけ。

さて、この番組を観終わって、時代に乗れなかった企業に思いを馳せながらその後も惰性でテレビのチャンネルを回していたら、地方ローカルの番組で「パチンコNOW」だかなんだか、パチンコ紹介番組がやっていた。

内容はこの手の番組にデフォルトの新台紹介で、「リーチアクション」や「予告アクション」なんかを紹介していく物だった。いつも思うけど「リーチアクション」って当たりの予告じゃん?それは分かる。でも「予告アクション」ってつまりはリーチの予告だろ?「当たりの予告」の予告って意味あるのか?俺はパチンコはやらない人間なんで、そこまで詳しくないけどパチンコ好きの話では興奮するって言ってけど…。

パチンコ業界ってどうしても「警察利権」「朝鮮利権」「暴力団利権」「ほぼ違法賭博」っていう負の側面があるから好きになれないんだけど、業界のパワーと先見性は見習うべきものがある気がする。特に凄いと思うのは、気がつけば「オッサンの趣味」ってイメージを完全に払拭して、若者にも人気のレジャーにしてしまったことだな。ゲーム世代が賭博合法の年齢になるのを見計らっての新台投入は絶妙のタイミングだ。「CRエヴァンゲリオン」とか「北斗の拳」とか…。

正直、パチンコ業界が嫌いな俺もやってみたいと思わせる機種があったりするもん。俺みたいな「嫌いな人間」すらも興味を持たせてしまうのって凄いことだと思う。しかもメディア操作も巧みに行い悪いイメージをも消していく。完璧な商戦略だな。山一も日産もそれぐらいのしたたかさがあれば「日本の群像」にならずに済んだだろうに。まぁ「賭博」っていう欲望に根ざしていて不況に強い業種であることは間違いないんだけどさ。それでも様々な業界が不況によって苦境に立たされたなか、いまだ強い輝きを放っているというのはやっぱり凄いよ。

追記:「セガサミー」になったことでやっぱり「CRサクラ大戦」とかでるのかな?世代的にもそろそろ投入の時期じゃねぇ?あと絶対にありそうなのが「CRドラゴンボール」。これは大ヒット間違いなしだな。「フリーザ戦リーチから元気玉リーチに発展したら大当たり確定」とか「リーチで失敗してもセンズアクションで復活のチャンスが!」なんて感じかね。「CRマリア様がみてる」…これはダメだな。在ったらたぶんやるけど。