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陶芸作品ができました・還元TEST

2018年09月02日 | 陶芸作品

2018「夏の食器」が焼き上がりました 

夏向きにソーメン、パスタ、サラダいろいろ使いやすイサイズ

210mmφで重さを500gに設定して「水色の食器」をねらいました

五斗蒔白土 「五斗蒔=ごとまき」とは、美濃地方に有る地名です

焼き縮みも少なく、軽く仕上がり食器や、小、中、大物にも使用できる万能の土です

 昔から茶陶として使われてきた土で、志野・織部などの釉薬が良く映えます

 

均窯釉にするか迷いましたが酸化焼成が安定とのことで水青磁釉にしました

 中深皿 210φ*60h 540g

縁に鋸刃め模様を入れました

 中深皿 210φ*50h 510g

全面に鋸刃め模様を入れてグラデーションをつけやすくしました

釉掛け前に全面にに水を含ませその後に半乾きになったところで

スプレーガンで底から上部にむかってゆっくりと釉薬を吹き付けます

今回の釉掛けは外面を先に仕上げ少々乾燥させて内面をでデザイン

しやすくできるように後でSPGで釉薬掛けをし十分乾燥しました

 平皿セット 210φ*40h 500g

普段使いにシンプルに仕上げました 4枚の皿の大きさを合わせて

重ね置きがしやすいように普段使えるような食器をめざしました

器の値打ちは裏側で決まるといわれます、高台仕上げは重要なことです 

今回の釉掛けは外面を先に仕上げ少々乾燥させて内面をでデザイン

しやすくできるように後でSPGで釉薬掛けをし十分乾燥しました

 

今回還元焼成がカタログと比較してどの程度まで発色するか「簡易TEST」をしてみました
 

 典型的な還元色調定義の「均窯釉」を使って半磁土で箸置きに釉掛けしてみました

また同様に半磁土小皿の平面に厚めに、立ち上がり部に薄く釉掛けしてみました

カタログではガス窯・理想的強還元の表現になっていますが、電気窯でのLPG還元では

全手動操作のため安全重視のために開放操作で十分なCOをため込むことができません

 今回はCO不足でかなり弱還元になったようで特に釉薬の十分な厚みがあるところでは

釉薬酸化物からO2を引き出すにはCO濃度が不足しているので酸化焼成に近い発色に

なっています、釉薬の薄いところではわずかに何とか還元らしき発色が見られます

そとからは見えない窯の中のLPG燃焼の挙動を想定しながら排気量の調節、LPG量の

加減などある程度の工学的理解がなければCO濃度想定しての還元操作は困難でしょう

電機窯の還元は弱還元(中性炎)で、それほど強くはかかりません、さや鉢に入れる

鉢の中だけで還元状態になる 方法は酸化焼成なので通常通り無理なく作業できます

 

 


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