小浜首地蔵
雨雲情報をみながら合間を見て民話の場所に出かけています
再び小浜宿でぶらぶらと昔話を楽しんでいます
小浜南門の手前の小高い所ににあります
夜泣き地蔵尊 首地蔵説明板
お願いごとにいろいろとお参りされるようです
はじめはどっきりとしましたが ゆっくりとお参りすると心休まります
右の地蔵は「洪水で流れてきた」などと諸説あり、室町時代の文書にも、
全国から参拝者あり-と記される。
左は1977(昭和52)年に住民らが作ったものらしい。
宝塚民話No.1-8 小浜の首地蔵
タンポポの黄色い花を見つめながらふんわり暖かい風に包まれて気持ち良く
ウトエトしていたある日のことなにやら騒がしい声で起こされましてね
よくよく聞いてみると「こんな地べたではお地蔵様がかわいそうだ」と
言っているんです それでその人たちの手でこの高台の上に
上げられたのですよ おまけに屋根まで建ててくれると言うのですが
なにしろ私は「どうか屋根で覆わないで 青空の中にいたい」と
一心に祈っていました
すると大工さん達が次々と病気になってしまってね 家を建てることをとりやめて
くれたのでこうして雨のシャワーを浴びながら暮していられるのですよ
大工さん達には本当に悪かったと思っています そのお詫びという訳でも
ないのですが首から上の病は私の力でなんとか治してあげようと
精いっぱい頑張っているので病に苦しんでいる人がいたら
私のことを伝えてくださいよ
そして元気な君達も一度笑い顔を見せに来てください
いつも何か楽しい話ができるような気がしているんですよ
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