京・奥嵯峨 「祇王寺」
勝手な解釈ですが夏の祇王寺は清盛の寵愛を受けていたときの明るさと力強さを感じます
秋の景色は心の移ろいをかんじさせ寂しさ、はかなさを感じます、尼寺の雰囲気平家物語の
ことが頭をよぎります、またこのお寺の厳しい歴史、廃寺からの再建など興味深いところです。
新緑が一番美しい時期、緑一色の苔庭、草庵、山門、あおもみじ、
若竹の緑の風が静かに流れていきます
つつましやかな草庵、控えの間の大きな窓 「吉野窓」です
少々時間をとって外に出て見ました、修学旅行の生徒や外国のひとの後について坂道を上りました
「滝口寺」
祇王寺の外、小倉山を背に「滝口寺」、はじめておとづれました、ここにも悲恋物語があるそうです
嵐山からバスでまずは愛宕念仏寺(おたぎねんぶつじ)にむかいました、はじめての訪問です
その後は歩きながら緑をたのしみ、昼食のあと祇王寺にいきました
祇王寺に向かう途中で珍しいかやの葺き替えにであえました
「愛宕念仏寺(おたぎねんぶつじ) 」
天台宗・愛宕念仏寺(おたぎねんぶつじ)嵯峨野めぐりのスタートポイントです
鎌倉期の本堂がありますが戦後台風災害で大被害にあい廃寺になったとのこと
S30年から仏像彫刻家による京都一の荒れ寺の復興がはじまりました
この復興祈願に賛同した参拝者の人々の手によって彫られた1200体の石造りの羅漢さんが表情豊かに
ならびます。 どれひとつ同じ顔がありません、みなさん優しい顔、懐かしい顔、癒しの顔でほっとします
みればみるほどいろいろな顔があり、写真をいくら撮ってもおわりになりません
こんなところまで外国の人がやってきています、さすが歴史観の広さにはおどろきです
世界歴史の中の日本の”歴史文化”、見習うところもおおいとおもいます
おちゃめな人たちでポーズをとってくれました、残念ながらどこの国のひとか聞き忘れました
「おもいで写真」
京都の友人夫妻と数年前に秋の嵯峨野を訪れたときの紅葉です、こうして並べて見ると一段と
すばらしさが理解できます、本当に小さな草庵ですがこころひかれるものがあります
ここまでみるとやはり雪の”はかない祇王寺”がきになりますが・・・