奈良時代の大阪「難波宮」にタイムスリップ
大阪のNHKホールにvivaの用事の付き合いでででかけ、隣にある大阪歴史博物館にはじめて行ってきました。
現在、難波宮の跡地の一部は、難波宮史跡公園となり、大坂城の南西に整備されています。
1350年余りの歴史を刻む難波長柄豊崎宮跡の上に建設され、大阪の歴史を研究・紹介する博物館です。
新しいカメラがちょうど届いたので、暗いところでの写真の出来具合を試すことにしました。
東京勤務中では”大江戸博物館”に何度か足を運びました、よく似た展示方法ですが大阪には歴史の重みがあります。
「古代」
奈良時代の難波宮の大極殿、原寸大に復元した空間では、直径70センチもある朱塗りの円柱が立ち並び、官人たちが整列。
韓国、中国の若い人たちが、カメラ片手にいろいろ角度を変えながら写真を撮っていました。
原寸大の”しび” お寺や神社の棟の両端に取り付けられていました。 これが重要な発掘につながったとのことです。
大阪市制100年記念に韓国・プサンに模型を作って航海をしたそうです。 大きな埴輪です。
「中世、近代」
天下の台所の時代 では、賑わいを再現、活気あふれるなにわの町人たちの暮らしが、いきいきとくりひろげられます。
「近代、現代」
大正末期~昭和初期にひときわにぎわった心斎橋筋、道頓堀などの街角を、大きさ、雰囲気そのままにきりとってリアルに再現。
繁栄するモダン都市・大阪の街を歩くことができます。
大阪歴史博物館 中央玄関・NHK入り口 10Fからガラス越しに大阪城と大阪ビジネスパーク
特別展示で大阪の歴史的建築家 「中村順平」の研究を見てきました。
特別展示 「中村順平 建築芸術の探究」 日本独自の建築美学を追求 (パンフレットより)
今から125年前の明治20年(1887)、大阪に生まれた中村順平は、フランスのエコール・デ・ボザールに学び、
日本人初のフランス政府公認建築士(D.P.L.G.)となりました。
彼が留学した大正時代後半、日本では、建築を芸術よりも工学として捉える機運が優勢でした。
しかし、彼はボザールで学んだ建築論や絵画的な図面表現を日本に根付かせまた弟子たちへの教育を通して、
日本における建築芸術の確立に尽力しました。
関東大震災の報を受けた中村は翌年1月に帰国し、東京の都市復興計画図を一週間で作成した。
放射状街路による都市計画の様子は、パリの街並みを彷彿とさせる。
本案は実現に至らなかったが、建築家による震災復興案として歴史的にも評価されている。