メイン会場の「雛の里親館」は巨大な雛壇と、おびただしい数の雛人形、そして、「吊るし雛」に圧倒されます。
写真クラブの撮影会で高取町の雛めぐりに行きました。 大阪から壷坂まで約1時間、吉野のふもとです。
高取の町並の佇まいを、ひとつのテーマパークに見立てて、開催されるのが「土佐町並み町家の雛めぐり」です。
「町家の雛めぐり」は、今回で6回目、町あげてのイベントに発展し、民家の玄関や、縁側、店先など、に展示されています。
古い土佐街道の町家では、惜しげもなくプライベートスペースを開放されていて、それぞれの家に伝わる由緒ある雛人形
家族の歴史が詰まった雛人形たちを見せていただくことができます。
正面に見えたであろう高取城(584m)に思いを馳せながら時代を映す道を散策します。
きれいなお雛様には女の子が誕生して喜び、家族の思いがかかれています。 里帰りしたものもあります。
店先にも 「ようこそ くすりの町高取へ」、大和の薬売り今も製薬産業や家庭配置薬業は、高取の主要産業となっています。
古い町並みに胃腸薬”だらにすけ”の看板、昔からの看板がのこっています。 「先用後利」 置き薬の商法
親切にお雛様の見方を教えていただきました。 気軽に写真を、おとづれる人たちとの会話を楽しまれているようでした。
江戸雛は質素倹約を推奨した幕府のお膝元である「江戸」で、創られてきた雛人形
京雛は雅やかな御公家文化の「京都」で、創られてきた雛人形で、お内裏様とお雛様との左右の並びが違うことしか
分からなかったのですが、 仕丁(しちょう)さんの違いで見分けると分かりやすいとのこと。
京雛、まん中にちり取り、左右に熊手と箒をもった人形を飾り、 江戸雛は沓台(くつだい)をもっている仕丁がまん中、向かって
左に台笠、右に立傘を持っています。
メイン会場の「雛の里親館」には昔ものがたりのお雛様がボランティアの方の説明でいきいきとかたりかけてきます。
高取城のある高取山は”竹取物語”の舞台であったそうです。 竹取り・・・たかとりとよむ
お里・沢市の夫婦愛を描いた浄瑠璃 「壷阪霊験記」 町外れに菩提所があります。
妻は夫をいたわりつ~、夫は妻に慕いつつ~ 浪曲でもおなじみです。
昼食後自由解散となり、お里が澤市のために通った壷坂寺に向かいました。 大変な山道で標高300mにあります。
壷坂寺 眼病に霊験あらたかな観音様、目の観音さまとして、広く信仰を集めてきました。
西国三十三所観音霊場の第六番札所。
インドから招集された石仏群 大釈迦如来 (10m) 大観音石仏像 (20m*1200ton)
十一面千手観音菩薩像 文殊菩薩石像 普賢菩薩石像
涅槃石仏像 (8m)
後日談:かなりきつい登山・ハイキングでしたがおかげで翌日から腰痛がずいぶんと楽になりました。 可能な程度の
無理はやはり大切なのでしょう。