
ダイビングをしていると、いろいろ危険な生物に出会うが、たいがいは事前に分かるので、近寄らないようにしている。ところが表題のウンバチイソギンチャクはカムフラージュが得意で、周囲の景観に溶け込んで見分けがつきにくいとされている。非常に強い刺胞毒を持っていて、刺された箇所に激痛と、火傷のような腫れを生じ、強い痒みが長時間残る。ひどい場合は患部の皮膚の壊死、吐き気、不快感、筋肉のけいれんが起こり、激痛のあまり呼吸困難になる場合があるという。まるで蜂に刺されたのと同じように感じるので「海の蜂」・・・「ウンバチ」と呼ばれているのだろう。
フィリピンの海で出会ったウンバチイソギンチャクは上掲の画像のごとく、見るからに毒々しいオレンジ色をしていて、近寄るなよ!という危険信号を発してくれていた。画像の中央に不鮮明で申し訳ないが、ホルトハウシ(ナデシコカクレエビ)というエビが写っているのに気付いていただけるだろうか。
いわゆる共生の関係にあって、このエビは強毒のイソギンチャクによって外敵から身を守ってもらっているのである。ナデシコカクレエビはきれいな色彩のエビなのだが、さすがにこの強烈なオレンジ色がバックではその存在が薄れてしまっている。これも外敵の眼をあざむくカムフラージュと言えるだろう。
フィリピンの海で出会ったウンバチイソギンチャクは上掲の画像のごとく、見るからに毒々しいオレンジ色をしていて、近寄るなよ!という危険信号を発してくれていた。画像の中央に不鮮明で申し訳ないが、ホルトハウシ(ナデシコカクレエビ)というエビが写っているのに気付いていただけるだろうか。
いわゆる共生の関係にあって、このエビは強毒のイソギンチャクによって外敵から身を守ってもらっているのである。ナデシコカクレエビはきれいな色彩のエビなのだが、さすがにこの強烈なオレンジ色がバックではその存在が薄れてしまっている。これも外敵の眼をあざむくカムフラージュと言えるだろう。