メロディック・ハード/メタルが好き~♪

シンフォニックでメロディアスなのHM/HRのCDを中心に感想を書いていきます。サッカーやバレーのことも。

ManiganceのL'onbre Et La Lumrere

2006-04-30 20:25:09 | メロディック・ハード
フランスのメロディック・ハードの3作目。
「ロンブル・エ・ラ・リュミエール~陰と光~」という邦題だ。

2作目で失われたメロディアスさが戻ってきている!
彼らの良さである、高度にテクニカルでメロディアスなHMが、2作目でヘヴィーだけになって残念だったが、この3作目では楽曲に重点を置いたのか、素晴らしく美しいメロディになっている。
シンフォニックでちょっとプログレがかった曲風は相変わらず。
メロディアスでありながら、ハードなエッジのあるギターが共存しているのは驚異だ。
ディジェ・デンソーの、鼻にかかるフランス語を無理やりメタルに当てはめてしまうのも相変わらず。
彼は声がよく伸び、高らかに歌うのは気持ちいい。

ダニエル・プイオウのドラムスとマーク・ドクフォーのベースは強力になったようだ。
これまでになかったスピードチューンを軽々こなしている。
5曲目のPredateur(捕食者)は、そんなリズム隊のカッコ良さをよく引き出している。ギターソロも早弾きとメロディアスな部分があって素晴らしい!

全曲がよく練られている。彼らの代表作となることだろう。

Kill The King

2006-04-29 20:57:55 | メロディック・ハード
ドイツはブレーメンで行われている、卓球の世界選手権の女子は快進撃をしています。
今日は準決勝の香港戦。
福原愛がすっかり成長して、今や不動のエースになっていました。
彼女は、3,4歳から活躍してて、ただの神童で終わってしまう可能性もあったのに、世界相手に確実に勝ちを稼いでいて、頼もしい限りです。

勝負の結果はともかく、テレビ東京による番組のテーマソングが「Kill The King」(Rainbow)なのがちょっとうれしい。
CMが入る場面では、イントロが流れ、決着が着くと最後のOh~Oh!!が流れます。

卓球に合わないんじゃないかと思うんですが(ロニーの顔が浮かんできちゃう)、聴けばやっぱりうれしいのさ。
(にっこり)
これで勝てれば、もっとうれしいな。(現在試合中)

あらら、スタジオ席に中継が移ったら、「Freedom Fighter」が流れちゃったわ。

リハビリ7日目 - スクワット&研修生

2006-04-25 22:01:42 | バレー
今日で、あの煩わしい“アキレス腱固定装具”から開放されると思ったが、リハビリの先生の勘違い?で、来週となった。
私は、固定装具なしだと歩幅が出ないので、かえって良かったと思う。
にしても、左右違う靴は見苦しいなぁ。。

さぁ~て今日は、エアロバイクから始まった。
先週よりも負荷を5W上げて80W。これを65~70rpmで10分間こぐ。
心拍数は120回前後を行ったり来たり。徐々に上がっていくのは疲れのためかな。(4回くらい)
うっすら汗ばむ程度だったので、来週はさらに5W上げよう。
先週から通勤を始めたためか、エアロバイクは快適だ。
足首の曲がる角度も上昇してきて、チャリこぎと歩くことの重要性を痛感した。

その後はかかと上げとスクワットを20回×3セットずつ。
かかと上げによって、ふくらはぎの筋肉が戻ってきたので、今度は太ももの筋肉回復のために、スクワットをするというワケ。
普通のスクワットでは、足首が曲がらないので、体重を後ろにかけ気味にする。
カッコ悪いが、この際気にしていられない。
ふくらはぎとふとももにハリを覚えて、心地いい。

ここに貼り付けた写真でもわかるが、左足の足首は腫れて太いし、足の甲もパンパンになってしわひとつない。(みずみずしい?)
なのにふくらはぎの筋肉が落ちているので、“サリーちゃん足”になってしまっている。
悲しい~。
早く取り戻さねば!


【ここからは、おヒマな方だけお読みください】

リハビリ室に、理学療法士の専門学校に通っている学生が研修に来ていた。
4年制の最終学年で、2ヶ月間研修しなければならない。今日はその3週間目だった。
見るからに「藤正樹」みたいだ。(トシがバレる)
バリバリスポーツ選手をやってる20代男性達がいるのに、私のところに「研修中ですので話を聞かせてください」とやってきた。
う~ん、きっと私はテキトーにスポーツやってそうだから(事実そうである)、気軽に答えてくれると思ったんだな。気後れもしないんだろう。
よぉ~し、それならこのオバサンが話してあげよう!

ということで、なぜアキレス腱を断裂したのか、どのように回復してきているのか、固定装具の調節はどうやっているのか などを話した。
ついでに、私についてくれている先生を例に挙げて、
「リハビリの先生は、明るくて元気な人がいい!
 リハビリを始めた瞬間、がんばろうって気になれるからね。
 なるんだったら、絶対に明るくて元気な先生になってね。これ、希望。」
と熱弁をふるった。
見るからに、自信がなさそうで、背中を丸めて立ってるのを見ると、こちらが“大丈夫かな?”と心配してしまう。それじゃあ困るよねぇ。
私なりの、励まし方なのだ。

その後、私の担当の先生がやってきて、笑いながら会話をしていると、彼もやっと笑った。
なぁ~んだ、笑えるんだ。
笑った方が、遥かに魅力的じゃん。

その後、私のスクワットをぼんやりと眺めていたから「一緒にやる?」と声掛けたり、「体重が右足と左足、同じようにかかってますかね?」と質問したりして、“仕事”を作ってあげた。(ん、迷惑か?)

我ながら、すんごいおせっかいだと思う。
余計なお世話だとも思う。
だけど、最初だけだからね、おせっかいなのは。
こうるさいのは、本当はイヤなのだ。
次は、多少はしっかりした“藤正樹”になっていることだろう。

帰りに「来週もまた来るからよろしくね。がんばってね」
と言っておいた。
『うるさいから、もう来るな』って思われていたりして。。^^;


KamelotのEpica

2006-04-24 21:30:59 | メロディック・ハード
Epicaを書いたなら、元祖Kamelotの「Epica」を書かにゃなるまいて。

Kamelotが2003年に発表した6作目の「Epica」は、次作の「The Black Halo」と対になっている。
ゲーテのファウストを下地にしたトータルアルバムだ。
そのため、どうしても重々しさが出てしまうが、Kamelotのロイ・カーンの美声は、重さを従えてハイトーンを際立たせている。

ロイ・カーンのボーカルは、澄んで丁寧に歌いこんでいる。
声の抜き方が独特で、切なさとはかなさがあるため、シンフォニックで静と動のある叙情的でドラマティックな展開を、さらに1段引き上げる。

ストーリーがあるだけに芝居がかっている。
たとえば、“Intertude Ⅰ(Opate Soul)”から“The Edge Of Paradise”に移る流れでは、暗転してから後、何者かが忍び寄るような男性の低音クワイアがあり、その後のギターリフがカッコいい!堂に入って、いきなりスポットライトが浴びさせられたよう。
そして登場するロイ・カーンの妖しくからみつくようなボーカルは、皆を黙らせるような説得力がある。
スローなパート、スピーディーなパートが違和感なく続き、感動へ誘う。

Kamelotの魅力の第1は、バラードにある。
「Wonder」のハイトーンの消え入りそうな声は、男の色香を感じさせる。
せつない歌を歌わせると天才的だ。

クラシック・シンガーのマリ・ティタニア、Rhapsodyのルカ・トゥリッリのゲストがまた、存在感のあるプレイを聴かせてくれる。
ロイ・カーンばかりクローズ・アップされるが、サシャ・ピート&ミコのプロデュースとオーケストレーション、トーマス・ヤングブラッドのギターによるサウンドと組み立ては、濃厚で高度で緻密である。
彼らの活躍なくして、Kamelotはあり得ない。
バラエティ豊かなサウンドは決して飽きさせない。まさにツボである。

EpicaのConsign To Oblivion

2006-04-22 22:30:30 | メロディック・ハード
オランダのシンフォニック/ゴシックバンドの2作目。
メロディック・ハード界随一の美女、今年21歳のシモーネ・シモンズ嬢がチャームポイントだ。

Epicaとは、Kamelotのアルバムから名前を拝借している。
それだけに、Kamelotの影響は強く、シンフォニックで濃厚でメロディアスでヘヴィーなRockを展開している。
彼らと違うのは、よりゴシックなことだ。
荘厳なオーケストレーションとコーラスは、ヘタするとミュージカルのようだ。
シンフォニック度がトビアス・サメットのAvantasiaに似てる。
『Joyride』という映画に使われた「Trois Vierges」あたりが特に。情景が浮かんできて静かにドラマティックでとてもいい。

シモーネ・シモンズ嬢の声は、澄んだ高音だ。
同じオランダ出身のWithin Temptationというより、クセのなさでEdenbridgeですね。
オペラのように声高に歌うところは、Nightwishにも似ている。
男性のデス声を使う点もNightwishか。それもそのはず、シモーネは14歳の時にNightwishに触発されてバンドを組むようになったのだ。

水準は非常に高いのだが、Epicaならではの個性が弱い。
トラッドを入れてる点など、サウンドはWithin Temptationの「Mother Earth」に近い。二番煎じに終わってしまっているのが惜しい。
個性を打ち出していけば、大化けする可能性がある。
私の好みとしては、ギターソロパートがほしいっ!

JornのDuke

2006-04-20 21:08:22 | メロディック・ハード
マスタープランのボーカリスト、Jorn(ヨルン)のソロアルバム。
ソロ4作目。

彼の声は太く、存在感がある。
デヴィッド・カバーディルをさらに太くした感じの声質である。高音になると、ロバート・プラントにもなる。

リフまで太い。たとえると、Nocturnal Ritesくらいか。
彼はノルウェー生まれだけど、サウンドはジャーマン・メタルみたいだ。
いや、70年代ブリティッシュ・ロックなのかも。(私にはよくわからないのだ)
スピード感のあるリフと、リフの間に割り入るギター。
大半を占めるミディアムテンポの曲は、堂々としてて安定感がある。
ハードロックの王道を突き進んでいる。
70年代から続いてるブルースがかったRockに、90年代のヘヴィーなリフを持ち込んだようだ。目新しさはないが、それを黙らせる実力がJornにはある。
どうしてもWhitesnakeを思い浮かべてしまうが。。

6曲目の「Burning Chains」はロッカバラードだ。ハード・ロックのバラードはこうやれ!のお手本みたいだ。アコギのアルペジオから、じわじわと盛り上がる様子は、サバスの「Children Of The Sea」系統だ。
哀愁がありながら、力強く、キャッチーで、力を抜いた余裕が感じられてとてもいい。

ちなみに、Thin Lizzyの「Are You Ready」をカバーしている。

リハビリ6日目 ― かかと上げ

2006-04-18 21:35:44 | バレー
仕事に復帰したため、リハビリだけの今日は、短めのコースだった。
熱めの渦流浴で汗を流した後、リハビリの先生に力を入れて足首を曲げてもらった。
かなり曲がるようになったので、来週は固定装具が外れるとのお墨付きをもらった。
うれしいっ!!
ようやく解放される。
5Eで重くて27cmでマジックテープ付きなんていうブサイクな靴と共に、即座に抹消すべしな・の・だ。

エアロバイクも、今日はちゃんと心拍数を計った。
耳たぶにクリップみたいなのをはさんで測定する。
10分間だけだが、75Wの負荷で50~60rpmを保ったら、120~130の心拍数だった。
こぎ始めが81だったから。。。1.5倍かぁ。
感じ方をしてわずかに傾斜のある道をこぎ続けた程度なので、キツくはなかった。
初めて固定装具なしでこいだが、まるっきり大丈夫。
やっぱり負荷は100Wがベストだろう。来週こそやろう!

次にしたのは、かかと上げだった。
胸の高さまで上げた平均台みたいなのに両手を置いてかかとを上げる。
最初のうちは、右にだけ体重がかかってうまくいかない。
いつも装具で左のかかとを高くして歩いているので、はずして両方に均等に体重をかけられないのだ。無理もない。

それでも無理やりやると、ふくらはぎが痛い。
「足首が痛くありませんか?」い~や、ちっとも。おかしいな。
「親指に重心を置いて」の言葉に従ったら、あら不思議、痛みがキレイに足首に移って来た。痛みが動いたのが手に取るようにわかった。

コツさえつかめば簡単だ。
いつもそうなんだけど、なぜできない時はあんなに苦労するんだろう?

毎日のリハビリに「かかと上げ」が加わった。
“Thera Band”で引っ張っておいた足の甲を伸ばす運動もやらねば。
8種目めだ。多いなぁ~。半分でもいいかな??^^;


KansasのSomewhere To Elsewhere

2006-04-17 22:16:07 | メロディック・ハード
Kansasは大好きなバンドだ。
ジャーニーやスティクスが活躍した80年代のアメリカン・ハード・プログレ全盛期で、Kansasが1番好きだった。
歯切れの良いリズムと、変リズム多用のテクニカルさ。むずかしいことやっているんだけど、歌メロはキャッチーでサウンドは明るめ。ギターとヴァイオリンは泣きと哀愁がある。
スピーディーな曲とスローバラードの両方に魅力がある。
場面展開にキレがあってスリルがある。。

と、ここまで書き並べたら、あまりにも私の好きな音楽の条件ばかりで愕然とした。
そっか、私の趣味は80年代当時から変わっていないんだな。

さて、「Somewhere To Elsewhere」である。
メンバーチェンジを繰り返したKansasが、全盛期のメンバーで2000年に製作した。
(つまりケリー・リブグレンがいる)
1曲目の“Icarus Ⅱ”は、すべてにおいてKansasだし、↑に書いた優れた面をすべてすくい上げ、さらに無駄なくコンパクトにまとめるという、スゴ技を披露している。
出だしからして、ロビー・スタインハートのヴァイオリンが雄弁に語りかける。
ケリー・リブグレンのギターは結構ヘヴィーだったんだな。

他にも、シンフォニックな“Myriad”ダイナミックでヘヴィーな“Distant Vision”など、聴きどころは多い。
どれも、動の中にキラリと光る静がある。感動的である。

これほどまでにキャッチーでヘヴィーさを併せ持ったプログレバンドはいないだろう。
もう1度書く。
  
  私はKansasが好きだっ!!


ThunderのThe Magnificent Seventh

2006-04-16 20:59:52 | メロディック・ハード
英国のハード・ロック・バンドの7作目。
まずBad Companyを感じる。ボーカルのダニーの鼻に抜ける声と、ブルースがかった、こむずかしいことのないストレートなロックがそのものなのだ。
70年代の空気感まで運んでくれるサウンドにびっくりだ。

3曲目の「Monky See, Monkey Do」に至っては、リズム隊にZepplinを感じさせながら、ただの70年代かぶれバンドにとどまらない、高いクオリティを示してくれる。
Zep+ポール・ロジャースだと考えると楽しい。
どうやら90年にデビューしたらしいが、メンバーの写真を見ると結構行っているので、70年代を実体験した人たちの手によるのかも知れない。(誰か教えて。。)

時折懐かしいフレーズを感じ、完全にThunderの世界に溶け込めてしまうのは、あまりにもかつて聴いてきた音楽だからだろうか。
70年代くささを感じさせながら、古さをそれほど感じさせないのがいい。
Whitesnakeらしさはもちろんある。
5曲目の“Amy's On The Run”の哀愁のギターも琴線に触れる。

The DarknessのOne Way Ticket To Hell

2006-04-14 21:27:55 | メロディック・ハード
イギリスのThe Darknessのセカンド。2005年作品。
ファーストは全英1位になり、160万枚売った。

ボーカルのジャスティンは、Burrn!誌に、全身タイツ・胸毛付きという目立つ格好で写っていたから、その姿は私もよく知っていた。
顔はいいのに、カッコがなぁ~。キモい!!
それで避けていたが、今回聴くチャンスが来た。

巷ではAC/DC+Queenという。
う~ん、ストレートなRockをやって、コーラスワークやアレンジの方向がQueenって感じ。
サウンドがカラッしてて軽く、ボン・ジョビなどのLAメタルみたいだ。
ポップでなじみやすい。ジャスティンの地声は、クセがなく聴きやすい。かと思うと、まとわりつくようなファルセットを使う。
メリハリがあるのはいいが、やりすぎ感も。

ポップとして秀逸な「One Way Ticket」「Dinner Lady Arms」、トラッドを取り入れた「Hazel Eyes」、Rasmusのようなイントロに哀愁がある「Bald」、Queenの影響を感じる「English Coutry Garden」「Blind Man」と、いろんな表情があって楽しい。
「Blind Man」が一番シンフォニックで好きだ。

ジャスティンの声は、ファルセットを使ったスローバラード(Blind Man)ではフレディに似てて(確信犯)、プロデューサーのロイ・トーマス・ベイカーの起用を見ても、彼らがQueenにリスペクトしているのがわかる。
それを聴いた私は、Queenちっくなのが売れるのはいいことと、イギリスを見直した気分だ。
もっとも、4/10に書いたHeartlandの方が好みだが。。

確か、遥か大昔に~♪One Way Ticket To The Moon~♪ と歌っていた曲があったと思う。。