メロディック・ハード/メタルが好き~♪

シンフォニックでメロディアスなのHM/HRのCDを中心に感想を書いていきます。サッカーやバレーのことも。

グッバイ、スコットランド

2009-05-25 20:45:24 | 中村 俊輔
俊輔が、スコットランド・プレミア・リーグ(SPL)の全日程を終えた。
結果は、残り3試合の時点でトップだったのにかかわらず、直接対決で2位のレンジャーズに負けたのが響いて、準優勝で終わってしまった。
これまで3年間の在籍時、ずっと優勝を続けていただけに、本当に残念だ。
特に、これが最後のセルティックイヤーだとすると、俊輔の気持ちはどんななんだろう?

昨夜の試合も、足の付け根の痛みを、痛み止めの注射を施しての強制出場。
先週と先々週もそうだった。
それだけ、優勝に掛ける思いが強かったのだ。

出来はかなり良く、痛みなんか全然感じさせなかった。
日本にいる時には想像すらできなかった、守備への高い意識、早いパス出し、変わらない視野の広さと、技術に裏打ちされた正確なパス。
今までの全キャリアを総動員した、魂のプレーだった。
自分の体はどうなってもいい、勝ちさえすれば。。
見てる者の目にも、はっきりとそれはわかった。

結果は、終始押しながら、フィニッシュがうまくいかず、スコアレスドロー。
ドローじゃ届かないんだ!
(この場合、前節にも言いたい)

前年の、俊輔の最後のFKによる決勝点によって優勝をもぎ取ったのと違う、何とも打ちひしがれる結果となってしまった。
負けたわけではないが、負けに等しい。
俊輔がどんな気持ちでいるのかと思うと、胸が痛んだ。

勝たせてあげたかった。
優勝させてあげたかった。

でも、一生懸命、力を出し尽くしたので、思い残すことがないだろう。
……と、思いたい。


セルティックとの契約期限は、今年の6月まで。
その後は、俊輔はどのチームと契約しても移籍金がかからない。
今のところ、子供の教育問題と、日本代表の試合に無理なく出られること、年齢の問題(6/24で31歳)などの理由で、横浜マリノス復帰の可能性が高い。

だけど、だけど、
スペインでプレーしてほしかった。
1年でいいから。
俊輔のプレースタイルが、どこまで通じるか見たかったから。


どこでプレーしようと、俊輔は俊輔。
もう無理がきく年齢でもない。
日本で長くプレーしてもらうのが、本当は一番なのかも知れない。
スタジアム観戦ができるし。。ね。

俊輔の海外挑戦が終わったという、一抹の寂しさを感じつつ、
まだまだ応援していくつもりです。

Aititude の Autumn

2009-05-06 10:12:27 | メロディック・ハード
オランダのメロディック・ゴシックメタル・バンドの4作目。
今回からVoがMarjan Welman嬢に変わったらしい。

私としては、初のAltitude体験。
まずは、Marjan Welman嬢の声の美しさが印象的だ。
伸びやかでクセがなく、まろやかで爽やかだ。聴いてて心地いい。
中音域をメインに、優しくソフトに歌い上げる。
ケルティックのIONAっぽくもある。

ゴシックメタルでありながら、70年代臭さも感じてしまった。
それは、ジェファーソン・エアプレインに通じる重さとミディアムなテンポ。
ハモンド・オルガンのようなキーボードの音色。
いえ、ジェファーソン・エアプレインについては、古過ぎてとても語れませんが、感触が似ているってことで。
普通ならシンセによるオーケストレーションだけでシンフォニックさはカバーしてしまうのに、古臭いキーボードの音色が独特なのだ。
これが持ち味だと断言してもいいくらい。

そこに、重低音すぎないリフが刻まれる。
ゴシックと70年代HRを結びつけていると、私には思えて仕方ない。
メランコリックな曲調が切ない。
後半になると、攻撃的で感情を抑えたモダンなギターソロも飛び出す。
一番古さを感じさせる1曲目の“Paradise Nox”、4曲目のしっとりしたバラード“Synchro-Minds”、ストレートで比較的明るい5曲目の“The Heart Demands”が目下のお気に入り。

懐かしさを感じさせながら聴かせるゴシックメタル。
王道ではないのが良さだろう。