メロディック・ハード/メタルが好き~♪

シンフォニックでメロディアスなのHM/HRのCDを中心に感想を書いていきます。サッカーやバレーのことも。

2006年のベスト10アルバム

2006-12-31 21:15:34 | メロディック・ハード
今日で2006年ともさよならです。
そこで、今年のベスト10アルバムを考えてみました。

1) Score(DVD) / Dream Theater
2) The Black Circus part1~Letters / Manticora
3) The Perfect Element / Pain Of Salvation
4) Spirit / Eluveitie
5) Aurora Consurgens / Angra
6) Instant Delivery / The Flower Kings
7) Silence / ACT
8) The Edge Of Infinity / Lunatica
9) Core / Persefone
10) Village Lanterne / Blackmore's Night



1位は文句なしです。オーケストラとの競演が、これほど似合うバンドはないのでは。
オーケストラを従えながら、共に生かせるサウンドと力量に圧倒されます。

2位は、プログレメタル、静と動の対比、サウンドの完成度などが群を抜いてます。

3位は、緊迫感や閉塞感、突き刺すような痛さがたまりません。

4位は、ケルトとメタルの融合として、芸術の域まで高めたのが驚きでした。

5位は、前作よりも低調だと思いますが、それでもAngra、質の高さと高度な演奏は健在です。

6位~10位は省略です。^^;
他にも、いいアルバムはありました。

Runway To The Gods / Zeno
World Upside Down / House Of Lords
God has A Plan For Us All / Angtoria

まだあったかな。まぁ現時点でのベスト10です。
例によって、明日になるとベスト10は変わってるかも知れません。

本年も、こんな弱小なサイトに来ていただき、ありがとうございました。
2007年もよろしくお願いいたします。

AngtoriaのGod Has A Plan For Us All

2006-12-28 22:18:44 | メロディック・ハード
シンフォニックな、Angtoriaのデビューアルバム。
ChrisとTommyのRehn兄弟が、オーケストレーションを作成し、英国人女性ボーカルのSarah Jezebel Deva嬢が、その上から表現豊かに彩る。

一聴して驚くのは、分厚いシンフォニックさだ。
クワイアを多用して、壮大さや崇高さを高めている。
シンフォニックさに、重低音のメタリックなリフが絡み、極上のゴシックサウンドを創造している。
リフの使い方などWithin Temptationのアプローチに近いし、ギターソロのないAdagioにも似ている。

シンフォニックが全面を覆っているにもかかわらず、とっても聴きやすい。
それは、Adagioのような詰め込みがされていないからだろう。
それと、歌メロ重視なことだ。
歌のメロディが、荘厳さに負けずに意外とキャッチーなのだ。

ギターソロはそれほどない。
むしろキーボードソロやピアノソロ、オーケストレーションによる主題演奏が目立つ。

肝心の、Sarah嬢のボーカルは、高音ではないが澄んでおり、時折可憐な声を出すなど、表情豊かだ。

ゲストとして、リチャード・アンダーソンがキーボードソロで参加している。
どの曲かわからないが、

個人的には、Dream Theaterの「Home」に似た、5曲目の“Deity Of Disgust”がいい。
変リズムでテクニカルで、よりメタリックだ。
このくらいギターが入ってるといいな。
6曲目の“The Addiction”はハープによるリズムが入り、エンヤみたいだ。

随所にWithin Temptationのようなサウンドがあり、彼らの路線を追っているように感じる。
Within Temptationの新作のようで得をしたと捉えるのでは、Angtoriaに失礼だろうか??
パクリ気味だが、とっても素晴らしいアルバムだ。

EuropeのSecret Society

2006-12-26 20:58:12 | メロディック・ハード
Europeの再結成してからの2作目。
隆盛期をまともに聴いてない(ヒット曲程度)ので、昔と比べるのはツラいけど、軽くなったと思う。
前作である再結成1作目の「START FROM THE DARK」はPOPっぽかったが、POPっぽいのは数曲に留まる。

クラシカルさはどこへやら。
シンフォニックさはない。
メタルちっくでもない。
軽快なハード・ロックである。

軽くなったとはいえ、ジョン・ノーラムのギターの比重は高い。
3曲目の「The Gataway Plan」では、軽快な早弾きを聴かせてくれる。

ジョーイ・テンペストの歌は、さほど変わらない。
ソツなく、リズムに乗ってさわやかに歌う。
4曲目の「Wish I Could Believe」では、哀愁と切なさと突きぬけを見事に歌い分けている。

目新しさはないが、十分Europeとしての期待に応えてくれる。
聴き進むうちに、彼らのソングライティングの素晴らしさに気付く。
歌メロがメロディアスなのだ。
ミステリアスな暗さのある、5曲目の「Let The Children Play」、
80年代風のドラマティックな展開がツボな、9曲目の「Forever Traveling」がいい。

哀愁度は、前作以上。結構いい。
これにシンフォニックさが加わればなぁ~。

整体 ― 4日目 ひねった左足首を治す

2006-12-20 22:48:44 | バレー
3週間前に、足をひねってしまった。
滑りやすい体育館で、レシーブの練習中に足を滑らせて、足が持っていかれた。
筋がちょっとズレたような、軽い痛みを感じた。
普通なら、痛みの後にちょっと違和感を感じるだけで、すぐに元通りになる。
が、待っても治らないし、翌週の練習では違和感を感じるだけでなく、足が地についている感覚があいまいになったので、整体師さんのごやっかいになった。

開口一番、「あっ、ダメだね。」
足首が硬くなっているらしい。
普通なら、ひねってもアキレス腱の緩みがクッション役になって、負荷を吸収してくれるのだが、アキレス腱断裂後だと、緩みがないのでダイレクトに負荷を受けてしまうそうだ。
そして、筋肉が固くなる。

そのダメな足首と、親指の付け根からほぐしてくれた。
あちこちに影響が出ているみたいで、すねの横や太もも、そして大元のお尻の筋肉等をほぐしてもらった。
また、足首の筋肉の矯正をやってもらった。
その結果、外部からの力を支えきれなかった左足首が、力を持ちこたえられるようになった。
そして、爪先立ちすると立っている感覚が分散していたのが、ポイントに集中するようになった。

このまま放っておいたら、膝に痛みが来たらしい。
3週間経過だったので、進行がふくらはぎ程度ですんだし、1日で治った。
「すぐに来て良かったよ」
そう言われて、はるばる来た甲斐があったと思った。
それと同時に、整体も早期治療が必要なんだと思った。

今日のバレーの練習は、よくジャンプできたし、パワーもあったと思う。
整体のおかげだろう。
筋肉はデリケート。
故障がひとつできると、そこから次々と派生して悪い箇所が増える。
悪い箇所は治して、別の箇所がかばわないようにしないと。
体のバランスが取れてこそ、思い通りのプレーができるのだ。


今日は、背筋がまっすぐになる体操を教わった。
①台に座る
 片手を、脇を上げるようにして、顔の前に手のひらがくるようにする。
 その手と逆のお尻を浮かし気味にする。
 浮いているお尻の方へからだをいっぱいにねじる。
 (肩、脇、腰が伸びる)

②肩幅の広さで足を開いて立つ。
 ちょう骨を前にせり出す。
 後ろに反る。
 背伸び加減にして、もっとおなかを伸ばす。
 (おなかの腹筋を鍛え、背筋を伸ばす)  

猫背気味の体系がすっきりするという。
背も伸びるかなぁ??

PersefoneのCore

2006-12-18 22:55:49 | メロディック・ハード
アンドラ公国のプログレッシヴ・メロディック・デス・メタルのセカンド。
アンドラ公国とは、フランスとスペインの間にある、東京都の1/4しか面積のない国である。

20分を超える曲が3曲も収録されている。
が、トータルアルバムとかロックオペラのように、流れがあって進行しているので、飽きることは決してない。

このアルバムは、バンド名にもなっている、ギリシャ神話の『Persefone(ペルセフォネ)』を題材にしている。
冥府の破壊神(女神)である『Persefone』を、3方向から捉え、それぞれの視点から曲を作っている。

リズムは、メタルの重低音が鳴り響く。
けれど、とってもメロディアスで、静と動の対比もたくさんあり、魅力的だ。
シンセによる、世界観の構築は美しく、情景がありありと伝わり、素晴らしい。
エキゾチックでもある。

それよりも素晴らしいのはギターだ。
重低音を生かしたリフと、変リズムの上に成り立つ、テクニカルなメロディ。
メロディアスで叙情的なメロディ。
攻撃的で、早弾きなメロディ。
テクニカルなプログレ・メタルと呼ぶには、あまりにも美しすぎる。

Opethからの影響が強いという。
私はOpethを聴き込んでないので、比較まではできないが、ギターオリエンテッドなのが似てると思う。
メランコリックでもある。

そして、デス・ボイスで仕上げだ。
デス声はあまり好きではないが、楽器のように捉えているので、デスでもいい。
クリアなボーカルや、女性ボーカルも入っている。
この多様性がいい。

プログレとメタルの好きな人にはおススメである。

セルティックはミランと対戦!!

2006-12-15 22:04:30 | 中村 俊輔
俊輔が所属するセルティックは、CLの決勝トーナメントで、ACミランと対戦することになりました。
うきゃぁぁぁ~~~、ミランだ、ミランだ!
ピルロがいる、カカがいる、ジダがいる、ガットゥーゾがいる!!
他にもネスタやインザーギやセイドルフ。。
どう考えたって勝ち目が薄いやん!!

だけどね、俊輔が望んでいた相手なのよ。
レッジーナの頃と比べて、自分がどのくらい成長したか測れるからだそうです。
レッジーナの頃のように、守って守ってじゃなく、ボールをつなぐセルティックのサッカーが、どの程度通用するかを見るのは、本当に興味深いや。
アウエーだと、レッジーナのようなサッカーかも知れないけど、ホームじゃ本来の攻撃サッカーでしょう。
楽しみだなぁ、ワクワクするよ。

『日程は、来年2月20、21日と3月6、7日に実施。
セルティックは第1戦をホームで迎える。』

2/20か21、体調を整えてがんばってほしな。
それにしても、イングランド勢じゃなくて、本当に良かった。
特にチェルシーじゃなくて、本気で良かった。

あのジダ相手にFKをすることになったら。。
あ~~、考えただけで卒倒しそう~~~~!!!!


ちなみに、それ以外の対戦は、

ポルト(ポルトガル)-チェルシー(イングランド)
PSV(オランダ)-アーセナル(イングランド)
リール(フランス)-マンチェスターU(イングランド)
ローマ(イタリア)-リヨン(フランス)
バルセロナ(スペイン)-リバプール(イングランド)
Rマドリード(スペイン)-バイエルン(ドイツ)
インテル(イタリア)-バレンシア(スペイン)


バルサの華麗な舞

2006-12-14 22:08:44 | 中村 俊輔
トヨタ・クラブW杯の準決勝は、バルセロナ 対 クラブ・アメリカだった。
欧州代表 対 中北米カリブ代表。

バルサは余裕の展開だった。
前半と後半で2点ずつ、合計4得点をGETし、完封した。

バルサは時差ぼけで体調があまり良くないってことだったが、フタを開けてみると、まるで高校生を相手にしてるかのようにクラブ・アメリカを手玉に取っていた。
パスが通る通る、ドリブルで仕掛ける、クロスを入れる、シュートを打ちまくるなど、やりたい放題だった。

見てると、バルサの選手は、ボールをもらってからの判断が早い。
大概は、ボールをもらったら、ダイレクトで味方に回す。
前に出した時はバックスに下げることが多かったが、反転してドリブルで突破も多かった。
スルーパスもあるが、フェイントを交えて自分が前に出る回数の多さに目を丸くした。
解説によると、相手をよく見ていて、相手が体重をかけた瞬間に反対側の足の方向へ抜けるから、簡単にドリブル突破できるのだという。
文字で書くと簡単だが、むずかしいだろう。
相手だって、ゆっくりチェックするのではない。
素早く寄せてくるのに、タイミングを見計らって、心憎いほどの落ち着きでさらっとかわす。
コンマ何秒の世界だろう。
そのように、駆け引きがうまいのが、一流の証である。

ロナウジーニョやデコだけでなく、他の選手も簡単にやっていた。
パス回しにリズムがあるから、見てて楽しい。
もちろん、得点シーンも楽しかったが、私は後半の勝負がついてからの遊び心いっぱいのパス回しが楽しかった。
あんなに高速パス回しなのに、味方選手がきちんと対応できるのは、質の高い選手たちならではの呼吸と、豊富な練習の賜物だろう。

クラブ・アメリカだって、アジア王者の全北をやっつけて勝ち上がったのよね。
Jリーグのチームは、アジア王者になることはできなかったし、バルサの域に到達するには、果てしない距離があるのを実感した。

日本のチームにも、トヨタ・クラブW杯に出場してほしい。
過酷な試合日程を切り抜けるよう、選手層を厚くたりしてしてね。
だけど、パスを止めてから味方に出すようじゃ、無理かな。
ロナウジーニョなんて、3人に囲まれてても突破してたからなぁ~。

RushのPresto

2006-12-12 23:39:57 | メロディック・ハード
Rushの14作目。1989年作品。

Rushは、初期のギターサウンドバリバリ、ゲディ・リーの高音キンキンの頃が好きだったので、中期に入ると興味が薄れていった。
だんだん煮詰まってきているように思っていた。

Prestoはそう思っていた真っ最中のアルバムなので、レンタルで済ませてしまった。
印象的なメロディラインはないし、泣きのギターもない。
どの曲を聴いても、同じように思えた。
が、案外Prestoの評価が高いので、CDを持っておきたいこともあって聴いてみた。

あれっ、こんなサウンドだっけ??
1曲目のShow Don't Tellなんて、ベースラインやドラミング、そしてリフが攻撃的で、やけにカッコいい!!
Dream Theaterにも近い。
Dream Theaterに影響を与えたのは、テクニカルさだけでなく、リフもまたそうだったのだと、奇妙な感動を覚えた。

シンフォニックさはなく、ソリッドに削ぎ落とされている。
ギター、ベース、ドラムスという、最小限の楽器で何ができるか挑戦しているようだ。
結果、シンプルなギターでリフやアルペジオを弾いたり、切り口の鋭さで勝負となったが、それが逆に新鮮だ。
シンプルなだけに、決して古臭くならない。
シンフォロックからテクニカルなロックへと変貌を遂げた。
ジャズの要素が垣間見える。パンクの要素もある。
プルグレで言うと、初期がYES(危機)とすると、Prestoはクリムゾンだ(太陽と戦慄)。
もちろん、これまで通りの曲もあるが。

後になって、時代が追いついたのかも知れない。
私の趣向の変化もあろう。
叙情性はなくなったが、軽さの中に鋭利さがあって、これもまたいい。

Blackmore's NightのWinter Carols

2006-12-05 21:52:32 | メロディック・ハード
リッチーとキャンディスのBlackmore's Nightが造ったクリスマスアルバム。

1曲目の“Hark The Herald Angels Sing(ひいらぎ飾って)~Come All Ye Faithful”という、オーソドックスなクリスマスソングから始まっているが、これがシンフォニックかつ民族楽器も使用してて、素晴らしく良い。
そこはかとなく、賑やかさも伝わってきて、楽しいクリスマスのお供に最高だ。

2曲目の“I Saw Three Ships”は、リコーダーやショームなどが聴こえ、Blackmore's Nightの新作としても違和感ない。

3曲目の“Winter”はオリジナル。
リッチーのアコギによるインストルメンタル。
オーケストレーションを背景にして、軽やかに重厚に奏でる様は、ファーストの「Shadow Of The Moon」のインストナンバーに通じるものがある。

作曲者を見ると、Traditionalとなっているものが多い。
にもかかわらず、そこにあるのはBlackmore's Nightのサウンドだ。
元々、中世風の音楽性を志向しているので、近くはあるが、リッチー節のアコギと神々しさをも感じさせるキャンディスの歌が入ると、すべてがBlackmore's Night色に塗られるようだ。
それがとっても心地良い。

8曲目の“We Three Kings”は、RenaissanseのボーカリストのAnnie Haslamのクリスマスソング「It Snow In Heaven Too」にも収録されているが、曲の表情がまるっきり違う。
孤高に気高く歌うAnnieに対し、Candiceは儚く切なく歌う。
曲調はシンフォニックで、リッチーのアコギや金管楽器、ショームが加わると、王宮音楽と民族音楽が融和しているようで、とっても感動的で美しい。
11曲目のオリジナルである“Christmas Eve”と並んで、このアルバムの聴きどころだろう。

9曲目の“Wish You Were Here”は、1stの「Shadow OfThe Moon」のをリレコードしたそうだ。
キャンディスの表現力の幅が広がっている。
声の抜き方がうまくなっている。
この曲でもわかる通り、サウンドは1stに一番近いと思う。
Blackmore's Nightの原点が示されており、1st好きな私は大歓迎だ。

11曲目の“Christmas Eve”は、4thの“Dandelion Wine”に似た、軽快な曲。
重厚な曲が続いた後では、この曲の明るさと楽しさに心躍る。
“♪Christmas Eve Has Begun~”と一緒に歌いたい。

あまり期待せずに聴いたクルスマスアルバムだけど、意外や似合っている。
中世時代を感じさせながら、古臭くない。
素敵だ。