それを読んで、考えてしまった。
内容は、かいつまんで書くと、
「海外で体験したことを、まだ代表のポジションがあって、体が動くうちに日本の選手に伝えたい。
日本のサッカーをもっと強くしたい。
30歳を迎えるまでには日本に帰るつもり」
海外で続けるのはキツいから、35歳まで、長くはできないだろうっていうのと、生活環境や家族のこともあるらしいが、俊輔はやっぱり日本代表での自分を第一に置いているんだなと思った。
俊輔ひとりだけがレベルアップしただけじゃダメで、全体の底上げが必要だと判断したのだろう。
それもこれも、W杯で勝利を収めるために!
悪いことじゃないんだけど、ちょっと待ってよ。。。
私は、俊輔の実力がどこまで通用するか、見たかった。
スコットランド・プレミア・リーグで、2位以下を引き離して、断然首位にいるし、アシストランキングで1位というポジションに満足はしても、さらに俊輔には上を目指してもらいたかった。
リーガ・エスパニョーラの中堅チームに移籍して、トップ下として君臨した姿を見たかった。
それが無理だとしても、リーガ・エスパニョーラでプレーしてもらいたかった。
実際、それが俊輔の夢だったんじゃないか??
―――――――夢は移ろうもの。
目標が変わったんだろうか。
私はこのままセルティックにいてもいいとも思っていた。
日本代表の試合には出られなくても、セルッティックでいい成績を収めていれば、そちらの方がずっと俊輔の身になると思っていた。
なぜなら、俊輔のことを信頼している身体能力の高いチームメートが、闘争心剥き出しの、惜しみない運動量でボールを受けるのを待ってくれているから。
俊輔のラストパスを、高い決定率できちんとゴールしてくれるから。
俊輔のコンダクトで、チームが美しいハーモニーを奏でてくれるようになったから。
しかも、俊輔のチームでチャンピオンズリーグの決勝トーナメントにも出られてる!
ストラカン監督から、絶大なる信頼と理解を得ている!
もったいないよっ!!
ここで、マリノス時代を思い浮かべる。
俊輔は、チームの王様だった。
けれど、マリノスにいたのでは安住してしまって、それ以上レベルアップはできない。
だから、過酷な条件に身を置くために、海外移籍した。
今回のセルティックでも、同じような状況なのかも。
もう結果を出したから、次のステップに進む時期なのかも知れない。
でも、なぜそれがJリーグなのか?
レベルダウンじゃないか。
ここが納得できないのだ。
俊輔が、もうレベルアップは望んでないのならわかる。
はっ、そうか、う~ん、認めたくはないけど、俊輔はレベルアップというよりは、長期間の現状維持とW杯での勝利を選んだってことなんだろう。
残念だなぁ。
確かに、俊輔が帰ってくれば、Jリーグの人気は再燃するし、俊輔の試合を見に行ける。
空席の目だった代表戦も、満席になるだろう。
日本のサッカーにとっては、いいことだらけだ。
いいことだらけだ。。。
そう考えて、無理やり納得しよう。
何より、俊輔が選んだんだから。
俊輔が望むことなら受け入れるっきゃない。
これで、もしもW杯に出場できなかったら。。。
えっ、もしもそうだったら???
海外へ逆戻り・・・は・・・ないか。。。
そんなこと考えず、W杯に出られるように応援しないといけないんだろうなぁ。