メロディック・ハード/メタルが好き~♪

シンフォニックでメロディアスなのHM/HRのCDを中心に感想を書いていきます。サッカーやバレーのことも。

Manticora の The Black Circus Part.2 ~ Disclosure

2007-06-12 22:16:15 | メロディック・ハード
デンマークのパワー・メタル・バンドの7作目。
昨年発売された、「The Black Circus Part.1 ~ Letters」の続編というか、完結編だ。
「19世紀のニュー・イングランドを旅するサーカス団」を題材にした、怪奇ストーリーだ。

相変わらず、パワー溢れるスピーディなサウンドを聴かせてくれる。
ストレートなリズムとボーカル。スピーディでテクニカルなギターで、ガンガン攻撃的に仕掛ける。
それでいて、シンフォニックで静的なサウンドもふんだんにあり、内容が濃い。

前作は、静と動の対比が完璧で、1曲の中に緊張感とパワーと荒々しさと共に、流れるような美しさと軽さが同居していて、とても素晴らしいアルバムだった。
さすがに2作続けて完璧なアルバムは製作できないが、これもなかなかである。
違いは、静の部分が少し削除され、荒々しさが増したことだ。
スラッシュ・メタルな部分もある。

まるで、ブラガのハンジー・キアシュのようなラーズ・F・ラーセンの鬼気迫るボーカルが、全体を緊迫感に包んでいる。
変リズムを交えながらのスピード・メタルは小気味いい。
クリスチャン・ラーセンのギターソロは、5曲目のインスト・ナンバー(Hanta Di Lupi)に集約されている。
スパニッシュギターとリフの交差する爽快さがたまらない。

全体的に、前作と比べると単調になってしまったが、リフの重厚さと変化に富んだ楽曲の完成度の高さとスピーディさはManticoraの武器だろう。
聴く者をぐいぐい引っ張っていく。
90点くらい。

Dream Theater の Systematic Chaos

2007-06-09 22:50:26 | メロディック・ハード
アメリカのプログレメタルバンド、Dream Theaterの9作目。

今回はプログレだ!!
RushもSonata ArkticaもKamelotもプログレ的になったので、時代はプログレなのか??
前作の「Octavaium」もかなりプログレに走った作品だったが、今回はさらにプログレ度が高まった。
スカスカだと感じた「Octavaium」よりも密度は高い。
Pink Floydのような閉塞された広がりと、異質さと、流麗さを感じさせる。
ジョン・ペトルーシのギターは、時にメローに、時に攻撃的になる。
ジョーダン・ルーデスのシンセは、立体的空間を構築している。

Dream Theaterはとっても好きなバンドだ。
が、7作目の「Train Of Thoughts」以降は叙情性が減ったため、以前ほどは聴かなくなってしまった。
Dream Theaterのフォロワーと言うべきバンドが、「Images&Words」や「Metropolis Pt.2」のような、私の求めるサウンドをやってくれるため、そちらが気に入ってしまった状態だ。

Dream Theaterのテクニックは申し分ない。
現在あるバンドの中では相当の高位置を占める。
彼らのDVDは、どうやってそれらの音を作るかを示してくれるので楽しい。
でも音楽はテクニックの高さで聴くものじゃない。
自分の感性にどう訴えるかなのだ。
なので、キャッチーなメロディと叙情性がほしくなる。

時間をかけてじっくり聴き、歌詞を熟読すれば、また印象が変わるだろう。
でも、以前あったものが最高だっただけに、この無機質でとっつきにくいサウンドは残念なのだ。
う~ん、評価がむずかしい。。

キリンカップ コロンビア戦

2007-06-05 22:07:07 | 中村 俊輔
アジア杯前の試合の位置づけ。
勢いをそのままアジア杯に持ち込むため、勝っておきたい。

俊輔は今日はスタメン。
右足首捻挫は完治していないが、試合に出るために帰国したのだから、テーピングぐるぐる巻きでがんばるんだろう。
その影響か、トラップミスや、ボールキープで珍しくボールが奪われ、信じられないプレーがあった。
好調にはほど遠い出来だ。
前半の、自軍の深いところでボールを奪われた時、らしくないと思った。
普通なら、体を反転させ、相手を寄せ付けずにパスを出すのに。。

それでもスルーパスをきれいに出していたし、プレイスキックもいいところへ飛ばしていたのはさすがだ。
プレッシャーを受けながらも、空いたスペースを見つけてパスしたり、サイドチェンジをしたりと、今までのオシムのサッカーとは違った閃きを感じ、今日の試合はおもしろかった。

コロンビアは、隙を見つけると、ガツガツ当たりながら素早くボールを取りに来ていて、本気モードで戦ってくれた。
賞金がかかっているためとはいえ、有難い。
日本もコロンビアも攻守の切り替えが早く、ボールを止めずにダイレクトで回さないと、プレスされて攻撃の形ができなかった。
このことは、オシムのサッカーの方向性で間違いないし、人もボールも素早く動かしていかないと、ゲームを支配できないってことだ。
アジア杯に向け、チーム力を向上させるために、今日、この試合で“動くこと”を確認できたのは良かったと思う。

この日、目を引いたのが、高原のフィジカル!!
当たり負けしないし、ぶつかって来るのを恐れない。
強靭な肉体と、不屈の精神。
競り合ってボールを奪う場面を何度も見た。
肘打ち食らっても、後頭部を蹴られても、ずっとピッチに立っていた。
結局点は取れなかったが、FWとはこうあるべきの姿を、身をもって示してくれた。
良きお手本となっていた。
頼もしかった。
高原のような選手があと5人いたら、日本のサッカーは大きく変わるだろうなぁ。

他の海外組、稲本と中田コは、可もなく不可もなくってところか。


コロンビアは強かった。
それでも引き分けに持ち込めたのは大きい。
ボンバーと阿部ちゃんの両センターバックの力による。
二人で離れずにうまくカバーし合って、二人でシュートさせなかった場面が多かった。
守備の裏を取られる場面があって、まだまだ危ないが、水際で食い止められたのは収穫だろう。
“なんで?”っていうシュートシーンが減ってて良かった。


最後に、俊輔のインタビュー、
「コロンビアの中盤がよく動いていたので、前半は相手ペースになってしまった。
攻撃の連動が今まで言われていたけれど、今日は守備に連動性があったように思う。
人のために走るというか。
動き方はだいたいわかってきたので、あとはそこに自分をどう出していくかだと思う。」

ほとんど忘れちゃったけど、このようなことを言ったと思う。
動きがさほど良くなかったけど、今日の試合で連動や仲間の動きの特徴をつかんだはずだ。
俊輔にとって、大きくプラスになったに違いない。

スコットランド・プレミアリーグが終わってすぐに、休息もなしに代表に合流し、さぞかしお疲れだろう。
本当に、お疲れ様。
早くたっぷりと休んでもらいたい。
次へのエネルギーを蓄えるために。

Alkatrazz VS Joe Lynn Turner ライブレビュー

2007-06-03 20:02:15 | メロディック・ハード
5/31(木)に行われた、Alkatrazz VS Joe Lynn Turnerのライブレビューを、本館に書いてみた。 

こちら

かつて、Rainbowのライブで、グラハムもジョーも見ていた。
ジョーは昨年の「Tribute To Rainbow」で、さらなる進化を遂げていたのを知ったから、楽しみにしていた。
問題はグラハムだったが。。

続きはレビューで どうぞ。