メロディック・ハード/メタルが好き~♪

シンフォニックでメロディアスなのHM/HRのCDを中心に感想を書いていきます。サッカーやバレーのことも。

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Greta Van Fleet - Safari Song [Live In The Sound Lounge]

2018-04-07 20:59:44 | メロディック・ハード

ロバート・プラントが、好きな新人バンドとして、
Greta Van Fleetを正式に認めたらしい。
いったい、どんなバンドだろうか?

Greta Van Fleet - Safari Song [Live In The Sound Lounge]

もろZEP!!
ボーカリストのジョシュ・キスカは、若い頃のロバート・プラントそのもの。
ギターのリフや、コード進行、音圧、どれをとってもZEPだ!
まだ18歳~22歳くらいなのに、堂々たる演奏だ。

ZEP登場から、50年もの時を経て、こんなに勢いのあるHMを演るバンドが登場するなんて。
感慨深いな。
若すぎて、顔と演奏がミスマッチなのがまたいい。

検索すると、こんな記事があった。
今後どのように変化していくのか、興味を持ってしまう。

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幻想的な日本画

2018-04-01 13:07:32 | メロディック・ハード

足立美術館に行ってきた。

日本庭園の世界一に選ばれたことで有名だ。
多分にもれず、私も庭園が目的だった。

が、1枚の作品に目が奪われ、もう他の作品に集中できなくなってしまった。



山元春挙の『瑞祥』だ。

瑞祥

こちらにアクセスすると、細かいところまで拡大できる。
実際には大きな屏風絵なので、よく見ることがおすすめ。
人々の動きや流れを見たりすると飽きない。
仙人の住む世界は、このようなものではないかと想像して描いたという。


見た瞬間、ロジャーディーンだと思った。
幻想的で写実的、ファンタジー。

山元春挙は、明治4年生誕、昭和8年没。
もしも、彼がロジャー・ディーンに影響を与えていたら…と考えると楽しくなってくる。

ちなみに、すぐに思いついた絵がこれ。






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Camel - Never Let Go (Live) HQ

2017-10-10 21:53:01 | メロディック・ハード

英国のプログレバンド、Camelのファーストアルバムより。
1976年作。

こちらは、ライブ・ファンタジアバージョン。

Camel - Never Let Go (Live) HQ


ライブ盤は、フュージョンタッチのノリとグルーブ感が素晴らしい。
最初のアルペジオと、シンセの紡ぐ空気感からしてたまらない。
当時、フュージョンをごく多少聴いていた私には、
フュージョンでありながらRockしているように感じ、心地良かった。

メル・コリンズのサックスのリズム取りと、気迫溢れるセンスに魅了される。
キーボードやベースのそれぞれのソロも素晴らしいが、
何と言っても最後に真打登場と言うべき、アンディ・ラティマーのギターソロだ。
それまでの演奏は、アンディ登場までの序章…とまで思えてしまう。
これまでの予定調和を打ち崩す、攻撃的でありながら、メロディアス、
泣きまで兼ね備えたど迫力モノだ。
(多分に主観的)

あまりにも素晴らし過ぎて、皆に触れ回ったが、
今イチ反応が薄かった。
あれれ??

そして、最近、その理由がわかった。
はい、私は、ライブバージョンしか知らなかったのだ。

オリジナルは、

Camel - Never Let Go

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Moon Safari ライブ

2017-06-24 13:03:20 | メロディック・ハード

2017年6月23日(金) O-West

Moon safariは、素晴らしい。

前回のライブでもそう感じていたが、今回はより素晴らしかった。
コーラスの厚みが増したからだ。
それと、ドラムスがTobias LundgrenからMikael Israelssonに代わり、
従来のプログレ色から、メタリックな色が加わったためだろう。
バスドラの音圧が明らかに違った。
MOONWALKのようなヘヴィーパートのある曲で、効果的だった。

CDの再現どころか、CDよりも素晴らしい。
変拍子多用で、曲の展開が多く、それでいてコーラスは複雑で、なおかつキャッチーという
他のバンドにない特徴を持つ彼らのサウンドは、リズム取りだけでも難しそうだ。
それが、どのパートでも頭出しがしっかり揃い、絶対にバラバラにならない。
ボーカルも、音を外さない上に、感情を乗せて丁寧に歌いこむので、気が付けば聴き入ってしまった。

DIAMONDSMEGA MOONが良かった。
ライブに参加して、彼らと共に在るんだという一体感が一番感じられた。
彼らの一生懸命さに刺激を受け、感動また感動。
特に声を張り上げるパートの、圧倒的な声に。
あり得ない程、心に迫ってきた。

SOUTHERN BELLEでは、ドラムスのMikael Israelsson以外が中央に輪になって集まり、アカペラが始まった。
Mikaelはどうするのかと見たら、Simonのキーボードセットの前に。
そのままSimonは中央でソロで歌い、メンバーは各自のパートに移った。
ピアノはどうするのかと思ったら…ピアノのパートはMikaelが弾いたのだった!
なんてフレキシブルな!
小憎い演出だ。

新曲も披露してくれたし、次の来日が早く実現してほしい。


セットリスト

1987
A KID CALLED PANIC
BARFLY
MOONWALK
THE GHOST OF FLOWERS PAST
SOUTHERN BELLE
HEARTLAND
TOO YOUNG TO SAY GOODBYE
DIAMONDS
BEYOND THE BLUE
CROSSED THE RUBICON

MEGA MOON
LOVER’S END PART 3
CONSTANT BLOOM

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インフェルノ(映画)のレビュー

2016-11-09 22:12:27 | メロディック・ハード

インフェルノを見てきました。

トム・ハンクス主演のこのシリーズは、毎回見ごたえがあるので、今回も見たのですが・・

今回は、あまり心に響きません。
トム・ハンクスのアクションシーンもあるのですが、歳を取ってしまったし、
怪我をしたシーンの後だったので、そこまで無理をする必要があったのかと。
身体が壊れると、心配しっぱなしでした。

見終わった後は、これからはもっと若い主人公の映画の方が楽しめるのかなと思ったほどでした。

ラングドン教授は、次回からは頭脳を使う方に回し、行動するのは一回り以上若い俳優がいいと思いました。
機敏に走り回り、飛び回った方がいいです。
今回は、余りにも痛々し過ぎました。

いろんな観光名所の裏が見れて、そこは楽しかったです。
反面、謎解き部分が減り、素直にストーリーに入れず、共感できなかったのが残念です。

で、原作を読んで、内容をきちんと知ろうと思いました。
こんなはずじゃないと思ったもので。。

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Queen+Adam Lambert ライブ

2016-09-24 22:52:28 | メロディック・ハード
2016.9.21 日本武道館
 
 
Queenのライブは素晴らしかった。
それは、何といっても、アダム・ランバートの力が大きい。
 
歌が圧倒的にうまい。
声量があるし、声がいい。
安心して聴いていられるのは大きい。
Queenの楽曲は、高低差があんなに幅広いのに、それをもろともせず、余裕を持って歌いきる!
その実力に惚れ惚れした。
 
今の世にフレディが存命でも、あの歌い方はできない。
そう思うと、若い(34歳)って素晴らしいと思う。
 
彼は、フレディというより、ジョージ・マイケルを思い出させる。
ゲイの風貌がもちろん、伸びと張りがありながら、柔らかさもある声が特に。
私は、ワム!も好きだったのだ。
 
私が目を惹きつけられたのは、もう一人、ロジャーの息子の、ルーファス・タイガー・テイラーだ。
彼は、ライブの間じゅう、ずっとロジャーのサポートと言うべき、影でドラムを叩いていた。
時にティンパニーも。
その彼が脚光を浴びるのが、ロジャーとのドラムソロ。
彼らは交互に叩いていた。
和やかにではなく、一種のバトルとして。
貫禄ではロジャーが上手だが、
スピード感やテクニックでは、息子に軍杯が上がった。
 
タイガー(そう呼ばれていた)は、ロジャーゆずりのブロンドヘアを揺らし、
これまた父親ゆずりのつぶらな瞳。
スクリーンに写し出されると、どうしても見とれてしまう(笑)
ルックスでファンになった人だっているんだから、大切な要素だ(笑)
かつての楽曲を聴いて、懐かしさに浸るのもいいが、若い勢いが心地良かった。
 
ルーファスがドラムを務めた「Tie Your Mother Down」は、パワーがあって、本当に素晴らしかった。
できれば、ツーバスにして、さらにパワーアップしたのが聴きたかった。
アダムも、そんなルーファスに負けじと、魂の熱唱を聴かせてくれた。
「Don't Stop Me Now」と並ぶ、のせるし、聴かせる曲だった。
 
ステージには、5台のスクリーンがあった。
袖に2台ずつ(武道館の北側の人に配慮して、外に向けたのがあった)、
中央に、大きくて丸い1台だ。
周りにライトが沢山ついていた。
モダンな感じゃなく、クラシカルで優美で巨大な手鏡みたいだった。
 
中央のスクリーンは特別で、フレディが映ることがあった。
ボヘミアン・ラプソディでは、ガリレオ~の辺りは、かつての映像とフレディの声。
リアルのライブ音源と、スタジオ音源が混じった、斬新な作りだった。
ボヘミアン・ラプソディの最終章では、再びアダムが歌ったと思いきや、今度はフレディと掛け合い。
アダムのボーカルだけじゃなく、フレディを半ば強引でも登場させる・・・
私は、アダムの歌が素晴らしかったため、そこまでやらなくてもと少し違和感を持った。
でも、大部分のファンは、フレディへが出ると沸く。
Queenは、フレディがいてこそなんだろう。
 
「Love of my life」では、ブライアンが『若かりし日のフレディに向けて』と、歌い始めた。
ブライアンの心には、いつの日もフレディがいる。
日本語も交えたブライアンのMCを聞いた後の、淡々とした歌声。
それが切なくて、涙を流してしまった。
周りでは、男性も涙を流していた。
続けて、「手を取り合って」
ブライアンのアコギは、上手なのかわからないが、味がある。
 
この日のライブで、一番良かったと思ったのが、
「Who Wants to Live Foever」
『Kind of Magic』の中の1曲らしい。
私は知らなかった。
先入観がなかったのが良かったのかも知れない。
アダムが、コーラスもなく、生歌で切々と歌う。
声がどこまでも伸びて、本当にきれい。
ダンスもなく、照明も落とし気味。
シンプルな曲がストレートに心に響き、その歌の上手さに酔いしれた。
聴き入ってしまった。
「I Want It All」「The Show Must Go On」も、真に迫って、とても良かった。
 
前半は、Killer Queenなどで、おねぇキャラが見られたので、アダムは変人かと思ってしまったが、
後半になると、歌の一本勝負に圧倒され、ゲイでも何でもいいと思えた。
高いヒールの靴(フレディに合わせたらしい)も、低めの靴に変えていた。
70歳近いブライアンとロジャー。
今そこにいるだけで、それでいいとの境地にさせたのは、アダムなんだ。
70年代に活躍した懐かしのアーチストのライブの成功例なんじゃないだろうか。
 
アンコールは、「We wii Rock You」「We Are The Champions」
一緒に歌い、隣の人と一緒に手を左右に振り、本当に楽しかった。
大満足のライブだった。
 
 

【セットリスト】

 1.輝ける7つの海

 2.ハンマー・トゥ・フォール

 3.ストーン・コールド・クレイジー

 4.ファット・ボトムド・ガールズ

 5.ドント・ストップ・ミー・ナウ

 6.キラー・クイーン

 7.愛にすべてを

 8.ラヴ・オブ・マイ・ライフ

 9.手をとりあって

 10.輝ける日々

 11.ドラムバトル

 12.アンダー・プレッシャー

 13.愛という名の欲望

 14.地獄へ道づれ

 15.アイ・ウォント・イット・オール

 16.リヴ・フォーエヴァー

 17.ショウ・マスト・ゴー・オン

 18.ギター・ソロ

 19.タイ・ユア・マザー・ダウン

 20.ブレイク・フリー

 21.ボーン・トゥ・ラヴ・ユー

 22.ボヘミアン・ラプソディ

 23.レディオ・ガガ

 アンコール1.ウィ・ウィル・ロック・ユー

 アンコール2.伝説のチャンピオン

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Avantasia 来日ライブ

2016-04-17 21:52:39 | メロディック・ハード
4月9日(土) 品川プリンス ステラボール
 
4回目の来日。
今回も素晴らしい出来だった。
作りこまれていて複雑な楽曲を、ものの見事に再現していた。
何でこんなにも一糸乱れず、音程もリズムもそれぞれのパートも狂うことなく歌えるのだろう?
質の高さに感動し、満足していた。
 
舞台の背景は、Ghostlightsのジャケットの絵。
薄くスモークが焚かれていた。
 
サビの部分は、歌いやすいパートでは、トビアスが「トキオ」と叫んでマイクを観客席に向ける。
それを受けて、客席の私達は、一体になりたくて大声で歌った。
驚くことに、周りじゅうそんな人達だらけで、一緒に歌いながら幸せな時を過ごした。
その間、ライティングは観客席を映し出し、歌う気持ちを盛り立ててくれた。
気持ち良く歌えたのは、言うまでもない。
 
トビアスの喉の保護のためか、後半になるとエリック・マーティンがトビアスの代役で歌う。
彼も歌はうまいし、MCもうまいので、遜色ない。
Twisted Loveでは、今回もイントロの「オッオオオオオー・・・」と歌わせていた。
でも、トビアスがいないと物足りないのだ。
エリックはがんばっていたけど、カラオケ感はぬぐえない。
 
トビアスは、いつものようにマフラー着用。
この日はチャコールグレー。
同色の、細いポケットがいっぱいついたジャケットも来ており、さすがオシャレだ。
フレンチスリーブのTシャツを来てるメンバーもいるのに、暑くないのか?
アマンダ・ソマーヴィルも、肉感あるボディを、レザーのようなドレスに身を包み、派手に目立っていた。
 
Let The Storm descend upon youのScientist Ⅰ役のロバート・メイソンのパートを誰が歌うのか気にしていたが、
ヨルン・ランデがカバーしていた。
ロバート・メイソンの声は、トビアスとヨルンの中間って感じなので、違和感はなかった。
Magician役のロニー・アトキンスは、長身でブロンドの髪をなびかせ、青い目で手を振って客席をあおり、すごくステージ映えしていた。
マイケル・キスクは、今回は歌うパートが増えていた。
結構美味しいトコ取りで、トビアスがマイケルに心酔しているのではないかと思ったほどだ。
声もよく出ており、マイケル・キスクがAvantasiaでの立場を楽しんでいるのがよくわかった。
 
オリバー・ハートマンは、観客席を見ながら早弾きをしていて、天才かと思った。
サシャは、ずっと下を見ての演奏。
二人共レスポール。
そして、二人の呼吸がよく合っていて、素晴らしい演奏だった。
 
3時間もの長丁場で、ものすごく得をした感じだった。
いろんな曲が聴けて良かった。
ずっと立詰めで、腰が痛くなったた、そんなのライブの素晴らしさに比べれば、微々たるものだった。
 
ああ、またAvantasiaが聴きたくなってしまった。
次は3年後か。
また来てくれると言ってくれたから、気長に待つとしよう。
 
 
セットリスト
INTRO (YOU SHOOK ME ALL NIGHT LONG(AC/DC)-交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」(R. シュトラウス))
 
1. MYSTERY OF A BLOOD RED ROSE
2. GHOSTLIGHTS (MICHAEL KISKE)
3. INVOKE THE MACHINE (RONNIE ATKINS)
4. UNCHAIN THE LIGHT (RONNIE ATKINS、MICHAEL KISKE)
5. THE WATCHMAKER'S DREAM (OLIVER HARTMAN)
6. THE SCARECROW (JØRN LANDE)
7. LUCIFER (JØRN LANDE)
8. WHAT'S THE LEFT OF ME (ERIC MARTIN)
9. THE WICKED SYMPHONY (JØRN LANDE、HERBIE LANGHANS、ERIC MARTIN、AMANDA SOMERVILLE、OLIVER HARTMAN) ★
10. DRACONIA LOVE (HERBIE LANGHANS)
11. FAREWELL (AMANDA SOMERVILLE、MICHAEL KISKE)
12. STARGAZERS (JØRN LANDE、RONNIE ATKINS、MICHAEL KISKE、OLIVER HARTMAN) ★
13. SHELTER FROM THE RAIN (MICHAEL KISKE、AMANDA SOMERVILLE)
14. LET THE STORM DESCEND UPON YOU (JØRN LANDE、RONNIE ATKINS)
15. PROMISED LAND (JØRN LANDE)
16. PRELUDE ~ REACH OUT FOR THE LIGHT (MICHAEL KISKE)
17. AVANTASIA (MICHAEL KISKE)
18. TWISTED MIND (RONNIE ATKINS、ERIC MARTIN) ★
19. THE GREAT MYSTERY (ERIC MARTIN)
20. DYING FOR AN ANGEL (ERIC MARTIN)
21. THE STORY AIN’T OVER (AMANDA SOMERVILLE)
 
アンコール
22. LOST IN SPACE (AMANDA SOMERVILLE)
23. SIGN OF THE CROSS / THE SEVEN ANGELS (ALL CAST)
 
★…without TOBIAS SAMMET
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AvantasiaのGhostlights

2016-04-09 13:29:58 | メロディック・ハード
EdguyのTobius SammetによるプロジェクトAvantasiaの7作目。
シンフォニックなロックオペラ。
 
今作も、捨て曲なしの素晴らしい出来。
キャッチーさは若干少なくなったかも知れないが、細部まで作り込まれていて、聴くほどに惹き込まれる。
シンフォニックで、曲の展開が多く、その芸術性の高さは、少し聴いただけでもわかる。
 
今回のゲスト・ボーカリストは、おなじみのヨルン・ランデ、マイケル・キスク、ボブ・カトレイが、それぞれの持ち場を固める。
2回目のロニー・アトキンス、シャロン・デン・アデルが、要所を守る。
期待通り、いや、期待以上のパフォーマンスで酔わせてくれる。
 
初参加のロバート・メイソン、ディー・スナイダー、ジェフ・テイト、ハービー・ランガンス、マルコ・ヒエタラらは、それぞれ個性的で驚きの歌声を聴かせてくれる。
新風を送り込むことを超え、主役を取ろうとするかの勢いだ。
皆の力が劇的に融合して、圧倒的な作品を作り上げた。
その迫力と、パフォーマンスの高さに、心から満足させてもらえた。
 
 
1曲目の“Mistery Of A Blood Red Rose”は、女性コーラスを従えて、トビアス一人で歌い切る。
シングルカットできそうな、コンパクトな曲だ。
いきなり重厚で始まっていたこれまでの幕開けと違い、身構えないでいいから、軽く聴ける。
 
今作『Ghoastlights』の中心となる曲は、12分を超える2曲目の“Let The Storm Descend Upon You”だろう。
4人のボーカリストが、入れ代わり立ち代わり歌い上げる。
そのやり方は、1stから変わらない。
ライブで再現されたら、興奮するだろう。
 
3曲目の“The Haunting”は、ディー・スナイダーが悪夢役で邪悪に歌う。
Avantasiaに必ず1曲ある、スローな異次元空間を、しゃがれ声で迫る。
トビアスは、突破口のつかめない閉塞感をもがく気持ちを、叫んでいる。
 
私が1番好きなのは、4曲目の“Seduction Of Decay”だ。
ヘヴィーでありながらシンフォニックで、広がりがあるサウンド&うねりのあるリフ。
ジェフ・テイトの歌が迫力があって見事だ。
完全にトビアスを食っている。
声の好みは、絶対的にトビアスなのに、高音の突き抜けが心地良い。
間奏は、オリエンタルで、どこかDream heaterの“Home”を思い出させる。
異国情緒が、また違った次元を感じさせ、広がりとなる。
曲の終わりに余韻を残すのがまたいい。
 
そして、間髪を入れず、マイケル・キスクの5曲目“Ghostlights”が始まる。
アップテンポで、Helloweenタイプのリズムなので、これはマイケルの曲だとすぐわかる(笑)
これもAvantasiaの1面。
「They  call me home」の4連続は、ライブでは完全に一緒に歌うパートでしょうね(笑)
 
6曲目は、ハード・ポップとも言える“Draconian Love
ここで、トビアスとボーカルを務めるハービー・ランガンスの声がとにかく低く、異色である。
暗闇の住人というか、光の消滅という役を、声だけでも表現している。
ドラキュラ伯爵というか(笑)
普段は、Seventh Avenueで声を張り上げているというので、動画を見たら、まるでDio。
別人のようだ。
キャッチーで聴きやすい。
 
7曲目のNightwishのマルコ・ピエタラ参加の“Master Of The Pendulum”の緊迫感は凄まじい。
ヘヴィーなAメロBメロに比べると、サビがキャッチーだ。
 
8曲目のWithin Temptationのシャロン・デン・アデル参加の“Ise Of Evermore”は、ケルト音楽が入っている。
シャロンが美声を濁らせて、切なそうに歌うのがいい。
女性ボーカルはこの曲のみなのに関わらず、しっかりした存在感だ。
トビアスが、シャロンに合わせて?切なそうに歌っている。
 
この曲に限らず、トビアスはまずゲスト・ボーカリストに歌わせてから自分が歌うというスタイルを取っている。
ゲストは自分の持ち味をフルに発揮しており、トビアスはそれに敬意を払っているかのように、多少影響を受けた歌い方をしている。
そういったトビアスの幅の広さが素晴らしい。
トビアスの作る曲は、ゲストに合わせているのか?
彼らのバックグラウンドにあまりにも合っている。
いや、合わせているのではなく、作った曲に合うボーカリストを当てはめているのか?
ともかく重要なのは、ゲストのバックグラウンドまでも取り込んでしまうトビアスの凄さだ。
それによってもたらされる広がりが、Avantasiaの魅力である。
 
9曲目の“Babylon Vampyres”はアップテンポな曲。
出だしのツインギターからして、高揚する。
ギターソロでは、サシャ・ピート、オリバー・ハートマン、ブルース・キューリックが順に弾きまくる。
高音を効果的に生かすブルース、リズミカルな早弾きなオリバー、メロディアスで華麗なサシャって感じだ。
3人とも素晴らしいが、私はサシャが好き。
演奏にタメがあるから。
エモーショナルに心にダイレクトに響いてくる。
ロバート・メイソンの、ソウルフルに張り上げた歌と、トビアスの甘い声との絡みがいい。
 
10曲目は、ピアノで始まるバラード、“Lucifer
地味目だが、私は好きだ。
なぜなら、後期Purpleのデビッド・カバーディルとグレン・ヒューズのような声を感じたから。
 
11曲目の“Unchain The Light”は、サビを歌うマイケル・キスクの高音が印象的だ。
キスクの声は、歌詞の通り、天高く響き渡っている。
ちょっと軽めのAメロが洒落ている。
 
12曲目は“A Restless Heart And Obsidian Skies
ここでやっとボブ・カトレイが登場する。
Spirit(魂)という役柄を、混じりけのないまっすぐな気持ちで歌い上げる。
1曲目と同じように、ゴスペルっぽい。
 
 
『Ghostlights』は、まさに世の中と心の希望のない闇を表現している。
闇と時間を操ろうとする権力に、自分が消滅する怖れを抱きながらもがく、トビアス扮するアーロン。
幽霊が持つ「Ghostlight」は、負へのエネルギーに思えた。
神も天使も希望も腐敗し、アーロンは闇を彷徨い、いつしか命を落とすのかと思っていたが、
この最後の曲により、多少は希望が持てる結果になったように私は受け止めた。
自分に降りかかる圧力を緩められたのだ。天からのゴーストライトを浴びながら。
 
“Lucifer”では、月はBloodshot(充血している)で、夜はscarlet(緋色)だったものが、
“A Restless Heart And Obsidian Skies”では、夜は暗く(Dark)、月はscarlet(緋色)に変化している。
さらに、空はObsidian(黒曜石)が、ポイントだ。
黒いけど透明ということで、闇に見えても濁ってはいない、暗いだけと私は理解した。
アーロンの中で、怖れや邪悪さは浄化されつつあるのだろう。
 
歌詞は難解で、理解しきれていないが、自分なりの解釈でいい。
そう、「I'm on my way」で。
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Star Wars~The Force Awakens

2015-12-19 21:19:08 | Weblog

そして、これぞまさしくStar Wars!
細かい点まで描写され、圧倒的だ。
破壊が多い点は、とってもアメリカ映画っぽい。
そして最後は勧善懲悪だ。
決して観る者の期待を裏切らず、思い通りの展開に胸がすく。
最後に来るすっきり感を求めるとしたら、とってもオススメだ。

ネタばれになってしまうので、詳細は省くが、登場人物が感情をストレートに言えるのは羨ましい。
また、絆と裏切りが背中合わせにあるのが、Star Warsの普遍のテーマだろう。

今回は、1983年に封切りされたエピソード6~ジェダイの帰還の続編(32年後!)という設定なので、登場人物が年輪を重ねている。
それぞれが伝説になっていた。
が、彼らが健在で、うれしくなってしまう。

新しい登場人物が、女性や黒人。
差別に敏感なアメリカらしい。
それが悪いのでなく、ステレオタイプな映画を脱却し、広がりを見せていると思う。
BB8は、とってもかわいい。

まだまだ未熟な新しい登場人物達。
彼らがどのように成長していくのか。。
この先の展開が、既にもう楽しみになっている。

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The Richie Blackmore Story

2015-11-23 16:23:51 | メロディック・ハード

Deep Purple、Rainbow、Blackmore's NightのギタリストであるRichie BlackmoreのインタビューDVD。

リッチー自身と、リッチーから影響を受けたギタリスト達、音楽評論家、キャンディス・ナイトのインタビューがふんだんに使われ、リッチーがいかように音楽を作り、音楽に対峙して来たかを表している。
随所にライブ映像が使われており、それを見ているだけでも楽しい。

リッチーが、音楽面で対立すると、自分と合わない相手を切るという事実は、あまりにも有名だ。
理由は簡単、自分のやりたくない音楽はやらないからだ。
それを、我儘、偏屈、固執、変人と、さんざんな言われようをしてきた。

だが、リッチーから出てくる音は、中世の音階を取り入れたオリジナリティ溢れるロックで、その独自性は他の追随を許さない。
ブライアン・メイやジョー・サトリアーニ、スティーブ・ルカサー、イアン・アンダーソンなど、数々のギタリストやアーティストが証言した。
彼がいなかったら、今ある音楽はなかったとさえ。
リッチーの音楽性に惹かれる私としては、すごく気持ちのいいDVDだ。
もっと褒めてほしいと思ってしまう。

また、私はPurpleより断然Rainbowが好きだ。
その理由がわかった気がする。
つまり、Purpleはブルースが好きなイアン・ギランの要素があるから。
リッチー色が薄まってしまっていたのだ。
Rainbowがどうキャッチーに変化しようと、付いて来られたのは、根底にあるリッチーらしさが普遍だからだ。
彼がRainbowの中で一番気に入っている“Street Of Dreams”を聴き直してみたくなった。

他に、なぜ人気絶頂だったPurpleを脱退してしまったのか(ファンキー色が強まった)など、リッチーの口から改めて語られ、感慨深い。

リッチーは、内に引き篭った時に、いいアイディアが浮かぶという。
内から発してくる音を、必死に正直に表現してきたように受け止めた。時に狂気と言われながら。
それが、天才である証なのだろう。

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