メロディック・ハード/メタルが好き~♪

シンフォニックでメロディアスなのHM/HRのCDを中心に感想を書いていきます。サッカーやバレーのことも。

Xsavior の Caleidoscope

2009-09-13 15:54:33 | メロディック・ハード
スウェーデンのメタルがかったプログレプロジェクト。
2005年作品。
Caleidoscope(Kaleidoscope)というのは、万華鏡のことらしいが、その名の通り、変幻自在、手を替え品を替え、さまざまなスタイルのサウンドを実践している。

私が一番サウンドとして近いと思ったのが、Flower Kingsだ。
それも、彼らにしてはヘヴィーでキャッチーなFlowerPowerの方向性で、よりFlowerPowerを進化させた形だ。
メイン・ボーカルが、インギーやTime Requiemにも参加したヨラン・エドマン。
しかし、他にもボーカリストがいるようで、その一人がロイネ・ストルトに似ている。(ヨランの声かも知れない。声からしてCaleidoscopeという意味で)
声のかすれ具合、切なさに、味のある声を披露している。

が、もっとロイネを感じてしまうのが、ギターソロだ。
タメを作った泣きのギター、サンタナからの影響をも感じさせるラテン・テイスト、丸みのあるそのものの音色、派手めの彼独特のフレーズなんかを感じてしまう。
5曲目の“In Memorial Of… (Taj Mahal - Part 1)”は、Flower Kingsを強く感じさせる。
彼らの新作と言われたら、信じてしまうだろう。

1曲目の“April Skies”は、Flower Kingsの他に、Steely DanやAsia、果てはQueenなども感じられて、ゴージャスだ。
1曲で2度、いえ、5度おいしい。
私が今まで聴いてきた、いろんなバンドを思い浮かべてしまう。
ココがいい。

他にも素晴らしい曲が目白押し!

変リズム、ジャズテイストのベース、テクニカルでありながら、割とメタル志向のドラムスと、こむずかしいことをしておきながら、歌メロがキャッチーでメロディアス、コーラスがきれいで、サウンドのバランスがいいから聴きやすい。
基本はプログレなんだろうけれど、時にメタル、時にアメリカン・ハード・プログレ、AOR、ラテン・ロック。
明るく開放的かと思うと、叙情味たっぷりで、時に閉塞感も。
掴みどころがないのは、最大のメリットになっている。
質が高いから、全然飽きさせないし、次の展開を期待させる。

最近低くなってしまった私の音楽への情熱を、再び引き上げてくれた。
この作品に出合えて良かった。
今まで聴いてきた音楽を、すべて肯定された感覚だ。

オランダに完敗~↓

2009-09-06 00:01:04 | 中村 俊輔
実力差がありました。

前半は豊富な運動量で、ひとりで守れないところも、2人で挟み込み、
組織力をフルに利用してました。
中盤のチェックも早く鋭く、これが続けばいいセン行くなと思っていたのですが。。

オランダは、日本が疲れるのを待っていたんですね。
後半、元気な途中交代選手が入ってくると、日本の守備は追いつかなくなり、
次第にボールを回されるようになりました。
動きがワンテンポずつ遅くなってました。
こうなると、個の力と高さで勝るオランダにはかなわないわ。

得点シーンは、2点とも一瞬早く足を振りぬいた身体能力の高さと、
ゴールの上の、GKの取りにくいところへ蹴るという、技術の高さでした。
守備が破綻したというより、見事に決められたって感じです。
崩されたのは、3点目のファーへのクロスボールにでしょうね。
日本が目指す得点シーンを、オランダに実現させられてしまったようです。

やっぱりオランダはオランダです。
この3-0が現実。


試合が終わって、俊輔がかつての同僚のローフェンスと抱き合ったのに感動しました。
試合を終えて、健闘を称えあう二人。
俊輔は、ワールドワイドになったんだなぁとしみじみ。
ココが、見ごたえのあった前半と並ぶ、今日のハイライトでした