メロディック・ハード/メタルが好き~♪

シンフォニックでメロディアスなのHM/HRのCDを中心に感想を書いていきます。サッカーやバレーのことも。

Yngwie Malmsteen の Perpetual Flame

2008-11-15 09:20:53 | メロディック・ハード
スウェーデンの、ネオクラシカルの大御所、インギーの3年ぶりの・・・え~と15作目になるんだろうか?
今回は、ボーカリストを元Judas PriestのTim“Ripper”Owensに変更している。
キーボードは、元Dream TheaterのDerek Sherinianだ。

早速1曲目の“Death Dealer”から、インギー節全開!!
中世的なハーモニック・スケールをこれでもかと使いまくり、どこを切り取ってもネオクラシカルになっている。
リフの複雑さ、シンプルに支えるドラミング、どっかで聴いたような感がある(汗)高速ギターソロは、他のギタリストと完全に一線を画している。

のっけからのTimの咆哮に、Judasの影響を心配したが、そんなことはなかった。
よく伸びる高音のキレと、軽さと重さが同居する中音。
説得力はそれほどはないが、インギーのプレーを邪魔することなく、お互いを引き立ててるのでいいと思う。
ドゥギーとそれほど変わらないけど。。

7曲目の“Cappici Di Dablo”と
8曲目の“Lament”は、インスト曲。
バッハの影響を感じさる高貴な印象を与えつつも、時に攻撃的に時に優美に、しっかりインギーらしさを前面に押し出した説得力に圧倒される。
力強くはっきりした音と速弾き、余韻を残すメロディ、孤高の古城に迷い込んだようなミステリアスで刹那的、魅惑的な雰囲気に惹き付けられる。
スローな曲はやっぱりいいね。
続くインギーの歌う9曲目の“Magic City”は、メロディといい、曲の流れといい、一番好きな曲だ。

若干マンネリ感は否めないが、素晴らしいアルバムであることは間違いない。

Renaissance の dreams&omens

2008-11-01 20:37:41 | メロディック・ハード
2008年発売のオフィシャル・ライブ。
1978年のフィラデルフィアはTower Theaterでの模様が収められている。
曲目は、

1.Can you Heare Me
2.Carpet Of The Sun
3.Day Of The Dreamer
4.Midas Man
5.Northern Lights
6.Things I Don't Understand

78年と言えば、『A Song For All Seasons』が発売された年だ。
「Day Of The Dreamer」「Northern Lights」が」収録されている。

音質は悪くなく、歌姫アニーの伸びやかな声がよく聴こえる。
声に艶があり、なおかつ堂々たる歌いっぷり!この頃も全盛期だろう。
「Carpet Of The Sun」は、音程を下げて歌っているが、全く問題はない。
元気がないようにも聴こえるが、むしろしっとりとしてて、成熟した女性の色気を感じさせる。

「Day Of The Dreamer」のライブは初めて聴くが、アニーの高音がよく出ていているし、曲に変化があるし、ドラマティックだし、アニーのリズム感のあるスキャットが楽しくて、すごくいいし感動的だ。
あらためて素晴らしい曲だと思う。

ラストの「Things I Don't Understand」まで、緊迫感のある締まった演奏を聴かせてくれる。
シンセ使いが多くなっているが、却って聴きやすいと思う。
できれば、この頃に戻って、彼らの生演奏を聴いてみたかった。