メロディック・ハード/メタルが好き~♪

シンフォニックでメロディアスなのHM/HRのCDを中心に感想を書いていきます。サッカーやバレーのことも。

Billy Joel の The Ultimate Collection

2006-11-27 22:50:15 | メロディック・ハード
30日は、Billy Joelのライブに行くので、復習がてら聴いてみるので~す。

Billy Joelのライブは2回目だ。
1回目は20年以上前に遡る。
その歌のうまさと、圧倒的な迫力が今も印象に残る。

イノセント・マンは、高音の裏声から地声に変わる部分の声が大きく、切り替わりがきれいで感動した。
Billyは、シンガーというより、コンポーザーとしての魅力が勝っていると思っていたが、どっこいライブは力強いし、ピアノの上に乗って観客を煽るなど、パフォーマンスも見事だった。

そして、当時日本で人気があったのが、素顔のままでとストレンジャー。
うっとりしながらだったり、緊張感に身を正して“清聴”していた。
アップテンポのアップタウン・ガールはノレたっけ。

以外にも、私はアレンタウンが好きだったりする。
それが収録されている「The Nylon Curtain」は、ベトナム戦争に散った仲間への鎮魂歌という重い内容ながら、好きなアルバムだ。
グッナイト・サイゴンの静から動へ移る展開が力強くもの悲しい。
若かりし頃、この曲を聴いて「過去を振り返り、失ったものについて深く考える日が将来きっと来るだろう」と思っていた。
良いことも悪いことも含め経験を積み重ね年を取ったら、広く物事を考え、適切な判断ができる大人になれると信じていた。

今現在、そんな中年の域に達してしまったが、まだまだ未熟だ。
強く賢いと思っていた中年は、「若さを失いたくない、みずみずしさを保ちたい」と願う、ただの人間だった。
それなりに知識は見につけたが、分別や良識が邪魔して身動き取れないだけだったのだ。

月日を重ねて、ひとつだけわかったのは「好奇心を鎮めてはいけない」
落ち着いてはいけない。
だから、好きなことはこの先も続けて行く!!


話を元に戻す。
このベストアルバムは、74年の“ピアノマン”から93年の“君が教えてくれるすべてのこと”まで、幅広くカバーしている。
全36曲。
Billyの曲の魅力が詰まっている。
それぞれの曲を聴くと、ヒットチャートを賑わしていただけに、当時の記憶が蘇ってくる。
懐かしいと一言でくくるには、あまりにもワクを超えている。
キャッチーで、一緒に口づさめる曲ばかりで魅力的だ。

ただMTVの影響で、プロモビデオの映像イメージも出てくるのはなぁ~。^^;


Space OdysseyのTears Of The Sun

2006-11-24 22:53:51 | メロディック・ハード
鍵盤魔人のスウェーデンのリチャード・アンダーソンが率いる、Space Odysseyの3作目。

Space Odysseyと言えば、ロニー・J・ディオやサバスのトニー・マーティンのような、高音でファズがかった、強力ボーカリストであるパトリック・ニルス・ヨハンセンが、ネオクラシカルなHM/HRに乗って歌いまくる、テクニカルなバンドだ。
今回も、その路線だろうと思っていたが、まるで外れてしまった。

はっきり書こう、これは失敗作だ。70年代のHRだ。
プログレがかった叙情性なんて期待してはいけない。
クラシックの要素なんてこれぽっちもない。
場面の切り替わりや、こむずかしいリズムもない。
リチャード・アンダーソンは、本当にこんなのを望んだんだろうか?
シンセサイザーのオーケストレーションからハモンドオルガンにシフトダウン(失礼)している。
すごく期待はずれだ。

リチャード・アンダーソンならではの、きらびやかなネオクラシカルが好きだった。
Yngwieのギターを鍵盤にしたような、圧倒的なスピードとクラシックの重厚さが好きだった。
HRは嫌いではないが、リチャード・アンダーソンの魅力をすべて削り取るほどのサウンドじゃない。
何でこんなサウンドにしたのか意味不明だ。

新ボーカリストは、プログレ系メタルのAndromeda(テクニカルで結構好き)のデイヴィッド・フレンバーグだけに、似たような系統と期待したのになぁ~。
クールな歌い方のはずなのに、アツく歌ってる。

いきなりWhitesnakeじゃ、なじまないって!

シダの花

2006-11-23 11:14:09 | Weblog
たまたまCATVで、ポーランド民話の「シダの花」のアニメを見た。

【ストーリー】

『~夏至の真夜中に、森の中で幻のシダの花が咲く 
 見た者は、願いが叶えられるというが、
 未だ見た者はいない~』

そういう言い伝えがある。

夏至のある1日、パヴェル一家は、作物を野鳥に台無しにされ、狐に最後の鶏まで奪われ、食べ物がなくて途方に暮れていた。
そんな家族の落胆振りを見て、パヴェルは「森へ行って兎や鴨や魚を捕まえて来るよ」と、夏至だからやめてという両親を振り切って出かけてしまった。

が、何も捕まえられない。疲れてくる。
馬までもが、彼を突き飛ばしてどこかへ行ってしまう。
倒れこんだ彼の目に映ったものは。。

それは赤と黒で点滅している、シダの花だった。
「Pick me」
花は囁きかける、「摘んだら誰よりもお金持ちになれる。
誰にも言ってはいけない、すべてはあなたのもの。あなたのもの。」
躊躇したパヴェルだったが、最後には摘んでしまう。

その瞬間、パヴェルは高貴な衣装に身を包まれ、どこからともなく馬車がやって来て、彼を宮殿に連れていった。
宮殿は、すべてが豪華で満たされており、友人までもがいた。

ある日パヴェルは、馬車で自分の生まれた家の前を通りかかった。
両親や妹がすぐに出てきてくれたが、パヴェルのポケットからこぼれた金貨を妹が拾った時、
シダの花の「すべてはあなたのもの」の言葉が浮かび、
「ぼくのものだ」と、咎めてしまう。
それを聞いて「パヴェルじゃない。人違いだ。パヴェルならパンを分けてくれる」
と引っ込んでしまった。
気落ちし、馬車を宮殿に走らせるパヴェル。

それからというもの、何を見ても、おもしろくない。
夜中、森の中の明かりを見つけ、自分で馬を走らせ、村人たちのダンスを見たりもした。

ある日、また彼の生まれた家に出向いた。
妹が戸口に出たが、取り合ってくれない。
そこで、パンを出し、「これを分け合いたい」と言うと
やっと出てきてくれた。
既に両親は他界していて、庭に粗末な墓があった。
「許してくれ」と謝罪すると妹は、
「やっとパヴェルが戻ってきてくれた」とつぶやいたのだった。

【感想】

このアニメは、最初英語だけで語られた。
何を言ってるのかあまりわからなかったが、短い解説と、再び英語字幕付きでアニメを流してくれたおかげで、多少は理解した。
細部が不明だが、このような筋だろう。

誘惑に勝てず、禁断を犯したが、後で間違いに気付くというストーリーはあちこちにあると思う。
グリム童話の、ヘンゼルとグレーテルも似たようなものだ。
金の鳥だって、最初はお姫様が触ってしまったのがそもそもの始まりだ。

子供には、やってはいけないことをしたら、あとでどんな罰を受けるのかという、戒めの意味を持たせている。
因果応報。
大人には、お金持ちが何の意味を持たないことを教えてくれる。
大切なのは、信頼できる人の心だ。
欲をかいてはいけないのだ。
また、自分の非をすぐに認められないと、手遅れになる。
取り返しがつかないってことも。

力強い筆致で書かれた絵から迫力が伝わり、見入ってしまった。
その日その日を、生きるために精一杯生きている民話の世界。
世界共通の認識だなぁ。
私ももっと毎日を大切に生きなくてはと、反省。。


CL - マンU戦、俊輔のFKで勝利!!

2006-11-22 23:44:05 | 中村 俊輔
今朝のチャンピオンズ・リーグは最高だった!!
だって、俊輔がFKで決勝点をあげたんだも~~ん!!
W杯で辛酸を舐めたけど、よくぞ這い上がったくれました。
リベンジを果たした思いです。
これまで、俊輔をずっと応援してきて良かったです。


試合は、実力の差か、前半はすっかりマンチェスター・ユナイティッドペースでした。
ボールの支配率は高いし、シュート数は多いし、
第一ハーフウェーラインから半分、セルティックのゴール前でばかり、
マンUがプレーをしていたように見えました。

ルーズボールやセカンドボールを取られまくるし、
俊輔なんか数回ボールに触る程度で、チャンスらしいチャンスはないし、
守備に追われるばかりでした。
こんなことじゃ、いつかは点を取られると恐れおののき、
前半が0-0で終わった時は、ほっと胸をなで下ろしたものです。


それが、後半に入って、守備の人、スノをマローニーに替え、FWのジュラフスキーを1.5列のヤロシクに替えたので、セルティックの本来の攻撃ができるようになりました。
それまでは、チャンスは皆無だったからね。
それのよって、俊輔は左サイドから、本来の右、あるいは中央に位置を替え、ボールを前線に送れるようになりました。

マンUも、クリスチャン・ロナウドのドリブル突破が顕著になり、止められず、苦しい場面が続きました。
それでも、点を取られなかったのは、DF陣の捨て身の守りと、何よりもGKボルツのファインセーブによるものでしょう。

そして迎えた、後半36分、ヤロシクのファールで得た、FKのチャンス。
当然キッカーは俊輔!!
右だし、30mも離れていたのに、あの場所しかないという、右スミのスミに、弧を描いて、美しいゴールを決めました!!!


私は俊輔を誇りに思うよ。
身体的に恵まれていない日本人でも、技術を磨けば立派に世界に通用することを証明してくれて、これからの日本人の道標になったと思います。

ここまでに来るには、メンタルトレーニング、トレーナーさんの存在、それから家族の支援があったはず。
いろいろ背負うものがあっただろうけど、喜びや悩みを分かち合える人だって多く、それらも俊輔の成長につながったんだと思います。

回り道をしながら、困難を乗り越えながら、今日の栄光を手にしました。
感動して涙が出ます。
人間困難があっても、その後に来る栄光のために、逃げずに真っ向から受けて立てば大きくなれると、すごく励みになります。
W杯での不調なんて、くそくらえだ。

選手としてピークである時期に迎えた、CL。
一発のFKで、見事勝利を手中に収めてくれました。
他の誰でもない、自分の力で。
この事実にしびれます。

俊輔の選手生命があとどのくらいあるかわかりません。
だからこそ、このままケガをせずに、突き進んでほしい。
俊輔が中心であるセルティックに愛着が湧いてきたけれど、
一度は、俊輔の夢であるスペインリーグで活躍してほしい。
これからも応援します。

CL ― セルティックはホームでマンUと対戦

2006-11-21 21:45:19 | 中村 俊輔
明日の早朝4:30から、セルティックはホームでマンチェスター・ユナイティッドと対戦する!
俊輔は当然スタメンだ。

チャンピオンズ・リーグ(CL)予選突破のために、今日は勝ってもらいたい。
なんせ、セルティック・パークなのだから。

セルティックがホームで強いのは、こないだのベンフィカ戦でよくわかった。
ベンフィカが全然調子が出ず、いいところがなかった。
セルティック・パーク独特の、相手を包み込む、いや、飲み込むような雰囲気が、アウエーのチームにとって、すごくやりづらいのだろう。
セルティックは、前回マンUのホームのオールド・トラフォードで、3-2と善戦した。
C.ロナウドが出場停止だったとか、ルーニーが不調だったとか、要因はあるだろうが、恐れることはない。

セルティックは、グラベセンとヘッセリンクが復帰し、上昇の機運にある。
どんな試合をするのか、本当に楽しみだ。
グラベセンが前に出すぎないなど、修正すべき点は、きっちりと修正していると信じている。

この最高の舞台で、俊輔が得点やアシストしてほしい。
サイドから中に、前に、切れ込んでほしい。
視野の広いスルーパスや、意表をつくサイドチェンジを見せてほしい。
そして、予選を勝ち抜いてほしい。
大丈夫だ、サポーターとセルティック・パークがついてる。
こんなに強い味方はいない。
リーグ戦でのストレスも少ないはずだ。

今だ!
今こそ最高のプレーを見せ付けてほしい、俊輔!!


(気が高ぶっているので、落ち着かせるために書いてみましたが、
 逆効果だ~~。
 ちゃんと仮眠しろ、自分!!)

EvanescenceのThe Open Door

2006-11-19 22:42:24 | メロディック・ハード
3年ぶりの、セカンドアルバム。
その間に、ギタリストのベン・ムーディーが脱退した。
彼は作曲を手掛けていたので、その影響は大きい。
ヴォーカリストのエイミー・リーが中心である。

1stの、痛々しいような叙情性が薄れている。
さらに、他のバンドと一線を画すストレートな攻撃性が減った。
1stはアメリカのバンドでも、こんなに北欧風のメロディアスな作品が作れるんだと絶賛したが、2ndではその個性がやや失われた。

若干普通になってしまったが、ゴシックさやヘヴィーさは失われていない。
丁寧に作品を作り、こぎれいにまとめている。
ただ、この“こぎれい”が曲者なのだ。
バンドというより、エイミー・リーのソロのように、歌に重点が置かれすぎた結果、ギターリフの変化に乏しく、ギターソロもなく、物足りない。

歌がうまくなって、表現力が出たのが、逆に歌アルバムへと押しやったという、皮肉な結果につながったと思う。

崇高なクワイア導入のLacrymosa、オーケストレーションが美しいLike Youなど、攻撃的なギターを加えればすごく良くなりそうな曲が多い。
惜しいアルバムだ。

SPL セントミレン戦 ― 俊輔の活躍をもっと見たい!!

2006-11-14 21:48:55 | 中村 俊輔
昨夜行われたスコッティッシュ・プレミア・リーグのセントミレン戦。
3-1でセルティックが勝利したが、私は楽しくなかった。 

それは、グラベセンが圧倒的なパフォーマンスでハットトリックしたからだ。
何もハットトリックが悪いんじゃない。
ボランチのグラベセンが攻撃にばかり参加した結果、俊輔が守備に追われたことが問題である。

得点の順を追ってみる。

 1点目は、左サイドのネイラーがクロスを上げ、それを長身のヘッセリンクが落とし、ミラーが係わってこぼれたボールを、グラベセンが振り抜いて決めたもの。
適材適所の、いいゴールだった。
これはいい。

 3点目は、俊輔のコーナーキックのニアからヘッドで決めたものだ。
セットプレーでの得点は武器になる。
俊輔の正確なキックがあるから、グラベセンが決められたのだと、俊輔ファンは思うのだ。

 問題は2点目だ。
2点目は、俊輔が縦に短いパスをしたら、グラベセンがハーフウェーラインを超えたところからドリブルを開始し、DFが3人ついたのを、右に移動してかわし、シュートコースができたところでシュートしたものだ。
DFに当たってコースが変わり、GKが反応できなかったという、ラッキーな面もあるゴールだった。

ここまで強引に行かなくても良かったように思う。
だけど、グラベセンの性格なんだろう。最後までゴールを狙えるのなら、自分で狙ってしまう!
個の力が強ければ、個で崩せばいいと思っているのだろう。

確かに個の力は必要な時もある。
ましてや得点できたとなれば、彼を責める人はなかろう。
だけど、チームとしてのバランスを欠いていたのも事実だ。

本来ボランチであるグラベセンは、敵の攻撃を止める一枚岩にならないといけない。
下がり目で、攻撃の目を摘み取るのだ。
が、この日の彼は、守備を怠っていた。
あれだけ攻撃に参加したのなら、守備にまで手が回らないのだろう。
それをカバーするために、トップ下の俊輔が下がって、スペースを埋めていた。
積極的に守備をするのではなく、危険な箇所を察知してカバーするという、地味な仕事だ。
俊輔は守備は得意でない。
が、一生懸命にチェイスして手を抜かずにプレーしていた。

その“守備する俊輔”に追い込まれたのが、私はおもしろくないのだ。
守備なら、もっとうまい人がいるだろう。
何も俊輔に守備をさせることはない。
けれど、前線の空いたスペースをみつけてそこにスルーパスを送り出せる俊輔の代わりができる選手はいない。
俊輔が俊輔であるプレーを見せてくれないんじゃ、楽しいはずがないのだ。
よって、この日の、ミラーやジュラフスキーは俊輔のパスの受け手であるはずなのに、彼らもパスが来なくて消えかかっていた。
つまりは、グラベセンの“上がり”のために得点できたけど、今までのチームプレイによる得点がなくなってしまったのだ。
これは、チームとして問題だ。
グラベセンの調子次第で勝ち負けが決まってはいけない。
ポイントゲッターを限定してはいけない。

さらに、いるべき場所にいるはずの人間がいないとなると、当然穴になる。
セントミレンは、崩れてしまった中盤を突いて、速攻で仕掛けてきた。
プレスをかける前に叩いてきたのだ。
セルティックは速攻に手を焼いた。守備が戻る前に仕掛けられた。
今日は勝てたけど、弱点を曝したので、次回は勝てる保障はない。好調なインパネスだし。。

でも、ストラカン監督は、グラベセンを下げる修正をすると思う。それは、
①細かいパスでつなぐサッカーを目指している。
②グラベセンの守備がないと、全体のバランスが崩れる。レノンのワンボランチじゃ心配。
③俊輔にスルーパスを出させ、FWに裏を狙わせる。
以上の理由による。

ここのところ、セルティックの守備面に心配が出てきた。
得点することは大切だが、守備も大切なのだ。
きっちりと修正してもらわないと困る。
もちろん、攻撃参加も必要だが、程度ってもんがあるのだ。

そして、何より、俊輔の活躍を、ゴールを見たい。
結局は『ここ』なんだ。  


Flower Kings の Instant Delivery (DVD)

2006-11-11 15:10:21 | メロディック・ハード
スウェーデンのシンフォニック・プログレバンドのFlower Kingsの2枚組ライブDVD。
10作目の「Paradox Hotel」からの選曲がほとんどとなっている。

「Paradox Hotel」でメンバーチェンジを行い、ジャズに強いソルタン・チョースから、よりロックっぽい力強さのあるマーカス・リリェクイストを加入させた効果がはっきり出ている。
何と言っても、ノリがいい。
“静聴型”から“参加型”に変化している。
マーカスの若さが躍動感になっている。

バンドとして成熟している。
どの曲も実に安定していて、期待以上のものを与えてくれる。
そして、CDよりもドライブ感があり、観客との掛け合いもあって、一体感を感じさせる。

ギターのロイネ・ストルトは、まさに円熟を迎えている。
卓越したギターテクニックに加えて、小憎いまでの落ち着きと余韻。
泣きのギターに、細かいビブラートと大きなチョーキングと来れば、その美しさにしばし耳を奪われ、聴き干すしかない。

ハッセの歌は、暖かみと広がりがある。
Flower Kingsがテクニックがあるにも係わらず、手作りのようなぬくもりと親しみやすさがあるのは、ハッセの存在してるが故だ。

トーマスのキーボードは、シンフォニックさと古き良き次代のオルガンと、格調高いピアノをうまく使い分けている。
Flower Kingsのサウンドに深みを与えているのは彼だ。

ヨナスは、ライブで、何と片方は12弦あるダブルネックのベースを使用し、大いに沸かせた。
時折聴かせる、メインとなるベースラインが楽しい。

プログレとして聴かせ、Rockとして熱くさせる。
CoolでいてHot!!
メタル好きが求めるプログレなのだっ!!

Wuthering HeightsのThe Shadow Cabinet

2006-11-06 23:09:21 | メロディック・ハード
デンマークのプログレッシヴ・メタル・バンドの4作目。
今回は、イヴィル・マスカレードの中心人物であるヘンリック・フライマン(G)が脱退している。
けれど、メインのギタリストであるエリック・ラヴン・クリステンセンやボーカルのニルス・パトリック・ヨハンセンは健在。
新たに加わったのが、Manticoraのマーティン・アレンダル(G)というのはうれしい。
民俗音楽を取り入れた、質の高いテクニカルなメタルを聴かせてくれる。

彼らの良さは、プログレっぽいメタルの部分が強力なこと。
2曲目の“Beautifool”は疾走曲で、お決まりの早いドラミングと、高速リフに乗ってガンガン迫ってくる。
それも、ストレートにただ押すだけじゃなく、曲の切り替え・変調、変リズムがあり、複雑な音に仕上げている。
これらのテクニカルな楽曲の上で、パワフルかつヘヴィーなパトリックのボーカルが君臨し、ぐいぐい引っ張る!この強引さがいい。

下地にクラシックの要素があり、メタルで全面を覆い、民俗音楽で装飾を施している。
ネオクラシカルなプログレメタルが素晴らしい上に、民俗音楽の叙情性が加わり、Wutuering Heightsとしての個性を強烈にアピールしている。

土着的な民俗音楽を使いながら、高い芸術性を感じさせるのは、
メタリックな楽曲の完成度が高いためと、メンバー全員がテクニカルなためだろう。

パトリック・ニルス・ヨハンセンは、このアルバムでも素晴らしい歌声を披露している。
ロニー・J・ディオのような熱唱や、軽く切なく歌う唱法、まるで別人のようなスローパートなど、変幻自在だ。
彼の歌の変化を追うだけでも楽しい。

前作よりも、民俗音楽部分が減り、個性が薄まったが、まだまだ十分に個性的。
今年度のプログレメタルの中で、最上位を占めると思う。

B組ブロック優勝

2006-11-04 09:33:54 | バレー
昨日行われた、選手権大会のBブロックで、がんばってがんばって、優勝をGETした!!
ここ1年、区民大会やクラス別、選手権大会で優勝したことがなかったから、
久々の勝利は掛け値なしにうれしいっ!!


この大会は、これまでの布陣の4-2-3から、5-1-3にし、ブロックと攻撃を強化した。
うちのチームは、ハーフセンターにレシーブのうまい人が2人いるので、彼女たちの力を最大限利用していたのだ。
けれど、このところ、オープン攻撃だけでなく、速攻を多く仕掛けるチームが増えてきたので、ブロックが4枚だとどうしても抜けてしまう。
いくらレシーブがうまくても、限界はあるのだ。
そこで、ハーフセンターの一人をセッターにし、セッターのコがアタックも打てるので、ライトオープンやレフトハーフをやってもらうことにした。
ハーフセンターのコは、背が低いけど、ブロックのタイミングがいいので、結構手に当たるのだ。
だから、抜ける心配はさほどなかった。

問題は、足が動かず、指示を聞き入れないバックのレシーブ陣にあった。
2段トスは届かず、声が出ないために、ちぐはぐになっていたのがこれまでだったから。


そんな心配をよそに、バックスは目覚しい活躍をした。
それまでだったら、飛び込まずにぽとりと落としていたフェイントを、突っ込んで手に当てていた。
ちょっとでも当たればこっちのもの!
拾ってつなぎ、相手コートに返した。
強打も、きれいにセッターに返らないにしても、2段トスにはできた。
それらを、打ち込み、攻撃の形にできた。

相手は、区内でもベスト4に入る実力がある。
さすがに、打っても打っても、相手もつなぎ、なかなか決められない。
が、根負けするわけにはいかない。自分のところで終わらせたくない。
その思いがみんなの中にあって、ラリーが続いた。
以前なら、最後に決められて意気消沈したが、この日は違った!
最後に打ち切ってラリーを制したは、うちのチームの方が多かった!
この差が勝利に繋がったんだと思う。
個々の力は、相手の方が上だ。が、総合力で勝ったのだ!!


私の打数は、かなり多かった。
全部で7セットやって、1セットに10本以上は打ったし、ひとつのラリーで4本くらい打ったので、100本は打ったと思う。
正直、ラリー中の連続アタックはキツかった。
だけど、相手だってキツいのだ。
がんばるしかない。
気持ちを奮い立たせ、最後まで弱気にならないことを心がけた。

思い切り打つと、ブロックにつかまるので、力を少し抜くと、うまい具合にブロックが抜けた。
私としては、力でねじ伏せたわけじゃないからちょっと寂しかったが、その方が決まるし、チームメートが「かえって取りづらいよ」と絶賛してくれたので、その打ち方で、着実にポイントを稼いだ。

左足のことは気になったが、この日は最初からジャンプ力が増した実感があって、私を後押ししてくれた。
心配したジャンプ力不足から来る“ミートせず”も、足のバランスの悪さから来るジャンプした位置の“ズレ”もなく、私のイメージ通りにプレーできたことがうれしい。
整体さまさまだ。
そこに来て、最後までジャンプ力が落ちなかったことも良かった!
ちょっと力を抜いた打ち方のおかげで、体力が温存できたのだ。
もう、アタッカーとしてのピークは過ぎたと思っていたが、まだまだやれることがわかり、それが一番うれしかった。


今日の試合は、ここ数年のベストマッチ。
私の復活試合でもあった。

バレーって楽しいなぁ~。
これからも勝って、勝利の美酒をもっともっと飲みたい!!