Epicaを書いたなら、元祖Kamelotの「Epica」を書かにゃなるまいて。
Kamelotが2003年に発表した6作目の「Epica」は、次作の「The Black Halo」と対になっている。
ゲーテのファウストを下地にしたトータルアルバムだ。
そのため、どうしても重々しさが出てしまうが、Kamelotのロイ・カーンの美声は、重さを従えてハイトーンを際立たせている。
ロイ・カーンのボーカルは、澄んで丁寧に歌いこんでいる。
声の抜き方が独特で、切なさとはかなさがあるため、シンフォニックで静と動のある叙情的でドラマティックな展開を、さらに1段引き上げる。
ストーリーがあるだけに芝居がかっている。
たとえば、“Intertude Ⅰ(Opate Soul)”から“The Edge Of Paradise”に移る流れでは、暗転してから後、何者かが忍び寄るような男性の低音クワイアがあり、その後のギターリフがカッコいい!堂に入って、いきなりスポットライトが浴びさせられたよう。
そして登場するロイ・カーンの妖しくからみつくようなボーカルは、皆を黙らせるような説得力がある。
スローなパート、スピーディーなパートが違和感なく続き、感動へ誘う。
Kamelotの魅力の第1は、バラードにある。
「Wonder」のハイトーンの消え入りそうな声は、男の色香を感じさせる。
せつない歌を歌わせると天才的だ。
クラシック・シンガーのマリ・ティタニア、Rhapsodyのルカ・トゥリッリのゲストがまた、存在感のあるプレイを聴かせてくれる。
ロイ・カーンばかりクローズ・アップされるが、サシャ・ピート&ミコのプロデュースとオーケストレーション、トーマス・ヤングブラッドのギターによるサウンドと組み立ては、濃厚で高度で緻密である。
彼らの活躍なくして、Kamelotはあり得ない。
バラエティ豊かなサウンドは決して飽きさせない。まさにツボである。
Kamelotが2003年に発表した6作目の「Epica」は、次作の「The Black Halo」と対になっている。
ゲーテのファウストを下地にしたトータルアルバムだ。
そのため、どうしても重々しさが出てしまうが、Kamelotのロイ・カーンの美声は、重さを従えてハイトーンを際立たせている。
ロイ・カーンのボーカルは、澄んで丁寧に歌いこんでいる。
声の抜き方が独特で、切なさとはかなさがあるため、シンフォニックで静と動のある叙情的でドラマティックな展開を、さらに1段引き上げる。
ストーリーがあるだけに芝居がかっている。
たとえば、“Intertude Ⅰ(Opate Soul)”から“The Edge Of Paradise”に移る流れでは、暗転してから後、何者かが忍び寄るような男性の低音クワイアがあり、その後のギターリフがカッコいい!堂に入って、いきなりスポットライトが浴びさせられたよう。
そして登場するロイ・カーンの妖しくからみつくようなボーカルは、皆を黙らせるような説得力がある。
スローなパート、スピーディーなパートが違和感なく続き、感動へ誘う。
Kamelotの魅力の第1は、バラードにある。
「Wonder」のハイトーンの消え入りそうな声は、男の色香を感じさせる。
せつない歌を歌わせると天才的だ。
クラシック・シンガーのマリ・ティタニア、Rhapsodyのルカ・トゥリッリのゲストがまた、存在感のあるプレイを聴かせてくれる。
ロイ・カーンばかりクローズ・アップされるが、サシャ・ピート&ミコのプロデュースとオーケストレーション、トーマス・ヤングブラッドのギターによるサウンドと組み立ては、濃厚で高度で緻密である。
彼らの活躍なくして、Kamelotはあり得ない。
バラエティ豊かなサウンドは決して飽きさせない。まさにツボである。