フィンランドのシンフォニック・メタル・バンドの7作目。
Imaginaerumとは、「想像館」あるいは「架空館」という意味だろうか?
ジャケにあるように、怪しげなテーマパークの通りの作風だ。
各曲が独立していながら、トータルアルバムになっている。
物語の語り手のように、曲は進行していく。
keyのツォーマスが、曲のほとんどと詩を手掛けている。
アルバムは、オルゴールのねじ巻きの後、オルゴールが奏でられて始まる。
フィンランド語なのか、導入となるマルコのゆったりとした“Taikatalvi”で幕開けだ。
続く2曲目の“Storytime”は、キャッチーでいい。
アネットの歯切れのいい歌唱は小気味いい。
だが、ワタシ的には、このアルバムはここで終わってしまった。
あとは、Nightwishのメタルとは違う曲が続くのだ。
部分的に良い曲もある。
例えば、4曲目の“Slow, Love, Slow”
ジャズのスタンダードを思わせるような、けだるく妖しい夜の闇を表現している。
6曲目の“Scaretale”は、シンフォニックなメタルナンバー。
珍しくギターが前面に出ているし、重低音のリフが効いている。
シンフォニックでクワイアを多用した楽曲は荘厳で、パワフルだ。
さらにシアトリカルで場面展開が多く、異次元に迷い込んだような、狂気の世界に招かれる。
この世界観は魅力的だ。
7曲目の“Arabesque”は中近東、8曲目の“Turn Loose The Mermaids”はケルトやトラッド色が濃い。
いや、ケルト音楽は好きだからいいんだけど、Nightwishがやる必要があったのか?
10曲目のマルコの作品“The Crow, The Owl And The Dove”は、アコギを使ったこれもケルトちっくな曲。
美しいし、儚げでいい。
だけど、パワフルで荘厳で壮大だったNightwishはどこへ行ってしまったのか?
まるで、leave's eyesみたいだ。
最悪なのが、ラスト2曲。
オーケストラの演奏とクワイアに乗って、語りが延々と続く12曲目の“Song Of Myself”は、彼らがどうしたいのかわからない。
13曲目の“Imaginaerum”はクラシックそのもの。
それらが20分も続くのだから…退屈だ!
このアルバムは、シンフォニックが大好きな人にはいいだろう。
が、私はもっと攻撃的であってほしかった。
わかりやすいキャッチーな曲がほしかった。
この路線が定着しないことを望む。
Imaginaerumとは、「想像館」あるいは「架空館」という意味だろうか?
ジャケにあるように、怪しげなテーマパークの通りの作風だ。
各曲が独立していながら、トータルアルバムになっている。
物語の語り手のように、曲は進行していく。
keyのツォーマスが、曲のほとんどと詩を手掛けている。
アルバムは、オルゴールのねじ巻きの後、オルゴールが奏でられて始まる。
フィンランド語なのか、導入となるマルコのゆったりとした“Taikatalvi”で幕開けだ。
続く2曲目の“Storytime”は、キャッチーでいい。
アネットの歯切れのいい歌唱は小気味いい。
だが、ワタシ的には、このアルバムはここで終わってしまった。
あとは、Nightwishのメタルとは違う曲が続くのだ。
部分的に良い曲もある。
例えば、4曲目の“Slow, Love, Slow”
ジャズのスタンダードを思わせるような、けだるく妖しい夜の闇を表現している。
6曲目の“Scaretale”は、シンフォニックなメタルナンバー。
珍しくギターが前面に出ているし、重低音のリフが効いている。
シンフォニックでクワイアを多用した楽曲は荘厳で、パワフルだ。
さらにシアトリカルで場面展開が多く、異次元に迷い込んだような、狂気の世界に招かれる。
この世界観は魅力的だ。
7曲目の“Arabesque”は中近東、8曲目の“Turn Loose The Mermaids”はケルトやトラッド色が濃い。
いや、ケルト音楽は好きだからいいんだけど、Nightwishがやる必要があったのか?
10曲目のマルコの作品“The Crow, The Owl And The Dove”は、アコギを使ったこれもケルトちっくな曲。
美しいし、儚げでいい。
だけど、パワフルで荘厳で壮大だったNightwishはどこへ行ってしまったのか?
まるで、leave's eyesみたいだ。
最悪なのが、ラスト2曲。
オーケストラの演奏とクワイアに乗って、語りが延々と続く12曲目の“Song Of Myself”は、彼らがどうしたいのかわからない。
13曲目の“Imaginaerum”はクラシックそのもの。
それらが20分も続くのだから…退屈だ!
このアルバムは、シンフォニックが大好きな人にはいいだろう。
が、私はもっと攻撃的であってほしかった。
わかりやすいキャッチーな曲がほしかった。
この路線が定着しないことを望む。