メロディック・ハード/メタルが好き~♪

シンフォニックでメロディアスなのHM/HRのCDを中心に感想を書いていきます。サッカーやバレーのことも。

PathfinderのBeyond The Space, Beyond The Time

2010-12-26 17:33:42 | メロディック・ハード
ポーランドのシンフォニック・エピック・メタルの1stアルバム。
エピック・メタルとは、エピック(叙事詩)的なメタル。壮大なファンタジーや歴史物語をテーマ/モチーフにした、大仰かつドラマティックなヘヴィ・メタルのこと。
何やら、Rhapsodyを連想させるが、はっきり言って正解だ。
ドラゴンが登場するゲーム音楽に近いものがある。


壮大で大仰な、まるでゲームかサウンドトラックを思わせる“Deep Into That Darkness Peering…”で幕を開ける。
これが3分を超えてて、結構長い。
ちょっと飽き始めると、途端にもろDragonforceのような疾走チューン“The Whisper Of Ancient Rocks”に繋がり、全曲との落差で気分は高揚また高揚!!
エッジの効いたツインギターで速弾きするスタイルは最高だね。
重低音がそれほどでもないのがまた、Dragonforceに通じる。

ベートーベンの「月光」を冒頭に使用した曲が、邪悪に変化していく3曲目の“Vita Reduta: Through The Portal”も同じ疾走曲。
シンフォニックさとクワイアを使用して、深遠なるファンタジーの世界観を創り出している。

7曲目の“Undiscovered Dreams”は、Agata Lejbaというソプラノ歌手とのデュエット曲。
沈み込んでいくような美しい<静>を、見事に表現している。

11曲目のトラッドちっくな小曲“Dance Of Flames”の、空間を変化させる妙技がいい。
が、後半はちょっと一本調子なのが惜しい。


ボーカルのSimon Kostroのボーカルスタイルは、Rein XeedのTommy Johanssonをヘタウマにした感じか。
高音も出て、ヘタじゃないのだが、ちょっと不安定さが気になる。

AメロがSonata Arctica、サビがRhapsodyみたいなのが楽しい。
ギターソロは、よくある疾走チューンみたいなのがまた楽しい。
うまいし、よくまとまっているが、印象度はそれほどでもない。
聴いててストレスはない。

デビュー作にしては、水準がやたら高いし、スケールも大きい。
が欲を言うと、オリジナリティという点ではもう一歩なので、次作を今から期待する。

今さらですが『もしドラ』

2010-12-19 15:50:53 | Weblog
「もし高校野球の女子マネージャーがドラッガーの『マネジメント』を読んだら」が家にあったので、読んでみた。
話題になってるからと、軽い気持ちから。

これが、涙が出て止まらなかった。
顧客が何を求めているかがわかってから、ずっと涙ぐんでいた。
なんで泣いてしまうんだろう?
感動しているワケでもないし、当然悲しいワケでもない。

多分、その答は、野球部を甲子園に行かせるためにはどうすべきかを、女子高生みなみと共に考え、ひとつひとつクリアしていく過程にあるんだろう。

余計な心理描写はなく、ひたすら目標に向かってひたむきに突き進む様子に、心動かされたんだろう。
真摯に前向きに。
原文のままでは、言い回しがむずかしくて心に残らないであろうドラッガーの言葉を、わかりやすく読み解く主人公みなみのポジティブさにも感銘を受けた。
そこには、当然あるべき苦悩や、うまくいかずに地団駄踏んだ描写は皆無。
あくまでも冷静に客観的に物語は進行する。
そして、人を動かして、自主的に取り組ませてるという“仕掛け”をたくさん作り、やる気を出させ、成果を出す。

あくまでも、ドラッガーの引用文からすべてを導き出すことに、“無理矢理感”を感じはする。
でも不思議と、経営の向上と野球部の実力向上は、かなりの部分で一致していた。


私自身、自分の仕事に当てはめて考えると、共通する点があった。
ある特定の分野に関しては、社内で私が一番詳しいので、その分野だけは感覚を鋭くして、もっと詳しくなろうと思っている。
専門化だ。

さらに自分のバレーチームを“組織”として捉えた場合、チームが成果を出せた年度は、みんなの意見を出し合えたし、
そうすればいいかのアイディアも引き出すことができていた。
明確な目標があった。

知らず知らずのうちに、うちのチームが優れた“組織”として成り立っており、
それをやってくれたチームメートに感謝し、涙が出たのだろう。
ただ物語を読むだけでなく、自分の実生活に置き換えたゆえの涙だろう。


それと、何と言っても、女子高校生がここまでがんばっているっていう点に感動!
人を動かすのは、何も熱いハートや実行力じゃなくて、聞く力と寛容さ、真摯さなんだね。


『経営学』の本なんて絶対読まないので、もしドラがあって良かった。
少しはわかった気がする。

Avantasiaのライブレビュー!

2010-12-12 09:44:55 | メロディック・ハード
7時を過ぎると、予定通り会場が暗転し、同時にものすごい歓声と拍手が。
Twisted Mindのイントロが流れ、一気にヒートアップ。
みんな、腕を振り上げ、頭を振って踊っている。
ステージにスポットライトが当てられ、ドラムセットの陰からトビアス・サメットが登場した!

もう最高潮。
トビアスは歌が本当にうまい。
この日も声がよく出ていたし、伸びがあって、感情がこもっていて、突き抜けている!!
音程を外すなんてことは、絶対にしない。安定感が実にあるから、心底安心して聴いていられる。
そして、声質だ。
甘さや温かさをたたえながらも、よく響く。こんな声には、滅多に出会えない。。


続きは こちら

私のHPにセットリストつきで書きました。
良かったら、読んでみてくださいね。