メロディック・ハード/メタルが好き~♪

シンフォニックでメロディアスなのHM/HRのCDを中心に感想を書いていきます。サッカーやバレーのことも。

ユーロ2008 決勝 スペイン-ドイツ

2008-06-30 06:14:11 | 中村 俊輔
いや~、強かったな、スペインは。
再三チャンスを作り、ラストパスを入れてゴール前で勝負してました。

得点こそ、フェルナン・トーレスが速い突破で、屈強のドイツDFを抜き、わずかなスペースで、GKレーマンが飛び込んできたのを、ちょうど体の分浮かしたシュートをしたという、超ワザあり!!
スピードと、競り合いに勝てるフィジカルと、シュート能力の、どれもが素晴らしかったです。

でも、スペインの本当の強さは、パスをつなげることだと思います。
トラップ技術の高さと、ダイレクトでつなげる判断の速さ、視野の広さです。
それと、攻守の切り替えの速さと、ひとりがボールを持った時に、周りが動き出す連動性と、すぐに前を向くことでしょうか。
ドイツDFは、翻弄されっぱなしでした。

おや、これって、俊輔が目指すサッカーの方向だぁ。
この方向で優勝ができたのはうれしい。

高さがあるとは言えないスペインが、ボールの放り込みに頼らず、中盤をパスで支配する。
ガツガツ当たることなく。
私は、これは正しいサッカーの方向だと思うよ~。
だって、見ててすごく楽しかったもん。

これで、今後のスペインから目を離せなくなりました。
2010年W杯にも勝ってほしい!!

Journey の Revelation

2008-06-29 21:37:54 | メロディック・ハード
米国のHR/ハード・ポップバンド、Journey3年ぶりの新作。14作目になるのだろうか?
かつては、アメリカン・ハード・プログレというジャンルに分類されていたが、今も変わらぬサウンドを提供してくれる。

今回は、you tubeで発見したというフィリピン人のArnel Pinedaを新ボーカリストとして迎え入れている。
それによって、マンネリだった『Generation』や『Arrival』を超える、素晴らしい作品を作った。

何と言っても、Arnel Pinedaが素晴らしい。
彼の歌声は、Steave Perryそっくりだ。
高らかに歌うところ、声の突き抜け方、低音の安定感、声の抜き方、どれひとつとして違ってない。
油断してると、絶対間違える。
Steve Perryも最後の方は元気がなかったが、Arnelは元気で溌剌としている。
まるで、全盛期の頃のよう。
新しい息吹を注入したという表現は当たっている。

ビッグなバンドは、ボーカリスト交代というと、似てるタイプか全然違うタイプを入れる。
Journeyは前者だ。Steve Augeriもそうだった。
Steve Augeriは、似ているで終わってしまったが、Arnelはそのものだ。
誰が聞いても満足できる。
宿命上、Steve Perryとの比較は避けられないんだから、これで大正解だと思う。
時代を遡ってSteve Perryが歌ったらこんな感じだったろうと、時間を越えてあの時の感動が蘇る現実に、身震いするほど感動する。
これは奇跡だ。

もちろん、Arnelの参加によって、創作意欲が上がったというNeal SchonとJonathan Cainの楽曲の出来の良さを挙げなくてはなるまい。
すべての曲にフックがあり、ヘヴィーな箇所もあり、Neal Schonならではの、穏やかなギターソロと組み合わさって、1段階上の作品となっている。
甘さと厳しさがの調和が絶妙だ。

1曲目の“Never Walk Away”は、これぞJourneyの明るめで弾けるようなPOP調のHR!“Any Way You Wanted”っぽい。

6曲目のバラード“After All These Years”が素晴らしい。
Survivorの“Seach Is Over”にも似た、フックの多いメロディラインの美しい感動的な曲である。

8曲目の“What I Needed”は、“Father Mother”に似て、ヘヴィーでありながら哀愁があって好みだ。

聴けば聴くほど、「似てる」から脱却して、作品の持つ力に引き込まれる。
ジャケットのイメージの不死鳥は、決して大げさではない。
かつてJourneyを好きだった人は、聴くべきだろう。

W杯最終予選の組み分け

2008-06-27 22:12:13 | 中村 俊輔
日本はA組で、対戦する相手は、豪州、バーレーン、ウズベキスタン、カタールでした。

ほっ、イランと韓国がいない。。
北朝鮮とサウジアラビアも。

オーストラリアのパワーと高さはすごいし、カタールにいまだかつて勝っていないというイヤなデータはあるけど、岡田監督の言う通り、イヤな組じゃないと思いました。

最終予選なんだから、どの国と戦っても強いと思います。
楽な相手はいません。
ただ、どの国と戦うのが苦手かは、イランと韓国でしょう。
イランは、ドイツ勢がいれば、個々の能力はあると思うし、韓国の「日本にだけは負けない」の精神力は脅威です。

でもなんだかんだ言って私は、中東国との対戦よりも、オーストラリアやウズベキスタンの、ヨーロッパ的な国との対戦を見たいのかも知れません。
当たりが強そう~~。

バーレーンにはもう負けない!と、個人的に星勘定に入れてるけど、その油断が死を招くからなぁ~。
終始押されてても、セットプレーでいいからきっちり点を取ってもらいたいものです。


今朝のユーロ2008のスペイン-ロシア戦を見て、スペインのゴール前の落ち着きにびっくり!!
2点目のグイサは、足首を曲げて、ボールのコースを完全に変えていたし、3点目のシルバは、どこに打つのか的を絞らませんでした。
体の向きとボールの向かった方向が全然違うの。
ボールに合わせるのが精一杯の日本とは雲泥の差が。

日本は決定力がないと言うけれど、真面目すぎだと思いました。
ゴール前に遊び心がないの。
きっちりキレイに決めれば、そりゃ~見事だけど、ゴールネットを揺らしてナンボなんだから、ごまかして打ったっていいじゃない。
サッカーは駆け引き、騙し合いなのさ。

それにしても、スピードに乗った華麗なパス回し、ゴール前ではサイドに散らし、クロスを最後に2列目が決めるといった、中盤の厚みによる攻撃的サッカーはおもしろかったなぁ~。
豪雨の中なのにトラップが決まるから、ロシアにちっともボールを取られなかったんでしょう。
もう、ほとんどワントラップ&1,2歩のステップでパスを出すんだもん、翻弄してました。

日本が目指すのはこの方向だと解説者が言ってましたが、私もそう思います。
あれなら、フィジカルが足らなくても大丈夫だっ!!

Fireflight の Unbreakable

2008-06-21 22:54:04 | メロディック・ハード
アメリカはフロリダ出身のHR/HMバンドの2作目。
日本ではデビュー作だ。

このバンドも、Midnattsolのように、女性ボーカリストと女性ベーシストがいる。
ルックスの方は、ボーナスビデオトラックを見る限り、まぁまぁだ。

肝心のサウンドは、耳障りのいいHR/HMをやってるって感じだ。
クセや個性が薄いが、VoのDawn Richardsonの伸びやかで元気で澄んだ声は、小気味いい。
かなり好きな声質だ。
ゴシック調の1曲目“Unbrealable”よりも、むしろハード・ポップでさえある3曲目の“Brand New Day”が似合ってると思う。

派手なギターソロはないし、歌メロ主体なのは、Whithin Temptationと同じだが、重低音がさほどキツくないから、爽やかだ。
歌メロが主体な分、曲に変化があって、飽きさせない工夫をしている。

頭の中を軽くしたい時には、この手の軽めの曲が悪くない。
あっ、でも軽めの曲が続くとちょっとツラい。
なので、うねりのある8曲目の“The Love We Had Before”あたりのヘヴィーな傾向はいい。

歌がうまいだけに、インパクトある曲や印象的なバラードが少ないのが残念だ。

Avantasiaのライブレビュー

2008-06-14 22:33:28 | メロディック・ハード

ライブ前、会場にはエアロスミス等が流れていた。
ブライアン・アダムスになると音が強まり、7時きっかりに会場は暗転した。
「オオーーーッ!!」今日の観客は元気いっぱいだ。早くもテンションが高い。

1曲目は、最新作『Scarecrow』からのオープニングナンバー、“Twisted Mind”だった。
トビアスが、ステージの後方に作られた、高さ2mのお立ち台に乗って登場した。もう最高潮だ。
ステージの背面には、『Scarecrow』の大きなジャケ絵が貼られていた。
トビアスは恐ろしく歌がうまい。張り上げる高音の澄んだ声の美しさと、しっかりした音程と歌唱法。
Eric Singerから変更したEdguyのFelix Bohnkeもパワフルで、すごく締まった演奏だ。
みんなで「There's no way out」と大合唱。早くもステージングに魅了されていた。

続く。。


詳細は こちら


W杯3次予選 タイ戦

2008-06-14 21:34:13 | 中村 俊輔
俊輔の右足首のケガが本当に心配でしたが、勝って良かった~~!!
3-0というスコアは、出来すぎの感がありますが、タイは前半は全然攻めてこなかったから、セットプレーをきっちり決めた日本は、勝つべくして勝ったという感じでしょうか。

ここ1番でヘッドで決めた闘莉王と中澤の頼もしいこと!
いいボールが来れば、確実にモノにしてくれます。
これって、“いただき”なんて思ったら力が入ってミートしづらいんじゃないかと懸念しますが、そこんトコはプロなんですね。

駒野のドリブルキープから、縦パスをきれいに決めたケンゴは気持ち良さそうだったなぁ~。
私も明日は試合なんですが(ドサクサ紛れ)、この気持ち良さを得るために、いいイメージを膨らまそうっと!!

俊輔の右足首が気になった結果、俊輔がボールを持つ度に、囲まれて倒される度に、右足でキックする度に、「ああ、もうそんなに無理しないで」と心配してました。
2点を取った後は、いつ交代するかが興味の対象でした。
後半20分くらいまで引っ張った岡ちゃんが、鬼に思えたぞっ!!

それなのに、俊輔は出たからには、ボールを追いかけてました。
いつもより少ない運動量は、仕方ないこと。
今日の出来なら、及第点をあげられると思います。危ないシーンはなかったから。

これで、3次予選突破は、よほどのことがない限り大丈夫でしょう。
はぁ~、良かった、辛かったね~~。

俊輔が、自分が出てなかったアウエーのバーレーン戦のリベンジを誓ってました。
捻挫って、私の場合、全治1ヶ月でした。
歩くのも大変、腫れて靴が履きづらかったし、自転車だって足を回してこぐこともできなかったのに、22日に自分のイメージ通りのプレーができるんでしょうか?
俊輔のこととなると、心配ばかりですが、信じて待つしかない!!

って、22日は観戦するんでした。
やっぱり俊輔がプレーしてるトコ、見た~~い!!

Secret Sphere の Sweet Blood Theory

2008-06-09 23:29:33 | メロディック・ハード
イタリアのシンフォニックなプログレ・メタルの5作目。
今回は、吸血鬼を根底に置く、コンセプトアルバムである。

Secret Sphereは3作目を聴いているが、たいしたことなかった。
ありふれたメロディラインと、抜け出せないシンフォニックさで、停滞を感じさせた。
が、この5作目はいい!
2曲目の“Stranger In Black”が疾走曲で、情感を込めた1曲目の序奏から、一気に曲が走り出して、気分は高揚する。
それでいて、Aido Lonobileのギターソロはメロディアスでネオクラシカルエッセンスもあり、聴かせる、聴かせる。

重低音はこの手の疾走系としては控えめだが、テクニカルなバンドなので、このくらいでもいい。
歌メロ重視でいながら、間奏はシンフォニックで多分にプログレがかって、メロディ志向の私にぴったり。
言うなれば、Labyrinthの4枚目(ひまわりジャケのヤツ)の雰囲気がある。
最近のLabyrinthが低調だとお嘆きの方にいいだろう。

4曲目の“Bring On”は、イントロのゴシック・メタルのようなゆったりめのリズムと、クワイアが印象的。
攻撃的でありながら、どこか儚い予定された危うさがあり、リスナーに緊張感を与えるのがいい。

7曲目のバラード“The Butterfly Dance”は、優しく包んでくれる、癒されるワルツだ。
この曲はかなり素直。
Ramonの朗々と力強い歌に励まされる。
6曲目の“Welcome To The Circus”と並んで、トビアス・サメットのAvantasiaを感じさせる。感動的でスケールが大きい。
う~ん、いいなぁ!

8曲目のタイトルナンバー“Sweet Blood Theory”は、キーボードとギターの高速ユニゾンがDream Theaterを思い起こす。

ラストの12曲目の“Vanpire's Kiss”はシンフォニックな疾走曲で、気高くリフの切り替えがカッコいい!!
サビがミディアム・テンポになり、風格を与えている。
暗さが魅力だ。

1曲ごとの質が高く、テンションも高い、締まった素晴らしいアルバムだ。
静と動があり、ドラマティックで、エモーショナルで、メロディラインがはっきりしてるのがいい。

ただ、何でこんなジャケットにしたんだか。
かなり恥ずかしいぞ!もっとミステリアスでダークなデザインで良かったのに!!
ついでに、裏ジャケもひどい。

男子バレーも五輪出場権を獲得!!

2008-06-07 21:49:41 | バレー
いや~、よくやった!!
素晴らしい!!

4セット目を自分達のミスで取られたから、あきらめムードが漂ってたけど、
粘って、集中して、見事アルゼンチンを下したよ。
5セット目なんて、リードしてたのに追いつかれ、何度もマッチポイントを取られても耐えしのぎ、よく持ちこたえたと思う。
今までの日本だったら、流れが変わったら、そのままずるずるとやられたけど、今日のメンバーは、土俵際が強かった!

また、最後決めたのが荻野っていうのがいいじゃない。
38歳の年長者、どっこい、根性があれば決まる!!
これ以上の舞台はないよ。

イタリア戦で大逆転されて、やっぱり男子はダメなんだと思ったけど、メンタル面が改善されたのね。
建て直しができるハートに喝采だぁーーー!!

速いパスワークに、これまでにないアタッカー陣の頼もしさ。
センターラインのブロックの壁の強さはどうだろう。

出場できれば、それで終わったワケじゃない。
北京でまず1勝!
まず1勝をあげてほしい!!!

サッカーW杯予選のオマーン戦も、後に続けーーー!!!

Silent Stream Of Godless Elegy の Relic Dances

2008-06-01 23:42:04 | メロディック・ハード
チェコのフォーク・ドゥーム・メタルバンドの4作目。2004年作品。

これまでに聴いたことがない音楽性だ。
チェコの民族音楽を使った異国情緒と、ゴシック・メタルの融合というか。
切ないヴァイオリンの叙情性を前面に押し出しながらも、ドゥーム・メタルっぽいゆったりした重低音のリフは一貫して流れ続け、独自の世界を創り出している。

ボーカルは、以前Forgotten Silenceに在籍していたHankaという女性だ。
彼女の伸びやかでしなやかなでありながら、どこか儚い美しい声が、切なそうに憂いを込めて歌うのが最大の魅力!
その声があれば、癒される。
男性のデス声が絡みはするが、それほどは邪魔していない。

4曲目のアコギで始まる“Together”が、フォークロックしてて、20%くらいNovellaの頃のRenaissanceを感じさせて、素晴らしくいい。
ギターのリフに、メロディアスで哀愁を帯びたヴァイオリンがよく似合う。
とても初めて聴いた曲と思えないほど、なじむ。
声質は、アニー・ハズラムというより、マギー・ライリーなのだが。

他の曲は、暗黒さが滲み出ていたり、暗さがある。
麻薬のような、不思議な魅力を持っている。
聴いてて心地いい。