1976年のアルバム『2112』の5曲目。
アコギ1本で始まる静かな小曲。
私はこの曲が大好き。
Rushは、アコースティック・ナンバーにいい曲が多い。
❝Different Strings❞は、一番好きだ。
切なさと美しさが同居しているからだ。
音圧がスカスカな分、逆にギターとボーカルが響く。
これが切なく、荒涼とした空間の中の寂寥感を感じさせる。
もの悲しい歌詞(別れと涙)に合う。
久しぶりに聴いて驚いたのは、メロトロンやベースがKing Crimsonの❝epitaph❞に酷似していたこと。
1969年の作品なので、影響を受けたのは間違いないだろう。
プログメタルの元祖とも言える彼らのルーツに触れたようで、感動している。
かなり気づくのが遅いが。