メロディック・ハード/メタルが好き~♪

シンフォニックでメロディアスなのHM/HRのCDを中心に感想を書いていきます。サッカーやバレーのことも。

Burn の Global Warning

2008-03-25 22:34:47 | メロディック・ハード
英国のHRバンドの3作目。
“Burn”と言ったら、Deep Purpleのあの名作を思い出すが、さて内容は??

1曲目“Shadow Of The Satelites”、2曲目“Dangerous Time”を聴いたら、なるほどPurpleだと思った。
それは、Voの声質や鼻に抜ける音の止め方が、David Coverdalに酷似しているからである。
それに、オルガンを使って70年代風に仕立ててある。
まいったなぁ、パクリかと思ったら、そうではない。

このバンドは、実はキャッチーなHRをやっているのである。
POPにしたり、ブルースをやったり、メタルをやったり、様々な表情を持っているのだ。
そのどれもがメロディアスで聴きやすい。
ボン・ジョビっぽい面もある。
特に、7曲目のバラード“Pray For Rain”は、クサいほどメロディアスで、とっても心が安らぐ。これまたクサい派手めなギターソロがいいんだなぁ。

5曲目の“Meltdown”のギターソロは、まるでChild In Timeの速弾き箇所。それをネオクラシカルかつ現代調にアレンジしているように聴こえるのがおもしろい。
Purpleの面を取り込み、逆にそれを利用してるように思えてならない。

テクニカルさはないけれど、肩の力を抜いてくつろげるから、たまにはいい。
WhitesnakeをPOPなままで+ネオクラシカル+現代調にして5パターン作ったら、ひとつはこんなタイプになるんじゃないだろうか。

Bullet For My Valentine の Scream Aim Fire

2008-03-23 22:04:00 | メロディック・ハード
スラッシュな要素もある英国のメタルバンドの2作目。
Metallicaやメイデンっぽい点があるらしいが、私は彼らを語れるほど詳しくはないから、勝手にレビューします。

さて、冒頭の“Scream Aim Fire”“Eye Of The Storm”は、スピードがあるし、リフに変化があってカッコいい。
Voのマット・タッグの声がつぶれてて(たまにデス声)好みでないにしても、勢いがあるし、熱を帯びてるのがいい。
ツインギターが効果的で、スピーディなパートとややスローなパートをうまく使い分けている。
リフが時折Labyrinth(2~4枚目)のように、しっかり早く弾いてるのに好感が持てる。
いや、ボーカルを変えるとLabyrinthにかなり近い。

このバンドが不思議なのは、重低音をそれほど効かせないことだ。
ヘヴィーにはせず、意外とテクニカルなバスドラ使いを聴かせる。
そして、リズムに身を置くのではなく、リフに耳を傾けさせる。
スラッシュなのかと思うと、歌メロ重視だったりする。
まぁ、ギターソロは少ないし、メロディアスじゃなくて攻撃的なのがスラッシュかな。

結構テニクカルなのに、変リズムを使わず、シンプルなリズムなのは、ライブを重視してるためか。
結構ノリやすいと思う。

7曲目の“Take It Out On Me”のツインギターのメロディアスなギターソロに、多少変化をつけてくれたらいいんだけど。
感動的で印象に残るフレーズがあればいいんだけど。
でも、敢えてそれをせず、一本調子になろうとグイグイ押し捲るのが、若さを感じさせていいのかも。

最後の“No Easy Way Out”は、どっかで聴いたと思ったら、ロッキーⅣに入っていた。
これが、キャッチーでいいと思ってしまった(苦笑)

指定バトン

2008-03-20 21:17:56 | Weblog

ぶる~のさんからいただきました。
私はバトンを止めてしまう人なんですが、今回も例に漏れず。。
すみましぇ~んm(__)m


◆最近思う【高校野球】
田中のマーくんや松坂のように、入ってすぐに活躍する人が増えましたね。
ダルビッシュもそうかな。体ができてるんですね。


◆こんな【高校野球】には感動!
“松坂世代”のように、偉大なプレーヤーがひとりいることで刺激を受け、自分だっているんだと切磋琢磨した結果、多くの優秀なプレーヤーが輩出されたのは素晴らしいです。


◆直感的な【高校野球】
地味なユニフォーム、丸刈り頭、ヘッドスライディング。


◆こんな【高校野球】は嫌だ!
データ重視のID野球は、若々しさがないなぁ。
甲子園がドームになって、突き刺さる灼熱地獄から開放され、涼しい顔して投げるのもらしくないわ。
あの、滴り落ちる大量の汗と泥汚れが、高校野球の醍醐味なのですよっ!!


◆この世に【高校野球】がいなかったら・・・
う~ん、フツーに高校サッカーや春高バレー見るからかまわないんですけど。。
それより、高校野球ばっかり注目されるのはヘンだと思いますよ~。


Kingfisher Sky の Hallway Of Dreams

2008-03-16 22:39:13 | メロディック・ハード
オランダのフォークロアなションフォニック・メタルバンドの1st。
元Within TemptationのIvar de Graafがドラマーを務めている。

ボーカルは、Judith Rijnveld。
透明感と伸びのある女性ボーカルで、北欧を思わせる爽やかさがある。

最初の2曲が割りとヘヴィだ。
1曲目の“The Craving”は、ケルト風味があるメタル。
サビの切なさがいい。ギターソロもきっちり入るし、アコギの味付けもいい。

2曲目のタイトルナンバー“Hallway Of Dreams”が素晴らしい。
哀愁あるピアノにけだるそうなボーカルが絡み、ちょっぴり耽美的。
それにダイナミックなドラムスが加わり、ストレートなメタルが始まる。
間奏のギターソロは不協和音で、浮遊した情感がたまらない。
この曲もサビは切なそうで、胸を締め付けられる。

だが、ゴシック・メタルっぽいのはここまで。
あとはトラッドちっくなフォーク・メタルが始まる。

ゴシック・メタルを期待したら物足りないだろう。
が、シンフォニックなフォーク・ロックだと思うと、Judithの澄んだ声は心地いい。
8曲目の“Persephone”は、IONAにも似たケルト調の哀愁漂う作品だ。
9曲目の“Her White Dress”もJudithの美声を生かした曲の美しさが際立っている。
これらのフォーク・ロアな曲には気品が溢れている。

始めの2曲が素晴らしいから、ゴシック・メタルの路線で行ってほしいが、フォーク・ロア(+ちょっぴりメタル)路線も捨てきれない。
セカンドでどうサウンドを固定してくるか、楽しみな1stアルバムである。

SPL ダンディーU戦

2008-03-13 21:44:17 | 中村 俊輔
今朝AM4:45~からのダンディーU戦は、スコアレスドローでした。
セルティックは、再三攻撃を仕掛けるも、シュートがポストに嫌われ、焦りや連戦の疲れからか、ヘッディングシュートがことごとく浮いて、ゴールネットを揺らすことはできませんでした。
何で~~???

こんな日も、時にはあるんでしょう。
セルティックは不思議なチームで、今までは相手がポストに当てて勝ちを拾ったりもしたのです。
そのツケが回ってきたかなぁ。
連戦のため、ターンオーバーを導入しないと、今後がむずかしいぞ~~っ!!

俊輔は動き回って、いい形作っていたのになぁ~。
ダイレクトでボールを散らしたりスルーパスして、鮮やかでした。
首位との勝ち点差を1しか縮められなかったのが痛いっ。


今日の試合を見て、思ったことは。。

・マッギーディは、シュート小僧でいい。
・先発:ヘッセリンク スーパーサブ:サマラス でしょう。
・マクドナルドの髪型、似合わない~。見分けもつかない。
・ヒンケルはやっぱり攻撃が好き♪
・俊輔はもっとミドルを打っていい!

Royal Hunt の Collision Course~ParadoxⅡ

2008-03-11 22:21:29 | メロディック・ハード
デンマークのシンフォニックなメロディック・ハードバンドの9作目。
97年に発表された『Paradox』の続編だという。

前作『Paper Blood』で(Vo)だったジョン・ウェストが抜け、イングウェイ・マルムスティーンやRing Of Fireの(Vo)だったマーク・ボールズが加入した。
その効果があって、サウンドが確実に変化した。

とにかくシンフォニック。
全編を覆うシンフォニックさは、時にしつこいくらい。
シンフォニックというより、背景に流れるオーケストレーションというか。
常に流れているように感じられるから、重苦しくもある。
私は『Paradox』を聴いてないから何とも言えないが、こんなものなのか?

固めの声質だったジョン・ウェストが、尖ったサウンドをもたらしてくれたのに対し、マーク・ボールズには柔軟性がある。
それが、個性のぶつかりあいというより、調和を感じさせる。
歌はさすがにうまい。

曲に個性がなく、1本調子なのが惜しい。
曲の変わり目もわからない。
ギターやドラムスが引っ込んでいて、ボーカルとオーケストレーションばかり耳につくのは、ちょっとキツい。
もっとリフを利かせた方が飽きないのに。
印象に残る曲もない。
それなりにドラマティックで壮大なのに、ギターの攻撃性が感じられないと、ただのBGMにも成り下がってしまう。
3曲くらいは、アンドレ・アンダーソンに大人しくしてもらって、ヘヴィーな曲をやってくれたら良かったのに。(背景をクリアね)

シンフォニックなのは嫌いじゃないのに、メリハリがないからダメ出しばかりになってしまった。
でも曲ひとつひとつの水準は高いと思う。

次期首脳決まる

2008-03-10 00:39:52 | バレー
といっても、うちのバレーチームのことですが。。

キャプテンを2年やってきた人が、3年目は辞退したいと申し出ていたんですが、全体投票でまたキャプテンに決まりました。
本人の固辞がなかったために、お願いすることとなりました。

その人も言っていたんですが、キャプテンっていうのは、チームのまとめ役だけじゃなく、練習を開始する掛け声をかけたり、話し合いの号令をかけたり、割と仕切る役目が多い割りに評価されない、気苦労の多い役職です。
バレーの経験者じゃないと、プレー中のアドヴァイスができないから、誰でもできるって訳じゃありません。

私は、大変そうだと思ったから、他の人に投票したんですが、決まっちゃった以上はがんばってもらわないと。

事実、2年もの間、チームのことを考えて、精力的に動いてくれたと思います。
私もキャプテンをやったことがあるけれど、練習に来てからやっとキャプテンモードに入るという、ちゃらんぽらんキャプテンだったからそれほど苦にならなかったけど、始終チームのことを考えるのは相当の努力が必要で、無理してたんだろうなと察することができます。
重荷にならなければいいけれど。。

決まった後、心配だったから、
「全部自分で背負うことないからね。
 自然体でやってくれればいいから」
と言ったし、他の人も賛同してくれました。
果たして、どこまで気負わずにやってくれるか。。見守っていくしかないでしょう。

ところで、わたしは11人中2票をGETしてました。
3票の人が副キャプになりました。
そのせいか、責任を感じたので、調整会当番を引き受けることにしました。
地域の体育館取りの会議に出席するのが、主な仕事です。
ただね、今年度はうちのチームが調整会議で副理事になる年回りみたいです。
むしろ大変だったりして。。

学校の役員もやってるけど、バレーチームのお役にも立てるようにならなきゃなぁ~。
最近、役から逃れられてるから。。

どうなるかわからないけど、別の集まりに参加することによって、刺激を受けるのも悪くないと思って、がんばるしかないでしょ。
家、仕事、バレーを、ちょっと変化させたいと思っていたし。
忙しくなるけど、何とかなるでしょう。
ちゃらんぽらんになるのでは?ってトコが心配。。かも。

CL 決勝トーナメント バルセロナ戦 2ndレグ

2008-03-05 08:52:42 | 中村 俊輔
今日はカンプノウでの試合だ。
俊輔が海外で初観戦したのが、ここカンプノウ。
バルサのサッカーを生で見て衝撃を受け、いつかここで試合をしたいと言っていた地。。

今、現実のものとなる。


試合は、この日も防戦一方。
試合開始わずか3分で、シャビにあっさりゴールを決められて、さらに点を取らなきゃいけなかったのに、いいようにボールを回されて、まったくいいところなかった。

個人レベルの差が大きかったのだ。

バルサの選手達は、ボールを受けると、軽いタッチのトラップで、決してボールを奪われることはない。
トラップの後に反転して前を向くから、動きにムダがないし、スピードがある。
対するセルティックの選手達は、トラップとは前に落とすもの、ボールを止めるのが最重要と考えているので、ちょっとでもトラップが大きかったり、回りからの寄せが早いと、たちまちボールを奪われてしまう。
両者には、トラップ技術の差だけでなく、トラップした後のビジョンの有無の差があり、この違いは決定的だった。

もちろん、パス精度の違いもあった。
勝てるのは、身体能力-フィジカル-くらいのものだ。
シュートはおろか、クロスを上げることさえできず、苦しい試合内容だった。

が、このセルティックにあって、目を引いたのが俊輔だ。
俊輔は、バルサの選手達にも負けないトラップとターン、精度の高いパスで、何とかセルティックのペースに持ち込もうとしていた。
セルティックのDFラインや中盤は、俊輔にボールを集め、ボールをキープ、散らしてもらおうとしていた。
俊輔は見事に期待に応え、中盤が5人だったせいか、自由にボールを持たせてもらえる場面もあり、パス回しという“見せ場”を作っていた。

が、悲しいかな、セルティックの攻撃は、そこで終わってしまったのだ。
俊輔からのパスを受けた選手は、ひとりDFを抜いてクロスを上げられればチャンスになるのだが、抜けられない。
スピードあるマッギーディーにしても、2人につかれるとどうしようもないのだ。
チームとして、孤立した味方のフォローさえできない事態に、寒くなった。それほど守備に疲弊してたからだ。
これは、戦術がどうのじゃなく、基本的な力の差だ。
完敗だった。

バルサとの力の差を埋めるには、
個人的な技術(トラップ、フェイント、一瞬の判断力)を磨き、
攻撃へのビジョンの共有を明確に持ち、
攻撃の連動性を出さなきゃダメだと痛感した。

今日の試合で、反省すべき点はわかりやすかったので、セルティックの全体的な底上げになるといいな。


俊輔のプレーとしては、今日はかなり良かったと思う。
ボールをしっかりキープし、試合を落ち着かせていた。
1stレグに比べて、不思議なほどマークがつかなかった。
これは、俊輔にかわされて味方にパスを出されるよりも、俊輔のパスの受けどころを守った方がやりやすいってことなんだろうか。
守備の枚数が1枚減るよりは。。
ハードマークで削られることを恐れていたから、安心もした。
リーグ戦でやったことのないトップ下が、実にフィットしていた。
これが私を喜ばせた。
俊輔は俯瞰して状況を見極めることができるから、360°の視野を有効に活用できるんだ!
俊輔の実力は、十分通用していたように思う。

守備ももちろんがんばっていた。
この日も11km走っただろう。

試合終了間際のミドルシュートが打てて良かった。
ちゃんと枠へ行ってて、GKバルデスの横っ飛びで防がれたが、俊輔の存在をアピールするものだった。
攻撃が何もできなかったセルティックの中で、唯一できたアピールだ。
フリーキックがもっと近いところでできたら。。と欲は出るが、俊輔の中ではまぁまぁ満足なんじゃないだろうか。
チームの出来は別として。


俊輔のCLは終わった。
俊輔の目標であった、カンプノウでのバルサとの対戦は終わった。
一区切りついてしまった。

俊輔は、今後どこへ向かうのだろう。
もうセルティックで3シーズン過ごしたから、思い残すことはないだろう。
日本に帰ってくるのだろうか?

う~ん、今日のバルサの個人技を見てしまうと、トラップの緩いJの試合では物足りないのだが。
スペインに渡ってほしい。それも中くらいの実力の。
1年だけでいいから。

Pagan's Mind の God's Equation

2008-03-02 11:00:44 | メロディック・ハード
ノルウェーのメロディアスでプログレッシヴなパワー・メタル・バンドの4作目。
2007年作品。

今回は、フュージョンっぽかったギターソロのパートが減り、メタルっぽさが拡大した。
もちろん、前回のギターソロは全面的にフュージョンっぽかったのではなく、一部分だけだったが、それでもサウンドを鎮火させる役目はあった。
結果的に体温が2℃程度上昇した。それでもクール目か。
グランジ要素も取り入れている→ちょっと不満だ。
重低音のリフや変リズムは、これまで通りDream Theaterからの影響だろう。

メロディアスで歌メロのキャッチーさはいい。
AdajoのDavid ReadmanとJames LaBrieの中間の声質を持つ(Vo)のNils K Rueの声は、やっぱり好みではないが、表現力がついて上達している。
声高に張り上げる、歌のキメはカッコいい。
なので、部分的に入るデス声はいただけない。せっかくの透明感に水を差す。
が、オルタナティヴ的(?)な、デヴィッド・ボウイのカバー“Hallo Spaceboy”の狂気混じりの絶叫は最高だ。

中高音に鋭く入るリフは、Rushみたいだ。
重低音のリフはきちんとある上で、クリアなサウンドを演出している。
さらに、7曲目の“Alien Kamikaze”は、ギターソロと高音のボーカルがRushだ。

『God's Equation』でのお気に入りは、6曲目の“Evolution Exceed”
それも、サビの甘いほどキャッチーなメロディがいい。
印象的なメロディが書けるんだから、それを増幅してほしい~。

3曲目の“United Alliance”のギターソロは、まさしくCircus Maximus(目下一番のお気に入りバンド)だ。
攻撃的でありながらメロディがあって、実に素晴らしい。
1曲目と連動した10曲目“Farewell”のギターのインストナンバーが、唯一フュージョンっぽくて、心が洗われる。

メロディアスでプログレッシヴなパワー・メタルにノイジーなサウンドが加わった、変化を打ち出したアルバムと言えよう。
それが吉と出るかどうか。
メロディアス好みの私には、凶と思えるのだが。。