メロディック・ハード/メタルが好き~♪

シンフォニックでメロディアスなのHM/HRのCDを中心に感想を書いていきます。サッカーやバレーのことも。

Mastedon with Jhon Elefante の 3

2010-07-24 22:22:11 | メロディック・ハード
元KansasのJhon Elefanteが参加しているMastedonの3作目。

サウンドは、Kansasによく似ている。
Kansasほどヘヴィーじゃなく、初期のKansasにも通じるプログレっぽさがある。
さらに、Jhon Elefanteの特性なのか、Kansasよりも音圧は低めで、ミディアムナンバーが多い。
さらに、変リズムはあるものの、Kansasのような緩急をつけまくった、衝撃的な変リズムはない。

平たく言えば、聴きやすくなった。
でも、Kansasを求めてしまうと、物足りない。
2番煎じのような気がしてしまうからだ。
が、2010年のこの時代に、Kansasのような大曲がリリースされるのはうれしい。

4曲目の“One Day Down By The Lake (See Your Real Soon)”は、10分を超える。
このギターの音色、Monolithの“Angels Have Fallen”に似ていると思ったら、それもそのはず、Kerry LivgrenがMastedonには加入しているのだ。

私が好きなのは、Bostonっぽいコーラスが魅力的な3曲目の“Nowhere Without Your Love”
キャッチーでありながら哀愁ある歌メロがいい。


ピアノバージョンの“Dust In The Wind”がボーナストラックでついている。
AORっぽい。
エモーショナルで感動的なSteve Walshのボーカルと比べると、Jhonはクールだが、これはこれでいい。


代表引退でも、やるべきことはある

2010-07-01 20:45:26 | 中村 俊輔
俊輔の日本代表が終わったのを考えると、とっても辛い。


俊輔は、何よりも代表を最優先していた。
イタリアやスコットランドでレギュラーで出場していても、
召集がかかると、何を置いてでも帰国して出場していた。
戻ると、明らかにコンディションが落ち、レギュラーを奪われかねないリスクを背負っていたとしても。

俊輔にとって、代表で活躍することは、大きな目標であり夢だったのだ。

それだけに、代表では活躍してほしかった。
集大成である南アフリカ大会で、俊輔が繰り出すスルーパスを受けてFWが得点してくれることを、私は思い描いていた。
俊輔の笑顔が見たかった。

すべては俊輔のコンディションが上がらなかったせいなんだが。。

俊輔はW杯にすべてをかけていた。
そのためにスペインに移籍して強い相手と戦った。
以前のようなキレがなく、レギュラーから外されると、試合勘をつけるために日本に帰国した。
だが、その日本で古傷を痛めてしまった。
何とも皮肉な結果だ。


「自分の実力がなかったから」
この言葉を言うのは、敗北感もあってなかなか言えるものじゃないだろう。
こうまで口に出さねばならないほど、追い詰められていたのだと察する。

俊輔はベンチで何を思ったんだろう?
自分が出ていない日本代表が快進撃を続けている。
それまでチームの中心だったのに、今や見向きもされない。
疎外感や孤独感の大きさは、想像に難くない。

俊輔のやってきた4年間は何だったのだろうか?
アジア予選は俊輔の力もあってもぎ取り、これからって時だったのに。
俊輔の受けた苦悩や葛藤を思うと、胸が締め付けられる。
なのに、健気にベンチでレギュラーを励まし、相手チームを分析していた。
辛かっただろう。

運命は過酷だ。
3回活躍できるチャンスがあったのだから、1回くらい納得のいく大会をさせてくれたって良かったじゃないか!

俊輔は、今回のことを「指導者になった時の経験になる」と前向きだ。
指導者か。。
監督やコーチになって、W杯で采配を揮ってくれるのだろうか?
もしも監督になって1勝を挙げてくれたら、満たされない思いがようやく解放される。


現日本代表は、次のW杯の出場権を取れるかどうかで、別の真価が問われる。
俊輔なしで、アジアでコンスタントに勝ってみろって。
だって、日本が奪ったゴールは、本当に出来過ぎだったから。
冷ややかに見つめる自分がいる。


今後は、立ち直ってJリーグのベストイレブンを受賞するくらいの、目覚ましい活躍を期待したい。
それが、私への勇気と励ましになる。
心が折れた時に、どう立ち直るかを見せてほしい。

「どっこい、まだ死んじゃいない」って。