メロディック・ハード/メタルが好き~♪

シンフォニックでメロディアスなのHM/HRのCDを中心に感想を書いていきます。サッカーやバレーのことも。

Xystus の Equilibrio

2009-08-30 21:21:28 | メロディック・ハード
オランダのパワー・メタル・バンドの3作目。
彼ら初のロック・オペラに挑戦している。
80人ものオーケストラを従え、ゲストにEpicaのシモーネ・シモンズやミュージカル俳優を起用しているという。

2部構成となるロック・オペラだが、内容はよくわからない。
サウンドに限って書くと、ロック色はそれほど濃くはなく、オーケストラ色が強めに感じる。
比較できるのは、AvantasiaやKamelotの“Epica”“The Black Halo”Queensrycheの“Operation Mind Crime”等になってしまうが、ヘヴィネスや荘厳さよりも、流れに重点を置いているようだ。

男女のボーカリストが入れ替わり立ち替わり登場する。
リフや重低音はキツくなく、歌メロをリードするのもオーケストラであることが多い。
リズムの変化による衝撃も少ないし、全体的にマイルドに感じる。
最初聴いた時は、迫力と音圧に物足りなさを感じたが、それも慣れてくる。
スピード感や重低音を期待しないと、歌メロの持つしなやかさと、流麗なオーケストラの存在に気づくようになる。

ボーカリスト達は、表現力が豊かで上手だし、声がきれいだ。
静になって、情景描写をするような場面は美しい。
5曲目の“Devided We Stand”は静と動の対比が素晴らしい。

ただね~、感動を求めてしまう私としては、もっとスピードのある曲や、クサクサのバラードや、泣きのギターなんかが欲しかったのよね。
いいアルバムなのに、もったいない!

2日の深夜はリバプール戦

2009-08-01 21:29:35 | 中村 俊輔
明日。。というか、月曜日の3:45~から、エスパニョールはリバプールと親善試合をする。

あのCLの決勝トーナメント常連の、優勝経験のあるリバプールとだよ!
ジェラード、フェルナンド・トーレス、シャビ、クラウチなら、私だって知ってる。
そんな一流のチームとさらっと試合できてしまう所に、早くもスコットランドとの違いを感じた。

これは、ゼヒとも起きて見なくては!


合宿の疲れが溜まってるとか、動きが悪いとか、連携ができていないとか、エスパニョールの不安点は多々あるけれど、まずはエスパニョールでの同胞となる選手がどんなプレーをするのかを見たい。
(チームメートの名前すら怪しい)
その中で、俊輔は埋没することなく輝けるのか?
チームにフィットしているのか?
これを見てみたい。

既に、俊輔がスペイン移籍したのは、間違いでななかったと確信している。
31歳の年齢を乗り越え、またも一皮剥けそうだ。


Numberを買って、俊輔がスペインに移籍した理由を読んでみた。
それは、マリノスが移籍に当たって条件面で難色を示した時に、どこに移籍するかを一度白紙に戻して考えたことによる。
海外のサポの熱さや緊張感から離れて日本に戻ることに、寂しさを感じたとか。

つまり、まだ落ち着きたくないってことなんだろう。
W杯直前の移籍はリスクが大きいけど、自分のレベルアップに挑戦する気持ちを持ち続けていたかったのだ。
そこで、最初から一番熱心にオファーしてきたエスパニョールに気持ちが傾いた。
子供の時から、スペインでプレーしたいという思いがあったし、スペインにいい中盤が集まったから。

うん、とっても俊輔らしい。
常に上を目指し、上の環境に身を置くことにより、自分を環境に適応させ、レベルアップさせる。
それなら、ハレのスペインの地で、思いっきりプレーしてほしい。
日本代表よりも、今はエスパの俊輔が見たい!


にしても、セルティックはいいチームだった。
俊輔を引き留めるために年棒3憶を掲示し、最大限の賛辞をくれていた。
俊輔は自分の夢の実現のために、セルティックを離れてしまったが、俊輔が引退を決める半年前には、チームに戻ってほしいと伝えてきた。
引退セレモニーをしたいからだそうだ。
なんて感動的な。

そういや、ロイ・キーンが中途半端な時期に移籍してきて、数試合出場しただけで引退して、変だなと思ったが、あれをしてくれるというワケね。
いや、私には変だったが、サポーターからは大歓声が上がっていた。
当然サポはわかっていたのね。
セルティックの温かい歓声を考えると、日本人は引退を祝ってはあげられないが、セルティックで引退するのは、俊輔にとって悪くないと思えた。

スタンドを埋め尽くす大観衆は、何と言っても魅力的だ。
俊輔を慕うチームメートも魅力的だ。


ところで、新天地のエスパニョールだ。
ここでも俊輔が能力を発揮してくれるものと信じる。
彼の卓越した、スペースをつくパス、基点を他に移す大きなサイドチェンジ、正確なキックが見られるのを期待する。

今日はWOWWOWにも新規加入したし、万全だっ!!

Sirenia の The 13th Floor

2009-08-01 16:30:58 | メロディック・ハード
ノルウェーのゴシック・メタルバンドの4作目。
毎回ボーカリストが変わるらしく、今回はスペイン出身のAilyn嬢が務める。

私にとって、Sireniaは初体験。
1曲目の“The Path To Decay”と2曲目の“Last In Life”は、ゴシックメタルなのに、POPでものすごくいい。
歌メロがキャッチーで聴きやすく、サビもわかりやすい。
Ailyn嬢の声は、可憐で甘さがあるので、POPな曲に向いている。
ヘタすると、ゴシックメタルというより、POPの範疇に入るが、それでも構わないという勢いがある。

その路線で行くのかと思いきや、3曲目からはWithin Temptationの『Silent Force』の頃のようなゴシック・メタルになっていった。
クワイアを随所に使用して、荘厳さや崇高さを演出している。
オーケストレーションで楽曲の厚みを増している。
ギターはリフを弾くに留まり、あくまでもボーカルを中心に持っていく。
マイナー調でゴシックメタルらしいゆったりしたリズムで、ある種の切なさを感じさせるので、これはこれでいい。
男性のデス声も、効果的にはなれど、邪魔にはならない。

ただ、再びPOPな曲を求めてしまうのも事実だ。
それほど、1,2曲目の出来が良かった。
後半は同系統の曲が続いてしまったし、他のゴシックメタル・バンドの2番煎じも感じてしまったので、個性を打ち出すために、POPな曲をぜひ増やしてほしい。
悪くはないし、Ailyn嬢の声に伸びがあっていいだけに。

そうは言っても、さすが北欧バンド、Nightwishの緊張感を感じさせてくれるのはうれしい。