メロディック・ハード/メタルが好き~♪

シンフォニックでメロディアスなのHM/HRのCDを中心に感想を書いていきます。サッカーやバレーのことも。

EpicaのConsign To Oblivion

2006-04-22 22:30:30 | メロディック・ハード
オランダのシンフォニック/ゴシックバンドの2作目。
メロディック・ハード界随一の美女、今年21歳のシモーネ・シモンズ嬢がチャームポイントだ。

Epicaとは、Kamelotのアルバムから名前を拝借している。
それだけに、Kamelotの影響は強く、シンフォニックで濃厚でメロディアスでヘヴィーなRockを展開している。
彼らと違うのは、よりゴシックなことだ。
荘厳なオーケストレーションとコーラスは、ヘタするとミュージカルのようだ。
シンフォニック度がトビアス・サメットのAvantasiaに似てる。
『Joyride』という映画に使われた「Trois Vierges」あたりが特に。情景が浮かんできて静かにドラマティックでとてもいい。

シモーネ・シモンズ嬢の声は、澄んだ高音だ。
同じオランダ出身のWithin Temptationというより、クセのなさでEdenbridgeですね。
オペラのように声高に歌うところは、Nightwishにも似ている。
男性のデス声を使う点もNightwishか。それもそのはず、シモーネは14歳の時にNightwishに触発されてバンドを組むようになったのだ。

水準は非常に高いのだが、Epicaならではの個性が弱い。
トラッドを入れてる点など、サウンドはWithin Temptationの「Mother Earth」に近い。二番煎じに終わってしまっているのが惜しい。
個性を打ち出していけば、大化けする可能性がある。
私の好みとしては、ギターソロパートがほしいっ!