メロディック・ハード/メタルが好き~♪

シンフォニックでメロディアスなのHM/HRのCDを中心に感想を書いていきます。サッカーやバレーのことも。

メダル獲得!!-これぞ進むべき道!!

2010-11-14 21:23:32 | バレー
女子バレー日本代表は、アメリカを下して32年ぶりのメダルを獲得した!!
うれしくて、涙を流して感激してしまった。


大会前は、それほど期待せず、6位か7位くらいだろうと思っていた。
それがどうだろう。
試合を重ねるたびに、20歳や22歳の選手たちがぐんぐんうまくなり、勝利が自信へという好循環に繋がって、アメリカさえも下してしまうとは!

私なりに原因を考えてみた。
これは、佐野のレシーブだろう。
ジャンプサーブが、佐野のところに飛んでいくと、セッターへのナイスカットとなってしまう。
佐野がサーブカットをミスしたのは、数えるほどだ。
この、佐野への絶対的な信頼感が、速攻やコンビネーションの活用となり、多彩な攻撃を紡ぎだしていたのだ。
歴代のリベロで、佐野ほどうまい人はいない。
世界レベルでもNo.1ではないのだろうか。

アタックのレシーブも、レフト側の佐野とライト側の竹下で、強打も拾っていた。
これまでの大会で、最高の出来だろう。
レシーブをがんばって拾ってくれると、アタッカーは燃えるものだ。
たとえブロックに引っかかっても、フォローしてくれるだろうと、思い切って打てる。
個人の力はそれほどでもなくても、チーム力はダントツだった。
バレーは6人あってのものなんだということを、再認識させてくれた。


竹下のトスぶりも冴えていた。
バックアタックへのトスは、まるで速攻かと思えるほどの速さ。
無理してトスしても、ちゃんと打てるトスになる。
しかも、ドリブルになったのは今大会はなかった。
トスは、上げて当たり前と思いがちだが、そうでもないのだ。


竹下と佐野、共に30歳を超えている。
二人の成熟ぶりが、チームを支えていたのだ。


忘れてはいけないのは、サオリンの活躍ぶりだ。
サーブカットにアタック、大車輪の活躍だった。
彼女の、穴をつく攻撃と強打の使い分けは、相手チームにはやりにくかっただろう。
相手チームは、まず強打かフェイントを見極めてから、レシーブを開始する。
これで、コンマ何秒かレシーブの開始が遅れる。
強打には、重心をやや前目、フェイントには重心はすごく前にしておくので、重心の掛け方ひとつ取ってもやりづらいはずだ。
また、コースの打ち分けが抜きん出ている。肩が柔らかいのだろう。
そのおかげで、外国選手のような高さやパワーはなくても、高い決定率につながったんだと思う。


ライトの山口は、あまり目立たない選手だ。
セッター対角は、これまではメグが入って、スーパーエースになっていたが、今回はあくまでもライトアタッカーだった。
私は、これはこれでいいと思った。
アタックを決めまくる選手もいいけど、確実にレシーブを上げ、機動性があってコンビに入れる速さが良かった。
このスタイルは、中国が朗平を拗して優勝を続けていた頃のスタイルだ。
確か鄭という選手が、目立たないようにイヤなプレーをして、得点を重ねていた。
ミスがなく、確実に計算できる選手というのは貴重だ。


センターラインは、山本・井上・荒木の3人いるというのがいい。
相手にデータを取られて読まれてしまったら、交代すればいい。
それぞれに、高さ、パワー、速さと、違う持ち味があるのが効を奏した。
また、ブロックの決定率がいつになく高いのは頼もしい。


最後に、江畑迫田の、若手の成長が財産だろう。
今回のメダル獲得が、若手に果たした効果は大きい。
身につけるのが困難なこと-勝ったという自信-が身に付いたのが、今後の日本をさらに押し上げてくれると信じる。

彼女らは実際頼りになったし、レギュラーを競って、これからも成長するだろう。
その後も、新たな若手が登場し、レギュラー争いは激化するだろう。
若いのに、うまい!
日本はこの“うまさ”の路線で進んでほしい!!

そして…一番登場してほしいのが…若くてうまくて高いセッターだ。


サーブの上達も、相手に脅威を与えていた。
彼女達の活躍ぶりが、ますます楽しみだ。


輝きを放ち続ける俊輔

2010-11-11 22:06:25 | 中村 俊輔
こんなコラムをみつけました。

http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/jleague/2010/text/201011080009-spnavi.html

南アフリカW杯で、心が折れた私には、うれしい内容です。
最近の俊輔の動きにキレがあると思っていたのは、ひいき目じゃなかったんだ!!
シドニー五輪に出場した世代をプラチナ世代と名付け、彼らを温かく見守ってくれた元川さんの、俊輔へのエールとも呼べるコラムは、俊輔を応援するファンをも勇気づけてくれます。

栗原、中澤と、DF陣の故障によって、窮地に追い込まれたマリノスですが、
俊輔の、空いたスペースを突く、正確な1本のパスで、得点を重ねてほしいです。

がんばれ、俊輔!!
これからも輝き続けろ!!

First Signal の First Signal

2010-11-07 14:49:22 | メロディック・ハード
ANGRAのあの名盤『Temple Of Shadows』をプロデュースしたDennis Wardが手掛けた
スタジオ・プロジェクト。
いや、本当はPINK CREAM69のベーシストなのだが、私にはその方がわかりやすい。

ボーカリストは、元HAREM SCAREMのHarry Hess。
そのため、HAREM SCAREMの1stである1993年発売の『Mood Swing』の感触を持つという。
私はちょうどその頃のヘア・メタルを聴き逃してしまっているので、比べようがない。
従って、聴いたままを書いてみる。


まず聴いてびっくりするのは、すべて爽やかなメロディック・ハードで、捨て曲がないことだ。
メロディラインの美しさ、キャッチーさ、感動的な度合い、どれを取っても素晴らしい。
サウンドがカラッとしてて、籠った感じがまるでなく、抜けている。
ハードでありながら、重低音がそれほどでもなく、ミドル・テンポが多い。
ヘア・メタルが出現する前のバンドとしては、REOスポードワゴンが近い。

時折入るギターソロは、テクニックはさて置き、華麗で派手めでよく合っている。

Harry Hessの甘さもあるハスキーな声がいい。
これにコーラスが合わさって、広がりと爽やかさが倍増している。
曲の展開は、胸がかきむしられるような切なさや懐かしさがたまらない。
HOUSE OF LORDSが楽曲提供しているのを知り、納得した。
1曲目の“This City”の華麗なギターで始まるオープニングからして、惹きつけられる。
一緒に歌いたくなる。
2曲目の“When You Believe”の高揚していく感は得難い。

明るめな曲もいいのだが、バラードが最高の出来だ。
3曲目の“Part Of Me”、4曲目の“Crazy”の、スローなマイナーコードから始まり、
途中からじわじわと盛り上がっていくのは、どう言われようと日本人好みだろう。

ダレそうな後半の10曲目に、ややヘヴィーな“Yesterday's Rain”を持ってくるのは、心憎い気配りだ。
さすがDennis Ward。