まさるの一口馬主日記

「一口馬主」の視点から毎週の競馬を楽しんでいます。
*画像等についてはクラブより使用許可を頂いています。

奥平調教師再考

2009年02月18日 07時29分42秒 | 今日の日記
カラベルラティーナが我が一口人生初の3勝目を挙げてくれました。
彼女の頑張りと共に感じたのは調教師の力です。
以前私はこの厩舎はもう出資はしたくない!と批判しましたが、今回のいきさつを見るにつけて、陣営の作戦勝ちであったと改めて感じたのです。

美浦の奥平師は実績を積み上げ、今では社台を中心に素質馬を多数預かっている若手の注目調教師としてかつて私も期待して積極的に選んでいました。
出資してみると色々とわかってきて、これが馬房の回転がままならないようでして、滅多にレースを使わない厩舎だったのです(笑)
使ったら放牧、「疲れが見られますから次の府中開催を待ちましょう」などと言ってすぐに放牧に出されてしまい、1・2回使ってもらえたら4ヶ月休みみたいな事が当たり前に行われています。
一年の殆どを山本トレセンが明智SFで過ごすという感じ。
さすがにこれには私以外の会員さんも怒りを露わにして私同様に「この厩舎には二度と出資しません」みたいな話があちらこちらから聞こえてきました。



今回は待ちに待った府中開催。
カラベルラティーナの出番です。
しかし奥平師は出馬投票の際に意外な手段に出ました。
何と京都に遠征してデムーロで戦うというではないですか!
私は怒りました。
あれだけ府中府中と言っていたにも関わらず、右回りを使うならあんなにも放牧しておく事ないじゃないか!と。
私は惨敗する事を想像しました。
当日はマイナス16キロ。
初の長距離輸送に加え、休み明けの牝馬でマイナス体重ですから心配が高まります。
しかし、私はパドックを見て出馬表を見つめ、奥平師はより勝てる条件を選んだのかな?と思いました。
(実はその天秤に掛けられていたレースは日曜日のシルキーキュートが4着に来たレース。メンバーは2勝している馬も多く、前走掲示板に来た馬ばかりで調子の良さそうな馬が多いメンバー構成)
京都の方はメンバーは中途半端で明らかに格下とも言えるもの。
パドックも細くはないし、入れ込んでないし、これはカラベルラティーナの力が存分に出れば勝つぞと思えたのです。
馬券も買いました。
カラベルはあまり人気が無かったからです。

レースはデムーロが上手くスタートを出して、カラベルを気分良く先行させて、早め抜け出し、最後は押し切るという格上のレースを見せつけて優勝。
私は奥平師の慧眼に恐れ入ったのでした。

これで奥平師へ気持ちが戻った訳ではありませんが、改めて注目してみようと考えています。