ダイワスカーレット引退

ゴールのあと拍手が湧き上がるレースってそんなに無いんですよね。
長い写真判定の末に着順が表れた時も拍手。
馬券を離れた素晴らしいレースを見られたという感動と興奮が競馬場には溢れていました。素晴らしい競馬場の風景でした。

あのレースは差し切ったウオッカの頑張り以上にダイワスカーレットの底力による差し返しに皆が震え上がったものだと思っています。府中の2000を逃げてあの底力は名勝負を形作った1番の要因であったと考えます。
そう、ダイワスカーレットがウオッカの年度代表馬をプロデュースしたのです。
そして後続に影をも踏まさない有馬記念での逃げ切りは史上最強牝馬を連想させるのに十分な走りでした。


私が見てきた牝馬の中でも最強牝馬と言えるダイワスカーレット。美しくて強い。
残念ではありますが、牝馬ですからこのあたりで十分だったのではないかと思います。
数年後、素晴らしい子供が出てくることを楽しみに待つ事としましょう。